2013年06月21日
「高尾の家」上棟です。
JR中央線・高尾駅の近くの「高尾の家」
雨天の予報で3日間延期になった建前がやっとできました。
施主様ご家族、平日にも関わらず笑顔で揃って来ていただきました。
先日、工事用の駐車場を近隣で借りたのですが、
とても笑顔の優しいおばあちゃんでプチ感動をして、
「この現場、いいことあるかも」と嬉しい気持ちになりました。
甲州街道に面していて、目立つということでは、たぶん今季最高。
創和建設は目立つ場所の家づくりが皆無と落ち込むことも多いのですが、
ここはその点では初めての経験になりそうです。
ウナギの寝床に、素材を吟味したパティオ中心の楽しい住宅が出現。
派手ではなく、主張する事なく、それでもどこか懐かしく上質である。
歴史のある高尾らしい家です。
この落ち着いた街並みにも馴染む「現代町屋」の風情もあるこの家…
職人さんの皆さん、渋滞の中車から知合いが見てるかも~ファイト一発!
企画…大地を守る会自然住宅事業部 設計…荒川建築設計室
再度、荒川さんの言葉
「便利なことと、心地いいことの違いを考えた家づくり」…素晴らしい!
パティオがある分、家が想像以上にデカイです。ビックリ!
2013年06月18日
「高幡の家」「多摩境の家」…もうすぐです。
現在、細部の設計に入っている多摩地区の2軒の自然住宅。
高幡不動駅の近く「高幡の家」と多摩境駅の近く「多摩境の家」
ともに半年弱の設計期間を経て、なんとかここまで来ました。
地べたの価格が高い場所での無垢の家づくりは負担も大きい。
そんな中、シンプルな設計でお客様の夢うを叶えられるよう…。
いちかわつくみ建築設計室のつくみさんと二人三脚で
お客様と少しづつ前に進み、約95%の設計完了です。
着工はまだまだ先の住宅ですが、そのうちにここでご紹介します。
ともに(コストパフォ-マンスに優れた)素晴らしい家になりました。
施主様の色がたっぷり反映された、開放的な空間を持ってます。
イスの生活でも座卓の暮らしでもどちらでも心地良さげ。
もちろん、寝転んでもあり、無垢の杉板の匂いを感じながら快適。
建築家と施主様の時間をかけたお話合いにちょっとだけ私が口を挟む。
仕切りの多い間取り優先ではなく、ここでどう暮らすかを考えながら、
可変性の高い将来を見据えた家になりました。
以前から多摩地区の住宅街での無垢住宅を考えていた弊社ですが、
ここに来て数軒…大分カタチが出来てきたように思います。
このての住宅が多い日野市、そしてちょっと少ない八王子市と、
2つの自治体での家づくりを、これからも頑張っていこうと思っています。
今日は、八王子の高尾駅の近くにて「大地・高尾の家」の上棟です。
鷹取棟梁を頭に腕のいい若手の大工さんたちが一生懸命棟上げです。
こちらは後日ということで。
それでは「高幡の家」と「多摩境の家」のパースと模型です。
ともに落ち着いた佇まいながら無垢の質感と個性もたっぷり。
床と天井に杉板や和紙を利用。壁も漆喰や和紙で仕上げます。
ケミカルな素材を排除した、とても空気の美味しい住宅です。
2013年06月15日
土間の恩恵
高温多湿の日本では昔から重宝されていた「土間」
最近ではパッシブ建築と呼ばれ、建物に少なからず使われています。
土間は熱容量が大きく、夏も冬も私たの暮らしを豊かにしてくれます。
そして光と風の入る大きな窓周辺に配置するのが望ましいようです。
靴を履いたまま家に入れるという便利な空間でもあり、
キッチンが土間とリビングの狭間にあるのも珍しくない。
中には建物を突っ切る個性的な「通り土間」もあります。
通り土間の景観は、目線が先の方を見るのでとても気持ちがいい。
ここ1~2年の家づくりの中での10軒の「土間の家」を集めてみました。
上から順に…「土間のある家」 「モクレンの家」 「里まちの家」
「郷の家」 「木と土と太陽の家」 「地熱利用の家」 「里の家」
「鶴川の家」 「森の音楽スタジオ」 「小舞土壁の家」
どの家も太陽か薪ストーブの近くに土間があります。
(♬♪ ドマ ドマ ド~マ ドォ~マー ♫♪)
2013年06月13日
fujino・繋がる家… 地鎮祭です。
今月はじめ、藤野の日連地区にて地鎮祭が行われました。
平屋プロジェクト「連のいえ」のすぐ近く、
そしてこの家も偶然…とてもありがたいことに…平屋となりました。
ただしこの平屋は木の家という特色以外に別の顔を持っています。
タイトルで「繋がる家」という名を持ってきたのには理由があり、
地元の皆さんが地元の山の木を間伐(きらめ樹間伐)して、
そこに地元の森林組合さんが加わり、そして最後に私たち。
山と家が繋がり、人と人も繋がる…そんな「繋がる家」なんです。
小さな平屋ですが、家が出来るまでの中身はとっても濃い。
この家の打合せがきっかけで、地域ブランドへの参入も道筋が見え、
「みんなで何とか出来る」を感じさせます。
山の再生を考える人、木をいろんなものに製材する人、家を建てる人
標高の少し高い山から中間の製材所、そして建築地の平地まで、
素材と顔の見える…半径5キロ程度のギュッと詰まった「繋がる家」
ここに来てやっと分業制がはっきりして、着工できそうです。
やはり1企業が家をつくるのに比べスピードはゆっくりになります。
それでも、お釣りがくるくらい意味のあることのような気がしています。
建築を生業とされていない一般の方々が家づくりの第一歩の
皮むき・間伐をされたことに尊敬を抱きながらも、
「意味のある家づくり」「意義のある家づくり」って、
いったい施主様にとってはどうなんだろう?と考える。
そんなものはとりこし苦労で、
施主様は「みんなはりきってやってるね~」とにっこりと微笑む。
最後に、(ここに携わる様々の建築関係の職人さん)は、
いつもと変わらずきっちりとしたお仕事をしていくのだと思います。
(大工さんにとっては、どこの材も善し悪しの判断のみ!)
地域ブランドとリンクしながら「繋がる家」…現在秒読み段階です!
この家の設計は、「繋がる」といえば、そう、スタジオikbの池辺さん。
神主は、創和建設・不動産部の西田御大のもう一つの顔(多才です)。
2013年06月12日
心地いい家
先日、都内のお客様の家に訪問。
まあ、この家の居心地の良さにはビックリ。
築5~6年
家も素晴らしいのですが、あまりモノの置いていない空間、
そして置いてあったとしても目に飛び込んで来ない調度良さ。
そんなに大きな部屋ではないのに大きく見える。
威張ったところが全くない、そして穏やかで柔かい。
「住まい手のセンスがいいんだな~」
つくられた通りに家に合わせて生活しているのではなく、
ご自身、ご家族に寄り添うように家が変わっていってくれてる。
そんなことを感じながらの2時間の訪問でした。
この家は、
5年…10年…15年 その時その時で いつも調度いいんだろうな。