先日「風のいえ」の住人Mさんから1枚のチラシをいただきました。

そこには、ふじの自然学校「いのちめぐる風土の再生塾」という言葉。

水と空気の循環と「森の再生」を真剣に考え、実行するという試み。

ご興味のある方は、(トランジション藤野・森部)のサイトを覗いて下さい。

考えるだけでなく、実行するところが凄い。

              それも仕事・商売でないところがもっと凄い。

このような方達のおかげで、ちょっと違う町になっているんですね。

トランジションタウンの大きな核の一つ(トランジション・藤野)

~地域通貨・藤野電力・お百姓クラブ・そして森部…???

トランジションタウン  やら  パーマカルチャー  って

なんか、この名称見ただけでも初めての方にとっては、

「なんじゃそりゃ?」ってな感じでしょ…1度この町へ来て見て下さい。

そしてこの方々、

現在の町づくり・町おこしの「牽引車」の役目も果たしている方々です。

有能な建築家の方々も参加していますので、循環する社会という意味

でも、良い景観をつくるという意味でも、大きなチカラですね。

「ふじの自然学校」…って、これも「なんじゃこりゃ?」ってな感じ。

きっとこういう「なに、それ?」みたいなコトがはじまりになるんでしょうね。

(?)マークが多い場所ほど、ある個性的な人たちにとっては魅力があり、

そしてそれが長い間には、ほんとに普通になっていくのでしょうか。

水上の林業の方~真ん中の製材業の方~そして水下の私たち工務店

それぞれがひとつの方向を意識しながら自分の出来ることをする。

スピード感を必要とする水下の私たち工務店サイドは、動きが早い

なるべく小さな集まりで、無理をしないでまず出来るコトをする。

その一歩前のレールの大きな行き先を考えている人たち

       …そんなはじまりの時の「ふじの自然学校」のお知らせでした。

どういう訳か、今月も真面目なブログばかりになってしまった。来月こそは…?。

良く打合せや見学会でお客様に聞かれることの一つ

「自然住宅ってなんですか?」「どこが普通の家と違うのですか?」

そこで「う~ん」です。

じつは、はっきりした境と言われると良くわからないんですが…。

合板と接着剤に頼らず自然素材を利用しているから?

環境に優しいエコスタイル?、再生可能エネルギー?、

地域の資源や風土にあった住まい?それだけ…かな?

そこに座った時に、まわりを見まわした風景や匂いや気配。

何故か広がりと柔かさと優しい木の香りを感じること。

どこかで見た間取りでもなく、個性もちゃんとある感じ。

このような建物にはポリやメラミンの質感も当然相性が悪く、

柔かい、光らないということが大切なんだと思います。

窓からの景色もちゃんと考えてあって、風の流れももちろん考えてある。

材料だけの問題ではないんだろうな。

雰囲気みたいなもの…?

つくられた家に人が合わせていくのではなく、

住まう方の暮らし方に、それぞれの家がある感じ。

間取りというものの優先順位がとても低いんですね。

いつでもどこでも、家族の気配を感じることができる家。

余計な仕切りはなく、ドアも必要最低限…無駄を省く。

普段開けて生活する空間には、ハナからドアをつけない。

収納は、タナがむき出しということも多いこの手の建物。

収納の折戸はご法度に近いかも…無垢材に合っていない。

メンテナンスも手間かかりそうだし、やはりドアか引き戸がベター。

便利だが、壊れそうな造り方もなるべく避けることだと思います。

全体が、籠るという感じがなく、繋がってるようなイメージ。

プライバシ―と繋がり・広がりが共存できる。

普通の間取りに無垢を張っただけでは、やはりどこかが違う!

という訳で「境界線」は、あまりよくわかりませんでした。

強いて言えば…建築家の感性がより自然かどうか…ここが重要。

「日々の暮らしやすさと機械に頼る便利さは、まったく同じではないこと」

「小さなことに目がいき過ぎて、大切なことをないがしろにしていないか」

なんだかんだで~自然住宅という分野…

セルフもそうですが、こうして私たち工務店も苦しんでいくんですね(笑)!

最後にひとつだけコマーシャル

「自然住宅限定土地」という私たち創和建設がやっている企画の良いところ。

家づくりのだいたいの雰囲気をはなから決めてしまうという我儘な企画。

ただ、一般に土地は選べてもお隣さんは選べないと言われていますが、

この限定土地は、ある程度同じような考え方の人達が集まってきますので、

無条件の土地よりお隣さん同士上手くいくことが多いと思います。

皆さん家づくりに時間をかけられるゆったりした方が多いようです。

地元の木でつくった4軒の現代民家


3月末に最後の4軒目が完成する「風のいえ・プロジェクト」

先日、この風の家の住人の皆様のご厚意で、

3月23日の「現代民家・土間のある家」の完成見学会とご一緒に、

全体4軒の佇まいを感じていただく見学会の開催が決まりました。

ひとつひとつの良質の家が、いい風景に繋がっていく…。

当日は、その懐かしい景色をぜひ感じて下さい。

目的は「地元の木でつくった4軒のコミュニティ」の広報。

地元(相模原の津久井地区や藤野地区)の木材でも、

これだけの家ができます…と地元の皆様にもわかっていただくこと。

都心に近く、けっして材木の産地ではないこのあたりですが…

(日本中に木は生えています)地元がこれを利用しない手はない。

それによって地元の山も森も水もきれいになります。

林業・製材業などの仕事も増えてきます…活性化。

(ただ、私たちはモノづくりが生業、基本は良い家を造るということが前提)

全国規模・地球規模で考えることは、とてもおこがましいので、

まずは足元で出来ること。それが地元材を利用し地元の職人たちと一緒に

無垢な自然素材で家づくりをすること。

日本全国の地産地消は、場所によってはいい材がないと言う方もいますが、

選別すればまったく問題なしです。(~そう、選別すれば)

今回の3月23日(土)の広報では、この企画に携わっていただいた

建築家の皆様の「設計者としての想い」も書面にしていただく予定。

スタジオikbさん、ビオフォルム環境デザイン室さん、きなり舎さん

それぞれの想いがまとまって、このひとつの風景になりました。

ある一定のゆるやかな決まりごとを守っていただいたおかげです。

その決まりごとについては、施主様のご理解が1番なので、

このような施主様に恵まれたということも幸せでした。

500坪の敷地に道路を入れて、さあそこをどうするか?

最終的には、4軒という贅沢な区画割りになりました。

とてもまとまりのある自然な風景…これこそコミュニティ

(境界がフェンスではなく、植栽・木柵のため区画もわかりずらく、

 中には仕切りの何もない2軒もあり、どこが境界かわからない。)

そこに太陽熱・地熱の自然エネルギーや藤野電力・雨水利用も加わり、

豊かで開放的な家の資産価値をさらに高めています。

都会ではないこの町には、それに見合う家づくりがあります。

当日お時間の許す方は、ぜひ「藤野の町」へいらして下さい。

個性溢れる楽しげな4軒の里山の住まい…詳細は来月ご紹介します。

(地熱利用の家)

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(小舞土壁の家)

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(素足で暮らす家)

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それぞれが落ち着いた雰囲気を持つ建物ですが、

既成概念にとらわれず、やりたいことをやっています。

そしてすべてが(100点×4軒=400点)じゃないんです。

その場に立った印象は、間違いなくそれより上に感じます。

だからこそのプロジェクト…やって良かった (笑) です。

どの住まいも「…暮らす」という空気がいっぱい。

薪ストーブやペレットストーブもすべてのお宅についています。

創和建設が企画し、お客様が来られ、そして建築家の方々が参加、

途中から企画じたいがどんどんひとり歩きしていった感もあり、

「どこまでいっちゃうんだろう~」「ここまで望んでなかったのに~」

と途中心配になるほど…正直とても嬉しかった。

そしてここに現在施工中の「現代民家・土間のある家」が加わり、

構想3年の「風のいえ・プロジェクト」が無事完成となります。

いい土地と出会い、いい人と出会い、いい住まいができる。

3月23日(土)という日は、私たちの中では「大きなお祭り」のようです。

次は「連のいえ」「内郷の里」でも同じ喜びを感じることができるよう

がんばろうと心に誓う(小俣・岡部・原そして私)でした。

これからも…

単なる箱を造ることなく、みんなで楽しみながら「住まい」をつくりましょう。

相模原の材木でつくられた「風のいえ」を眺めながら、

参加していただいた皆様に、とにかくとにかく 感謝感謝~感謝です!

見学会当日の3月23日(土)が、どうか暖っかくなりますように…。

                              創和建設㈱ 社員一同

本日は、平屋で暮らす「自然住宅・千木良のいえ」のお礼です

2月中旬という寒く忙しい中、たくさんの方々に来ていただきました。

時期的に2日間で10組のお客様に来ていただければ善戦かなと、

考えておりましたが、予想の5倍以上の方に見ていただきました。

初めての方がほとんどでしたが、

みなさん熱心に聞いて下さいました。

今回は、個別メールでのご連絡をせずに、

地元の方でどれだけ来ていただけるかの実験的な見学会。

皆さん、新聞折り込みを見ていなくても、情報を聞きつけて、

地元外の藤野からも何組かの方に来ていただき、ありがとうございました。

それでは、見学会当日の写真です。

プライバシー・個人情報のため、見学者の姿は入れておりません。

土曜日には、30年以上会っていなかった高校の同級生も、

ぶらっと遊びに来てくれました。よく見ると

面影がしっかり残っていて、あまり変わっていなかったです。

何年か振りに会う友人と話して、いつも決まって想うことがあります。

「友人は大人に見えて、自分は成長していないんじゃないか?」

なんてことを考えながら2日間の完成見学会は幕を閉じました。

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平屋で暮らす「千木良のいえ」のお施主様、このような機会を与えて

いただき、どうもありがとうございました。

あとは、再クリーニング・外水道工事の後、お引き渡しとなります。

「犬と暮らす家…風のドッグコテージ」が上棟しました。

雨や雪が多く、工期が延びていたこの家が、

やっと上棟を迎えることができました。

とは言え、長期優良住宅の許可も絡んでいたので、

調度いい遅れ具合の日程になりました。

「風のいえ」の近くに建つこの自然住宅は、

家と家に挟まれた条件の中で、建築家が苦労して間取りを考えた、

苦心の作品です。(作品という言葉はいけないのかもしれないですが)

南の素晴らしい里山と林の景色を生かしながら窓の位置を考え、

道路に面した北側にはガルバリウムと白洲壁の外壁を見せる。

建物を突っ切るように直線のフリースペースとも呼べる間取りは、

人と犬との暮らしの中で互いにストレスを出来る限り感じないよう…。

施主・建築家との想いが融合し、この日を迎える事ができました。

チーム・ウッドマイスターの中でも最も自然素材の香りを残すこの住宅。

施主様の好みだけではなく、藤野という立地がそうさせているのでしょう。

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「風のいえ」~「森のいえ」~「小渕のいえ」と携わった

温厚を絵に書いたような棟梁の長田さんです。

温厚な性格が写真の立ち姿でもわかります…!