2014年08月31日
地熱住宅「高尾台の家」と「多摩境の家」そして「藤野・新規分譲計画」等々!
☆東京都八王子市高尾の高台に計画している住宅
ここ「高尾台の家」の特徴は地熱利用であること。
着工までは、まだまだいろいろとやらなければならないが、
昨年から今年にかけての
甲州街道沿いの「高尾の家」…「めじろ台の家」…そして「ここ」
少しづつですが日野と多摩境と高尾にもお客様が増えています。
来月着工予定の「あきるのの家」を含め、多摩地区の家づくりにも
精を出していこうとがんばっている創和のみんなです。
地域ブランドが一段落する9月後半には、
10名を超す大工さんのうち数名が空いてきます。
設計にとても時間をかけることもあり、仕事を探すのも一苦労。
☆「町田・多摩境の家」が昨年に続き、今年も2軒着工する予定です。
既存改修もありの並列の2世帯住宅です。
多摩境というと町田の新興住宅街ですが、1つ通りを挟むと、
いまだに少し懐かしい町並みもあります。
それは八王子の南大沢も同じですね。
☆相模原市緑区(旧・藤野町内)土地分譲計画
田舎とはいえ、まあまあ程々に人気のある土地と言える藤野地区にて、
3軒の土地分譲を考えています。
いつものハードルの高さは望まないものの、やはり少し面白くしたい。
普通に分譲住宅を羅列するのではなく、外観・内観を特徴的に。
そんなことを考えながら、1~2か月で企画を練っていきます。
いつも思う事…なにしろいい景観に…これが出来ればまずは成功です。
思っていたより、良い土地になりそうです。そう遅くなく公開します。
2014年08月25日
農的暮らし・内郷の里プロジェクト…「粟(あわ)の家」が竣工。
相模原市緑区寸沢嵐の畑のなかに企画した「内郷の里プロジェクト」
農的暮らし・内郷の里「粟(あわ)の家」…竣工!
農業大好き…お料理大好き…自然が大好き…人が大好き…う~ん
みたいな人を集めての「家プロジェクト&人プロジェクト」です。
その1軒目…「粟(あわ)の家」がめでたく完成です。
邸名の通り、お料理の先生やってる奥さんと、トランジションに参加されている
自然エネルギーにこだわったご主人さん。ともに温和です。
住宅の構造材から仕上げまで天然素材を選んでいることはもちろん、
その間取りの思い切りの良さ(覚悟?)は特筆ものです。
数年前から「相模湖でも藤野のような家づくりやコミュニティを」と考え、
千木良・内郷地区に場所を絞って、この地区に企画しました。
土地の広がりや陽当りも言うことナシ。家が建ったあとも
景観もそのままで、環境を壊さず良い景色になりました。
相模湖(寸沢嵐)地域の暮らし方を意識した土地分譲の中で、
「季のいえ」に続く、創和の自然住宅「相模湖・家プロジェクト」の第2弾!
いまどき珍しい「ゴエモン風呂」もあったりする変わり種の無垢な住まい。
ご家族が薪をくべてお風呂へ入るというこだわり、
便利や手間いらずの真逆の住環境を目指しています。
家族の笑い声が今にも聞こえてきそうな…そんな住まいになりました。
繋がる暮らしを相模湖の里山で… 「粟(あわ)の家」の完成です。
無垢と漆喰の自然素材、そしてゴエモン風呂と藤野電力と薪ストーブなど
自然エネルギーもたっぷりと。
8月14日のお引渡しの日、杉の柔らかい床に座りながら、
ご飯の釜の蓋を開け、しゃもじでですくう真似をしている小さなお子さんを
みながら奥さんが一言…「まるで、昔の昭和の子供みたい(笑)」
ホンワカいい感じです。昭和の子⇒ゴエモン風呂の家ですから(笑)
細かく配置され造られた家に、それぞれあてはめられたピースのように
住んでいくのではなく、自ら使いやすいように創り、お引越しされたのちも
いろいろと加えていく…自分らしく自由に。
そんな家の代表選手(すべての方に合っている手法ではありませんが)…
外構は、古~い大谷石をもらってきて敷き詰める予定です。これもアリ!
このおとなりでは、現在農転申請中の「ホップの家」がはじまります。
当初の「ドラエモンの家」の名前が変更になり、みな少し残念(笑)。
ビールが大好きな施主様…ホップの家。いいじゃないですか~。
こちらの家々は、3軒がいい感じで散らばるであろう来年にお披露目。
穏やかな「内郷の里プロジェクト」はこれからが正念場…楽しみです。
ちなみにこの家を担当された建築家(スタジオikbさん)は、
素材の吟味だけではなく、限られたご予算の中で良いモノをつくるという
コスト管理においてもたいへんバランス感覚のいい優秀な方です。
こだわるパーツにはこだわり、その他のコストを落とすところは落とすという
手法で、施主様のご予算にいつもうまく近づけていきます。
これは、簡単なようで簡単ではない。(設計士としての我を張るのが普通)
それも、仕上げ関係において自然素材にきっちりこだわりを持つ中で。
ヘタに飾らないシンプルで開放的な思い切りの良い間取りと、
その大空間の中で規格サイズをうまく利用するアイデアが…そう上手。
(家とはこういう間取りのものという固定観念に縛られない…思い切り
…たまにコレ?実験?みたいな…でもそういう人たちが集まってきます)
美大出身なだけに4大(普通の)建築科出身の私たちに比べ、
自由な引出しが多いのかな…?
内郷の里…こうしてまたひとつ楽しい家と人が地域に根を下ろしていきます。
(相模湖における内郷地区は、これから大化けする予感も少しだけ感じます)
2014年08月23日
地元のお祭りに参加。
2014年08月17日
相模原市緑区名倉「榛(はしばみ)の家」…1期工事が完成です。
「榛(はしばみ)の家…竣工!
藤野・名倉地区シュタイナー学園の近くに建築中」の「榛の家」
このたび、母屋の1期工事が無事竣工いたしました。
現在、造園屋さんがいい感じにポツポツと植栽を始めています。
まわりに豊かな自然があるために、あまり作為的に大それたことを
やらずとも、自然につくっていけばいいんだろうな?
「枝葉が風にゆらゆらと揺れえるような林の中に家がある感じ」…かな?
特に、夕焼けを背にそとん壁の白の質感が映えてきれいですね。
神奈川県産木材・九州の白洲壁・栗駒山のくんえん杉フロア・四国の漆喰
新潟と飛騨高山の木建具・その他埼玉西川材にも協力を仰ぎ、
薪ストーブ・ハイブリッド床暖房・アイアン手すり・セルフビルド等々
…・他にもいろいろ、やりたいことをやった感がいっぱいです。
抜け感のある自然住宅と対をなすきっちりとした自然住宅の見本。
外からこの家を見ても、中から外の景色を見ても、
どちらもとても自然で気持ちがいい住宅に仕上がりました。
施主様に感謝、そして工事中ご迷惑をかけた近隣(まわりに家がないので?)、
土地をうっていただいた地主さん、すべての方にまた感謝です。
大きくどっしりと、それでいて威張ったところのないこの家の
顔をご覧ください。敷地に平行でないところがまた(笑)です。
「風のいえ・地熱利用の家」と同じく、角度を振る贅沢さ(敷地が広い恩恵)
それが通りから見てじつにいい。
そして、そして…
涼しくなり、木の葉が落ちてお隣の上野原の町並みが眼下に見える頃、
もう一度この家の2階のコーナー窓から撮影をお願いしよう。
遠ざかる中央線のレールと車両と少し古めの疎らな町並みが
きっと優しく懐かしく見えるはずです。
以前、自然住宅の住宅展示場と化している「旧・藤野地区」と
書きましたが、もう一つ言えることがあります。
それは「高千穂シラスのそとん壁」の展示場に思えるほど
シラスの家が多いこと。とても高価な素材ですが…う~ん凄い。
藤野・芸術の路を散策する際には、ポツポツと建っている家々も
眺めてください。他の町とどこか違って見えると思います。
2014年08月14日
戸建(中古)住宅、内部フルリノベーション完成!
先日のマンション・リノベーションに続き…
神奈川県相模原市のバブル期のありふれた中古住宅をフルリフォーム。
街中(まちなか)の中古住宅・フルリノベーション
最初の原型を留めないほどの工事内容…これぞリノベーションという奴!
下を見ても横を向いても天井を見上げても、
すべてべニアや塩ビやビニールクロスであった内装をガラリと変更。
インテリアデザイナーと施主様と一緒に試行錯誤でつくりました。
経年変化で年数を経て、もっと良く見えてくるのだと思っています。
まずは、リノベーションが終わったその住まいを少しだけ公開です。
(外まわりにメスを入れないで済む家のリフォームは、
規模の割に安価で済みます。手入れのいい住宅に限りですが…
現在、相模湖畔のやはり同時期の住宅を古民家風に改修しています。
こちらも、9月完成の際にはご紹介します。ここも間取りをいじってます)
中古住宅の場合は、新建材が使われていたとしても、
身体に悪い化学物質もかなりのパーセントで抜けている
ことも考えられますので、この家のように無垢&自然な素材で
仕上げていくと、完成後のあの酸っぱい匂いもほぼしません。
藤野・相模湖地域は「自然素材のリノベーション」も多く、
これからも需要がありそうです。
ただし、これで外部にも手を入れるのであれば、
そう、建て替えてしまった方がお得です。
リノベーションの注意事項…まずは断熱性能を上げること。
ちなみにここは、羊毛断熱材でぎっしりと包み込んでいます。