2015年08月21日

名栗の杜…にて。

    名栗の杜…にて

今日は、埼玉県の飯能のお隣…名栗村にて。

(半分お仕事、そしてもう半分は楽しみな時間)

飯能の建築家の小野さんとのゆったりとした打ち合わせ。

藤野まで来ていただくか?はたまた飯能まで行くか?

そんな中、タイミング良く藤野の柿渋染めの木下さんから

名栗村のギャラリーに出店しているというお知らせがあり、

それも数年前にプライベートで伺ったことのある「名栗の杜」。

(ジャズやボサノバのライブもたまにやってます)

そこで今回は、少し足を延ばして名栗村まで来ていただき、

「名栗の杜」のカフェで珈琲をすすりながらの話に落ち着きました。

1時期、いくつかの建築&自然雑誌で取り上げられた

手作りのゲストハウス…ムーミン谷にある可愛い家のような…。

床からニョキッと生えている自然木、和紙や塗りの壁、

とてもセンスのいい調度品。すべてが手作り。

家もそうだが、この質感・素材感はつくりものでは出てこない。

ホンモノの素材と住まう方のセンスが合わさると…無敵だ!

1時間以上運転しても後悔なし。

小雨が降る中、これはこれで有りだなと思えるいい雰囲気。

(圏央道の青梅インターまでコンビニゼロというのも凄い)

ギャラリーでは、木下さんの柿渋染めや傍島さんの万華鏡。

     「ここは藤野か?」みたいな空気…(笑)

このあたりは、私たちの住むところと少し似ている。

田舎だが移住者が多いこと。それなりに面白い建物もあること。

シュタイナー学園…ではなく、自由の森学園があること。

ただ、思いっきり山の中で、都心への通勤は厳しいんだろうな?

というわけで、久しぶりの「名栗の杜」の

          雰囲気をちょっとだけ、雨の日も…いいもんだ。

    
    カフェの裏からせせらぎの音を聞きながら…

    

    川辺のゲストハウス…以前はムーミンの家と
    

    和紙がいい感じでよれて煤けて…みたいな
    

    床からニョキッと生えている超天然の変木
    

    日連の木下さんと青梅の森田さんの作品
    

    綱子の傍島さんの作品

数年前のブログでも1度登場した「名栗の杜・ゲストハウス」

その時より何故かいい感じの写真になっています。

なぜ?その時より私のカメラがちょっといいんです…。

再び心の中で…「ここは、藤野か!」の半日でした。

   相模原・閑の家…上棟!

相模原市緑区につくっている平屋の街並み「連のいえ」

最後の1軒の上棟が無事に建ちあがりました。

背の低いカタチのいい姿。周囲の平屋と良くなじみ、

それはいい雰囲気を醸し出しています。

大人しい外観からは想像できないスペック。

そよ風に始まりエコな仕掛けがいっぱい詰まっています。

年末を目標に寡黙を絵にかいたような長田棟梁が腕を振るいます。

今年のサニーサイドウォークの頃には、最後の連のいえ

「閑の家」の姿が私たちの目の前にはっきりと表れます。

   
   
   

   悠(ゆう)の家…上棟!

神奈川県相模原市緑区寸沢嵐の3軒の家プロジェクト

「農的暮らし…悠の家」が上棟を迎えました。

シンプルであること、本物であること、全体を考えていること。

この「悠の家」をもって、この企画は完成を迎えます。

広~い内郷の里に、また一つ自然な家が上棟を迎え、

藤野の企画とはちょっと違った風景を見せてくれています。

    
    
    
    

    高尾台の家・上棟!

もうひとつの「高尾の家」が上棟を迎えました。

構造・軸組お見上げながら創和建設の監督と一言二言

「屋根が3層に折り重なり、まるで高尾の山並みのよう」

建物の幅と高さとのバランスがとてもいい。

設計を担当された並木さんは、秦野の家でもそうですが、

このあたりのセンスがとても素晴らしい。

意識的にやっているのだと思います。

すべてが切り妻の組み合わせですが、ホントに山並みのようです。

どんな外装になっていくかこれから決まっていきますが、

カタチの良さは崩れることなく、

            さぞシンプルで綺麗な家になっていくのでしょう

現在建築中の多摩御陵の家と同じように、

昨年から続く高尾地区の家々はどれも個性的で、

それは八王子市内でも群を抜いて面白そう。

高尾…これからも建て替えのお客様が多い地域ですが、

周囲の新興住宅地とは一線を画した家づくりになればと思っています。

    
    
    
    
    

バルコニーから真っ直ぐ山に向かい走る一本道、

そこめがけて沈んでいく夕日。これもなんだか設計の意図?

いやいや、これはきっと偶然の産物。完成が楽しみです。