☆スピーク・ライク・ア・チャイルド(ハービー・ハンコック)

ずっと好きだった美しいジャケット。ただ、ダンボールから出てこなかった。というわけで、家のCDを持ってきて撮影…表も裏もとってもいい感じのジャケット。あったかい気持ちになります。

☆クール・ストラッティン(ソニー・クラーク)

都会颯爽と闊歩する大人の女性の尖ったハイヒールの写真。ジャズで最も有名と言っていい一世を風靡したあの前奏とこの紙ジャケ…ある意味、バブルの気配さえない時代の日本、でも夢はいっぱいあった世情にもドンピシャで、都会に憧れ外国に憧れ未来しか見えない頃に出会ったような…。

サムシング エルス(キャノン・ボール・アダレイ)

左半分が真っ黒、右半分にも字が書いてあるだけ。スタンダードの“オータム・リーブス”収録。ほんと流行ったな〜。遠くから見てもこのジャケットだとわかりますね。日本人は、“フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン”や、この”枯葉”って、大好きでした…今でもだ。メロディがわかりやすく美しい。

ベース・オン・トップ (ポール・チェンバース)

バド・パウエル (バド・パウエル)

チック・コリア (リターン・トゥ・フォーエバー)

イン・コンサート (マックス・ローチ&クリフォード・ブラウン)

グルーヴィー (レッド・ガーランド()

ヘレン・メリル (ヘレン・メリル)

トリオ&クインテッド (デューク・ジョーダン)

どういう訳か、マイルス・デイビスとジョン・コルトレーンの二大巨頭の中がない。
次回、サントラと国産に続く。

以前、ジャズも名門レーベルの“ブルーノート“のレコードジャケット写真集が
240ページに渡り発売され、かなりの売り上げでした。その時に多くの方が、
「レコジャケってアートだ!」と思ったに違いない…という前振りの後に、
なぜ、このブログを書こうかと思ったか…弊社のブログは、仕事や街並みのことが
多すぎて、ちょっと遊びの要素が足りないのと、一昨年、偶然私の実家の押入れの
の段ボールから150枚くらいのLPレコードが出てきて…それも約30年ぶりに
ご対面ということもありました。(フランソワーズアルディ…フリート・ウッド・マック
…ハービー・ハンコックなどなど、大好きなジャケットを久しぶりに眺めながら、
若かりし頃へのタイムトラベルの嬉しい時間でした。

ジャズだけじゃなく、ロックでもポップスでも洋楽でも日本のものでも、
良いものは良い。1950年代もリード・マイルズが手掛けたジャケットなど斬新
でかっこいいし、キング・クリムゾンの宮殿やピンク・フロイドの原子心母などの
びっくりジャケットじゃなく、「これ、壁に飾ってもいいじゃん」みたいなものを
回数をわけて30枚くらい〜雑食なので、ロック〜ジャズ〜シネマ、それも国籍問わずに
ご紹介します。中には年季が入って、ボロボロになってるのもありますが、
それも味ということでご理解を。

まずは第1回“”洋楽・ポップス“”

洋楽

☆噂(フリート・ウッドマック)

全てのアルバムの中でジャケットとしては、フランソワーズ・アルディと双璧で1番好きだった…純粋にスティービー・ニックスが滅茶苦茶可愛かったからというのもあり、…ミックの股間から玉が2つなんていうジョークも話題になりましたが、何しろこのジャケット完璧!なんとも言えず美しい!

☆レッド・ツェッペリン2(レッド・ツェッペリン)

1937年のヒンデンブルグ号爆発事故の点描写のモノトーンのツェッペリン号のデビューアルバムとどっちか迷いましたが、個人的にはやはり2。このジャケットが1番好きだったのです。このバンドのアルバムジャケット全部良いですね。

☆アビーロード(ビートルズ)

たぶん、世界で最も有名なレコジャケの一つ。横断歩道があるとみんなで真似して歩く、中にはイギリスへこの横断歩道を見に行くという強者もいました。そして、友人とジョンレノンの立ち位置を取り合うみたいな、ちょっとしたいざこざも日本中であったようです。

☆さよならを教えて(フランソワーズ・アルディ)

今年、6月に他界したフランスの歌姫。特に日本で人気が高かった記憶があります。
そういう私も、フランソワーズ・アルディの大きなポスター部屋の壁に貼ってました。
荒井由実と大貫妙子が歌った「私のフランソワーズ」のモデルはこの方でしたね。

パール (ジャニス・ジョプリン) 

クロージング・タイム (トム・ウェイツ) 

山羊の頭のスープ (ローリング・ストーンズ)

つづれおり (キャロル・キング)

明日なき暴走 (ブルース・スプリングスティーン)

デジャ・ブ (CSN&Y) 

ダブル・ファンタジー (ジョン・レノン)

ワイアード (ジェフ・ベック)

ジ・アザー・ワン (ボブ・ウェルチ)

それでは、おしまい、次回はジャズジャケットに続く…。

今日は別に書くこともないので、映画のことをすこしだけ書きます。
子供の頃から音楽と映画が大好きで(最近はご無沙汰ですが…)、
中学生の時に見た映画で、今でも心に残っています。
そして戦争が世界のどこかで勃発するたびに
やはり思い出してしまう映画をご紹介します。

フランス映画「まぼろしの市街戦」

第一次大戦のさなか、ドイツ軍に侵略されたフランスの小さな小さな町の話。
「ナチスドイツが攻めてくるぞ~」と噂が町中にが広がりみんな一斉に逃げる。
そして、その戦争でだれも居なくなった町に、1つだけとり残された建物の
精神病院とそこで暮らす精神を患者たち。彼らが主役です。

いつも 病院のなかで {ボ~} っとしていた彼らが、
病院のスタッフまで皆が逃げた後、一人また一人と患者たちは、病院を抜け出し無人の町へ…。                             
ある人は空き家になった床屋さんへ入り…ある人は〇〇屋さんへ入り…、
お仕事をしながら、町で楽しそうにそれぞれ暮し始める。

ほんとうに穏やかに淡々と仲良く暮らしていく。
患者さんというのを、見ている私たちも忘れてしまうような穏やかさ。
そこには、とてもゆっくりした時間が流れているようです。

その郊外では、狂ったように殺し合いを繰り返す
ドイツ軍とフランス軍…。

やがて悲惨な戦争も終焉を迎える。
町の人々もそれぞれの家へ戻るときがくる…。

患者たちはというと、何事もなかったかのように、
最初からわかっていたように、自ら精神病院へとひとりひとり帰っていく。
そして、いつものように {ボー} っとした生活に自ら戻っていく。                                                                              

見終わったあと どっちが 病んでるかわからなくなるような…。⇒とてもフランスらしい映画です。

パリ・オリンピックのブレイキンで、アフガニスタン代表の女性が、アフガンの惨状を訴えたこともあり、
ちょっと思い出して創和建設のブログで再度登場のこの映画。
「創和のブログの最初の1ページは、これだったのか…!」懐かしかったです。

まぼろしの市街戦…モンティ・パイソンの流行った風刺の時代の名作です。