お引渡しから1年…日野市「高幡の家」

3月21日の春分の日、東京都日野市の高幡不動尊の近く、

1年ほど前のお引き渡しをした「高幡の家」に、

設計の市川さんと施工の創和建設(志村&小俣)で、

久しぶりに伺いました。

玄関を入ると押し寄せてくるような木の香りが広がっていました。

(施主は慣れてしまって木の香には鈍くなる…誰でもどこでも)

真壁を基本に組んだ住宅で、そのキッチリさは以前のまま。

神奈川県の杉やヒノキの無垢材と漆喰&和紙という仕上げ材。

特に無垢材は少し色も変わってきていていい感じです。

高幡の住宅街にポツンと変わり種のガルバリウムの家が、

そして中に入ると真逆の自然な空間が…生きている家。

家の真ん中には今でもガッツリ太い桧の大黒柱が圧倒的、

その存在感はこれからもこの家のシンボルとして生きていきます。

    
    
    
    

この家、木工事にたいへんなところもあり、大きくない割に

8ヶ月という長丁場で建てました。大工さん表彰もの!

「果樹のある家」…勉強会及び見学会を開催!

「まんなかの家」…個別の完成見学ができます!

創和建設のサイトのイベント欄でご紹介している1軒目は、

「果樹のある家」の完成見学会→見てください。

家づくりから町づくりにまで視野を広げた

コミュニティを大切に考えた見学会です。

当日は「そよ風」の環境装機さんも来られます。

里山長屋と森の家を含む、周囲の環境と住宅の素晴らしさ、

そして家づくりが景観にとってどれだけ大切なものか…

数軒まとまることにより資産価値のアップ度も凄い。(AKB大作戦)

数年前はただの斜面、それが「里山長屋」が起爆剤となり、

みなさんも熱望する魅力ある土地に変わりました。

里山の家づくりのお手本のような…。

家がそれぞれ勝手にあっち向いたりこっち向いたり

                          …これもいいです。

そしてもうひとつご紹介するのは2軒目の

「日連・まんなかの家」の個別見学会

お引き渡しと完成がほぼ同時ということ、

そして見学会を開催する日程も「果樹…」と重なってしまったこと

などから、個別にご興味のある方に見学していただく

内覧会を地味に開催です。日程もまったく同じ。希望者のみ。

街中の住宅街に建てるちょっとお洒落な自然素材の家

ジャンプ台のような片流れの屋根に、巨大な吹き抜けを持つ

珍しい住まいで、周囲を家に囲まれているため自己完結に

近い家づくりをしています。

いつもの杉と桧など針葉樹を主体にすることなく広葉樹を

主に配したちょっと洋風な趣を持っています。

木の配分もあまり多くせずにシンプルな白い内装にこだわりました。

都心部でも使える間取りだと思います。

3月28日(土)の里山住宅の見学会の折に一緒にご見学可能。

センスのいい施主さんの「こんな家をつくりたい」という希望を

100%叶えるよう設計・施工。

創和の家の両端に属する「果樹のある家」と「まんなかの家」

ふり幅の広さもわかっていただける1日になるかと思います。

「こんな暮らしがしたい!」…の理想を叶えた2つの住宅

どうぞご連絡のうえ、28日は藤野の町へお越しください。

「土壁塗りワークショップ」…相模湖で開催!

相模原市緑区千木良の高台のリノベーション物件、

ハーフビルドの古民家改修工事です。

今回は第一回目のワークショップ…土壁塗り。

施主さんのお仲間が集まりみなさん一生懸命に頑張り

(2日間述べ30名近く)、楽しい仕事になったようです。

設計のビオフォルムさんと創和建設からは原監督。

古い納屋に土壁を塗りながら和気藹々。

指導は、日本の誇る土壁のスペシャリストのカツマタさん。

(この方の指導って、あまりにも贅沢!)

徐々に姿を見せ始めているこの建物、納屋からカフェ&住宅へ…。

何度も書きましたが、今年の創和建設はセルフビルドが多そう。

そしてここも「ワークショップがとっても似合う家」でした。

   
   
   
   
   
   

遠い昔もご近所が集まって家づくり、そして今でもこうやって

知ってる人も知らない人もとりあえづ仲間という事で

繋がってワークショップで家づくり。

特に古民家のリノベは、多少のばらつきが味になるようで、

日本中で行われています。

いろいろな価値観の方たちがいます。

今の若い方の価値観は少なくともバブル期より上品なようです。

ホップの家…薪ストーブの火入れ式イベント!

相模湖の寸沢嵐の斜面地に建築された「ホップの家」

畑と料理の大好きな方が集まった「創和・家プロジェクト」

この家は、無垢と自然素材を多用した住宅の割には、

とてもスッキリしています。無駄がない。

大きな空間と色合い、そして扉の数が少ないことが要因。

部屋と部屋とのつながりが気持ちがいいんですね。

そんなホップの家の「薪ストーブの火入れ式」が開催。

地元生まれ・育ちのすでに2年分くらいの薪を集めている

施主さんご夫婦。奥様はお料理大好き。

施工の創和を代表して志村。そしてこのイベントの主役は、

毎年何度か登場する体はデカいが態度は普通な伊那市の

DLDの中村さん。

土間にドカンと鎮座するのは「ファイヤーサイド・アンコール」。

性能も高く価格も高い薪ストーブの王様というか、雰囲気からして

女王様という関じ。(大きなわりに、そんなに泥臭くないシェイド)

色も真っ黒ではなくて、新色を設置。

たぶんこれ1発で、薪をたくさんくべると真冬も半袖短パンで暮せる。

いつものように、厳かな沈黙(凛とした空気)からみんな笑顔へ…

アンコールが活躍するのは、まだ半年以上先になりますが、

暖房機器としてだけでなくインテリアとしても上級の薪ストーブ。

薪ストーブのある家・火のある暮らし…

創和建設の新築&リフォーム物件では、ちょうど40軒目となりました。

現在、建築中の「奏での家」と「まんなかの家」にも設置予定。

これだけ都心に近いのに…「煙突の街」って不思議です。

創和も極寒地の工務店でもないのですが、(ありがたいことに)

それだけ薪ストーブの大好きなお客様が集まってくるということですね。

無垢材&自然素材~経年変化そしてちょっと手間&世話がかかり、

薪ストーブ~やはりちょっとだけ?面倒で手間暇がかかる。

みんな手間暇がかかることに抵抗がない方たちなんだろうな、

家の雰囲気とか暮らし方とか個性的でカッコいいし。

今年の秋口には、この「内郷の里」にはもう1軒の自然住宅が完成予定、

やはりそこにも煙突が立ちます。「ここは長野か?」みたいな…楽しみ。

こうして3軒のコミュニティ・内郷の里Pも着々と完成に向かいます。

↓H様邸・ファイヤーサイド・アンコールの火入れ式の様子↓

 (世界で?一番料理が得な薪ストーブと言われています)

    クラシカルなイメージ、存在感があります。
    
    備品にもオーナーのこだわりがうかがえます。
    
    高くなく煙突掃除も楽な設置場所。
    
    サイズも大きく、ド迫力の火が見えます。
    
    ナベヤカンがいっぱいのります。
    
    2階まで熱が伝わる吹き抜けと間取り構成。
    

  最後のは、施主さんが設置した映写式の月面時計

  丸窓と対をなし、とてもいい感じ…漆喰壁も無傷!  

  ムーミンの入口とともに、この家は曲線や丸が多い。

対面の火打ちに設置されたスピーカーからはジャズが流れ、

テレビもモノも少ない家には落ち着いた空気がまったり…。

施主さん(ご主人)曰く「この家、早く帰ってきたくなるんですよ」

気取ったところはなく、威張った贅沢さも感じられないが、

そのかわりにとても豊かな空間がここにはあります。

施主さんが、よくある必要な部屋の集合体である間取りを

一生懸命考えて失敗しないように家づくりをしたのではなく、

               ただ一言…

「こんな暮らしがしたい!」だけを実現したそんなホップの家です。

2015年03月17日

イエルカの薪ストーブ

今日は、書く時間もなく「薪ストーブ」のご紹介。

どんな家にも合うわけではなく、設置する家を選びますが、

長野のイエルカさんの薪ストーブ。新しいといっても1年半前くらい?

  くぬぎ と どんぐり … これオーブン付きです。

雰囲気だけなら無敵のイエルカの薪ストーブ。

        それ以上にご夫婦そろって人柄も無敵です。

ご自身の家にどんな薪ストーブが似合うだろうと検討するため、

一度、遠路はるばるイエルカさんちへ薪ストーブの見学へ行くと、

帰りの車の中では、イエルカストーブに似合う家にしようと、

話が変わってしまう…そんな魅力のある笑顔です。

   

少しくらい汚れてもいい大活躍する土間がある暮らしのお客様、

そしてもう一つの条件が「個性的でやりたがり」…ドンピシャです。

(綺麗に掃除がいきとどいてなくても価値が下がらない家と同じ)

そんな家にあると「カッコいい~」イエルカさんのストーブの紹介。