悠(ゆう)の家…完成!

神奈川県相模原市緑区のとても静かな環境にある

400坪を超える広大な敷地に建った3軒の自然素材の家。

「内郷(うちごう)の里プロジェクト」と名付けたこの企画。

創和建設のいくつかの「家プロジェクト」の中で、

もっとも畑や土にスポットをあてただけではなく、

あまり決め事もなく、施主様3家族の主体性に任せました。

粟の家…ホップの家…そしてここで完成、悠(ゆう)の家

無垢で自然な素材だけでなく、すべての家が自然エネルギー

準防火地域を外れているメリットを最大限利用した

外装の羽目板仕上げ、内部は漆喰と自然塗装。

そして薪ストーブは料理が得意なアンコール。

陽当りの良さは、パッシブソーラーの考えで、

なるべく夏暑くなく、冬寒くない環境設計に…。

藤野電力というエコな市民電力も設置。

先行の2軒と同じ雰囲気を持ちながらも、

強烈な個性も抱えているこの「悠の家」。

その完成間際の写真を掲載します。

「何故?完成写真ではなく間際なのか?」

「それは残りを施主自らの腕で造りこむから」

構想から3年~3年だ4年だ、こんなんばっかり(笑)

経営者としては如何なものか……ですが(大笑い)

これからのホントの完成が楽しみな「悠(ゆう)の家」、

そして3軒の住まい手さんたちが一緒にどんなコミュニティ

を築き上げていくのかホントに楽しみな「内郷の里」です。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

壁や建具が少ない関係で、とても癒される家になりました。

そして大きな窓から見える景色には、お隣のホップの家の

いい感じの外観とその庭にこれでもかと積まれた薪が、

自然な一対の風景となって心地よさを与えてくれています。

この3軒の薪ストーブを抱えるご家族たちは、

周囲の人たちを巻き込み「薪ステーション」なるものを考え、

もうすぐ実行に移されるようです。

たった3軒の家が、大きな広がりをつくっていくこと。

大きなメーカーさんの「○○の街」に比べて、

とても楽しそうな気がしませんか?

なにせ住まわれる方たち主導でコミュニティが出来ていくのだから。

これにて「内郷の里プロジェクト」…無事千秋楽!

年明けにはやはり千秋楽を迎えた「連の家」のご報告から…。

来年も創和建設をよろしくお願いします。

創和・リフォーム工房も起ちあがり、来年は今年以上に

リフォーム・リノベーションにもチカラを注いでいきます。

    「農的暮らし・内郷の里プロジェクト」

設計…池辺潤一  施工…創和建設  監督…原栄一

地主のUさん、施主のHさん、Oさん、Kさん、

                      ありがとうございました。

       1年ぶりのお宅訪問

お引渡し後、約15か月の八王子市の「めじろ台の家」

設計の市川さんと創和建設の小俣と私とで

点検という名のご訪問…これは実に楽しい。

1年を超え「どんな暮らしをされているのだろう?」

「カーテンやインテリアはどんなになっているんだろう?」

などと何週間も前からみんなで話しながら……。

そしてここ「めじろ台の家」の感想

          「やはり綺麗に丁寧に暮らされている」

そしていつもと同じで思う事がある

「とても呼吸が楽」「目にも優しい」「足も疲れない」

木の家の特徴であるこのようなことはずっと続いていく。

人口の密集している住宅地ながら、敷地が広い関係で

薪ストーブを炊きながら生活するという少し贅沢な暮らしも

ここ、めじろ台では可能になります。

新築時は新築の顔、1年後は1年後、10年後は10年後の顔

になるのだろうという「良質な経年変化」を感じさせてくれる

そんな「めじろ台の家」でした。

    
    
    
    
    
    

これからも、少しづつご自身の色を足していきながら、

       ご家族みんなで楽しんで暮らしていってください。

    「閑の家」…完成見学会!

相模原市の閑静な土地で、平屋の暮らしを豊かに…

そんな4軒の家づくりの企画「連のいえプロジェクト」。

構想から4年、着工から3年をかけて造成から建築、

この「閑の家」の竣工ですべての完成を迎えました。

設計を担当していただいたビオフォルム環境デザイン室さん、

都内からのお客様をご紹介いただいた大地を守る会さん、

測量・開発の設計に携わったアーキシステムさん。

地産地消を実現するために、相模原市津久井の木の伐採を

していただいた井上さんた相模原市森林組合さんなど、

直接現場に顔を見せなかった方たちを含めると、

合計50社を超える事業所が加わった企画。

なにより移住された「康の家」「芹の家」「樺の家」そして

「閑の家」の4家族の皆様のおかげをもって完成しました。

内覧会は、年末のお忙しい中、多数のご来場をいただき

感謝しております。ご案内が遅れたという不手際もあり、

最終的には10組程度しか来られないかと思いましたが、

想像以上にたくさんの方に見ていただきました。

今日は、当日の雰囲気のわかる写真を、

来年には、「閑の家」の完成写真と全体の家並みが

いい感じで伝わるような上手な写真を掲載します。

とってもいい景色の…とってもいい土地に…

                  とってもいい家並が…(笑)!

   
   
   

このような数棟のプロジェクトでは、毎回感じることがある。

時間がかかった分だけ…終わってしまうとちょっと寂しい。

清々しい朝日と綺麗な夕日を、どの家からも望むことのできる

「連のいえ・プロジェクト」…「やって良かった!」の一言です。

次回は、ここから20分ほど歩いたところで企画している

「soraの家」…ここも楽しい家プロジェクトです。お楽しみに…。

   12月20日(日)は高尾へどうぞ…

外装を焼杉で覆われた黒い家…高尾・翠陵の家見学会。

以前、このブログでも書いたように、どちらかというと

雑誌で言うと「住む」や「チルチンびと」ではなく「ブルータス」。

街場で若い方が自由に暮らしていくようなイメージの家。

私たちは箱をつくって、施主さんが中身をつくっていく感じです。

年末の日曜日ということで、お忙しいとは思いますが、

そんな自由な家をご見学されたい方…自由見学なので

いつでもお越しください。

専用駐車場はございませんので…ごめんなさいです。

詳細は、創和建設ウェブサイトのイベント欄にて。

                          お待ちしています。

河口湖の鳴沢にて間伐イベント開催!

来年の春から着工の「大月の家」の木材の切り出し。

樹齢100年を超す大きな杉の木を2本、

施主さんと施主のお父さんが協力して切り倒しました。

どういう訳か、山梨県は、山ばかりの県なのですが、

こういう事って神奈川県より不思議と少ないんです。

北都留森林組合さんの協力のもと、安全に注意を払いながらの

この楽しい時間…早朝8時半からお昼過ぎまでの一大イベント。

創和建設からは、私と担当監督の小俣が参加。

テレビ局の取材もあり、施主様ご家族にとっては、

一生想い出に残る一日となったことでしょう。

それにしても先日の「都留市・結の家」といい、ここといい、

今年から来年にかけての山梨県の施主さんはやたら凄い!…

凄すぎる!

自らチェーンソーで大木に挑戦した施主さんは、この先ずっと、

夏に完成する予定の「大月の家」のリビングに座りながら、

ドーン!と存在感のある大黒柱と化粧の大きな梁を見上げ、

先祖代々受け継いできた山と今日の日に思いを馳せることでしょう。

地産地消は、とってもいいこと。でも、いいことってちょっと難しい。

そのちょっと難しいことをやり遂げた施主さんに…大拍手です。

    ↓ここから当日の様子を写真でご紹介↓

   今日の主役は笑顔のこの方…施主のAさん
   

   自前のチェーンソーで100年超えの木の伐採
   

   北都留森林組合さんと一緒に挑戦しています
   

   現場から少し離れてご家族が見守っています
   

   チェーンソーの音が静かな山に大きく響いてます
   

   木が倒れはじめ、私たちにも緊張が走ります
   

   ドーン!いう音と振動とともに予定通りの位置に
   

   お父さんの切り出した端材を前にお子さん笑顔
   

   伐採完了後にはテレビ局の施主さんインタビュー
   

   3世代そろい踏みで、何を喋ったのでしょうか?
   

  ついでに私にもインタビュー…面白いことも言えず、
   
  真面目に答えてしまった。何故かバックに墓地(笑)

木材の地域材利用(地産地消)はCO2の削減や地域活性、

山の復活など良いことばかりですが、もっとも素晴らしいこと、

それはご自身の家への愛着が増すこと。セルフと一緒。

このように自ら伐採まではいかずとも、どうぞお声かけください。

「国産材を使いたいんだけど」「地元の木を利用したいんだけど」

もう一つ「僕んち山の木を使いたいんだけど…」

地域ブランドや地域グリーン化以前より、相模原市内にて数十軒

の経験がありますので、難しいことは一切ありません…ご安心。

唯一のデメリットは、大量伐採&大量運送&大量消費の

輸入材に比べると、ちょっとだけコスト高。なんとかならんのか!

乾燥は、低温・常温乾燥機で、ここはなんとかなります。

北都留森林組合・南部町森林組合・甲斐東部原木市場 さん

みなさんのおかげです。ご協力ありがとうございました。

帰りに皆で食べた富士吉田名物の「吉田のうどん」も格別でした。

今日は長くなりましたが、山梨県は鳴沢村間伐のご紹介でした。

                                 それでは