2013年06月06日
ココって「お調子者の場所」?
昨年末に続き、このところまた「移住希望」のお客様が増えてきました。
消費税が影響しているのか、はたまたアベノミクスか?
週末になると数組の方が毎週のようにやって来られます。
都心回帰の風潮の中、郊外をまわられている方は、
ブームの時より数は少ないがかなり真剣な方ばかり。密度が濃い。
そんな中、先日東京のど真中からこの「藤野」へ来られたお客様の一言。
これがなんとも言えずに正直で面白い。キツくもあり優しくもありとても自由。
(皆さん少なからず思われてはいるようですが…
このおひとりで来られた方、特に面白い)
「東京からたった1時間で来れる。電車・高速道路インター・国道もひととおりある。
そして近くには大きな街も抱えている。そんな都心からの近距離に山・里・湖・畑、
移住者もたいへん多いという新参者にとっては溶け込みやすい環境もある。
こんなに都合が良い町も珍しい。山梨や長野のように本格的ではないが、
そこそこいい物が揃ってる。なにしろ、背の高い建物がない、生きてる感じがする。
とは言え、ここは相模原市でお隣は八王子市という利便性の良い立地。
こんなに便利で特別田舎でもないくせに、自ら田舎のふりをしているような…
普通は都会自慢をするのに、あえて自ら田舎自慢に燃えてる。変、でも楽しそう。
頭抜けたところはないが、いいとこどりの都合が良いお調子者の町ですね(笑)」
「田舎モンの振りですか?お調子者ですか?」と思わず。
だいたいこんな会話で、ほめられているのか?けなされているのか??
それは、1~2年先にわかります。前者であれば…
この方は「移住」という選択肢を選んでくれる。
首を長くして待ってます。
☆お知らせ~宝島社の田舎暮らしの本(今月号)
藤野&創和建設載ってます。お暇なときにでも見て下さい。
2013年06月05日
湖のいえプロジェクト「くんえん杉と漆喰の家」…増築工事始まりました。
ちょっと懐かしい感じもする「湖のいえプロジェクト」です。
創和建設・自然住宅限定宅地プロジェクトのはじめの一歩でした。
相模原市緑区吉野の湖(相模湖)のほとりに建っています。
相模湖はじつは70%が藤野にある湖。これは地元の方も知りません。
「くんえん杉と漆喰の家」「白洲の家」「楓の家」「土壁と漆喰の家」
の4棟からなる創和建設・自然住宅限定土地のうち1棟の増築工事。
この建物は、外壁はガルバリウムと焼き杉、床はくんえん杉、
内装は無垢杉と漆喰、水廻りや配管に至るまで環境と健康に配慮しています。
もちろん断熱材・接着剤や塗装、そして電磁波にも気を使った徹底した家。
大工さんのタバコや頭に付ける整髪料や香料も禁止!
設計は、目黒のアンビエックスさん。ケミレスな家づくりのスペシャリスト。
新築時でも体に優しい無垢と燻煙の匂い以外はいっさいしないという
徹底した監理の健康住宅を目指しています。とても勉強になります。
先月の5月23日(木)に上棟したこの湖の家は、
中村御大とその元で腕を磨いている戸谷クンの2名が、
牧野の家の完了後にこちらの施工に入っております。
創和建設のなかでも御大とよべる中村さん(年寄という意味ではありません)、
仕事とお酒が大好きで、お酒を飲みながらも話しはなぜか仕事の事ばかり。
その年齢で、あれだけの腕を持ちながらも、勉強する意欲には頭が下がる。
弊社に1番長く在籍、そしてタカをくくることの少ない棟梁です。
増築工事なので、いつもと違い工期も短めですが、
それでも一般住宅の新築工事より大幅にかかります。
この大きさでも2日間で上棟が終わらない密度が濃~い家です。
「湖の家」というくらいなので、南面デッキの下にはこの風景。
そして中村御大はこの後に「平屋プロジェクト・連のいえ」が控えています。
ちなみに、写真の母屋が黒く写っているのは、「黒ガルバと焼き杉」外装のため。
ともに、対シックハウス・対化学物質過敏症の住まいになっています。
この地域は(無垢&自然素材)でつくられる家が極めて多い。
相模湖の湖畔に位置するため、無垢・自然素材の利用は住環境を考えると、
必ずやらなければいけないのだとみな考えます…湿気・カビ対策のために!
2013年06月01日
「土間のある家」の竣工写真が届きました…プロカメラマンの砺波周平さんより。
神奈川県相模原市緑区(藤野)に完成した「風のいえ」の4軒目。
関東近県で活躍されているプロカメラマンの砺波周平さんから、
竣工したばかりのこの「土間のある家」の竣工写真が届きました。
南北に抜ける通り土間を持つ落ち着いた自然住宅です。
自然住宅というより骨太の伝統住宅と言ったほうが近いかも。
彼と撮影時にお会いしたのはたしか3度目だったと思います。
前回もビオフォルムさんの「小舞・土壁の家」の撮影の時でした。
いつもにこやかに朝から晩まで、その対象の家のまわりを
カメラ片手にずっとウロウロ神出鬼没のカメラマン。
ご自身の自宅が「住む」に掲載されるなど、建築も大好きな方のようです。
そのせいか、住宅の奥行きの見せ方など大変参考になります。
弊社で撮った写真と比べて、同じアングルでも繊細さを感じます。
創和建設のポンコツ・カメラマン(志村)とは大違い…まさに感動の一言。
抜粋でその砺波さんの写真をいくつか!(この家も喜んでますね、きっと。)
そして施主様に…改めて写真で「土間のある家」を眺めながら思う。
「風のいえプロジェクト」の幕引きに、このような家を建てていただき感謝です。
木の柔らかさと匂いが写真からもわかるようです。
そしてこの家にも外構・植栽が入ります…お楽しみ!
綺麗なこの写真を見ながら…
「私は建築畑の人間、写真はヘタで当たり前!」と誰かが言ってます(笑)。
2013年05月31日
5月の最後は「新規土地情報」にします。
メーリングリストに参加されているお客様あてに
ネット情報に流す前のご案内をいくつかします。
地元の方だけでなく藤野移住を考えておられる方に…
澤井・名倉・小渕・日連地区に程々の土地をご案内します。
狭くなく、高くなく、悪くなく…程々で「家づくりで頑張る土地」です。
このような土地が「大化け」するんですね。柔か頭と設計力で。
出来上がったところに入るのではなく、自ら作り上げる感じです。
「記憶に残る幕の内弁当はない!」でいきましょう。特化…特化…!
そう、「程々の土地」ですから。
最近、やたら物忘れも多く(コレ体には悪いばかりでもないですが)、
手落ちがあってもいけませんので、たまに1発メール入れておいて下さい。
「まだ、土地でませんか~」の一言でも添えて。
ご報告…来月号の「田舎暮らしの本」の中で「藤野」案内が掲載されます。
その記事の中にちょっとだけ「創和建設」の事も書いてあります。
家プロジェクトのこと・自然住宅のこと…目を凝らして探して下さい。
サブタイトルはたぶん
「神奈川県にも里山がある!自給自足とものづくりの里・藤野」
宝島社の皆さん、たびたびの藤野への取材ありがとうございます。
そして、がんばってくれている山崎さん(市役所)にも感謝です。
循環そして持続していける町づくり・家づくりを考え、自らも発信だな!
(小渕地区にてアパートの新築工事がはじまりました。一味違ったアパートに…)
☆ジャズライブのお知らせ☆
8月1日の(相模湖)湖上祭の日にビッグバンド・ジャズのコンサートがあります。
交流センター・多目的ホールにて、タイトルは「Jazzを聴いて、花火をみよう」
最近の相模湖、音楽やたらガンバってます。
2013年05月30日
創和建設&大地を守る会の自然住宅「高尾の家」…基礎着工!
甲州街道に面したJR高尾駅に近い場所に建築予定の「高尾の家」
国道の歩道切下げを待って、いよいよ基礎着工となりました。
大地を守る会さん・設計の荒川さん・私たち創和建設、そしてなにより施主様
みんな楽しみにしていた「自然住宅・高尾の家」の幕開けです。
宿場町の八王子市街にはとても多い街中のウナギの寝床の地形、
そして家と家に挟まれた立地。このような決して最高とはいえない中でも、
間違いなく良い雰囲気の家になると思います。
そこには「設計力」というチカラがモノを言う。
建築は、その土地に見合った設計が1番です。ここに精力を注ぎましょう。
この稚拙なブログで、なんどもなんども書いている
「どんな土地でも家づくりの生きる道がある。設計力で生きてくる」
という言葉を、この「パティオのある自然住宅・高尾の家」で証明です。
横浜の荒川建築設計室さんのサイトにはこんな言葉があります。
「何坪の家を建てるのではなく、これからどのような住まい方をするのかが大事」
「生活の中で何が大切で何が不必要なのか、心地よいことと便利なことの違い
を一緒に考える」…う~ん、素晴らしい。
そう「楽(らく)なことと、楽(たの)しいこと」は、基本的にまったく異質ですよね。
楽しいことが必須科目で、楽なことは2番目の専門科目のような位置づけ。
こんなことを考えながら日本中の自然住宅の工務店が悪戦苦闘。
「便利が良いに決まってる!」とお客様に突っ込みを入れられながら。
「高尾の家」も施主様をはじめ、皆さんのお力添えをいおただきながら、
まずは楽しい家づくりになっていきそうだ。(早いとこ工事用の駐車場を探さなきゃ)
防火の関係や材料費の高騰で、サッシをはじめあらゆる建築資材が
値上がりの方向に向かっている現在、景気のマジックに右往左往。
そんな中私たちも大好きな街「高尾」での家づくり。
…名前もいいですね「高尾」って、すごく綺麗です。
そして今月もまた(仕事ブログ)で終わってしまった…海より深く反省