梅雨の中休みの晴天を狙い小金井の家が無事上棟しました。
住宅街の中ですが、しっかりと創和建設の味をだし、
施主さま好みのなるべく合板に頼らない無垢材と白洲と漆喰の家にします。

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設計は、設計室enさん。棟梁は、石川&高橋両名。
現場監督は、気遣いの男の両角。

コロナ禍の中、創和建設一同、密にならぬよう消毒を心がけて家づくりに向かいます。

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2年前に藤野へ移住のために、中古物件を購入されてお引越しをしたSさま。
LDKの内装・洗面台を造作で造り、2階の和室はセルフビルドで漆喰を塗りました。
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漆喰のセルフビルドは、職人の小川さんに手ほどきを受けながら塗っていきます。
娘さんも部屋の外から「パパがんばれ~」と応援します。
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そしてお引越しが済み、昨年の冬が初めての冬。
「藤野の冬は寒いよ~」とお友達から聞き、「エアコンの風は嫌だし、ファンヒーターも空気が汚れる…何がいいかな?」と考えた結果。
「メイスンリーヒーターにしました!完成したら来てくださいね!」ということで、見に行ってみると…
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じんわりと遠赤外線効果で暖めてくれるメイスンリーヒーター。
まったりと、ずっとそばにいたくなります。
メイスンリーヒーターの熱源は薪。
レンガを積んでいき、珪藻土を塗っていきます。レンガなので大きさは自由に作れます。
一番の特等席のベンチ部分を陣取るのは、家族の中でも新入のネコちゃんだとか。

そもそも、「メイスンリーヒーターって何?」と思いの方、馴染みのある言葉でいうと「ペチカ」。
北原白秋の昔懐かしい”ペチカ”という唄。
「雪の降る夜は楽しいペチカ♫ ペチカ燃えろよお話しましょ~ 昔 昔よ~燃えろよペチカ♪」
唄は昭和感満載ですが(笑)、本物の良さは時代を超えて!ですね。

引越しされてからも、「ちょっと困った~」と聞くと、伺って相談を受ける間柄です。
工務店とお施主さまですが、ご近所付き合いのような付き合い方をさせていただきます。

2021年3月末に完成した(仮称)y’s ハウス。

施主様が中古住宅を仕入れ、それをしっかりとカスタマイズ。
セルフビルドもありで自分の大好きな空間に創り込み、飾り、楽しみ、カッコよく暮らす家。
施主様ご夫婦のお仕事が、ヒップホップのダンススタジオの先生でもあることから、どちらかというとツルッとした和風ではなくザクっとした洋風な佇まい。
塗ること前提の木質ドア(クラフトレーベル)をご自身で見つけて来られ、それをちょっと濃いめに塗って緩さを消し、面材だけでなく、ハンドルや金物まで拘って、ひと味違った大人のコーディネイトを感じさせる風合いにしました。このあたりのさじ加減が難しい。下手をするとチープで派手になっていくことも稀にあるので…。そのあたりもデザイナーに美大出身の池辺さんが入り、施主の好みを消化しながらしっかりアレンジしていきました。

コスト管理もしっかりと、新たな価値を創造する“ザ・リノベーション”。
現在の大きな流れのひとつになっています…間違いなくこれからも!

10人いれば10人の、100人いれば100人の‘素敵’や‘カッコいい’や‘大好き’が存在します。
「建築家や工務店のエゴではない、住む方にとっての楽しい家が出来るといいな~」と思わせてくれた自分スタイル“y’s ハウス”…ここに完成!

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創和建設&創和リフォーム工房は、自然素材まっしぐらの他社さんから比べると、ちょっと緩い感じがします。
自由で自然で個性を大切にが、節操ない感じに映ってしまうかも。建築において「こうしなければいけない!」「これをやってはいけない!」ということは、そんなに多くない。息苦しい言葉に感じます。
「こうした方が楽しい」…この理由が一番しっくりくるような気がします。