数年続いた今年3月までの「地域型住宅ブランド化事業」

そして今度はブランドがグリーンに変わり、復活の様相。

やることは同じで、長期優良住宅&無垢材の家づくり。

おまけに低炭素住宅もあり(長期優良住宅のローコスト版)

以前より裾野が広がる?~簡単で緩くなるといった方が正しい。

ただ地産地消や国産木材の匂いが薄れていくのは如何なもんか?

(国産無垢材と低温乾燥に、もっと補助金の割り当てをするべきで、

長期優良住宅の方は、もう少し補助を下げてもいいのかな?)

それだけ、前回のブランド化の補助金が使いきれなかった。

敷居の高さや書類の面倒臭さが原因だったのかも。

と、少し批判的な文章は書いたとしても、

創和建設は施主様のおかげをもって、毎年ほぼアッパーまで

地域ブランドの受注をいただき、今では長期優良にも慣れました。

はじめは「長期優良住宅なんて紛い物!」などと毛嫌いしていたが、

建てた施主さんは、皆さん口をそろえて同じことを言います。

    …「この家、冬でもとても温かいんです(笑)」

結論…「う~ん、やってよかった、そしてこれからも…です。」

長期優良住宅が悪いんじゃなくて、長期優良だからと言って、

ケミカル住宅しか作れないと思い込む私たちが悪かった。

「そのつもりになれば、縛りの中でもいい家が出来るじゃん!」

国は、脆弱でゴミがでる住宅は、やはり最終コストが高くつくので、

これからも長期優良住宅へ向かう国の方向性は変わらない。

建てれば売れるバブルも化石となり、家あまりの時代に突入。

これからは、長い年月生きてくれるヨーロッパのような家づくり。

その中の選択肢として、伝統工法の古来からの建築があり、

もう一つブランド化やグリーン化のような建築があるのかな?

ツーバイフォー住宅も一時期の勢いを失い、

増改築がしやすい在来工法の持続可能な家づくりが増え、

延べ床面積の坪数も小さくなっていくのでしょう。

「国の補助金目当て?」

それも悪くない。…結果、地元の山も水もきれいになり、

林業や製材に携わる人たちの仕事も増える。

すでに5年目を迎える、そんな補助金目当ての

「無垢&自然素材&長期優良住宅」の仕組み、

このサイトで「地域型グリーン化事業」の詳細が出るのも、

秒読み段階になってきたようです。

「結果オーライで、考えている家よりも良くなるんだったら、

国からもらえるものは、なんでもありがたくもらっちゃいましょう」

今、家づくりを目指す方…史上最高の低金利の凄い時代の現在、

どこも考えられないくらいお得です。

  ホップの家 完成(…もうすぐ!)

ほぼ完成!創和建設の農的暮らし・内郷の里プロジェクト

…その2軒目にあたるホップの家の本体工事が完成。

場所は、相模原市緑区寸沢嵐の里山の150坪の斜面です。

お隣のゴエモン風呂の「粟の家」に負けないくらい面白い。

外構や薪ストーブ・藤野電力などを残しあらかた完成。

今日は、今のところの完成写真を掲載します。

外観等は、外構が一段落してから改めて載せます。

「この建物の建築写真は枚数が多いですね~。なぜ?」

「たぶん、施主・設計者・施工者のみんなが遊んじゃってる?

いや言葉が悪い、みんなで楽しんじゃってるのだと思います。」

そんな、関わったみんなが楽しんじゃってる「ホップの家」です。

    こんなにスケルトンでも長期優良住宅。
    
    メインの通りは窓は少なくメリハリ。
    
    バカデカイ吹き抜け…見せ場です。
    
    北面も南と同じく風が通る大きな窓と土間。
    
    その土間から見える内観もスッキリいい。
    
    丸窓と化粧梁がガッチリと組んであります。
    
    天窓は明かりだけでなく熱気も調整。
    
    タイタニックの舳先バルコニーって呼んでます。
    
    ムーミンの入口…って呼んでます。
    
    間接照明も…なんだか遊んでます。
    
    ボーズのスピーカーは構造火打に設置。
    
    流木の玄関取っ手は、これから取り付け。
    

これで、梁や枠がすべて隠れたりすると、望んでいない

デザイナーズ系の少し冷たい住宅になっていきます。

特にサッシなど配列をまっすぐに縦横端部を合わせたり、

納まりを犠牲にして格好ばかり優先すると、

それはより顕著になり、無垢材と自然素材の

香りが一挙に低下していくから不思議ですね。

このような家は「少しの遊びがあって調度いい」くらい。

「どこかに緩さがあっていい塩梅」なんだと思います。

昔から、名人はどこかに隙をつくるなどと言う人もいます。

丸窓、尖ったウッドバルコニー、玄関照明もセイルライト

たぶんイメージとしては里山に船をつくったよう。

職人さんの中には「家はお洒落なカフェっぽいけど、

この家は1日いても何故か飽きないですね」という人も。

たぶん理由は、大きな空間と、調度いい木のパーセンテージ、

そしてすべての色が素材の本来持っている色を使っているから。

そして何より楽しんでつくている自由な家だからなんだと思います。

2階のがらんどうの居室で立ち話しをしている風景を1階から見上げ

「ほんとにカフェみたいだな」「ある意味、街中自然住宅のいい見本」

「田舎暮らしでも街暮らしでも、木の建物の価値はそう変わらない。」

これから、どんな暮らしをしていかれるんだろう。与えられた間取りで、

建築家の言うとおり暮らすのではなく、自分勝手に思うがままに…。

そんなことを考えさせてくれる、みんなが自由で楽しい現場でした。

追伸…楽しいという言葉の影には、まーるい壁を何度もやり直した

面倒でつら~いお仕事を一生懸命やった職人の苦労もたくさん…。

そしてもうすぐ、最後の「内郷の里プロジェクト」のカタチが見えてきます。

        北杜の家…竣工!

八ヶ岳の麓~山梨県北杜市の自然住宅が完成!

太陽熱温水器を屋根ではなく、庭に置くほど広くて陽当りがいい。

山梨県といっても…ほぼ長野県。

着工は昨年の梅雨時期、そして2月18日の今、やっとお引渡し。

とても長~い工事になりました。(いつものように…)

長田棟梁がコツコツ集中して一人でつくったこの家は、

寒いこの季節だからこそ、ありがたみが良くわかります。

創和建設のある相模原市からは中央高速で90分、

遠くはないがそんなに近くもない。ただ、渋滞知らず。

相模湖藤野→上野原→大月→山梨塩山勝沼石和→甲府

→南アルプス→韮崎須玉→北杜小淵沢と空気のいいところばかり。

寒いからこそよくわかる

蓄熱床暖房と無垢材の柔らかな暖かさ

純白な貝てき漆喰の柔らかな気持ちよさ

「そう、この家は何故か家も空気も柔らかいんです。」

設計から施工まで自然体、

無理をせずに、心地いいモノだけを自然体で集めた感じ。

便利さを後回しにして、まずはゆったりと暮らすことを最優先に。

家づくりについて回る「理屈や意図」ということを感じないんです。

施主や設計者のこだわりが過剰に鼻につかない家なんですね。

        の ん び り 暮 ら せ そ う

私は、そう何度も現場に行くわけではありませんが、

現場へ行くたびに雪が舞い(でも不思議と道路は大丈夫)、

そして最後の最後、お引渡しのこの日も…う~ん、やはり雪か(笑)

これから歳を重ねていい色に変わってく北杜の家の完成写真です

                   ↓

     
     
     
     
     
     
     
     

北杜市は、美味いカレー屋さんとパン屋さんがいくつかありました。

ただ、一番食べたのはパーキングの天ぷら蕎麦とおにぎりでした。

長坂の職人さんたちにも大変お世話になりました。

とても親切丁寧に仕事をしてくださり感謝です。

創和建設は、どういう訳か昔から北杜市近辺からの依頼はあるが、

それよりもっと会社に近い大月~甲府あたりの仕事が少ない。

北杜という町が、木の家づくりや別荘が多いこともありますが、

会社から甲府まで1時間足らず…新築でもリフォームでも、

家づくりに関することなら何でも…大月・都留・甲府あたりの

お客様お声かけください。お待ちしています。

最後に、設計管理のアンビエックスさんと天然住宅さん、

そして誰より施主のKさん、ありがとうございました。これからも…

                             創和建設株式会社

  漆喰セミナー 藤野で開催!

21日(土)13:00…相模原市・藤野そらやまの家にて開催。

今年初めての「セルフビルド漆喰塗りの実演勉強会」です。

(地元の木材を使った地産地消の、ウナギの寝床の家)

とても細長~い敷地に建てました。

創和建設と懇意の愉快な塗装屋さんの小川さんが先生となり、

皆さんに漆喰の養生から仕上げ塗りまでのお手本を…。

小川さんの番頭の河又のグンちゃんがやる予定。

セルフビルドだけでなく、家づくりに興味のある方もご遠慮なく

ご連絡ください。接着剤なしで塗りつけていく過程も見られます。

セルフで一番大切な「素人でも頑張ればなんとか塗れる」材料の

代表選手のようなタナ・クリーム。(今回は純白ではなく色粉でベージュに)

新築だけでなくリフォーム・リノベーションの家にもとても合った素材です。

「素肌を晒して塗らないで」など、注意事項も喋ってもらえるはず。

完成した住まいの一つの壁だけを残してのセミナーなので、

とても参考になると思います。

あと数年で義務化に近くなる低炭素や長期優良の戸建住宅の世界。

この家も長期優良住宅…フラット35sの対応住宅になっていて、

軸組が頑固に組み合わさった丈夫な構造もみてとれます。

セミナー終了後には、近くで建築中の自然素材の家

「奏での家」と「果樹のある家」の2軒の構造見学も可能です。

この2軒も、自由な自然住宅と伝統的な自然住宅の軸組と、

この対比も面白い。

午前中は、相模湖の大開放住宅「ホップの家」の完成見学も

開催しており、この日は4軒の住宅のお披露目の日になります。

詳細は、創和のウェブサイトのイベント欄でご確認ください。

弊社へご連絡のうえ2月21日(土)午後は、藤野の里へど~ぞ。。

   工事中の そらやまの家
   

木造2階建て(間口が狭く奥行がとても長い家)

耐震等級2・省エネ等級4など長期優良住宅スペック

間取り~2世帯住宅&若干スキップフロア、傾斜地住宅

構造~相模原市緑区の間伐材利用(地産地消住宅)

屋根~ガルバリウム鋼板(片流れ・タテハゼ葺き)

外壁~高千穂シラス・そとん壁+無垢羽目板+ウッドバルコニー

床~無垢杉 壁~漆喰+和紙 天井~自然塗装(一部セルフ)

建具・家具~新潟・大樹の会製作もの+地元建具屋さん製作

棟梁~関戸功

(榛の家の完了後、こちらへとりかかりました。現在は八王子南大沢へ)

家づくりは、1軒でも多く実際の家を見ることが大切です。

(モデルハウスは、高額住宅なので参考にはなりません)

町田市多摩境「小山の家」…上棟!

町田市の北西に位置する多摩境駅から徒歩15分。

先日、多摩境駅の東側にて自然素材の家が新築。

新築だけでなく、増改築を含む大きな2世帯住宅です。

最初はここまで無垢や自然素材ではなかったのですが、

創和建設の建物を数軒見て頂いて、自然素材の家に…

最終的には、ほとんど自然住宅と遜色ないくらいまで。

親世帯には薪ストーブまで入り、この地区では珍しい家に

なってきました。もともとこのあたりは農家の方も多く、

昔からある家はほとんどが大きなサイズで庭も広い。

便利な街に手間暇かけるホンモノの家づくり…贅沢です。

無垢の自然な家…そして建築家とつくる家

このような建物が増えることを楽しみにしながら

町田でも1軒でも多くお客様に創和建設に選んでいただけるように、

工務店だけでなく設計も自然な間取りを考えていきたいと思います。

便利なことやカッコいいこと…それは住み心地には決して勝てない。

  設計…堂本建築計画  施工…創和建設(管理・鎌田)

    
    
    
    

☆国会の予算付けには、今年度までの「地域ブランド」の後継として

長期優良住宅と低炭素住宅の補助金の制度も予定通り通りました。

やはり、地域の水上から水下までのチームありきの制度です。

創和も、ここ5年の経験と実績を活かして、またチーム再編成の予定。

面倒だけど…いつものようにたぶんやるんだろうな~と自問自答です。

相模原・八王子・日野・立川・多摩・町田・厚木・愛川・上野原・大月・都留

あたりの神奈川・東京・山梨の端っこの方のチームが組むスクラム。

建築家・工務店・林業者・製材所・プレカット工場・建材屋・その他いろいろ

地域活性化と建築の継承をかねて、6年目の挑戦になれるようファイトです。