「カフェ・てくてく」さん順調です。

相模湖にかかる日連大橋の近くに建てている「カフェ・てくてく」。

大工さんの仕事は、先が見えてきました。

現在は板金屋さんが、屋根から外壁へガルバリウムを張っています。

カフェなので、大きい割に間仕切りも少なく、仕上げもシンプル。

住宅と違ってやはり工期は短い。大きな化粧梁がいい感じです。

ここも、地元・相模原(津久井)の山の木を使い、コツコツ建てています。

(弊社では、この言葉が最近多くて耳障りな方も多いかもしれないですが、

地元材を広げる意味でも、これからもいつでもどこでも使っていきます。)

相模原の木…相模原の木…津久井の木…津久井の木…(オマケ)地域材

                …どうか「うるさい!」って言わないでくださいね。

それでは、相模原の木で建築中の(てくてくさん)の板金工事をご報告。

     
     
     
     

もう1ヶ月もすると全体の仕上げが見えてきます。

相模原市緑区日連(旧・藤野地区)に、もう一つ楽しいカフェがオープン!

相模原市緑区名倉「自然住宅・榛(はしばみ)の家」

通常ですと「藤野の家」か「名倉の家」という名前になるのですが、

この地域には里山長屋やシュターナー学園もあり、

あまりに無垢住宅・自然住宅が多く点在しており、

「木の家」の住宅密度がじつに高い地域になっています。

だから「名倉の家」というわけにはいきません。(烏滸がましい)

そんな関係で、もともとそこに生息している榛の樹から

                    名前をいただきました。(施主様命名)

このとんでもなく素晴らしい環境の中「榛の家」の大きな基礎が完了。

特に、西側の眼下に望む山梨県上野原市の街並みと桂川が一望。

樹木の伐採と基礎工事は、

相模原市(旧・津久井町)林業・製材の町・青野原の職人ががんばりました。

そしてこれから養生期間をゆっくりとりながら上棟へとすすみます。

ココの家はなにしろ目立つ…芸術の小路のど真ん中あたりで、

斜め前がシュターナーの校舎。ハイキングの方もとても多い。

後日、上棟のさいにはそのボリュームがわかっていただけると思います。

特に、最近の「日連地区と名倉地区」の家は現代の一般建築に比べ、

異常なほどやたらムクムクしく、自然素材にこだわっています。

たぶん、これからもその傾向がもっと顕著になっていくんだろう。

藤野が「田舎暮らし」の中で上位に来る理由に一役買っている、

そしてそのどれもがブロック塀とアルミフェンスに囲まれた

建売の様相がほとんどないことも特徴的です。

施主さんみんなが「まちづくり」…素晴らしいことですね。ホント!

創和も起業から数えて40数年の中での「木の家」へのシフトチェンジ。

なんでもできる工務店から良質な木の家の得意な工務店へ…。

とてもありがたいことに、ここ数年、移住者だけでなく町のみなさんにも

少しづつ浸透しているような?してないような?とりあえずガンバロー!

東京・神奈川・山梨・埼玉のエリア4県でも、防火規定の関係で、

ここまでできないとしても、やはり基本的なスタンスは変えづに、

私たちの想いを少しだけでも伝えていきたいと考えています。

現時点での「榛の家」の上棟日は2月中旬…スタッフ一同楽しみです。

(ボウの家ではなく、ハ・シ・バ・ミの家ですよ…念のために)

    
    
    
    

JR藤野駅から電車で15分~20分の高尾・八王子あたりでは、

この敷地があれば5棟は建ってしまうんだろうと思います。

窓からの景色が絵葉書みたいな「田舎ならではの贅沢な家」です。

自然に迷惑をかけないよう、そして景色を壊さぬよう

                         …施主さんが素晴らしい!

今日は、創和建設が水下側とすると水上側のお話しを少し。

相模原市緑区の山や森には、木がたくさんあります。

そしてお隣の山梨県も上野原市・大月市・都留市・道志村と

木がたんとあるんですね。

ただ、残念なことにどこも整備がいきとどいていません。

(どちらかというと、山梨側の方が伐採は進んでいるもよう)

先日、緑のダム北相模の石村さんや川田さんとお会いして、

「さあ、これから相模湖・嵐山へ行こう!」という現場に立ち会いました。

木を切ったり森を整備したりする水上側の方

それを搬出したり製材したりする川中側の方

そしてそれを使いものづくりをする川下側…そう私たちです。

この中で、これがなくてはなにも始まらないという水上側。

これからの森林整備・新しい森林産業を目指して頑張っておられます。

当日は、学生さんも多く集まり、寒い中、相模湖の山へ入っていかれました。

以前から面識のある麻布大の学生さんもその中におられ、

日本の学生さんも捨てたもんじゃない…頼もしい!日本の未来は明るそうだ。

前回の法政大学のときもそうだったのですが、

自分自身の学生時代のていたらくを…毎度のことながら海より深く反省。

これは、日曜日の9時にJR・相模湖駅の前の集合場所での写真です。

     
     

こうして駅前に集合し、みなさん山の中へ入っていきます。

当日のわたしは「連のいえ」の完成見学会へ向かいました。

それぞれが、本業にしっかりと勤しみ連携することも、

これからみんなで考えていかないといけないんでしょう。

私たちは、本業の住宅建築で足元をしっかり見つめて…

  「みんなで出来ることを、無理せずやりましょう」

        

        この日の一番の感想…「若いって羨ましい!」でした。

相模原市緑区日連に完成…「康(こう)の家」

ちっちゃなちっちゃな4軒の平家プロジェクト

「平屋に暮らす…連のいえ」の1軒目の地産地消の住宅。

今年の創和建設の自然住宅限定の家プロジェクトの代表選手です。

先日の「風のいえ」や「湖のいえ」と同様に長~い時間をかけます。

自然素材、それも平屋に近い住宅限定の販売土地、

その他の要望のお客様にはご遠慮願うという変な企画。

ある方から、「この企画って半分趣味?」と言われました

                  …趣味じゃないです、もちろん仕事です!

このような、わがままな企画に最初に参加していただいた、

康(こう)の家の家主さん、立派な家をつくっていただきました。

(それ以前には、背の高い洋風の2階建てを望まれるお客様が数組、

首を縦に振る気持ちを抑えて丁重にお断りさせていただいたこともあります。)

こうして1軒目の完成を目のあたりにして…後悔なしです!

あと3軒が並んだ時の景色を思い浮かべながら、ニンマリしています。

100坪アッパーの土地に建つ(木の家)の存在感は、やはり素晴らしい!

↓どこまで伝わるか、それでは「康(こう)の家」の竣工写真です。

遠くに山梨の山並が見える、畑のど真ん中の立地

長~い犬走り土間と深い軒が、いかにも住みやすそう

2階のキャッツウォークから見下ろしたリビングダイニング

伝統的な真壁構造の漆喰壁と薪ストーブがみてとれます

大きな桧化粧梁と、高い天井の杉板の質感が気持ちいい

おとなりの和室から西側を見た内観、大黒柱も存在感大

ここは昔のように、和室の壁は柔らかな土壁でつくられています

アイランドという言葉がまったく似合わない手作りの木製キッチン

トイレには無垢の腰壁と、施主様作の素敵なボウルが見えます

薪ストーブの恩恵たっぷりの、とても大きく迫力のある吹き抜け

ヒバを張ったハーフユニットのお風呂、とても明るくいい匂い

建物全体が相模原(津久井)の木(杉・ヒノキ)の香りが心地いい。

無垢と漆喰で仕上げた、開放感いっぱいの「康(こう)の家」。

連のいえの1軒目を、想像以上に見事に飾ってくれました。

南に面した屋外には大きな樽の雨水利用の仕組みも備え、

そよ風のソーラーシステムや正面に構えるピキャンの薪ストーブが、

カタチだけではない性能も優れた伝統工法の骨太住宅に花を添えます。

そして、見学会が終わると同時に、ここのお隣には「連のいえ」の2軒目

「芹(せり)の家」の基礎工事がはじまりました。もちろんこちらも平屋。

最初の「連のいえ」のコンセプトに1番近い建物になります。

それほど大きくないが質の高い平屋~この言葉がぴったりの「芹の家」

1軒…2軒…と数が増えるたびに価値が上がっていくであろう

足し算の家プロジェクト。これも建築家が一人であるという産物です。

最後に、木の家は手入れが必要。便利とは少しだけかけ離れています。

そんな面倒なことも、この場所・この企画を選んでいただいた時点で、

どの施主様もご了解済?…た・ぶ・んですが。

「康の家」は、これから外構や車庫の工事に移ります。

暖かくなり植栽が完成したおりには、再度写真を撮らせていただきます。

相模原市緑区「康(こう)の家・完成見学会&勉強会」

「連のいえプロジェクト」のはじまり

「康(こう)の家」の完成見学会が、1月18日(土)に開催されました。

正月明けという事もあり、昨年の八王子や相模湖での見学会の

人数の少なさが脳裏にこびりついていて、スタッフより来場者が

少ないのでは…?の予想に反して、たくさんの方が来てくれました。

創和建設一同、皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。

「ビオフォルム環境デザイン室」さんと「大地を守る会」さんの協賛で開催し、

10:00~16:00の間で、四十数名の参加者です。都内の方もたくさん見えられ、

この時期で、この人数の多さはとても珍しいことですね。

ここ「藤野」の完成見学会は、嬉しいかないつもの通り参加者が多い。

             ありがたいことです。

建物見学~スタッフ紹介~私の話し(この企画についてと地産地消について)

~山田さんのお話し(伝統的な家づくりと設計について)~質疑応答など

こんな感じで約1時間ちょっと…皆さんとても真剣に耳を傾けてくださいました。

環境装機さんやDLDさんもご協力ありがとうございました。

それでは、今年はじめての「住宅完成見学会」の様子です。

   
   
   
   
   
   

寒い時期という事で家主さんから「薪ストーブ」の点火もお許しが…

オーストラリアのピキャン・オーブンという優れものです。

背面に見える壁は、タイルではなく瓦です。これも楽しい細工です。
   
最後に一番肝心なこと…施主様に向けてのご挨拶

「このような機会を設けていただきとても感謝しております。

ありがとうございます。末永くお付き合いを、よろしくお願いいたします」