2011年02月25日
上野原市の*お木楽ハウス*「レッドシダ―・ガルと白洲のいえ」上棟
山梨県上野原市内の古民家通りから少し入ったところに、
「レッドシダ―・ガルと白洲のいえ」が無事上棟となりました。
無指定地区なので、とても自由な設計ができます。ホント自由。
これから、絵を描くように建物をどんどん変えていけるんです。
(ここで注意は、いらない物を付け加え過ぎること!)
外装・床・天井の仕上げに「無垢材」をこれでもかと使います。
家中どこを見ても「木」が目に入る、とても楽しい家になります。
ホールの薪ストーブがとても似合う住まいができると思います。
バルコニー面の「レッドシダ―・チャネル」の使い方が勝負です。
大工さんは、そこそこ若い厚木の「スーパー大工の関戸君」です。
彼は、大工さんですが、2級建築士の資格も持っている努力家です。
頭の良さと、腕の良さを持ち合わせています。…ちょっと褒め過ぎ?
施主様からの、是非とも彼にという「ご指名」。…大工冥利ですね。
弊社の場合、他の大工さんも同様このご指名パターンが多く、
その関係で、申し訳ないですが半年近く待っていただくこともあります。
この家のニックネームですが、「イベント」でも書いたように
(木に囲まれて楽しく暮らす)という意味で、これからは…
「お木楽ハウス」と呼ぶ事にします。((笑))
↓弊社の過去の完成物件で、最も近い建物です。↓
この建物をさらに「無垢無垢しくした感じ」になります。
「お木楽ハウス」は梁と梁の間もパイン材の30ミリを敷き詰めます。
6月末頃には、完成した建物を見ていただける予定です。
この建物もなんとか次のホームページに載せる予定です。
「お木楽ハウス」もこちらの建物も、どちらもそれぞれいいですよ。
日曜日の今日、1か月ぶりに「相模大野」にて、
(住宅相談会)を開催してきました。…疲れた。
あちらの方にも自然住宅の素晴らしさをわかって
いただけるよう、月一回ですが…ガンバロ―!
来月より「地熱利用のエコ住宅」に真剣に取り組む
予定でおります。コストパフォーマンスが問題です。
営業力が皆無の弊社ですが、相模原市や八王子市
のみなさん「自然住宅」は言葉以上にいいですよ。
材料メーカーさんの間違ったコマーシャルに注意です。
せっかくの戸建の住宅を手に入れるのに
マンションのような空間になってしまっては悲しいですね。
「バブル時代とは違った意味での本当の贅沢な暮らし」
安っぽいがいらないものまで何でも付いている家ではなく、
1つ1つがとてもしっかりとしていて、骨太でシンプルな家。
…その選択肢の1つがこのような「自然住宅」だと思います。
(今時の住宅は、完成時からの落ち込みが早過ぎる。
修繕しても、雰囲気もなにもあったものじゃない感じになり、
経年変化とは程遠い。国の方針とメディアの勘違いに
消費者がクレーマーと化した弊害が充満しています。
「本当にいい家を」理解されてない方が多いと思います。)
弊社の只今建築中の「小舞土壁のいえ」を見上げながら、
「そんなに派手ではないが、質実剛健なたたずまい」と
「中に入ったときの独特の空気感」を感じつつ考えます。
3日後には、もうひとつの「片流れの住宅」が上棟します。
街中なので「お気楽 もとい お木楽ハウス」のように
自由ではありませんが、決められた範囲の中で
少しでも良い住宅になるよう、創っていこうと思います。
お金持ちではなくなった日本が、物ではない贅沢を考える時代。
それは人によっては時間だったり、また家族だったりと。
これからの「贅沢な暮らし」ってどんなカタチになっていくんだろう。
…と言いつつ、しっかり(ロト6)買ってます。当たらないけど!
2011年02月25日
「ブラック・バーチのいえ」をもう少し。
先日好評だった「ブラック・バーチのいえ」の写真を
もう少しだけ紹介します。いつもの「和」とは違いますが…。
湖畔にたたずむ(自己主張)のつよ~い家です。
個性的な床材「ブラック・バーチ」がかなり強いので、
壁は純白で、お互いケンカをしないように仕上げています。
デカイ垂木と建物の60%を占める大きな吹抜けも迫力アリ!
(床と天井が全て木なので、このくらいがちょうどいい)
色の数がきわめて少ない家というのもいいと思います。
生活していくうちに、いやでも色は増えていきますから。
その素材の本来持つ色を素直に使う…間違いないです。
ガンマーの木製建具(オーダー)も地味に目立っています。
床の大谷石も含め、ラスティックな質感で包まれています。
とてもシンプルな「トーヨー・キッチンのステンレス」を選び、
内観をくずさないようにしてあります。
「デザインのいい家は、キッチンは目立たないんです。」
施主様が(設備等の器具)へのこだわりを望むのではなく、
どんな生活がしたいかに焦点を絞った結果の間取りです。
ありがちな小細工ではなく、大胆な小細工…かな?
良く見ると、「建築デザイン」の細かい納まりの気使いが
あちこちにされていることがわかると思います。
素材だけに頼らない…全てをキッチリ!
「コストのかかる素材のみに、おんぶにだっこをしない家」
建築のプロの方の目にも、(良い家)に映るはずです。
「素材とデザイン」が、いい感じに融合された家になりました。
それでは…どうぞ。
ココの家、アングル型の表札も何故かかっこいいんです。
以上です。
2011年02月24日
昭島「桧と漆喰の介護住宅」完成。
昭島「桧と漆喰の介護住宅」が完成しました。
JR拝島駅の近くにあります。
床板・腰壁は「吉野産桧」、 内装ドアは、それを新潟にて製作。
壁は、水洗いのサニタリー以外は「漆喰」で仕上げています。
天井は「竹材」を張っており、見切りはなしで目透かし張りです。
接着剤や塗装なども、体に「有害なものは排除」してあり、
新築特有の酸っぱい臭いはいっさいしません。
介護を目的とした住宅でもあり、
広いサニタリーと浴室をかかえ、手すりもたくさん設置してあります。
ドアサイズも大きくとり、床を洗えるステンレスのグレーチングも
リビングと洗面室の間に付けています。もちろん、フラット住宅。
明日は、上野原市内にて、「レッドシダ―の無垢住宅」の上棟です。
ガル・レッドシダ―・白洲・パイン材・…などの混じった住宅です。
2階の床やロフトも30ミリ床板を使用、むき出しでいく予定です。
当然「梁」は全てむき出し!行けるところまで行ってやれ…て感じです。
床~ドア~天井…どこを見ても木だらけ⇒お木楽住宅。ヽ(゚◇゚ )ノ
もちろん、お客様の要望がそうだからしょうがない。嬉しい限り!!!
かなり、個性的な家ですが、造りながらどんどん変わっていく
予感がします。とても楽しみです。無指定地区はホント自由だー。
(最後にちょっと、ご報告です。)
弊社の昨年度の完成建物が評価され、メーカーさんのコンテストにて
入選の連絡がありました。まだ、どの建物になるかはわかりませんが
カタログや雑誌等にも掲載されるとのことです。
今まで、5社ほど掲載されていますが、お客様のご了解を得なければ
ならず、景色も映っていたり、けっこう大変なんですよね。
…でも、それはそれで嬉しいです。
2011年02月23日
牛津
牛津とかいて、オックスフォードと読むんだそうです。
そのまんまですね。
で、ロンドン泊まってた時にオックスフォードに日帰りで行ったときの話です。
由緒ある大学町で、学生が沢山住んで栄えてるのもそうなんですけど、山のように観光客がいます。
とくに、やたらめったらスペイン人に会います。
町中には、オックスフォード大学グッズ屋さんが山のようにあります。
あと、この大学の教授で、不思議の国のアリスとかを書いたルイス・キャロルにちなんで、アリスのグッズ屋さんもあります。
原作のイラストを描いたテニエルのファンなら必見です。
ただし価格がディズニーランド基準(≒えらく高い)。
一番メインのキャンパスの写真と、そのキャンパス内にある礼拝堂の写真です。
趣があって、とても綺麗でした。
さすがというか、格式高い雰囲気が滲み出ています。
礼拝堂の中には御丁寧に、日本語の解説が置いてあります。
ハリー・ポッターの撮影に使われたとか使われなかったとかの食堂の写真です。
額に入って並べられてる肖像画たちは、歴史の教科書に出てくる学者とか王族とかの絵です。
その次が、内部が確か図書館になっているという塔です。
入りたかったけど、確か関係者以外だめだった。。。
大学のくせに、入場料を取るところがちょっといただけなかった。
けど、まあ綺麗だったしよかったかなと思っています。
でも、ちょっと歩いたところの別の敷地では、また別料金を請求されたりするのは、何だかいけすかなかった。
というわけで、メインのキャンパスだけ適当にこなしたほうがいい。
一日に2~3回天気が変わるので折り畳み傘必携。
2011年02月19日
八王子「ガルのいえ」竣工!
本日、八王子「ガルのいえ」が無事竣工を迎えました。
外装は素材のもとの色である「シルバー・ガルバリウム」
南面には、バルコニーの上にスチールの黄色の円柱が3本
…しっかりキッチリ[自己主張]をしています。
(まわりからは、少しだけ浮いています。でもそのうちに
…少しずつまわりも変わってくると思います。)
玄関庇はガラス製。リビングには無垢化粧柱と吹抜け。
内装は、オークとホワイトを基調の明るい感じに仕上りました。
この家には、一坪の秘密基地のような書斎があります。(-^□^-)
居室と居室の間や、1階リビングと2階の各部屋の間に開口を設け、
空間のつながりを大切にしています。閉塞観のない建物です。
「建築とは空間を創造すること」…がよくわかる作品になってます。
今一つ「OBのお客様」の「ブラックバーチのいえ」の写真です。
大切に住まわれていることが、とても良く伝わってきます。
2年ぶりに呼んでいただいて、このさい写真もと…。
薪ストーブもしっくりきてます。床の質感は今でも最高で、
「ブラック・バーチ」が無くなったのはとても残念でした。
ステンレスキッチンの背面にある「黒い千本格子建具」が効いてます。
床面積は小さくても、効率のいい「大・大・大空間のいえ」です。
ここ何年かは、このように家族の集まる部屋を大きく贅沢に、
個室はシンプルに小さく、仕切りも少ない割には、大胆な設計で
空間としての広さを確保する家が増えています。
「バリア・フリー」も住宅に関していえば、つまらない事が多いです。
若い方は、「バリア・フリー」に真向勝負でもいいような…。
想像も出来ないような面白い空間が開けるような気がします。
それにしても「無垢のいえ」は、いい感じが持続しますね…ご立派!
最後に締めで、今晩遅く行ってきたバ―「ソフィア」!
もちろんジャズのライブです。京王八王子のそばにあります。
(神経質そうな若者と不良オヤジの集会所みたいで面白い)
今日のユニットは…フルート+ピアノ(この方チェコの人)
途中クラシックの「ショパン」弾いてました。さすが東欧人!
フルートの人は国立でも聞いていましたが、体調のせいか
今日はいつも以上に乗りまくっていたようです。
2人とも実にうまい。ジャズでいう「1+1=3」て奴。
とくにラストのチック・コリアの「スペイン」。
フルートでもサックスでも、人の息吹が直に楽器に伝わり、
ミュージシャンというより職人といったほうがしっくりきました。
今まで、いろいろな方の「スペイン」を聞きましたが、
今日の「スペイン」は「ザ・ベスト」の一曲です。
「これでもかの一発」でした。「チャ・チャ・チャチャチャチャ・…」
フルートなので「ファ・ファ・ファファファファ・…」~かな?
曲知っている方だったら、このイメージわかりますよね。
バ―・カウンターからパチリです。
来週は、昭島の「桧と漆喰のいえ」の完成写真をアップする予定です。
以上です。