2015年10月30日
山梨県「上野原のガルハウス」…上棟!
上野原のガルハウス上棟!
山梨県の最西端(神奈川県との境)の上野原市
ここ上野原市内では、創和建設では6軒目のガルバリウム
を利用した家が上棟しました。
ベストホームの専務・中村棟梁をはじめ関係者も集まり、
このちょっと目立つ家の上棟をお祝い。
そして創和建設の原監督が全体を仕切ります。
先日もここで書きましたが、ガルバリウムの家は難しい。
何が難しいって柔らかくない分格好をつけるのがとても難しい。
金属がトタンに見えるかガルに見えるかは、
その設計のデザインセンスにかかっています。
細かい納まりは、ちっとだけ置いといて…
全体の外観イメージを崩さないことを一生懸命考える。
キリッと引き締まった外観と同様に、
内観もイメージ通りぶれないで最後まで突き進む。
このあたりは「カフェ・スタイル」の家と同じ。
成功すると大化けする…そんな「ガルハウス」です。
この家は、「ガルの王道」のデザインなので間違いなし。
それでは、「上野原のガルハウス」の上棟の様子です。
「相模原・城山のガルハウス」の完成公開は、
もうすぐです。(こちらの外装は、シルバーカラー)
2015年10月26日
河口湖の山…木をガン見している私たち!
山梨県「地産地消・大月の家」
来月早々に上棟する「都留の家」と同じく、
少し遅れて着工する「大月の家」も、
木材に地元・山梨県の木を使います。
それも、施主のご実家がもっている河口湖の山の木。
ここまでくると地産地消というより「昔の家づくり」のよう。
北都留森林組合さん・南部森林さん・甲斐東部プレカットさん
きなり舎さん・創和建設・平野棟梁・そして施主のAさん
みんなで見に行き、切り出して使えるものを選定。
使えるか使えないかではなく、こうして集まりなんとか使おう
という事だけでも不思議と楽しい。
一言で「価値観」という言葉ではくくりきれないが、
今の若い方の考えと行動力には尊敬の念を抱きます。
Aさんのここに至った理由は2つ
「先祖代々の山が荒れているので少しでも役に立ちたい」
「自分の家に、先祖代々の山の木を少しでも使いたい」
とても良いこと…でも良いことを実行するのって難しい
そんな難しいことを迷いもなくやろうとしているAさんご家族。
「地産地消・大月の家」の着工は、来年3月あたり?
これから細部の実施設計や地盤調査に入っていきます。
今日の画像は「河口湖の山でのみんな」です。
(河口湖に遊びではなく、みんなで真剣に木を見てます。)
山の木って、遠くから見ているのと近くで見るのとは
まったく違います。近くで見ると…やたら太い!
こうして、とても意義のある間伐になります。
2015年10月23日
藤野電力・ワークショップ…牧郷ラボにて2回目の参加見学!
2度目の「藤野電力ワークショップ」参加!
藤野電力…日本でここ数年もっとも活発な市民電力の一つ。
(藤野さんという方が始めたのではなく、神奈川県の藤野町の
トランジション有志により起ちあがった市民電力グループ)
きっかけは、今でも大きな傷跡が残る未曾有の
東日本大震災の時…東京電力が滞り、計画停電が
何日も続き、こんなに東京に近いのに、今あちこちで
何が起きているのか、情報も来ない、そしてこちらからも
発信できない、電気の大切さ、いかに私たちの生活が
電気というものに頼り切っているか?
こんなことを考えていたメンバー(地域通貨のグループの
メーリングリスト)に「自分たちに何ができるのか」…
「電気を自分たちでつくろう!」みたいな文章が流れたらしい。
そこからはじまった「藤野電力」は、今では日本中へ出張し、
ワークショップを開催し、その他にもイベントや祭りを自力で
東電のチカラを一切借りずに成功させるまでに至りました。
今回は、地元「牧郷ラボ」でのワークショップ。
私が参加したのは2度目。前回は創和建設で、そして今回は
家族と一緒にプライベートでそっと参加。
小田島さんたちの、起ち上げのきっかけや、その時のご自身の
気持ちなどが聴けたことが、前回とは違い楽しかった。
その行動力だけでなく、特に持続力には頭が下がります。
↓そ れ で は↓
(旧)牧郷小学校の模造校舎、ここが藤野電力の秘密基地
建物内のワークショップの入口には「電気屋」の吊下看板
小田島さん自ら、電気のイロハを分かりやすい言葉でまず
ちなみに、創和建設の建物には数多くの藤野電力の
パネルが搭載されています。万が一、再度計画停電
などがあった際には、そのすべての家々が情報発信
の基地として役立ってくれるのだと思います。
ちなみに、弊社の藤野におけるお客様の電気代の平均は、
1ヶ月2500円くらいかと…。大型のソーラーを搭載して
電気をたくさん売ることではなく、使わないことに一生懸命な、
そして東電に乗っからないオフグリッドの形態をとり、
1個人や小さなグループが出来ることをやっていくのだと
…それも、見るからにほんとに楽しそうに…ここも凄い!
先日、相模原市にて「城山のガルハウス」が完成!
そして時を同じくして「上野原のガルハウス」が上棟!
ガルバリウムの外装は、とても気を使います。
ヘタをするとただのトタンの倉庫に見えてしまう。
設計の、それも外観のデザイン力の勝負。
今年度は「カフェ・てくてく」さんのガルバリウムの家が
賞をいただきました。(2年ぶり)
来年も、とりあえずは、数軒エントリーする予定です。
2015年10月20日
創和の「長期優良住宅&低炭素住宅」…これから始まります!
創和「長期優良&低炭素」+地域型住宅開始!
今年度から始まった国交省「地域型住宅グリーン化事業」
国の予算で日本の住宅の省エネ化を目指すという仕組み。
創和建設では、国の補助金をいくらかでもお客様に還元
出来るよう、節操もなく5つの団体に加盟しています。
(加盟しないと補助金がもらえないので…ちょっと面倒)
すでに最初の配当分はめいっぱい使ってます。
町田市・鶴川の家 日野市・東豊田の家 相模原市・藤野の家
相模原市・相模湖の家 山梨県・都留の家
以上の5軒が、今年度分の創和の補助金利用住宅になります。
ただし、この長期優良化事業は、自然素材や無垢化を目指す
お客さまにとっては、いいことばかりではありません。
耐震を高めるために合板(接着剤で固めたべニア)や金物を
多用すること。断熱性を高めるために、羊毛などを使うと厚いぶん
かなり高額になってしまうこと。ローEガラスになるため、日中の
太陽の熱が家の中に入りずらくなること。
フラット35がそのまま使えることや、エアコンの電気代が安価に
なることや、税金の優遇などいいところもたくさんですが、
表裏一体でそのお客様の暮らし方に合っているかどうかです。
創和の今回の5軒は、設計者がとてつもなく苦労しながら、
自然に…自然に…と、長期優良&低炭素の悪いところを
消すように設計しています。
名まえだけのローコスト住宅の雰囲気を持つ長期優良は、
軸組だけが長く持つが、仕上げは20年で劣化という、
ぜんぜん長期優良でもなんでもない住宅になり、
最終的に高い買い物になってしまうので。
長くなりましたが、これからの地域型住宅のお知らせです。
すでに来年のグリーン化を目指して数名の施主様にも
お声かけいただいております。
補助金確定はしておりませんが、ご興味のある方はぜひどうぞ。
2015年10月16日
山梨県・富士吉田の民家…リフォーム完成!
山梨県富士吉田の家…リフォーム完成!
山梨県富士吉田市の良質な民家のリフォーム
(今年から来年にかけての創和建設は山梨県も多そう
…すでに都留市と大月市でも新築が動き出しています)
この家は、住まわれていたお父様が愛情をたっぷり注ぎ、
大切に暮らされていたであろうこと、良くわかります。
歴史のある街、富士吉田市らしい重厚な家です。
世界遺産・富士山の麓にある、そんな物語のある建物の
(もともとが手をかけた家の)床を無垢に張り替えました。
構造材や造作材も立派。(ただし床がヘタる…よくある事。)
この手の家のリフォーム・リノベはやりすぎないことが肝心。
悪いところだけやりかえる、今回の断熱と床のみのように。
新しく4部屋を無垢材にて施工。はじめは色が違い違和感が、
ただ、これから何年・何十年もかけて、もともとの周囲の素材と
柔らかく馴染んでいき、ちょうどよくなっていきます。
そして、床の掘り込みは掘りごたつを後ほど施主様が…。
しっかりと落ち着いたリフォームとなった富士吉田の家。
家の中にはいると、木の香がたっぷり…凛としてます。
この家の床を集成フローリングにした場合は、
壁や建具の質感に負けてしまいます。適度に不均一な
ホンモノだから…そして経年変化する素材だから…
数年後に期待が持てるのだと思います。
ついでに、完成写真の撮影合間に近くの西裏・月江寺の街へ…
昔、ちょっとだけ伺ったことのあるジャズ喫茶&バーを捜索。
なんと、見つかりません。悲しいかな閉店してしまったのか?
30分ほどですが、寂しい想いで帰路につきました。
月江寺は、寂れたとはいえ、いい雰囲気の片りんは今も健在。
ミリオン通りの周辺は、画一化された都会の街並みに比べると、
それはそれで味がある。懐かしき思いっきり昭和の街並み。
それにしてもジャズバー&ライブハウス…どうしたんだろう?
この街では、数少ないお店だったのですが…そして
誰も歩いていない路地裏に猫が1匹…写真におさまりました。
路地裏に猫…似合いすぎ(笑)!