藤野・榛(はしばみ)の家…上棟!

何十年かぶりの迷惑な大雪、談合坂パーキングエリアで

ヤマザキのパン屋さんがヒーローになってから数日…

遅ればせながら目出度く「榛の家」上棟です。

場所は、名倉のシュタイナー学園にほど近い眺望の地。

大きな2世帯住宅で、自由な自然住宅という感じです。

施主様の奥さんが1級建築士ということもあり、

想いがたっぷり詰まった住まいになっていきます。

      パッと見の感想…デカい!

土地も広く。敷地でみんなでソリ遊びができます。

この土地の広さが、建物を境界と並行させないという、

とてもとても素敵な無駄が可能になりました。

仕上げもすべてがきっちり決まっているわけではありませんが、

建物がすすむにつれて決まっていくこともあるという、

いい感じのゆるい大雑把さを感じます。これ大切。

決まっていることに越したことはないですが、

無理やり決めるといいことないですね。前向きな持越し。

良い住まいは、図面やデータだけではない可変性って大切です。

自然住宅なので、やはり間仕切りも少な目。

仕切り壁を大切にするのではなく、その間の空間を大切にすること。

この日の上棟式は一般の方(シュタイナーのお子さん達)も参加されて、

雪の中賑やかに行われました。みんなとっても逞しい!

生きること、暮らしていることが、繋がりの中で成り立っていることを

再認識させてくれる楽しい上棟式イベントでした。

建築中の家も「どうぞご見学を…」というスタンスでいきますので、

このような建物や式典を小さいうちに見ておくことが良い想いでになり、

この生徒さんたちの中から「建築家や大工さん」を目指す子も出てくるかも。

祈願のあとの「お餅まき」など珍しいイベントも実施、これもいい思い出。

昔は、畳屋さんが舗道まで店を広げトントンと畳づくりに精を出すのも

普通の風景でしたから、モノづくりが日本人の体に染みついていましたね。

それでは、自然住宅「榛(はしばみ)の家」の上棟の賑やかな様子です。

   
   
   
   
   
   
   
   

不便と風が強い立地のぶん、陽当りと最高の景色を持つ「榛の家」

上野原市の素朴な景色や星空もとても美しい…藤野の高台の家です。

 

  設計…池辺潤一  施工…創和建設㈱  大工…関戸&戸谷

「日野・高幡の家」…竣工!


東京都日野市の高幡不動駅の近くで建築中の住宅が完成!

(じつは、この大雪にて外構を含め若干仕事が残っています。)

外装…黒ガルバと木の融合

内装…杉・漆喰・和紙・麻

キッチン…クリナップ・オールステンレス

その他の特徴…土間がある 木製家具 地場産作り付けカウンター

リビングダイニングの真ん中につくった吹き抜けを介して、

1階と2階、寝室と子供部屋、そして廊下と

すべての部屋が繋がっています。

家族の気配がいつでもわかるという優れものの吹き抜けです。

階段の吹き抜けと絡んで、空気の流れも循環し、

とても暮らしやすい住環境になるでしょう。

外見は若干洋風、玄関を開けリビングの引き戸を開けると、

そこには木と漆喰の和っぽい大空間が広がります。

いつも書いている「嬉しいギャップ」が待っています。

「融合する家」と呼んでもいいくらいの、数々の仕掛けがあります。

外装の公開は、外構工事を弊社の山下君が終わらせてから…。

お世話になった施主様には、もう一(ひと)仕事待っています。

外まわりに木を植えること。外から見ても中から見ても、

この家には植栽が良く似合うはず。

こうやって、毎回施主様にブログの中で、地味~にプレッシャーを。

はじめてお会いしたときから、とても印象深かったご家族。

私たちの数々の見学会にお越しくださり、土地探しで日野へ…、

ずっと土地が見つからないのでは?と私自身思っていたことも、

お会いして数年が経ち、やっと立派な木の家が出来上がりました。

ご協力くださった設計の市川さん、大工の中村くんをはじめ、

みなさんの弛まぬご尽力とプロ根性の賜物です。

「三沢の家」、そして「高幡の家」と続き、次回は「町田の家」へ…

新しいホームページには「融合」という言葉を入れてご紹介するつもり。

それでは、施主様に感謝の念を込めて、抜粋して公開です。

     「日野・高幡の家」…ありがとうございました。

     
     
     
     
     
     
     
     
     
     

  外構完了後の再度の登場は、来月初めころになります。

  今日は、雪の中電車で現場までいき、検査と撮影…帰りは、

  「いい家になった~」とニタニタしている私がいました。(笑)

           

2014年02月15日

府中商工会議所にて…

昨日は、東京・府中の商工会議所にてセミナーに参加。

内容は、「低炭素住宅」「住まいの給付金」「ハイブリッド・システム」

「木材利用ポイント」「パッシブファースト」「長期優良住宅」、

そして「これから国が考えていること」など。

「ハイブリッド」はすでに2軒の住宅で考えており、

「木材利用ポイント」や「パッシブファースト」「長期優良住宅」も

普通にやっておりますので、「低炭素住宅」と「住まいの給付金」を

念入りに聞いてきました。

低炭素住宅は思ったより簡単そうなので、まずはやってみることに。

食べ物の好き嫌いは多いのですが、仕事の好き嫌いは少ない方で、

「まずは…とにかく…ためしに…やってみよう!」です。

府中の街は、やはり私たちが住む田舎と違い前回の雪が少なかった。

現在、ホームページの改訂の原稿作りに、寝る間を惜しんで取り組んでます。

毎日寝不足ですが、オリンピックを見れるという美味しいオマケがついてます。

次回は、許されることならば、お客様の顔出しも考えていますので…

OB客のお客様に、お声をかけることもあります。(誰か、首を縦にふってくれれば?)

また「創和オリジナル」の木建具やキッチンも考えています。

みなさん、どうぞよろしくお願いします。

2014年02月13日

ユキ…降りましたね。

なんだか久しぶりの大雪でしたね~、困りましたね~。

(昔に比べ、最近は温暖化のせいか雪が少なくなった気がします.が、

そんな中で今回の積雪は異常のようです。)

たまには降らないかな~と思いつつ、

        実際こうなると現場の工事の遅れも気になって…。

数十年に一回の量…こんなに降らなくても良かったのですが、

こんなことを言うと東北や北海道の方は、

「ふざけんな!そんなの雪のうちにはいらねえ!」…かな?

四季のはっきりした日本…こんな日もありと思いながら、

ソチ五輪の開会式に合わせたような2月8日、

白一色に変わっていたこの町の景色を雪を掃きながら眺めた一日でした。

(ちなみに、このあたりの自治体は降雪のあとにかなり細い道路まで、

地元建設会社が雪掃きをします。わたしたち創和は小渕地区担当。)

           そしてそして今週末も…

     
     

国の補助金を利用した家づくりの2軒目と3軒目のお知らせ…


地域ブランド「里まちネットワークの家」

一軒は昨年末、そしてもう一軒は今年のアタマから、

2軒の基本設計がはじまりました。(相模原市緑区小渕地域)

地元の無垢材と自然素材、そして長期優良住宅の組み合わせ、

上手くいけば、そこに木材利用ポイントもプラスになります。

(国交省と林野庁から最大160万円の補助金となります)

期限のある仕組み(3月本申請、9月完成で、枠が残っていれば)

ここの並んだ藤野の2軒…とてもとても期待しております。

「北相模・甲斐東部 里まちネットワーク」の模範になるように。

自然に馴染んだ質の高い家を建てていただくことが理想。

長期優良と無垢の家という相反する方向性の中で、

施主・設計・私たち施工サイドを含めて、みんなで苦労する。

現在、東京・武蔵村山市に続き、神奈川・相模原市の計3軒。

昨年から今年にかけての大きな目標のひとつ

「神奈川県と山梨県の県境をまたいだ森林利用の実現」

が少しづつカタチになって見えてきました。

これまでの3軒は、チームの規約にのっとり山梨県東部の木材。

上野原市・大月市・都留市・道志村あたりの山や森の木を使います。

北都留森林組合の中田さん、甲斐東部プレカットの小俣さん、

これからは、皆さんの逞しい肩にかかっています。よろしくです。

北サイドも南サイドも、その立地を100%生かした自然住宅になりそう。

この2軒が並んで建つことの意義も大きいのだろうと考えます。

低めにした設定したハードルのずっと上を超えそうな「地産地消の家」

土地としては避けられこともある、ウナギの寝床と呼ばれる超長方形。

そこを逆手にとっての大逆転劇になりそうです。

このところ、煩いくらいに地産地消の話ばかりになってしまいました。

次回からは、他のお話しに変えていきます…?

それでも、なんだかんだで…街も山もあり…人もそれなりにいて…

通勤は1時間とちょっとで都心に行けるそれなりの便利さ。

「会社の立地が東京・神奈川・埼玉・山梨の4県に近くて良かった」

                            ご先祖様に深く感謝!