ホップの家…薪ストーブの火入れ式イベント!

相模湖の寸沢嵐の斜面地に建築された「ホップの家」

畑と料理の大好きな方が集まった「創和・家プロジェクト」

この家は、無垢と自然素材を多用した住宅の割には、

とてもスッキリしています。無駄がない。

大きな空間と色合い、そして扉の数が少ないことが要因。

部屋と部屋とのつながりが気持ちがいいんですね。

そんなホップの家の「薪ストーブの火入れ式」が開催。

地元生まれ・育ちのすでに2年分くらいの薪を集めている

施主さんご夫婦。奥様はお料理大好き。

施工の創和を代表して志村。そしてこのイベントの主役は、

毎年何度か登場する体はデカいが態度は普通な伊那市の

DLDの中村さん。

土間にドカンと鎮座するのは「ファイヤーサイド・アンコール」。

性能も高く価格も高い薪ストーブの王様というか、雰囲気からして

女王様という関じ。(大きなわりに、そんなに泥臭くないシェイド)

色も真っ黒ではなくて、新色を設置。

たぶんこれ1発で、薪をたくさんくべると真冬も半袖短パンで暮せる。

いつものように、厳かな沈黙(凛とした空気)からみんな笑顔へ…

アンコールが活躍するのは、まだ半年以上先になりますが、

暖房機器としてだけでなくインテリアとしても上級の薪ストーブ。

薪ストーブのある家・火のある暮らし…

創和建設の新築&リフォーム物件では、ちょうど40軒目となりました。

現在、建築中の「奏での家」と「まんなかの家」にも設置予定。

これだけ都心に近いのに…「煙突の街」って不思議です。

創和も極寒地の工務店でもないのですが、(ありがたいことに)

それだけ薪ストーブの大好きなお客様が集まってくるということですね。

無垢材&自然素材~経年変化そしてちょっと手間&世話がかかり、

薪ストーブ~やはりちょっとだけ?面倒で手間暇がかかる。

みんな手間暇がかかることに抵抗がない方たちなんだろうな、

家の雰囲気とか暮らし方とか個性的でカッコいいし。

今年の秋口には、この「内郷の里」にはもう1軒の自然住宅が完成予定、

やはりそこにも煙突が立ちます。「ここは長野か?」みたいな…楽しみ。

こうして3軒のコミュニティ・内郷の里Pも着々と完成に向かいます。

↓H様邸・ファイヤーサイド・アンコールの火入れ式の様子↓

 (世界で?一番料理が得な薪ストーブと言われています)

    クラシカルなイメージ、存在感があります。
    
    備品にもオーナーのこだわりがうかがえます。
    
    高くなく煙突掃除も楽な設置場所。
    
    サイズも大きく、ド迫力の火が見えます。
    
    ナベヤカンがいっぱいのります。
    
    2階まで熱が伝わる吹き抜けと間取り構成。
    

  最後のは、施主さんが設置した映写式の月面時計

  丸窓と対をなし、とてもいい感じ…漆喰壁も無傷!  

  ムーミンの入口とともに、この家は曲線や丸が多い。

対面の火打ちに設置されたスピーカーからはジャズが流れ、

テレビもモノも少ない家には落ち着いた空気がまったり…。

施主さん(ご主人)曰く「この家、早く帰ってきたくなるんですよ」

気取ったところはなく、威張った贅沢さも感じられないが、

そのかわりにとても豊かな空間がここにはあります。

施主さんが、よくある必要な部屋の集合体である間取りを

一生懸命考えて失敗しないように家づくりをしたのではなく、

               ただ一言…

「こんな暮らしがしたい!」だけを実現したそんなホップの家です。

2015年03月17日

イエルカの薪ストーブ

今日は、書く時間もなく「薪ストーブ」のご紹介。

どんな家にも合うわけではなく、設置する家を選びますが、

長野のイエルカさんの薪ストーブ。新しいといっても1年半前くらい?

  くぬぎ と どんぐり … これオーブン付きです。

雰囲気だけなら無敵のイエルカの薪ストーブ。

        それ以上にご夫婦そろって人柄も無敵です。

ご自身の家にどんな薪ストーブが似合うだろうと検討するため、

一度、遠路はるばるイエルカさんちへ薪ストーブの見学へ行くと、

帰りの車の中では、イエルカストーブに似合う家にしようと、

話が変わってしまう…そんな魅力のある笑顔です。

   

少しくらい汚れてもいい大活躍する土間がある暮らしのお客様、

そしてもう一つの条件が「個性的でやりたがり」…ドンピシャです。

(綺麗に掃除がいきとどいてなくても価値が下がらない家と同じ)

そんな家にあると「カッコいい~」イエルカさんのストーブの紹介。

最近とくに感じることがあります。

1年間に20~30軒近い家づくりをしている創和建設の

新築住宅の中で、毎年印象深い家が数軒…。

一般的に「家=間取りと素材」みたいな考えもありますが、

外注設計の多い創和はそのあたりの考えが少し違っていて、

窓の大切さ、そこから見える景色の大切さがとても重要。

実物をつくっているので余計に感じます。

どんな家にも必ずある「ちょっといい景色」、それは狭くても

部分的でも構わない。中から立って眺める坐って見上げるでも

構わない。窓のカタチも縦横サイズも位置も構わない。

そこを最大限活かすのが…そう建築家のお仕事なんです。

(この欄でも再三言ってきた、サッシの天端をとりあえず

揃えておこうという単純な設計ではそれは無理)

朝から晩にかけて太陽がどこから昇ってどこに沈む。

遠くの林やお隣さんの庭など、利用できるところはすべて計算。

要望間取りもあるし、それを実現する手法と悪戦苦闘、

だからこそ、設計期間が半年という長丁場になる。

たまにあるんです「何故、ここに開口が無い…なぜ?」みたいに。

その逆もあって「いったい何故ここに窓がある、それもこのサイズで」

そんなちょっと悲しい結果も…「優先順位が違ってませんか?」

間取りや便利さ重視になってしまった昨今の建物ですが、

それの計画の得意な建築家がけっしていい建築家ではなく、

その土地の一番楽しいところと、そこから見える美しい景色を

探すことが得意な方に出会えてこそ、幸せな家になるような…。

外から家を写した写真は雑誌に掲載されるが、

        窓から見た景観は雑誌に載せようもないですから。

    「勝手に言うだけって楽でいいですね~。」

時間もかかり価格もそう安価ではない建築家への依頼、いい人に出会うと

価格以上の価値のある景色と空間をプレゼントしてくれます。

「小さく建てて、豊かな景色を見せてくれる家」いいですね。

外から見るか内から見るか?…う~ん、どっちもですね。(我儘(笑))

最後に「描く方もつくる方も、一緒になって楽しむこと。もちろん施主も」

それを生かすも殺すも、施主さんご自身がモデルハウスや間取り集などの

業者からの「間取りの洗脳」から、真っ白なアタマに戻れるか…かな?

「多摩境の家」や「命が輝く家」のご主人さんが数度口にした言葉、

「家は3回建てなければというが、

              私たちは1回ですが後悔するところがない!」

皆さん…普通は一生に一軒の家。いい出会いがあるといいですね。

「果樹のある家」完成見学会と家並み見学会!

数年前に開催した「風のいえ・家並み見学会」好評でした。

それに続いて今回は3月28日「里いえ・家並み見学会」

そして主役は、今月末に竣工する「果樹のある家」

見学会場は新宿から1時間…中央線の藤野駅、

合併のため現在は相模原市緑区名倉地区。

棟梁クラスの大工さんが4名で頑張っているこの家は、

地元神奈川の無垢材の一部の構造で木組みを実施

太陽熱利用に太陽電池をプラスした「そよ風ルーフ」

資源活用薪ストーブ・太陽光利用のスカイライトチューブ

藤野電力&雨水利用と、エコの限りを尽くした感じの家。

「環境と健康に負荷を与えない」仕組みのオンパレード。

この家の周りには、木々を挟んで「里山長屋」と「森の家」

すべてビオフォルム環境デザイン室さんの設計と工務店は

弊社・創和建設が加わった3軒が適当な間隔をおいて、

いい感じで自然にコミュニティをつくっています。

その3軒すべてぐるりとみていただける稀な見学会です。

自然とのつながり、家と人とのつながり…などなど見どころ満載。

当日は、設計の山田さんから「家づくりの想い」を語る時間も。

まだまだ現場は完成に向けて邁進している真っ最中ですが、

1軒でも素晴らしいのに、それが3軒。そして遠くには春の山並み、

近くにはナラなどの林、そして庭や菜園…煩いくらいの鳥の声(笑)

詳細はそのうちに、メールやこの場でご案内します。

今日は、この土地に初めて建ったはじまりの家

「藤野プロジェクト・里山長屋暮らし」の内外とそのお隣の

「地産地消の森の家」の外観とウッドデッキからの眺めを

少しだけ…。

「果樹のある家」もこれに負けじと…

いや、3軒一緒になることの相乗効果で見栄えがします。

(1+1+1=3 ではなくて 倍くらいになってるかな?)

   
   
   
   
   

   
   
   

今でも、現場の職人さんたちは一生懸命働いていて、

見学会というイベントが鞭のように感じるかもしれないですが、

…ココロは焦って手元は落ち着いて丁寧にラストスパート

中村棟梁はじめ関わっている方へ「皆さ~ん、頑張ってください!」

風船を配ったり、パンフレットや宣伝文句がいっぱいの

派手な見学会ではないですが、暮らし方を真剣に考えた、

施主・設計・工務店、とくに優秀な職人たちのの努力の結晶。

 3月28日(土)は、ぜひ「藤野の里」へお越しください。

土壁塗りワークショップ…相模湖ドッグランカフェ!

現在リノベーション(元は古い納屋)の真っ最中の現場、

相模湖千木良地区の高台にある「ドッグランカフェ」。

眼下には相模湖、そして対岸の若柳・寸沢嵐地区を望む。

   

そんな自然豊かな眺望の丘で、

3月21日から2日間の土壁塗りのワークショップを開催。

古い納屋をカフェ&住宅にリノベーション、

セルフビルド…そして今回のワークショップ、

施主さんの苦労と楽しさがいっぱい詰まった家づくり。

(創和建設からは、監督の原部長が担当)

古いモノでも良質なモノは壊さず再生するというリノべのお手本。

大工さんは厚木から来ている佐藤棟梁

                …機転を利かせていい仕事しています。

東京・高尾山(大垂水峠)を超えてわずか10分足らず、

          相模湖ドッグランカフェのオープンもそう遠くない。

一般(普通)の復旧リフォームからは考えられないほど、

すべてにおいて遠くかけ離れているこの家ですが、

とても素敵になりそうな予感をビシビシ感じます。

現在設計中の新築フルセルフの「高尾・多摩御陵の家」と双璧で、

私たちの正直な感想…「凄い時代になったな~」…です。

(創和の家 たまに出てくる スーパーマン…以上5・7・5・7・7)