2015年03月20日
農的暮らし・内郷の里…ホップの家の薪ストーブ火入れ式!
ホップの家…薪ストーブの火入れ式イベント!
相模湖の寸沢嵐の斜面地に建築された「ホップの家」
畑と料理の大好きな方が集まった「創和・家プロジェクト」
この家は、無垢と自然素材を多用した住宅の割には、
とてもスッキリしています。無駄がない。
大きな空間と色合い、そして扉の数が少ないことが要因。
部屋と部屋とのつながりが気持ちがいいんですね。
そんなホップの家の「薪ストーブの火入れ式」が開催。
地元生まれ・育ちのすでに2年分くらいの薪を集めている
施主さんご夫婦。奥様はお料理大好き。
施工の創和を代表して志村。そしてこのイベントの主役は、
毎年何度か登場する体はデカいが態度は普通な伊那市の
DLDの中村さん。
土間にドカンと鎮座するのは「ファイヤーサイド・アンコール」。
性能も高く価格も高い薪ストーブの王様というか、雰囲気からして
女王様という関じ。(大きなわりに、そんなに泥臭くないシェイド)
色も真っ黒ではなくて、新色を設置。
たぶんこれ1発で、薪をたくさんくべると真冬も半袖短パンで暮せる。
いつものように、厳かな沈黙(凛とした空気)からみんな笑顔へ…
アンコールが活躍するのは、まだ半年以上先になりますが、
暖房機器としてだけでなくインテリアとしても上級の薪ストーブ。
薪ストーブのある家・火のある暮らし…
創和建設の新築&リフォーム物件では、ちょうど40軒目となりました。
現在、建築中の「奏での家」と「まんなかの家」にも設置予定。
これだけ都心に近いのに…「煙突の街」って不思議です。
創和も極寒地の工務店でもないのですが、(ありがたいことに)
それだけ薪ストーブの大好きなお客様が集まってくるということですね。
無垢材&自然素材~経年変化そしてちょっと手間&世話がかかり、
薪ストーブ~やはりちょっとだけ?面倒で手間暇がかかる。
みんな手間暇がかかることに抵抗がない方たちなんだろうな、
家の雰囲気とか暮らし方とか個性的でカッコいいし。
今年の秋口には、この「内郷の里」にはもう1軒の自然住宅が完成予定、
やはりそこにも煙突が立ちます。「ここは長野か?」みたいな…楽しみ。
こうして3軒のコミュニティ・内郷の里Pも着々と完成に向かいます。
↓H様邸・ファイヤーサイド・アンコールの火入れ式の様子↓
(世界で?一番料理が得な薪ストーブと言われています)
クラシカルなイメージ、存在感があります。
備品にもオーナーのこだわりがうかがえます。
高くなく煙突掃除も楽な設置場所。
サイズも大きく、ド迫力の火が見えます。
ナベヤカンがいっぱいのります。
2階まで熱が伝わる吹き抜けと間取り構成。
最後のは、施主さんが設置した映写式の月面時計
丸窓と対をなし、とてもいい感じ…漆喰壁も無傷!
ムーミンの入口とともに、この家は曲線や丸が多い。
対面の火打ちに設置されたスピーカーからはジャズが流れ、
テレビもモノも少ない家には落ち着いた空気がまったり…。
施主さん(ご主人)曰く「この家、早く帰ってきたくなるんですよ」
気取ったところはなく、威張った贅沢さも感じられないが、
そのかわりにとても豊かな空間がここにはあります。
施主さんが、よくある必要な部屋の集合体である間取りを
一生懸命考えて失敗しないように家づくりをしたのではなく、
ただ一言…
「こんな暮らしがしたい!」だけを実現したそんなホップの家です。
2015年03月17日
イエルカの薪ストーブ
今日は、書く時間もなく「薪ストーブ」のご紹介。
どんな家にも合うわけではなく、設置する家を選びますが、
長野のイエルカさんの薪ストーブ。新しいといっても1年半前くらい?
くぬぎ と どんぐり … これオーブン付きです。
雰囲気だけなら無敵のイエルカの薪ストーブ。
それ以上にご夫婦そろって人柄も無敵です。
ご自身の家にどんな薪ストーブが似合うだろうと検討するため、
一度、遠路はるばるイエルカさんちへ薪ストーブの見学へ行くと、
帰りの車の中では、イエルカストーブに似合う家にしようと、
話が変わってしまう…そんな魅力のある笑顔です。
少しくらい汚れてもいい大活躍する土間がある暮らしのお客様、
そしてもう一つの条件が「個性的でやりたがり」…ドンピシャです。
(綺麗に掃除がいきとどいてなくても価値が下がらない家と同じ)
そんな家にあると「カッコいい~」イエルカさんのストーブの紹介。
2015年03月15日
設計で大切なこと…外から見るか、内から見るか?
最近とくに感じることがあります。
1年間に20~30軒近い家づくりをしている創和建設の
新築住宅の中で、毎年印象深い家が数軒…。
一般的に「家=間取りと素材」みたいな考えもありますが、
外注設計の多い創和はそのあたりの考えが少し違っていて、
窓の大切さ、そこから見える景色の大切さがとても重要。
実物をつくっているので余計に感じます。
どんな家にも必ずある「ちょっといい景色」、それは狭くても
部分的でも構わない。中から立って眺める坐って見上げるでも
構わない。窓のカタチも縦横サイズも位置も構わない。
そこを最大限活かすのが…そう建築家のお仕事なんです。
(この欄でも再三言ってきた、サッシの天端をとりあえず
揃えておこうという単純な設計ではそれは無理)
朝から晩にかけて太陽がどこから昇ってどこに沈む。
遠くの林やお隣さんの庭など、利用できるところはすべて計算。
要望間取りもあるし、それを実現する手法と悪戦苦闘、
だからこそ、設計期間が半年という長丁場になる。
たまにあるんです「何故、ここに開口が無い…なぜ?」みたいに。
その逆もあって「いったい何故ここに窓がある、それもこのサイズで」
そんなちょっと悲しい結果も…「優先順位が違ってませんか?」
間取りや便利さ重視になってしまった昨今の建物ですが、
それの計画の得意な建築家がけっしていい建築家ではなく、
その土地の一番楽しいところと、そこから見える美しい景色を
探すことが得意な方に出会えてこそ、幸せな家になるような…。
外から家を写した写真は雑誌に掲載されるが、
窓から見た景観は雑誌に載せようもないですから。
「勝手に言うだけって楽でいいですね~。」
時間もかかり価格もそう安価ではない建築家への依頼、いい人に出会うと
価格以上の価値のある景色と空間をプレゼントしてくれます。
「小さく建てて、豊かな景色を見せてくれる家」いいですね。
外から見るか内から見るか?…う~ん、どっちもですね。(我儘(笑))
最後に「描く方もつくる方も、一緒になって楽しむこと。もちろん施主も」
それを生かすも殺すも、施主さんご自身がモデルハウスや間取り集などの
業者からの「間取りの洗脳」から、真っ白なアタマに戻れるか…かな?
「多摩境の家」や「命が輝く家」のご主人さんが数度口にした言葉、
「家は3回建てなければというが、
私たちは1回ですが後悔するところがない!」
皆さん…普通は一生に一軒の家。いい出会いがあるといいですね。
2015年03月10日
「果樹のある家」完成見学会と家並み見学会!…いいですよ~。
「果樹のある家」完成見学会と家並み見学会!
数年前に開催した「風のいえ・家並み見学会」好評でした。
それに続いて今回は3月28日「里いえ・家並み見学会」
そして主役は、今月末に竣工する「果樹のある家」
見学会場は新宿から1時間…中央線の藤野駅、
合併のため現在は相模原市緑区名倉地区。
棟梁クラスの大工さんが4名で頑張っているこの家は、
地元神奈川の無垢材の一部の構造で木組みを実施
太陽熱利用に太陽電池をプラスした「そよ風ルーフ」
資源活用薪ストーブ・太陽光利用のスカイライトチューブ
藤野電力&雨水利用と、エコの限りを尽くした感じの家。
「環境と健康に負荷を与えない」仕組みのオンパレード。
この家の周りには、木々を挟んで「里山長屋」と「森の家」
すべてビオフォルム環境デザイン室さんの設計と工務店は
弊社・創和建設が加わった3軒が適当な間隔をおいて、
いい感じで自然にコミュニティをつくっています。
その3軒すべてぐるりとみていただける稀な見学会です。
自然とのつながり、家と人とのつながり…などなど見どころ満載。
当日は、設計の山田さんから「家づくりの想い」を語る時間も。
まだまだ現場は完成に向けて邁進している真っ最中ですが、
1軒でも素晴らしいのに、それが3軒。そして遠くには春の山並み、
近くにはナラなどの林、そして庭や菜園…煩いくらいの鳥の声(笑)
詳細はそのうちに、メールやこの場でご案内します。
今日は、この土地に初めて建ったはじまりの家
「藤野プロジェクト・里山長屋暮らし」の内外とそのお隣の
「地産地消の森の家」の外観とウッドデッキからの眺めを
少しだけ…。
「果樹のある家」もこれに負けじと…
いや、3軒一緒になることの相乗効果で見栄えがします。
(1+1+1=3 ではなくて 倍くらいになってるかな?)
今でも、現場の職人さんたちは一生懸命働いていて、
見学会というイベントが鞭のように感じるかもしれないですが、
…ココロは焦って手元は落ち着いて丁寧にラストスパート
中村棟梁はじめ関わっている方へ「皆さ~ん、頑張ってください!」
風船を配ったり、パンフレットや宣伝文句がいっぱいの
派手な見学会ではないですが、暮らし方を真剣に考えた、
施主・設計・工務店、とくに優秀な職人たちのの努力の結晶。
3月28日(土)は、ぜひ「藤野の里」へお越しください。
2015年03月08日
相模湖ドッグランカフェ・土壁塗りワークショップ開催!
土壁塗りワークショップ…相模湖ドッグランカフェ!
現在リノベーション(元は古い納屋)の真っ最中の現場、
相模湖千木良地区の高台にある「ドッグランカフェ」。
眼下には相模湖、そして対岸の若柳・寸沢嵐地区を望む。
そんな自然豊かな眺望の丘で、
3月21日から2日間の土壁塗りのワークショップを開催。
古い納屋をカフェ&住宅にリノベーション、
セルフビルド…そして今回のワークショップ、
施主さんの苦労と楽しさがいっぱい詰まった家づくり。
(創和建設からは、監督の原部長が担当)
古いモノでも良質なモノは壊さず再生するというリノべのお手本。
大工さんは厚木から来ている佐藤棟梁
…機転を利かせていい仕事しています。
東京・高尾山(大垂水峠)を超えてわずか10分足らず、
相模湖ドッグランカフェのオープンもそう遠くない。
一般(普通)の復旧リフォームからは考えられないほど、
すべてにおいて遠くかけ離れているこの家ですが、
とても素敵になりそうな予感をビシビシ感じます。
現在設計中の新築フルセルフの「高尾・多摩御陵の家」と双璧で、
私たちの正直な感想…「凄い時代になったな~」…です。
(創和の家 たまに出てくる スーパーマン…以上5・7・5・7・7)