2015年01月20日
八王子市高尾「パティオのある家」…完成写真が届きました。
「高尾・パティオのある家」
先年完成し高尾にある「パティオのある家」の完成写真を
大地を守る会さんより送っていただきました。
完成時には、私が拙い技術で撮影をしたのですが、
やはりプロの方は腕もカメラも段違いですね。
ありがたく了解を得て使わせていただきました。
今みてもやはり良い家であるのが良くわかります。
写真からも木の質感と丁寧な暮らしが伝わってきます。
つくった甲斐があったと、現場管理の小俣をはじめ、
創和建設スタッフ一同たいへん喜んでいます。
「ありがたや~」の、嬉しい不意の届け物のお知らせ。
最後の1枚がパティオの写真
…密集地の家づくりで光と風をいただく優れものです!
敷地の面積が街中の割に少し大きくないと叶いませんが、
長~い土地にはうってつけですよ。プライバシーも二重丸。
2015年01月15日
身近なアートと暮らす家(1)…羽生直記さん
身近なアートと暮らす家
更新がゆっくりになってきたこのブログ…手抜きですね~。
昨年から少しづつお知らせしている「暮らしのアート」。
10年ほど前から、施主さんの希望により創和建設の家にも
絡んできている作家さんたちが数名おります。
ただ、そこには「施主さんの希望」という前振りがあり、
好んで私たちはやっていなかったというのが本音でした。
手間ひまという点で、会社としてあまり芳しくないこともあり、
アートが目立ちすぎるという心配も少なからずありましたので…。
ただ、そのような家は出来上がってみると実に面白い!
(設計・施主・作家の三位一体、うまくかみ合えば)
そして、昨年末に「暮らしのアート」を立ち上げ、
みなさんに私たちから積極的に作家さんを紹介して、
「ビビッときた人」がいたらぜひ頼んでいただきます。
今回は、創和の八王子営業所でも2つほど依頼した
所沢の羽生さんの作品をいくつかご紹介します。
彼は、藤野の陶器市などにも出店している若きアイアン作家。
今のところですが、羽生さん以外にも賛同してくれた方が、
10名ほどおりますので、木工・アイアン・布など他にもたくさん
「暮らしに溶け込む作家さんたち」楽しみにしてください。
すべてが経年変化するまがい物ではない「暮らしの中のアート」
ビビッときましたか?
理想は、基本設計から入ってくると、よりいい感じになりそう。
「これをここにつけるために、ここにはこんな壁を…」みたいに!
建築とアート・施主さんと作家さんのコラボ…これからです。
そして創和建設はいつまでも、
やりたいことが毎年増えてくる、節操がない緩い工務店でいたい(笑)。
2015年01月07日
町田市「小山の家」…自然素材の空間リノベーションの真っ最中!
町田の家・リノベーション!
東京都町田市小山町(多摩境駅にほど近い)の改修工事。
自然素材のリノベーションと言っていいリフォーム現場です。
いくつかの部屋の間仕切りを取っ払い一つの空間に、
天井もついでに高くしてしまう。
もとが古い民家なので、使ってる材もそれなりに悪くない。
天井の梁などはそのまま使いたいとも考えましたが、
そこは法規上厳しいところもあるので泣く泣く天井裏へ…。
解体してから「こうなってるんだ~」と余分なコストもかかることも、
それと同じように「こうなってるんだったら利用すべきか~」などなど、
リノベーションとは「あっちいったり、こっちへいったり」と、
それが楽しいことでもあり一番苦しいことでもあり…ふ~。
今が一番苦しい時の大工さん…そんな中しっかりと造作に励む
中村(公)棟梁の様子です。
大きな吹き抜け・そしてこのあたりでは珍しい薪ストーブ、
床・天井・内装建具は無垢材で、壁は珪藻漆喰という仕上げ。
(最後の写真は、この家にやがてくっ付いてくる増築部分の基礎)
そうなんです。この「町田の家」は、既存リノベーション+新築
=2世帯住宅なんです。もちろんすべての設えは共通です。
リノベーションとは…そう、空間と暮らし方のリフォームなんです。
↑新旧の大きな梁を隠すのがもったいない感じがしますね。
こちらの住宅の他にも、先日着工した「藤野の家」と
「ドッグランカフェ」を含めて、現在4軒のリフォームが工事中。
どんな小さなリフォームでもご相談ください。ぜひ、面白くしましょう!
2015年01月01日
(仮称)奏のいえ…上棟!
あけまして、おめでとうございます。
昨年2014年、上棟のトリを飾った「奏のいえ」
完成まで施主様に邸名を決めていただけるまでは、
「奏のいえ」でご紹介していきます。
相模原市緑区の山あいの絶景の地に建ったこの家は、
年度の最後を飾るにふさわしい住まいになります。
地熱住宅+国産無垢材+自然素材+アート建具+いろいろ自由
この、いろいろと自由なエッセンスが深みを増して
面白い建物になっていきそうです。着地地点は微妙に不明。
骨太の在来工法のしっかりとした建物なのですが…
行き着くところの曖昧さが、より楽しさを増幅させていきます。
360度、どこを見ても素晴らしい田舎の土地なので、
設計者はとても苦労したと思います。
もとのポテンシャルが高いので、それを上げていくのがたいそう難しい。
たぶん、このような土地には、細部までつくりこんだ家は似合わない。
遊びがある家づくりが一番しっくりくるようです。施主様にもフィット。
大きな化粧の構造体と大胆な配置…そう図面で追えない配置。
4月の完成を目指し、「北杜の家」を終えて帰ってきた長田棟梁が、
無口で優しい顔からは想像できないパワーでつくりあげます。
上棟した軸組を見上げながら想う事…この「抜け感」は期待大!
(つくりこんでいく設計より、省いていく設計の方が難しいんですよ)
既存の枠組みにとらわれない自由な奏の家…どんな音色になるか?
玄関ドアを製作されるラブレターの高橋さん(アート)をはじめ、
あとから参加されるモノづくりの方々も、きっと楽しく仕事ができそうです。
ちなみに、創和建設の今年のキーワードは」「アート」。
それも奇をてらうことのない、派手になることのない、
建物にしっかり溶け込んだ「センス良く暮らすためのアート」、
建築に寄り添ってきてくれる作家さん…待ってます。
そして、そして…もっと、もっと病院とライブに行こう!
(昨年は、立川・聖蹟桜ヶ丘・八王子のみのライブ)…今年こそ!
2014年12月29日
創和建設・八王子営業所…オープン、最初は南大沢住宅の打合わせ!
待ちに待ってはいませんが、とりあえずオープンしました。
創和建設の八王子営業所
これから3年間は、こちらでもちょっと頑張ってみようと一念発起。
街の自然住宅…新築・リフォーム
マンション内装…自然素材リフォーム
この2つの大きな目標をもって、少しづつゆっくり歩いていきます。
この営業所での最初のお仕事は「八王子・南大沢の家」のご契約。
千葉から来られる、とても温和なご家族のみなさん。
昔から懇意にしている不動産のKさんのご紹介です。
南大沢では3~4年ぶりの住宅建築。ここは、今でも発展しています。
これからの「街の家」への足掛かりというか第一歩。
(それにしてもこのあたりの土地は高いですね…びっくりです)
田舎暮らしの家に比べて、素材や時間のハードルを少し下げて、
その代り設計のセンスと感覚で勝負という感じです。
木が多すぎるのも、「里のいえ」と比べて微妙。
ここ数年、たくさんの「イエ・カフェ 系」の雑誌を熟読し実物を拝見し、
その中でグッとくる派手ではない素材感のある住まいを取り入れ、
スタジオikbさんをはじめいろいろな方のご協力を仰ぎながら…
これからもシンプルに・シンプルに!
これからは、多摩や神奈川県北部をはじめ東京・神奈川の市街地、
そして相模湖・藤野・上野原の駅周辺などの家づくりに生かしていきます。
この手の住宅は、どんどん派手になっていくようですが…そこは注意。
古材もおおいに利用する、お財布にも少し優しい家づくりが出来れば。
というわけで、来年も頑張ることが見つかりました(笑)。
今までの家づくりを屋台骨に、少しだけ幅を広げていきます。
良い職人さんがいるという強みは、どんな家でも変わりません。
どちらも「素材感と経年変化と自由な暮らし…」
来年も、創和建設をよろしくお願いいたします。
誰かが言ってます「八王子の支店は、うちの代表が都内のライブハウスへ
行った帰りに酔っぱらって寝るための宿泊施設なのかな?」…これは無言。
ここ1ヶ月ほど、弊社の地元にある「ラブレター」の麓に行く機会が多く、
すぐ近くで見る「ラブレター」は微妙。見上げるたびに思いだす言葉、
村上春樹の(1973年のピンボール)で使われている一言。
「遠くから見れば、大抵のものは綺麗に見える」…普通に深いです。
(スーパーフライも、同じような歌を歌ってますが。)
それでも、近くでピッカピカよりはいいかな、それなりに味があって。
最後は「遠くで見ると綺麗で、近くで見ると味があるラブレター」で締め!
それでは、良いお年をお迎えください。