2025年07月14日
藤野駅前の新たな“街の拠点”「カドナリ」店長・髙橋秋彦さんインタビュー!!
今回ご紹介するのは、藤野駅前に新たにオープンしたカフェ「カドナリ」の店長をされている髙橋秋彦さん。
カドナリは、コーヒーと音楽と地域のつながりが絶妙に溶け合う、藤野ならではの空間になってます。
創和建設の志村が大家であり、弊社がリノベーションをしたこともあり、店長の髙橋さんにじっくりとお話を伺ってきました。
志村:さっそくですが、なぜライブ・カフェを始めようと思ったんですか?
髙橋:実は、もともと「カフェをやりたい」と思っていたわけではないんです(笑)。
ずっと「自分の住んでいる地域に関わりたい」「街づくりがしたい」って思っていて。
そんな時に中村真広さんはじめいろんな方から「カフェやってみない?」
と声をかけてもらって、それなら面白いことができそうだなって、楽しくなってしまって。
前職はサラリーマンをしていたのですが、思いのほか大きな決断という感じではなく、
自分では転職というより、「部署が変わった」くらいの感覚なんです。
カドナリをする前から、家族の近くで働けたらなぁとは思っていたので。
志村:地域の中で、生活と仕事がつながっているのって素敵ですよね。
とは言えとても苦労が多いとは思いますが、カフェをやってみて実際どうですか?
髙橋:日々悩みながらですけど、楽しくやってます。
コーヒーももともと好きでしたし、人と話すのも嫌いじゃないので。
気づけば常連さんも増えてきて、知り合いというか、顔見知りが多くなってきましたね。
志村:このカフェにはステージとピアノもありますが、どんなイベントをされてるんですか?
また、これからどうしていきたいですか?
髙橋:地元のジャズベーシスト・納浩一さんはじめいろいろな方のライブや、誰でもステージに立てる「オープンマイク」なんかもやっています。今はジャズが中心ですが、今後はジャンルにとらわれず、音楽をやっている人が気軽に挑戦できる場所にしていきたいです。
志村:納浩一さん、メジャーですよね。まさか、ここで彼の音楽が聞けるとは、嬉しい限りです。
工事を担当したものとして一言、地元・津久井の木材を積極的に使い、設計者・材木屋さん・家具屋さんも地元の才能で固め、防音対策もしっかりしてますので心配ないです。
創和建設が責任もってリノベーションをしましたので。
髙橋:そうなんです。本当にありがたかったです。時間をかけてしっかり防音もしていただいて、
外にいても木製サッシとガラスを通して「音楽やってるな〜」くらいの、ちょうどいい感じです。
志村:そうですね、駅の階段を降りてくると雰囲気が伝わってきますね。
コーヒーもすごくおいしかったんですが、こだわりがあるんですか?
髙橋:はい。「スペシャリティコーヒー」といって、全世界の流通量の5%しかない高品質の豆を使っています。香りや味の奥行きが違うので、ぜひ味わってもらいたいですね。
志村:ランチプレートも3種類ありましたよね。地元食材も使ってるんですよね、私も知っている方が卸してますので。
髙橋:藤野や上野原の飲食店の方と連携して、数々の食材を提供してもらっています。
地域の優しい味を、このカフェで体験してもらえたら嬉しいですね。
毎週金曜日は「お惣菜デー」として、いろいろなおかずを置いてもらってます。
この辺は買い物できる場所が少ないので、週末の食卓の助けになればと。
志村:今後、「カドナリ」でやってみたいことはありますか?
髙橋:季節ごとのメニューを充実させたり、生ビールを出してみたいなと思っています。
ライブも、ジャズに限らず音楽に限らずいろんな人がチャレンジできる場にしたい。
そして、自分で店舗を持っていない方でも、ここで商品販売にチャレンジしてもらえ
ような場にしたいですね。
志村:藤野の駅前に、こんなに“人がつながる場”ができるって、嬉しいことですね。
夜、会社から帰るとき、カドナリに灯りがついている…とてもほっこりします。
街が生きている気がします。これから、藤野駅前周辺も相乗効果で賑やかになっていくといいなあとつくづく感じます。
高橋さん、最後に一言いただけますか?
髙橋:観光の皆さんも、地元の皆さんも、ぜひ気軽に立ち寄って、コーヒー片手にひと息ついてください。駅前ですし、駐車場もあるので、日々の切り替えの場所として使ってもらえたら嬉しいです。
カドナリは、毎日楽しく営業していますので。(今のところは、日曜・木曜がお休み)
髙橋さんと話していると、藤野を思う気持ちがにじみ出ていて、「カフェ」というより“地域のハブ”を本気でつくっているのが伝わってきました。
コーヒーも空間も、優しさと熱さが絶妙にブレンドされたカフェ。ぜひ、皆さんも一度足を運んでみてください!