2015年10月04日
漆喰(タナクリーム)塗りのセルフビルド・セミナー&体験イベント開催報告!
じぶんちの壁はじぶんで塗ろう!
もう何回やっただろう…漆喰塗りのセルフビルドセミナー
ただ今回は今までのセルフビルドイベントと少し違っています。
それは、この方の全面的なご協力があったから。
主役はこの方(Yさん)…昨年、自宅を新築されたおり
すべての内壁の漆喰を塗られた強者。(命が輝く家)
この施主のYさんが、楽しくつらい体験談を語ってくれました。
今回のセミナーの講師をお願いしたところ、
そんな無理なお願いを笑顔で「はい(笑)」の一言…ありがたい。
(笑顔のセルフビルダーかスーパーマンって感じ)
細かい資料までつくってくれて、参加された皆さんにとっては
とても有意義な一日だったのでは?と感じます。
車座になってYさんと私がしゃべること約1時間、
真剣に耳を傾けている参加者の皆さんを眺めながら、
「家ってこうやって繋がっていくんだな~」と思い嬉しくなりました。
午後は午後で、場所を移して「ヴィレッジ2」へ…
このアートのアトリエ(建築中)のスタジオ・イエスさんの
出来たての壁を使わせてもらっての塗り体験。
関係者を含めて、20名ほどが集まって、
小川・河又のプロ2名が講師になり、親切な指導を受けながら
下地のボードにどんどん色がついていきます。
みなさん素人なのに実に丁寧で上手い!そして美しい!
複数のコテをこすり付ける音がヴィレッジ2に響きます。
最後は、すべて真っ白な漆喰壁になり完成です。
「さ~て、この中から何名の方が、来年ご自身の家づくりに
漆喰セルフを選択されるか?」
家づくりに正解はなく、セルフはやってもやらなくても
たいしたことではないですが、それをやることによって
ウキウキできる方は…ぜひぜひ、どうぞ。
途中で嫌になったら「創和さん、あとはよろしくね~」
くらいのお気楽なお気持ちでどうぞ!
Yさん、そして遠路はるばる来られた方もいるセミナーの
ご参加のみなさん、実技の先生の小川さん・河又さん、
約半日の充実した時間を、ありがとうございました。
そう、一番楽しかったのは、私たち創和建設の人間かも…。
残りも多いとは言えない今年ですが、まだまだ見学会等を開催
していきます。いっぱい話して、1軒でも多く家を見ること。
これに勝る勉強はナシ!アタマの中や本やネットの中だけの
情報を、穿り返しているだけでは良い家にはなりません
モデルハウスでもダメ。雰囲気だけでも、暮している
身の丈ハウスをたくさん見ることかな。 …たぶん!
2015年09月29日
10月3日(土)…漆喰塗りワークショップ開催!
久しぶりのセルフビルドの体験イベント…漆喰塗り
10月3日(土) 10:00~
今回は、ご自身の住まいの壁をすべてご家族で塗り上げた
Yさんの苦労話や感想などもまじえて、その実物を見ながら
お話を聞いていただきます。参考になりますよ。
(住宅を見るだけでも価値がありそう)
その後、場所をアート・ヴィレッジ2に移して、の廃屋の中に
建築中のスタジオ・イエスさんの壁に皆さんで塗っていただくという
これもセルフを考えている方にとっては言うことナシ。
もちろん、プロが指導して素人でも塗りやすい方法を伝授。
という訳で、本日の写真は今回お邪魔する漆喰セルフの家。
家だけでなく、その質感がよ~くわかるお子さんの写真も。
素足で暮らすことや窓を開け放って心地いい風にあたることが
どんなに気持ちいいのかが伝わってくる…いい写真をいくつか。
素材の柔らかさや肌触りを目で感じてください。
こちらの藤野にある「命が輝く家」は、セルフというだけでなく、
開放感といろんなところと繋がるという意味でも良くできてます。
それもすべてが決して圧倒的ではなく、程よい塩梅なんです。
なにしろ…人の家だけど…とっても落ち着きます。ゴメンナサイ。
設計の桝さんとは、現在、山梨県の「地産地消・大月の家」で、
ご一緒します。やはり「質感」「触感」がいい感じになりそうだ。
塗り体験のアートヴィレッジ2の、程よい怪しさ具合も必見。
それでは…。
2015年09月24日
自然住宅・豊田の家…完成!
豊田の家…完成!
10月19日(土)に東京地区の方々のみお呼びして
完成見学会を開催した日野市の自然素材の家。
再開発の盛んな日野市豊田の南口の住宅街に完成。
構造から仕上げまで(杉・桧・漆喰・和紙・麻)などで造りこみ、
接着剤を多用する合板・コンパネは一切使わずに施工。
化学物質過敏症の方々にも有効な家となりました。
表で、建物に近づくだけでほんわか木の香り、
そして玄関に1歩足を踏み入れるとそこには無垢の匂いが…。
そう、これが本当の新築の匂いだと実感させてくれます。
(接着剤の匂いを新築の匂いと勘違いされている方多いです)
田舎暮らしの家とは違い、土地の広さや価格など制限も多く、
やりたいことの叶う確率は市街地えでは減ってはきますが、
そんな中でも「このような家づくりがきっちり出来る」ということを
感じさせてくれる…そんな住まいになりました。
創和建設の建築が、東京都下(多摩地区)でもっとも多い日野市。
その中でも、これからも発展著しい豊田の駅の周辺。
八王子や立川とは一種違った街並みになればいいな~と。
今回の建物も、地味~に良い質感で街並みにご協力。
という訳で「豊田の家」こんな感じです↓
この度の完成見学会は創和から私の他に小俣と大橋が、
そしてなんと施主様自らがいろいろと解説していただきました。
そのなかで、当日新しい発見もいくつか…?
この形になるには、試行錯誤で設計者だけでなく施主ご本人が
いろいろとたくさん考えられたのだろうと再認識。
きっちりと、やるべきことをやるということを胸に…
設計開始から1年を迎えた「自然住宅・豊田の家」
…これにて竣工(笑)!
2015年09月20日
相模原の大屋根住宅「日向(ひなた)の家」…上棟!
シンプルに、そして大胆に!
相模原市「日向の家」…上棟!
まずは、軸組が完成しただけで一言「カッコいい」。
サイズ・屋根の折れ方・吹き抜けの抜け感、すべてに言える
カッコ良さが伝わってきます。
この手の屋根にするには、多少内部の軒裏の無駄が出ます。
また、南に大屋根を下げていかなければならないので、
そのあたりの陽当りも良く考えなければいけません。
そんな中、外観のカタチに凸凹をつくることなく、
単純明快そして大胆な間取りに挑戦した弊社の鎌田設計士。
長期優良や低炭素など高性能住宅も得意な建築家です。
外見の姿の完成形が施主様の心の中で決まっていたため
間取り検討に長い時間をかけたこの家の完成は来年。
あとは、テカテカしない抑えた質感で仕上げられれば、
問題なく素敵な家になっていきます。。
そしてシンプルな長方形の中、白い外壁をしっかり守ってくれる
創和建設の特徴の一つでもある
軒の深~い大屋根がとてもダイナミック。
シンプルでバカデカい1枚屋根って、実にいい、清々しい。
ここ「日向の家」は、これから若き関戸功棟梁が腕を振るいます。
各部屋のピースを繋げていく建物のカタチもあれば、
最初から施主様の造りたいカタチを目指していくこともある。
ともに悩み、ともに考え、決断は施主の思い切り!
「思い切り」って思いを切るんだな…?
腹をくくって一番大切なこと以外はちょっとくらいは捨てる。
なんでも欲しがっちゃ~ダメ。その意味でもここは大成功!
なにしろアシンメトリーなデカい屋根が印象深いこの家は
間取りも大切だが、家ってそれだけでもないな~と感心。
10年・20年経っても、その時その時いい雰囲気になりそう。
日向の家…来年の完成をお楽しみに!
2015年09月16日
日野市・豊田の家…最後のひと仕事は格子戸。
豊田の家…もうすぐ完成&見学会
今週の土曜日(9月19日)に見学会を控える「豊田の家」
今回は、街中のため日頃メールにてやり取りしている方の中
希望者のみ見学していただくという地味な見学会になりそう。
そして、最後の仕事は建具屋さんによる玄関ドアの取り付け。
無垢材にてフレームを拵え、最後にガラスを落とし込む。
この引き戸がついただけで、家のイメージがガラリと変わる。
いい感じです。
軒天の晒しの化粧の木も、そういい感じ。
この家の全体の印象は…
無理な造りこみをしない、無理に派手に飾ってないこと。
合板を使わず無垢材にて骨太にキッチリつくるなか、
素材の質感と、その素材が持つ本来の色そのままに。
すべてが「きなり」のイメージです。
再開発の街中でも自然素材の住まいは気持ちいい。
そんなことを感じさせてくれる「飽きのこない家」
杉&桧でつくられた豊田の家…何故か落ち着きます。
施主様…セルフの塗装をお忙しい仕事の中頑張りました。
気合を入れてたっぷり塗ったので長持ちしそうですね。
リボスやオスモなど自然塗料系はキシラに比べて自然ですが、
そのぶん耐久年数に劣ると言われます。
ただ、キシラでさえ健康に悪い方ではないのが普通の考え方。
一般的な塗料は、さらに害があります。
そうなんです。
世の中、悪い奴ほど逞しい…外来種にも言えることです。
創和建設の日野市内での家づくりは、
来月より東豊田にうつります。
ここ数年、日野市での自然住宅は、ありがたいことに、
お客様が毎年続いて来てくれます。
日野市に住まわれる方は、周囲の街に比べて
どういう訳か無垢と自然な素材が好きな方が多いのか。
はたまた健康に気を使っている方が多いのか。
清流の街・日野…ありがとうございます。
でも、このあたり地べたの価格、やたら高すぎだろ~!