地産地消「山梨の木でつくる都留の家」…上棟!

11月5日(木)の友引のめでたい日、山梨県都留市にて

上棟式と懐かしいイベント~創和では約1年ぶりのお餅まき

自然素材・自然エネルギー・地産地消のエコ住宅の

この「都留の家」は、施主の暮らし方そのままに

陽当りと空気の流れを考えた気持ちがいい住宅。

ある意味、現代住宅の最先端と言っていいと思います。

地熱を利用し、太陽熱も利用し、パッシブで電気に頼らず、

設計の妙で風をおこし熱を抜く。すべて空間設計による。

その代りに、2階の床とすべての壁に、空気の通り道をつくる。

スケルトンまではいかないが、じつに開放的で楽しい。

現代の特化したエコ住宅のお手本のように

部屋は対角線・廊下は皆無・建具もほとんどナシ・低い階高

窓に高低差・吹き抜けと階段でぐるっと対流・そして軒は深い

そしてもう一つ、こんなに自然でも「長期優良住宅」。

長期優良が1番苦手なスケルトン住宅も…やれば出来る!

国交省の地域型住宅グリーン化事業(里まちネットワーク)

建築家は、(たぶん)壁や建具で仕切る事の大嫌いな池辺さん。

ここまで徹底していると、潔いというか、気持ちいいというか。

1軒の家に、建具が1本だけということも、もう慣れましたが…。

上棟のセレモニーが終わり、お餅まきへ…周囲を見渡し

この都留という街の面白さに触れたような気がしました。

小さなお子さんが、屋根を見上げながら餅やお菓子を拾う姿、

それを微笑みながら、きゃあきゃあ言いながら一緒に親も、

今の若いご家族の嬉しくなるほどの素晴らしい価値観に感動!

ちなみに、薪ストーブはイエルカ⇒造作素材すべて自然な

ホンモノだからこそ、開放的だからこそイエルカが良く似合う。

イエルカを選択するお客様の特徴は、間違いなくやりたがり。

そして家よりも暮らしを考えている方がほとんど。

これから、工事がすすむにつれびっくりすることの多いこの家。

創和建設のスタンダードにしてもいいくらい面白いのですが、

立地と暮らし方はやはり限定され、ここ都留だから出来ること。

そしてなにより、この施主さんだから出来ることなんでしょう。

    
    
    
    
    
    
    
    

とても楽しい上棟でした。ありがとうございます。

この先、平野棟梁はじめ、職人さんみんなが力を合わせ

一生懸命頑張って、胸を張れる家を造っていきます。

明日、日曜日10:00~15:00 相模原市緑区日連

          「柿渋の家」にて

   小さな家とセルフビルドのエコ住宅内覧

必要最低限の壁と建具  低い階高  いい感じの曖昧さ

外部との豊かな関わり  イエルカ薪ストーブ  などなど

エコな暮らしをされている作家の木下さんの住まいを

その柿渋染めの作品ともども見ていただけます。

ご興味のある方はどうぞ…創和も隅っこで地味に座ってます。

    
    
    
    

今回は、何も宣伝していないのでとても暇なような気がします。

お時間のある方はぜひ世間話をしに来てね…雨っぽいけど。

     ☆ 書籍「奇跡の村」のご紹介


今日は、書籍のご紹介、奇跡の村(集英社)~相川俊英著

         地方は「人」で再生する

日本の3つの小さな村や町のことが書いてあります。

小さいながらも個性的で元気な自治体の紹介本。

そして何故?ここでこの本をご紹介するかというと…

そうなんです、その3つ目の「奇跡の町」が「藤野」なんです。

地方再生・活性化に関する実例本に載る…いいですね~。

都心に近いこと、人口の半数以上を移住者は占めること。

いろいろとその要因はあると思います。

それにしても「奇跡の…」って、凄いタイトル。

       .これも、住人みなさんが頑張ってるおかげです。

この町だけは、お役所主導ではなく、住民主導なんです。

地方の再生は、名産や観光だけではないんですね。

短期的にはそれでいいが、長期的な活性化を考えると

そこに何があるかではなく、どんな人たちがいるかが大切。

  

堂々と紹介していますが、実は私まだ読んでない。

地元の町づくりがとりあげられているので、

創和建設、スタッフ一同こぞって読まなければ。

11月いっぱいは藤野・サニー・サイド・ウォークの月。

日連地区の秋の長期イベント。陶器市やぐるっと篠原、

そしてサニー・サイド、その他にも各所で勝手にバラバラ

1年中イベントが…このあたりも「人で再生」の所以。

勝手ってところもいいですね~。

11月8日(日)には、私たちも「柿渋の家」にいます。

別のミニイベントの一環で、「食と住」の楽しみイベント。

お暇な方は、ぜひ「柿渋の家」に来てください。

簡素で小さな家の心地よさ・素晴らしさが実感できます。

自然で小さな家こそ最大のエコであることも含めて。

(最近、とくに露出が多い建築家の伊礼さんのように)

当日の「柿渋の家」はサニーサイドのイベントと合同です。

  

          ではでは…「奇跡の村」のご紹介でした。

   上野原のガルハウス上棟!

山梨県の最西端(神奈川県との境)の上野原市

ここ上野原市内では、創和建設では6軒目のガルバリウム

を利用した家が上棟しました。

ベストホームの専務・中村棟梁をはじめ関係者も集まり、

このちょっと目立つ家の上棟をお祝い。

そして創和建設の原監督が全体を仕切ります。

先日もここで書きましたが、ガルバリウムの家は難しい。

何が難しいって柔らかくない分格好をつけるのがとても難しい。

金属がトタンに見えるかガルに見えるかは、

その設計のデザインセンスにかかっています。

細かい納まりは、ちっとだけ置いといて…

全体の外観イメージを崩さないことを一生懸命考える。

キリッと引き締まった外観と同様に、

内観もイメージ通りぶれないで最後まで突き進む。

このあたりは「カフェ・スタイル」の家と同じ。

成功すると大化けする…そんな「ガルハウス」です。

この家は、「ガルの王道」のデザインなので間違いなし。

それでは、「上野原のガルハウス」の上棟の様子です。


「相模原・城山のガルハウス」の完成公開は、

もうすぐです。(こちらの外装は、シルバーカラー)

  山梨県「地産地消・大月の家」

来月早々に上棟する「都留の家」と同じく、

少し遅れて着工する「大月の家」も、

木材に地元・山梨県の木を使います。

それも、施主のご実家がもっている河口湖の山の木。

ここまでくると地産地消というより「昔の家づくり」のよう。

北都留森林組合さん・南部森林さん・甲斐東部プレカットさん

きなり舎さん・創和建設・平野棟梁・そして施主のAさん

みんなで見に行き、切り出して使えるものを選定。

使えるか使えないかではなく、こうして集まりなんとか使おう

という事だけでも不思議と楽しい。

一言で「価値観」という言葉ではくくりきれないが、

今の若い方の考えと行動力には尊敬の念を抱きます。

Aさんのここに至った理由は2つ

「先祖代々の山が荒れているので少しでも役に立ちたい」

「自分の家に、先祖代々の山の木を少しでも使いたい」

とても良いこと…でも良いことを実行するのって難しい

そんな難しいことを迷いもなくやろうとしているAさんご家族。

「地産地消・大月の家」の着工は、来年3月あたり?

これから細部の実施設計や地盤調査に入っていきます。

今日の画像は「河口湖の山でのみんな」です。

(河口湖に遊びではなく、みんなで真剣に木を見てます。)

   
   

山の木って、遠くから見ているのと近くで見るのとは

まったく違います。近くで見ると…やたら太い!

こうして、とても意義のある間伐になります。