ここ何年か、「化学物質過敏症」の方とお話をする機会が増え、

その時、必ずといっていいほど想い出すテレビ番組があります。

まだ、その深刻な病が世間にそれほど浸透していない時期で、

(もちろん建築業界では、かなりさわがれてはいましたが、

認知はされず…シックハウスという呼び名が一般的でした)


もとにもどります。その番組のその回のタイトルはかなりショック!

「ガイアの夜明け」…家があなたを壊すとき!

(4~5年ほど前に放送していると思います?。

                   ガイアの夜明け…いい番組です。)


家の中でも外でも、微量の化学物質に反応してしまい、普通の生活

を送ることが出来ない方達の日常を丁寧に映し出していました。

その中の一人の方は、相模原の方で建てた家に帰れず、河原で

生活していたような記憶があります。(地元なのでよく覚えてます。)


日本には、このような方が100万人いるということも、この時知り、

~凄い数字です、(大なり小なり)全人口の100人に1人の割合


そして、住宅業界ではそれに対抗するために、どうしているのか。

「過敏症のない時代の、先人の知恵での家造りを目指す人」

「換気システムで、出来る限り空気を浄化しカビを排除する人」

接着剤に米のりやニカワを使い、塗料は基本…使わない人」

こんな感じで、いろいろ紹介していたような~

     今やっていることとゴッチャになっていたらごめんなさい。


何に発生するのか、いつ発生するのかわからない病ですが、

少なくとも家から逃げざるえなかった方達が暮していたのは、

中も外も、空気のキレイな場所であることは共通していました。


鈍感な私達にとって、そんなに簡単な世界ではありません。

立地・設計・施工とも、とても長い時間がかかります。


まだまだ勉強不足ではありますが、事務所の方や施主様の力を

多いに借りて、これからも前向きにやっていければと思います。



今日も、文章が硬くなってしまった。でも「ガイア」っていいです!

                                  お・わ・り。



 NOW & THEN
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EQ  BLUES ALLEY  JAPAN LIⅤE!








本日は、明日の上棟式を控え、昨日に引き続き

10人の大工さんで建方でした。(小舞土壁のいえ)

化学物質過敏症にも対応した住宅にもなっています。


途中からお施主さんと設計士さんも見に来られ、

「とても腕のいい丁寧な大工さん達ですね~」と

嬉しい言葉をかけていただき、弊社の監督や大工さんも

「ニコニコ」です。…ほめられて伸びるタイプのようです。


木の色も何とも言えず味があり、

「もったいないので、このまま暫く展示しましょうか?」

私どもが施主様に冗談で言ったところ、

「そんなことしたら、引っ越しはいつになるの?」

明るく微笑んでおられました。((笑))


土台伏せから今日まで約25人が動いています。

明日の15人をいれると計40人。


まだ始まったばかりですが、素晴らしい建物になる予感が…。

資産価値の落ちずらい家…そんな経年変化をしてくれる…。

週末には、細部もご紹介できると思います。

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色といい良い材木です。
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やはり平屋はいいですね。
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    明日はいよいよ本番です。



昨日は、同じ相模原市内で同じような試みをやっている

会社の代表と二時間ほど、話をさせていただきました。

弊社の所在地よりも、もう少し静かなところで(?)

丹沢に近い方。もちろん電車や高速も走っていません。


ただし「不便さをより楽しむ…前向きな田舎暮らし」精神は

尋常じゃなく強そうです。その実績もかなりのもの。

胸を張って「H・U・B・E・N」て言ってました。(笑)


そんな…

彼の土地に私どもの「自然住宅」を建ててもよいとのこと。

(東京ではなく、横浜方面のそんな前向きなお客様に…。)

みんなでやれば怖くない!

広いエリアで、なるべく東京や横浜方面の都市部からの移住。

広く…そして安価な土地に、より上質な家をつくり住む。

当然、町の景観もよくなり、子供たちもココに残る。


北海道の伊達市を見本に、過疎に悩まず、将来に向けて

「カッコイイ田舎になればいいな~」と思います。

では、そのガンバ君(偶然同じ歳…猪)の土地を…。

(バックに*少年時代*の歌が流れてそうだ)
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(近くにはこんな景色もありました)

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(ついでに近くのライトアップも)
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また、「相模原の木で家をたてよう」を真剣に考えている

工務店さんとも(バイオ乾燥の話など)先日電話で話が盛り上がり、

今週中に是非会って話を…ということで…緑区捨てたもんじゃない!

これから、同じ方向を見ているものどうし、一緒にガンバロー!

 「里山長屋・藤野エコプロジェクト」


2週間前の管理報告に引き続き、今回もちょっとだけ。


なにぶん建物のサイズが大きく複雑なので、大工さん7人でも、

写真にすると…あまり変わって見えないので「う~ん?」です。

通常の住宅では、考えられないほど職人さんも入っているのですが、

やはり「木組みのいえ・土壁のいえ」の工期の長さは半端じゃない。


大工さんの中には、ネットでこのプロジェクトを知り、前の会社を辞め、

自らここに飛び込んできたつわものもいると聞いています。

現場の柱をゆっくり触りながら「木ってホントにいいですよね~」って、

こんな言葉を大工さんから聞いた時には、とても嬉しくなりました。

ここには、最近の「プレハブ住宅」には無い魅力があるのでしょう。

          

        本当に、完成が楽しみです。


木を見て、木に触れて…それで幸せを感じていただける方は、

一見の価値アリだと思います。木の香りも((笑))です。

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内装はこんな感じだいぶ出来てきました。

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外部はこんな感じ…実際はもっと大きいです。

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                                  全景

先日、お知らせした「湖のいえ」構造見学会にお越しのさいには、

こちらの建物もご興味のある方は、この建物の施主様のご了解を得て

見学させていただくようお願い致しますので申し出て下さい。

この手の住宅の好きな方には、とても楽しく勉強になると思います。





前面道路の関係で、延びに延びた「八王子・ガルの家」

やっと今週着工となります。


外壁・屋根共、(シルバー)ガルバリウムのコンパクトな

デザイナーズの雰囲気を持ち合わせた建物です。

内装及びキッチン等は、もちろんホワイトカラ―となります。


上棟は12月中頃ですが、いつものようにキッチリした仕事と、

まわりの家に馴染みつつも少しだけ個性を主張する建物

なればと思います。


弊社のしっかり者の(原監督)が管理に向います。…ガッツ!

時々、報告させていただきます。


最近、ブログさぼってばかりで…ガンバリます!



(懐かしのジャズ・コーナー)

35年ほど前に(高校生の頃)初めて買ったライブ・アルバム。

もちろん、「CD」なんぞではなく「LPレコード」。


「バードランドの夜…アート・ブレイキ―」

     とにかく~熱い~の一言!


メンツはとにかく~凄い~の一言!

ホレス・シルヴァー(p)、カ―リ―・ラッセル(b)、ル―・ドナルドソン(as)

クリフォード・ブラウン(tp)、アート・ブレイキ―(ds)

ついでに司会(彼の声から始まります)ピー・ウィ―・マーケット。


「スプリット・キック」から始まり~「チュニジアの夜」で絶頂

~「バードランドの子守唄のテーマ」で終焉。…全部がクライマックス!

そう、どの曲のどこを切り取っても力いっぱいやってます状態(笑)。

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これを含め1950年代は、誰でも楽しめる(名演・名盤)の宝庫。

アート・ブレイキ―をはじめ、チャーリー・パーカー、ソニー・ロリンズ

レッド・ガーランド、バド・パウエル、セロニアス・モンク、MJQ

マル・ウォルドロン、ソニー・クラーク、チャーリー・ミンガス

アート・ペッパー、キャノンボール、クリフォード・ブラウン…

そしてマイルスの「カインド・オブ・ブルー」で60年代にタッチ。

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そんな歴史的名演が 時代を超えて 今なお流れています。

人間の息吹が聞こえるような、臨場感のある自然の音源です。

多少、音なんか悪くても、気持ち良ければいいじゃないか!

小さいことは気にするな。ワカチコワカチ…(失礼)


世の中のあらゆる物がそうであるように(もちろん建築も)、

本物の「たたずまい」は「時代を超える」ことが出来るんですね。

50年経っても、その価値は変わらない…ジャズの経年変化(笑)!

5歳の子は確かに可愛い。でも50歳には50歳の味があるんだー!

                                  ってこと。