昨年の「地域型住宅ブランド化事業」がゴールが見えてきました。

そして創和建設が参加した「チーム・ウッドマイスター」による

5軒の家づくりも残り2軒、それももうすぐ完成となります。

すべて無垢材とはいきませんでしたが、軸組みや床に関しては

相模原・津久井産木材を利用する事がかないました。

その他の建物も含め、今年度は10軒を超える「地産地消の家」

が竣工できたこと、皆様のおかげかと感じています。

地元材を使うという裾野も広がりました。

これだけ出来るんだという視野も広がりました。

まわりの方々も、かなりレベルアップしたようで、

私たちもそれに引っ張られていった感じです。

そして、今年度も同じく「国交省・25年度地域型住宅ブランド化事業」の

チーム採択が昨年と同じように新しくスタートとなります。

原木供給…製材…建材流通…プレカット…設計…そして施工のチーム

その1番前には、地元の木で家を建てたいというお客様が。

昨年に続き「とりあえづやってみよう!」の精神で今年も

                             …と思うこの頃です。

それにしても、補助金のタイミングがとてもゆっくりな事業。

構造計算だけでなく人間関係などちょっとだけ面倒なことも。

コストを追い求める会社にはたぶん不向きで、

「私たちは地元の木で家をつくってます。わかって下さい。」

という、ある意味(理念優先)の会社が積極的に動いています。

一時の利益ではなく、長く続けられる工務店になれるよう…

材木エコポイントに続き、今季も「地域ブランド」に参入します。

   (自らが良くなるためには、地域が良くなること)

相模原市の(旧)津久井・城山・相模湖・藤野そして上野原地区

の狭いエリアで何か出来ると面白そうです。まとまってるし。

なが~い目で見ると、そのうちいいことあるかも…ですね。

                                          以上

創和建設が昔お世話になった山口県光市の建築家の永井さん。

彼のサイトをたまに覗くと、この「身の丈」という言葉が多く見られます。

「身の丈~自然体であり、あまり無理をしないということ。」

私たちもモノづくりの建築屋なので、やはりいい家を創っていただきたい…

の気持ちがいつもどこかにあり、お客様にご迷惑をおかけすることも

時にはあるかもしれない。そこまで望んでないないのにという感じ。

この「身の丈」という言葉はとても心地良くて、

身の丈に合わない服はどんなに高価でも、やはりおかしい。

住まいもそれぞれのお客様が無理をされない範囲で最高の家。

それをみんなで目指すべき…こんなことを考えさせてくれる。

私たちのエゴではない「身の丈ハウス」…真剣に考えています。これからです。

まずは「ウナギの寝床」の家づくりから。

                少し背の低い身の丈でも良いと思っています。

                  

               シンプルに…シンプルに…とりあえず、やってみよう!

先週から設計がはじまった相模原市「モクレンの丘・森サイド」

南に里、北に森、東には遠く山が見える景観、そして1日中鳥の声。

JR藤野駅まで遠い事っを除けば素晴らしい環境が整っています。

このような土地は建築家としても大変そうだ。

基本プランをつくるための、手掛かりが多すぎるということ。

完成したばかりの「里サイド」と対をなす「森サイド」

ともに相乗効果でいい雰囲気の住まいになれば嬉しいです。

相乗効果=資産価値アップ!(一粒で二度おいしい、グリコのオマケ)

木工セルフの可能な施主様なので、多少は無理が効きそうですね。

凛とした空気の中、板張りメインの楽しい木づくり住宅になりそうです。

    sowaのブログ
    sowaのブログ

家づくりが景観に与える影響をとても考えさせてくれる土地です。

もともとの環境のポテンシャルが高いと、いろいろと難しい。

こちらのお客様は木工命のようなご主人さん。

設備等の便利でも壊れそうなものは出来る限り排除した、

シンプルな家づくりになっていくのでしょう。

          

          お引き渡し後の2年先がホントの完成…のような!

相模原市緑区吉原で建設中の「吉原の家」

2世帯住宅の増築工事で、

先に建っている母屋(天窓の家)と同じ仕上げを使い、1軒に見えるような増築。

杉板+塗り壁の外観を持つこの2軒は、とても大きな家になります。

無垢材の得意な「ノダ」さんの商品を使い、

まわりの環境に馴染んだ住まいになると思います。

平面2世帯は、将来区切って分割して賃貸としても使えますね。

裏に崖を抱えるこの「吉原の家」は、

そのため杭・基礎とベースの部分にかなりコストを割きました。

見た目以上に頑固な完成が楽しみな耐震を意識した住宅になりました。

完成後には、「天窓の家」とともに2軒一緒の写真を載せさせていただきます。

この「吉原」という場所は日あたりが良く、周囲の畑もとても懐かしい感じ。

大通りから5分ほど奥まった立地なので、環境は閑静そのものです。

もうじきここも完成。そして地域型住宅ブランド化事業の家づくりも先が見え、

ここに来て他の完成物件も多く、これからのお仕事を一生懸命探さないと。

創和建設建築部は現在6名の人員でまわっております。

建築士3名・建築施工管理技士2名という構成になっています。

会社が小さい割には、充実したメンツだと私なりに思います。

他に大工さんの中にも建築士の資格を持つ職人も在籍し、

資格だけであれば中堅メーカーさんといい勝負。

ただ、資格ではいい家はつくれない。個人のスキルが大切です。

モチベーションを下げることなく前向きに楽しみながら…そして誠実に、

             みんな来月も休んでいる暇はなさそうですね。(汗)

今回、ご紹介するこの「ハーフビルドの家」は、セルフが多い創和建設

の中でも、間違いなくダントツにお客様の負担が多い家になります。

セルフビルドの仕事内容ですが、

外壁・チャネルサイディングの塗装  軒天・塗装

内壁・左官塗り(タナ・クリーム) 内部の天井を除いた塗装全般

電気・空調と水道工事1式  キッチンの一部製作 その他木質系家具全般

ほぼスケルトンの状態でお客様に入っていただくという計画。

(内装に至っては、ボード張りまで弊社で行い、その他はすべてお客さん。)

お仕事が電気屋さんなので、ここまでのセルフビルドが可能になります。

なんとダメ―ジフロアの話しも飛び交っています。

ご家族の好きなテイストを1番に考え、その次にシックハウスを考える。

枠にとらわれないという考え方…これも確かにありです。幸せは十人十色。

「家づくりはこうでなければいけません」は、とってもお○○さん。

僕たちはこんな家に住みたい、こんな家に暮らしたいという強い信念。

チャネルという外装の中でも高額な部類に入るこだわりの無垢壁材。

いつも使っている地元の杉材とは違いますが、レッドシダ―の防火認定品。

(何年か前に、ふじの観光案内所(ふじのね)の外装で使ったモノと同じ)

そして、ラフで重厚な質感の床にしたいという施主さんの希望。

オスモ/フロア…幅広肉厚床材が候補になりそう。

オークかウォ―ルナットのラフ仕上げあたりか?床暖対応とコストで決まり。

「住む」や「チルチン人」というより「ブルータス」に載っているような家になりそう。

世田谷ベース的な自由さに溢れている家になればと思っています。

とても「自由な家づくり」が多い弊社ですが、この「自由すぎる家づくり」

施主が自らホントにこんなに出来るのだろうか? 

          …ハーフビルドの可能性の検証も含め完成がとても楽しみ。

少ない図面でフリーに創っていく自然な住宅。

この欄でご紹介する「○○の家」の名称も、セルフビルドは今まで多すぎるので、

この家はお客様にお願いして、そのまま「自由すぎる家」にしてもらいます。

「自由すぎる家」…恐ろしいことに、到達点は予測がつきません。面白そう!