2014年05月20日
越後・長岡の建具屋さんの「えびす屋」さんのご紹介。
新潟県にて…
創和建設㈱で現在お取引をしている木建具の会社。
新潟県見附市にある建具の「えびす屋」さん。
先日、数名の建築会社がまとまって視察に行ってきました。
もう少し早くいく予定でしたが、暇もなく今になってしまった。
新潟までほぼ日帰りの強行日程でしたが、それにしても遠い。
長岡の景色を見て、関越のパーキングで蕎麦を食べ、
建具工場を視察。お相手してくださったたくさんのスタッフの方、
皆さん真面目でいい感じの方ばかりでした。
↓パッと見、木材のプレカット工場サイズですがれっきとした建具屋さん
細かい要望にも答えてくれる小さな建具屋さんの長所を併せ持った
大きな建具メーカーのような品質の一粒で二度おいしい感じです。
もちろん(米のり&ニカワ)の国産材のこだわりの建具もばっちりです。
建物のドア一本にも、このようにこだわりがあり差別化の時代が…
ここの代表の意気込みが私たちにもキッチリ伝わってきました。
家は空気を浄化するもの…この建具もそれの一翼を担います。
それにしても新潟日帰りはきつくてもったいない(古町あたりで~?)
2014年05月17日
八王子・めじろ台の家…着工!
東京都八王子市
「八王子・めじろ台の家」…着工!
私たちのイメージでは、八王子市の中で昨年の「みつい台」とともに
ここ「めじろ台」は高級住宅の分譲宅地のイメージ。
1宅地あたりの面積も、現在の他の土地区画に比べると広く、
緑も多い街並みになっております。
ここ「八王子・めじろ台の家」は、いつもの自然住宅・健康住宅を、
一皮むいて「少しお洒落」なスパイスを加えた雰囲気を持ってます。
身体に有害なものは排除した中で、床・壁・天井が杉板だらけではなく、
漆喰の白を多用することで、木目を減らしスッキリさせています。
大工さんは、現在「藤野・榛の家」を担当している関戸棟梁。
あと1ヶ月ほどでここ「めじろ台の家」に移ります。
ドン!と構えた外観と奥行のあるアプローチが、
ハウスメーカーの多い分譲地の中でも異彩を放つはず。
そしていつものように…家の中の空気はとても美味しい。
そう、家を造ることは…空気をつくること。
特にお子さんは、私たち大人より低い位置で呼吸をしています。
そんなお子さんにもとても優しい「めじろ台の家」です。
この建物の地盤改良は特徴的…石材を使った自然な改良
→「ハイスピード工法」という薬材を使わない改良です。
これからの地盤改良工事のひとつの大きな流れです。
ちょっとだけ都会の中の無垢ハウス…お楽しみ!
2014年05月13日
里まちネットワーク(仮称)小渕の家…2つの地産地消の家の地鎮祭です。
北相模・甲斐東部 里まちネットワーク
昨年度の国交省・地域型住宅ブランド化事業
神奈川県相模原市と山梨県上野原市の森林組合が頭となり
結成された地産地消のグループ「里まちネットワーク」。
創和建設も工期の短いなか積極的に参加し、
東京都の「武蔵村山の家」に続き、この2軒が着工します。
長期優良住宅という無垢の家づくりでは相反する仕組みの中、
どうにかこうにかカタチになるようにつくっていきます。
相模原市緑区小渕の高台の平坦な土地
そして1日中ポカポカと陽が当たるとても暖かい土地
南には日連地区の山がきれいに見えています。
先日の八ヶ岳山麓の「北杜の家」に続き、
5月9日・10日と2軒続いて地鎮祭が催されて、
「さあ!これから」と気合いが入りました。
ともに、無垢・漆喰・白洲壁・薪ストーブ・ペレットストーブや、
自然エネルギーも取り入れる楽しい住まいになります。
この「里まちネットワーク」は、
相模川と桂川という二つの県を跨いだ流域の林業者・
製材所・プレカットセンター・設計者・工務店・協力業者が
地域の発展や山の整備、そして長期優良&地産地消の優良住宅建設の
目的のため、垣根を乗り越え手を携えてスクラムを組んでのチームです。
昨年5軒、今年も4~5軒という私たちですが、
この「小渕の家」のように2軒並ぶということはとても珍しい。
「里まちネットワーク」の指針になれるよう、お客様にもご協力いただき、
これからの決して長くはない工期の中でしっかりつくっていければと、
そしてチームの広報活動も含めて、地域ブランドというくらいなので、
ハウスメーカーではない、そして建売住宅ではない、地元独自の
木を使った自然素材の家づくりを目指していければと考えています。
みんなが繋がって、少しでも地元工務店へ意識が動くよう
そんな気持ちが湧き出てくるような家づくりになっていければ成功。
ありがたいことに、某大手新聞社もチームに注目してくれているようです。
神奈川県と山梨県…相模川と桂川の協力体制
県境を越えた藤野の「里まちの家」の2棟の地鎮祭です!
(見ての通りウナギの寝床です。完成見学会も期待してます。)
10月には畑の中のこの場所に、柔らかで自然な2軒の家が完成し、
あたりの町並みも、ほんの少しだけ変わって見えることを期待して…。
バブリーな時代を過ぎてまともになり、人の価値観も大きく変わり、
これからの本当に豊かに多様化した暮らしが見えてきそうですね。
2軒の邸名は後日お客様から連絡があります。きっと素晴らしい名まえが…。
2014年05月09日
北杜の家(山梨県・八ヶ岳)…小雨の中、地鎮祭が執り行われました。
山梨県北杜市の八ヶ岳山麓(長坂と小淵沢インターの間)
「北杜の家」の地鎮祭
自然住宅の建築事務所・アンビエックスさんのお仕事です。
当日は小雨の中、山梨県上野原市の鈴木神主さんの来ていただき、
施主様、アンビエックスの早田さんと布施さん、そして創和建設と、
7名がその壮大な八ヶ岳を眺めながらの地鎮祭となりました。
近くには美味しいカフェやパン屋さん、カレー屋さんもあり、
少し走ると私も大好きな甲斐小泉の雰囲気のある駅舎もありと、
仕事をしている感じがしないほどくつろげるいい立地です。
小泉の小さく長閑で、無理してない風景(これ大切)が広がっています。
上棟を目指して仮設~基礎~水道工事が先行され、
大工さんはムシムシした暑いさなかにこの涼しい土地でお仕事。(中村くん)
他の大工さんの中には羨ましいと思う人もいるようです。
(家族と離れるのは寂しいはずなのですが?)
ただでさえ健康な北杜の地で、目黒の天然住宅仕様の健康住宅を建てる。
担当する職方さんたち~工事の終わる晩秋には、今以上にもっともっと
健康になってこっちに帰ってくるんだろうな。
ゆっくりとした時間の中で自然の大きさを感じながら、
春ももうすぐ終わるころ、森の中で鳥の声がいっぱいの
「北杜の家」の地鎮祭の様子を少しだけ…。
仕事とはいえ、夏の北杜も楽しみな現場です。
帰りに「八ヶ岳クッキー」みたいなものを買ってきましたが、
後日立ち寄ったお隣の上野原市のセブンイレブンにも売ってました。
そういえば「山梨県限定」って書いてあったようなないような??
それにしても、北杜はカフェが多い。
2014年05月04日
匠の町・しもすわあきないプロジェクト…見てきました。
卓球女子が頑張ったこの日、
ゴールデンンウィークを利用してちょっと視察。
場所は、長野県諏訪市下諏訪の御田町で展開されている
「匠の町・しもすわあきないプロジェクト」
若き匠(モノづくり職人)を集めて地域活性をはかっている町。
そこには自治体・地域だけでなく地元のいろいろな団体の協力や、
昔からそこに住んでいる近所のおじさんおばさんの協力がみてとれます。
そして思っていたより地味な感じが、余計につくられた感がなくグッド!
「ちょっと、うろちょろしたくなるような町を目指そう」…みたいな。
今回は、その御田町商店街の中の真ん中あたりの木工屋さん、
それも少し不思議な木工屋さんへ飛び込んで、
いろいろと世間話に花が咲きました。(ゴロンドリーナ開発室さん)
嫌な顔一つ見せずに、楽しそうに応対していただき、
とても心地いい充実した時間が過ごせました。
ここに住みたい若者やここでモノづくりをしたい若者は、
商店街の活性化を目的とした地元のおかみさんたちの集合体
「みたまちおかみさん会」の「おかみさんフィルター」にかけられるらしい。
それを通過した若者だけが、ここで商売をすることを許され、
そして応援してもらえるらしい。
大型店舗が席巻しているなかで、小さな商店が軒を並べて
少なくとも商売として成り立って、そして若者が増えているという理由は
こんなところにあったようです。
どこに行っても同じ町並みではなく、ここにはここの特色があり、
古いものはちょっとだけ変えてお金をかけずに利用すること。
そのコマーシャルは、どこが予算を組んだかしらないが、
かなりしっかりした冊子がたくさん作られていて、それも素晴らしい。
自己満足ではない、みんなでしっかり広げようという気持ちが感じられます。
宣伝すること~大切ですね!
そしてお店の看板には、この地域で地域活性化を目指す各種団体の名前が、
一列にズら~っと並んでかけられてあり驚きの一言。
市を含めたみんなが協力していることがわかります。
それにしても「おかみさんフィルター」…興味深々ですね。
たいへんなこともたくさんあると思いますが、
みんなの努力で、シャッター通りが無くなった「みたまちあきないプロジェクト」。
同じ長野県でも小布施とは一味も二味も違って…こっちのが好きです。(笑)
大型ホテルのたくさんある上諏訪ではなく、地元に根付いた下諏訪にも、
時間があったら足を運んでください。そこには面白い拾いモノがあるかも…。
諏訪湖・ゴロンドリーナさん・そして玉石積みが素敵な路地の写真を少しだけ。
空家…シャッター通り…逆に自由に面白いことが出来そうだ!
リノベーションを施して住まう・お金をかけるかけないは別として、
住まいというより「暮らし方」がカッコいい人たちが多いようです。