2014年03月11日

芹の家…上棟!

平屋に暮らす…藤野(日連地区)の平屋プロジェクト

「康(こう)の家」に続く(連のいえ)の2軒目

「芹(せり)の家」…棟上げ!

設計はこの企画のすべてをお願いしているビオフォルムさん。

簡素で質の高い平屋のこの家は、中村棟梁による指揮のもと、

地元・相模原の緑区で間伐された木材を使い、みなさんのチカラで

無事棟上げを迎えることができました。ありがとうございました。

当日は、施主様、建築家、大工をはじめ各職方、そして創和建設の面々が

参加し、近隣の暖かいご理解の中立派に建ちあがりました。

(もちろん事前に近隣の挨拶まわりは済ませてありますが…)

やはり周囲が開けた場所での平屋建築は大きく見えます。

土台を伏せ、足場の上から見下ろした時には、

「坪数ちがってない?」と感じたほど大きく見えました。

そしてこれから大きな軒が張り出してくることを考えるとさらに大きく…。

そういえば、昔の日本建築は規模の割にどこも大きくみえるんですよね。

実面積というより空間面積(容積)が大きいから。

また、これから数か月の間、和の佇まいの「芹の家」の造作が楽しめます。

やっている職人さんたちはたいへんだとは思いますが、

「連のいえ」を再びここで紹介できることがとても嬉しいです。

創和の山下が7つ締め、サッシ屋さんの小沢君が関東1っポン締め!

と2回も締めに締めた「芹の家」の上棟でした。

工期は長いとは言えないですが、大工さんは2名…途中から3名…の予定、

この家の造りと同じように、弊社のきわめて年輩の大工さんが勢ぞろい

                              

みんなで頑張りましょう。






6月頃には、ここの景色も違って見えてきます。

 神奈川県相模原市

「日連・田代の家」…竣工!


雪で大幅に遅れた「田代の家」

藤野の田代地区の建て替えのお客様の住まい。

ご夫婦二人の、ちょうどいいサイズの「終の棲家」。

バブル期のたぶん土地が高額な時期に買われたお客様ですが、

その広いとは言えない敷地のなかにこの家は建ちました。

創和建設が、半ば強引に説得し「無垢住宅」に持っていった感も

ございますが、最後はお客様にとても満足していただきました。

杉の床、珪藻土の壁、そして杉の建具…いい感じです。

   
   
   
   
   
   

この自然素材への強引さを正当化?というか規格化?したものが、

創和の国交省・地域型住宅ブランド化事業への参入です。

国交省のお墨付きをいただける地域ブランド型住宅。

今少し早く始まれば、この「田代の家」はドンピシャにフィットでした。

大きくない家、あまり無垢を意識していない家、長期優良にしやすい家

一般的な間取りの家、そのような家にはこの企画がぴったり。

そして合板をいくらかでも使う可能性がありますので、

化学物質過敏症の方の家ではないこと。

このような家を何とか地元材を利用した木の家にしていただく。

そんな総2階のシンプルな家づくりを目指されるということですね。

このての住宅が最もこの事業の恩恵を最大限に受けることができます。

そして特化したい工務店の入口としても、良さそうな気がします。

    …ローコストで無垢の家をつくる可能性を探る…

今年度の1社5軒というリミットはすでに埋まってしまいましたが、

来年度(たぶん夏ごろから)も継続すると思われます。

この補助金事業については相模原の桜まつりでも宣伝します。

「北相模・甲斐東部 里まちネットワーク」…ご興味がある方はぜひ!

                    

 風のいえプロジェクト

懐かしい現代民家「木と土と太陽の家」

3月1日(土)、再びみんなで集まりました。1年ぶりにこの家で…。

住み心地を確認し、大工さん・建具屋さん・材木屋さん・屋根屋さん

電気屋さん・水道屋さん・ビオフォルムの山田さん・ご近所の皆さんと

スタジオイエスの石塚さん、そして創和建設の小俣と志村の2名

   
   

施主兼設計者のご家族と一緒に1年以上経った住まいを堪能し、

家づくりが、参加したみなさんの技術と努力の賜物であることを再確認。

地産地消の骨太住宅という言葉がとても似合うこの家は、

伝統工法に木舞土壁という贅沢な手間暇かけた家づくりに、

仕上げのほとんどを漆喰で施すというこだわりよう。

照明もやや暗め、それが無垢の柱や梁の陰影をより素敵に映し出す。

24坪という決して大きくはない広さをまったく感じさせない絶妙の間取り。

照明が明るいばかりで蛍光色の家は、こうはいかない。

見せる所は見せる、こだわるところはこだわる。しかし省くところは省く。

ご家族にとっての、これが過不足ない絶妙な広さなんだと思います。

この過不足のとらえ方が、将来まで見据えた才能なんでしょう。

ごちゃごちゃ区切られていない家は、やはり人の暮らしが柔らかい。

「こういう生き方・暮らし方」という気持ちがこちらにも伝わってきます。

施主様ご自身の想いのカタチと言っていいと思います。

少しすいてきたきた仕口、細い亀裂が入った大梁など

無垢ならではのそんなところも何故か心地よく思えてきます。

   

ガンガンに焚かれた薪ストーブの炎の中で、

関係者のみんなが久しぶりに集い、笑顔で語り合った一時。

家と同じでギスギスしない落ち着いた空気が流れます。

そして、これだけの人数が集まっても不思議と狭くない空間づくり。

どこか懐かしい雰囲気も漂う「木と土と太陽の家」

竣工から1年経ち、徐々に人に馴染んできた家は…やはり本物でした。

自然住宅が4軒並んだ(良い具合に散らばった)風のいえの中で、

唯一平屋と呼べるこの家も、(他の3軒と同じように、)

あたりまえですが人と一緒に歳をとっていきます。

ここ「風のいえ」の4軒の20年後・30年後も楽しみ。

どの家も経年変化で色も褪せてきていると思いますが、

それでもいっこうに価値は下がらない…家は人より長く生きるもの。

次世代に長く大切に住みつないでいくもの…そんな気がした夜でした。

 町田市多摩境

「自然住宅・多摩境の家」

ここ、多摩境の家のセルフビルドはとてもとても優秀。

ホントにお客様のスキル・モチベーション言うことナシ。

千葉県柏市から休みのたびに町田まで通われているご夫婦…。

セルフのタイル・塗装・タナクリーム漆喰など、すべてが素晴らしい。

適度な味もあり、そして雑ではなく感動すら覚えます。とても綺麗。

養生がしてあるこの時期でこれだけ見栄えがするということは、

完成しクリーニングをかけたときは…とても立派になりそうです。

着工から8ヶ月の長丁場で、もう少しで完成お披露目可能になります。

セルフでもこれだけ出来るというお手本になる町田・多摩境の家。

数多い創和建設のセルフビルド住宅の中、間違いなく上位にきます。

新規ホームページのセルフビルド欄でもしっかり紹介させていただきます。

このような手作りの家を施工するたびに思う事があります。

「家づくりは、設計者と工務店の自己満足のためにあるのではない!」

そう、お客様の満足が基本、そこに私たちが応援すること。

       そんなことを感じさせてくれる見事な出来栄えになりました。

分譲住宅の多い多摩境の中でも、異彩を放つセルフビルド住宅。

どうしたらそんなに出来るのですか?と尋ねたところ、

ご返事は一言「…負けず嫌いだから」~頼もしい奥様でした。

「セルフでやってみませんか?」とお勧めしながら、

いつもココロの半分くらいは「変になったら嫌だな~」の気持ちもあり、

とても悩んでしまうことも多いのですが、このようなお施主さんに出会うと、

またまた次回もこう言ってしまいそうです。

「ケミカルにいかれるのであれば…セルフビルドはいかが?」


    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    


ここの施主様は、

藤野のワークショップの経験が最大限に生きています。


2014年03月02日

武蔵村山の家…上棟!

武蔵村山市伊奈平の家

設計…長期優良認定…着工…そして上棟の日

ここ、武蔵村山市伊奈平にて1軒の住まいが棟上げです。

里まちネットの切り込み隊長…13棟のうちの1棟目。

(創和建設では5棟の予定)

街中の家なので、この企画にはぴったり。

黒ガルバと地元の杉板の外装、

内部はナラのフロアと漆喰の壁、

壁は漆喰のホワイト色を多用します。

価格を落とすために、施主様が家具は使い捨てとなるイケヤを選択され、

立川市に完成する大型ショップをご利用されます。

メインテーブルなどは無垢材で製作し、床に合わせナラ材を、

その他置き型家具はご自身で用意する。

コストバランスをとるという意味ではありだと思います。

山梨県甲斐東部の木材を利用した武蔵村山の家の上棟の景色。

大工さんはあきる野の石川さんと大塚さん。

文句もいわずにコツコツと丁寧につくります。






昨年からの地域型住宅ブランド化事業…今まで6軒の内訳ですが、

相模原市南区→相模原市緑区→八王子市→武蔵村山市と、

だんだん北に登っています。この北側は…埼玉県所沢市…はナイな!

あと1ヶ月の申込期間を切ったこの事業、日本中で大騒ぎ……です。