2013年08月01日
「平屋プロジェクト・連のいえ」…1軒目、無事(地鎮祭)を迎えました!
昨年から着々とすすんできた藤野の新しい企画。
駅に近い畑の中にできる平屋の木の家のコミュニティ、
「平屋プロジェクト・連のいえ」の待ちに待った地鎮祭です。
平屋という背が高くない家が並ぶことにより、
住環境がとても素晴らしいものになります。
そしてもうひとつ…見た目も他にないやはり素晴らしい景色に!
設計着手から半年弱、長いようで短くやはり長い…
「土壁漆喰の家」「里山長屋」「木舞土壁の家」「土間のある家」で
お世話になっている(ビオフォルム環境デザイン室)山田さんのお力を借り、
私たち創和建設の5つ目の企画型土地となるこの「連のいえ」は、藤野でも
駅に近い日連という立地にどういうわけか残された広大な畑の中、
「これだけ気持ちのいい土地であれば平屋の町が似合うのでは?」との
思いつきから始まった平屋のプロジェクトです。
ここの平屋が4軒、そしてその手前には来月建築する「きらめ樹のつながる家」
をはじめ3件の平屋があり、合計7軒の平屋が並びます。
最近の住宅及び土地事情からはとても珍しい部類に入ります。
まあ、あえてやらないとこうはならないのでしょうが…。
1本の道路に沿って、平屋の街並みと緑・畑が連なる様は、
今からとても楽しみです。
すべてが完成したあかつきには、景色が一変するんだろうと想像します。
このお客様の前に何名かの方が来られ設計寸前までいかれましたが、
最終的にこの方に決まったというのも、出会いのタイミングと決断力だったと
感じています。そして何より1番この土地に対する想いが強かったのだと思います。
それでは、昨年の「風のいえ・プロジェクト」に続く藤野の自然住宅の家並み…
「平屋プロジェクト・連のいえ」の記念すべき第一歩の地鎮祭の様子です。
遠くの南面は形のいい大きな山、北面には藤野の街、西は湖にかかる橋
近くは270度がすべて畑、残りの90度が林という景色…そして家が建ち…
今よりもっといい風景になりそうだ!(笑)
「平屋プロジェクト・連のいえ」
残り2区画(その林を抱えている宅地もあります)…来て見てください。
2013年07月31日
もうすぐ造成工事「小渕2区画」の緩々の決まりごと!(仮称)里まちネットワーク
来月から着工する藤野駅近の「小渕の2区画」ですが、
「連のいえ」や「内郷の里」のような完全な自然住宅の縛り
はないものの、ちょっとだけ考えていることがあります。
先月、国交省に申請して「里まちネットワーク」の素材の仕様、
外部にも内部にも人体と環境に優しい材料を使うこと。
神奈川県産材を含め、それもすべてではなく一部分という緩い縛り、
そんな家づくりが2区画でできたらな~と思っています。
良質な住宅の底上げを目的とした「里まちネットワーク」
底上げだから緩くていいんです!
里も町も山も湖もあるこの「藤野」の景観を、
私たちが家を造ることや宅地造成をすることにより、
少なくともその景観にマイナスにならないように…。
補助金はど返ししても、せっかく立ち上がった「里まちネットワーク」の
模範とも呼べるような無理のない「小渕の2区画」になれば理想です。
名倉・日連地区に比べ、駅にも至近で利便性も良く、家も込み合っている
小渕地区では、土地価格が高いことや国道や高速も近いこともあり、
純粋な田舎暮らしと一線を画す家づくりや街づくりがあるはずで、
もう少し身の丈にあった敷居の低い(半)自然住宅がちょうどいい感じ。
少し高めの土地と安めの建物で帳尻をあわせるわけではないですが、
最低ラインをこのあたりに設ける無理のない分譲地に設定します。
とはいえ、まわりは畑なので、陽当りも風通しも気持ちがいい場所です。
街中といっても十分に田舎で、狭いといっても60坪ありますので、
ご興味のある方は是非ご一報を…創和建設不動産まで!
駅まで徒歩10分はかかりません。各学校も近く便利です。
販売価格は60坪で960万の設定になりました。
名倉の土地の既存住宅の解体も終わり、こちらも売り出し可能。
価格は500万円台まで下げられそう。
建築条件はもちろん付いています。建築会社だからしょうがない。
どちらもすべてが良いという土地ではありませんが、
家の作り方では大化け可能な費用対効果・大・です。
(小渕の土地)
(名倉の土地)
☆小渕の土地は残り1区画となりました。
ちょっとだけでも「木の香の家」…楽しみ。
2013年07月30日
「上野原市・カフェみたいな美容室」…上棟です。
山梨県上野原市に上棟した「カフェみたいな美容室」
上野原市内で長年第一線で営業されている(ベストホーム)さんの、
3区画分譲土地の1軒目になります。(3つすべてが注文住宅)
住宅も併設で、外装を塗り壁・床を楢・壁を漆喰で仕上げた
ちょっとこ洒落た雰囲気になります。
特に店舗部分は経年変化も楽しめるように、
緩いこだわりの内装に想いを馳せたお客様が、
吉祥寺の某カフェを参考にとデザインされました。
「すべては緩やかな模倣から始まる」…だれかの言葉。
このような個性的な住まいが増えていくと景観も変わっていきます。
先日上棟した「自由すぎる家」にも言えることですが、
家を選ぶのではなく、自分の住みたい家を造る事の大切さを痛感します。
最近メディアでもとりあげられ、注目されている若者の集まる街は、
古い建物をリノベーションしたり、創造的な住まいやショップが出来たり、
画一化されていないどこか楽しげな自由な空気が漂っていますね。
汚い木や外壁にペンキを塗っただけのリノベーションでも、
プレハブ化住宅よりよほど素敵に見えることがあります。
窓枠をやめて塗りこんだりと、クラックが入りやすいなどの弊害もありますが、
それを考えても余りある恩恵も受けられます。(個人の考え方ですが)
バブル期の「金持ってんぞ住宅」や「なんでも便利住宅」ではない、
大なり小なり違う価値観の「味のある住宅」「雰囲気のある住宅」が
これからも求められていくのでしょう。(これは間違いなく無くならない。)
そう「健康や環境に配慮した家づくり」と同じくらい大切なこと、
それが「みんな同じではない創造的なそして自然な家づくり」です。
皆さん、セメント系の外壁ではなく、なるべく木や塗り壁にしましょう。
ちょっとくらいヒビが入ったていいじゃないですか。
人だって歳を重ねれば皺の一つや二つ…それが自然というものです。
(高倉建のように、皺ひとつだって見方によってはかっこいい。)
セピアカラーで映し出した時、歴史を感じ雰囲気のあるような…。
ここまで近づくのは難しいとしても、だいたいの方向はこんな感じ。
ほっとする手づくり感…程よい柔らかさ…そして自然に自然に…
それでは、上野原の街にできる「カフェみたいな美容室」の上棟の様子です。
温和で、お客様とも笑顔で応対してくれる若い大工さん。
相模湖ガルの家も担当し、手刻みもできる優秀な方です。
石川棟梁、見方によってはハンサムで錦戸亮君に似ています。
そう見方によってはで…斜め60度くらい?…ほとんど見えねー!
無垢の質感と白い塗り壁の柔らかさをイメージ
2013年07月29日
7月25日「アベルコ・エコエコ快適フェア」に参加しました。
7月25日(木)東京
アベルコさんの「エコな展示会」に、弊社から3名が参加しました。
アベルコの立川市店…水回りやタイルの問屋さん(大手)
創和担当の石崎さん、この方とても優秀です。
なにしろやることが早い、とてつもなく早い。
休日に電話しても毎回必ず出てくれる。
口癖がどんなお願いにも「喜んで!」…たいしたものです。
そう、ココロがこもってなくてもいいんです。ありがたい。
今回の会場は浜松町の産業貿易センター。
エコエコというくらいなので、メインはエコ!
水だったり電気だったりお金だったりと…
それにしても建築資材の見学イベント、この時期暑すぎ。
来月ジャパンのイベントがありますが、ビッグサイトも暑そう!
こちらは、たぶん私が一人で参加します。
それと超最新型のデザインではなく、どこかの奇特メーカーさんが
懐かしい空気が感じられるような器具ばかりを造ってもいいな。
ウケると思うんだけど、ごく一部の人に。
2013年07月28日
「相模原・森林ビジョン」…今年初めての会合です。
7月22日(月)・夜7時~
創和建設にとっては、3年ぶりの相模原森林ビジョンへの参加です。
3年前とは可能性が全く違い、かなりのパーセントでできるのだろう、
と思っている人も中にはかなり多いはず。
特に「風のいえ」に参加したメンバーは確固たる自信があります。
少ないメンツでやったので、スムーズに機能し即効性もありました。
津久井産材でつくる住宅!それも構造材100%!
現在では、施主さんに普通に「地元の木で建てますか?」と言える環境。
3年前にはネガティブな意見が多かったことを考えると、
短い間で変わっていくものなんだな~という印象です。
これも施主さんと製材屋さんのご協力なしでは無理なこと。
創和では、昨年度の新築物件25棟のうち約半数が地産地消。
そのすべてのお客様に喜ばれております。
ただ、これは、私たちサイドのお話しで、やはり参加された他の方々、
特に林業の関係者とは置かれた立場や温度差がかなりあるようで、
そう簡単には考えられそうにないようです。
工務店サイドは、やってみると意外に簡単なんですが…
なんだかんだで、とりあえずやってみることが大切なんだと思います。
あとはそれぞれの立場での「仕組みと特色」そして高望みをしないこと。
自分たちの立場でできる最良の方法で…身の丈を考えてそれなりに。
現在、日本中で「地元の木でいえを造る活動」が盛んになっています。
地域型住宅ブランド化事業や木材利用ポイントなどの利用もその一環。
少なくとも成功している「木の産地」もあるわけで、
そんな成功者をある意味参考に、ある意味パクるというのもありですね。
バイオマスとの関係も含めて、これからどうなっていくのか?
東京ペレットさんなんか、とてもいいお手本ですね。
役所がついていてくれるだけでも公共性という後ろ盾があるので、
民間企業単独で進むのとは違いやはり安心感はあります。
天竜材・西川材…などなど、少しづつブランド化していってる
産地も中をみれば、やる気のある方たち一握りが頑張っているのが実情。
やってしまえば、後からブランドがくっついてくる。
国交省「地域ブランド」残り4年間の猶予。
たぶん、「相模原・津久井産のブランド化とバイオマス利活用」も
このあたりで方向性が決まるのかなと推測します。
相模原市緑区の参加者全員ではなく、その中のある一定の会社がチームに
なって、粛々と開拓していくんだろうなと感じた2時間でした。
津久井産材利用拡大促進協議会のお知らせでした。
「みなさん、地元の木で家をつくりましょう!」