「相模原・果樹のある家」…竣工写真

相模原市緑区名倉のシュタイナー学園至近。

広大な斜面地をちょっと造成、里山長屋と森の家と

雰囲気を同じくする佇まいの「果樹のある家」が完成。

自然素材と自然エネルギーをふんだんに使ったこの家は、

ビオフォルムさんの和のテイストに施主様の自由な感性が

溶け込んで、とてもいい風景を見せてくれました。

外も中も落ち着いた2階建ての自然住宅です。

大きな天井の晒しの大梁と漆喰とが調和して、家としても

立派だが、複数棟のエコビレッジのような集合体になりました。

八ヶ岳の「北杜の家」と双璧の自然な素材が気持ちが良く、

設備抜きでも…それはそれは素晴らしい質感。

  家のスペックがどうこうなど、理屈抜きに…

自然に囲まれ、これからのご家族のほのぼのとした

    笑顔いっぱいの幸せな暮らしが目に浮かぶようです。

   それでは、果樹のある家の完成写真です。

   
   
   
   
   
   
   
   
   

多種多様の個人的な家づくりとはいえ、

その質や雰囲気によって、地域全体が素晴らしく映る。

ここに来るとついそんなことを感じます。「家って大切なんだ」

                   とくに田舎暮らしでは…。

昨年の地域型住宅ブランド化事業に続き、今年は?

「地域型住宅グリーン化事業」

中身はだいたい同じ、国交省と林野庁も同じ。

違っているのは

低炭素住宅が認められたこと。

補助金が20万増えて120万になったこと。

創和建設は、相変わらずの前向きな節操のなさで、

今のところ4チームに参加予定。(安心です。)

グリーン化事業の家の立ち位置ですが、

けっして優良住宅ではないのだと思います。

ごく普通の家を国の補助を使ってレベルアップと考えてください。

間違いなく基本性能は上がりますが、それから先はお客様しだい。

都市部に有利な仕組みではありますので、自然住宅に取り入れるには

それなりの細工が必要になり、少し頭を使います。

いいことだらけではないこの仕組み。

ただし、120万の国の補助は大きい。フラット35sも容易になります。

そして、6月には採択発表になり、日本中が動き出す。

現在、弊社にて「グリーン化事業の家」を目指している建物は

町田市・鶴川の家  山梨県・都留の家  相模原市・千木良の家

の確実な3軒と、日野市・豊田の家他数棟?ですが…。

どの家もグリーン化の上に胡坐をかかずに、

家のポテンシャルはそれ以上にいい暮らしが出来るよう綿密に

設計に入っています。

最終的には価値あるグリーン化の家になっていきます。

上限棟数が決まっているこのグリーン化ですが、

長期優良…10軒、低炭素…3軒の合わせて13軒、

今年も最大限利用しながらお客様とやっていきます。

国からの採択結果は、6月にはご報告できると思います。

グリーン化ありきではなく、一つの選択肢としてお気軽にどうぞ。

(とくに、周囲を住宅で囲まれた立地のお客様はお得です)

   サザエさんファミリーの家

これは、数年前から耳にすることが多いキーワードの一つ。

かなりの方の口から「サザエさん」聞いています。

数十年、もしかすると100年同じ家族形態で暮すのでは?

みたいな普遍性の家族の形態。

 (波平さんはじめ、絵柄は変わってもみんな若いし)

じつは、先日のセミナーでも聞いたこのキーワードの使い方は、

「一生ずっと同じ家族形態の暮らし、20年後も30年後も

まったく変わらないサザエさんファミリーの暮らしは漫画の世界。

実際にこんな家族は考えられない。だから…」

建築業界では、可変性のない住宅の悪いたとえに使われます。

「10年・20年で家族も生活も変わり、それに対応できるように、

細かく仕切らずドアも減らして、出来る限り空間を広くとる。

日本人の1世帯あたりの人数は3人以下がもっとも多いらしい。

とくに使い捨てではない長持ちする優良住宅をつくる場合は、

余計に可変性ということにこだわるべきなんです。見た目だけでなく

その方が将来リフォームも低コストですみます。」みたいな喩に。

このセミナーでは他にも「う~ん(笑)」というキーワードがあり、

① リビングを縦に伸ばす(吹き抜けの2階の多目的ホール等を指す)

② 家族が別々のことをしながら一緒の空間に暮らす(家族の気配)

以上の2つは家族のつながりを重要視する家づくりの目標。

そして最後の ③ が…

「そこそこ便利、そこそこ不便…」じつにいい言葉です。

以上の3つが、現代の若者が「素敵!」と思う住まいのようです。

「大きいことはいいことだ」の昔のコマーシャルを見て育った

私たちのようなバブル期の見栄っ張り世代とは価値観が違います。

すべてが設計者のセンスと施主の思い切り。ともに腹をくくることかな?

弊社の建物の中には、1軒の家に扉が1つだけという、

腹をくくりすぎた建物もあります。それでもそこそこ便利です。

(平均、壁と建具は少ない工務店ではありますが…)


「そこそこ便利、そこそこ不便」…そこそこという言葉が特にいい!

毎年この時期の恒例の一大イベント

「藤野ぐるっと陶器市」…今年で早16年目

今回は、完成済もの建物の見学も取り入れて

2日間めいっぱいの工程を組みました。

1日目…「奏の家」「清風舎」「フォレストマーケット」「木と土と太陽の家」

2日目…「命が輝く家」「Keramos7」「アートヴィレッジ」

まだまだ行き足りないが、今年はこれまで…。

陶器市の会場では、今までの施主さんの約10組ほどお会いして、

なんだかOBの施主様のご挨拶会みたになってました。

このイベント…2週間にまたがってくれるとありがたい。

来年は、スタジオ藤野さんの会場(佐野川地区)にも行ってみよう。

    
    
    
    
    
    

芸術+ちょっと音楽みたいなイベントですが、

会場がやたら離れていて、それがまたなんだかこの町っぽくて(笑)

いくつかある近隣の美大にまるごとお声かけして、

       もう少し駅近あたりで、会場を設けるのもありかと…

6月7日(日)は、創和主催のイベント「フラット35&グリーン化説明会」

の開催も予定しています。会場は「芸術の家」

詳細は、後日(メール・イベントニュース・ブログ等)にてご紹介です。

それにしても、このようなアート作品が飾られる古~い民家、

とっても雰囲気があり、「生活の中の経年変化」を肌で感じます。

畏まった家・カッコつけた家ではなく、柔らかな家の心地よさですね。

都留の家…施主さん自ら木こりイベント!


今回は写真が多いです。そして最後の方に

    とってもとっても素敵な笑顔が待ってます。ホント!

施主が自ら家の材木を切り出しに参加する骨太イベント。

真っ青な空の下、創和建設でも北都留森林組合さんでも初めて。

新築場所は山梨県都留市、材木はお隣といっても遠い小菅村。

大菩薩峠とか小説の中でしか見たことない地名もちらほら。

そして大成功。施主さんの頑張りと、皆さんの協力のおかげ。

言葉より写真で雰囲気が伝わると思いますので、

             一言づつ感想やらをいれていきます。

   

早朝の集合場所は、山梨県小菅村の道の駅。気持ちがいい

   

施主さん・中田さん・池辺さん、そして創和建設の原監督
   

約1名、前日までの疲れが抜けていない…ちょっとポンコツ
   

間伐の林道はこんな場所、手入れが行届いてます。ド迫力
   

さあ~どれを切ろうか?あ~だこ~だとみんなで真剣に
   

枝打ち名人の木下さん、御年70歳手前らしい。猿のよう
   

その年齢で…凄い!木に登って五十数年。凄すぎる
   

いよいよ施主さんが名人指導のもとのこぎりで切り始める
   

見ているだけで疲れそう…ホントに後悔していないのか??
   

まったくしていないらしい(笑)…満面の笑顔で振り返る施主さん

   

こんなに大きな木だったのが倒れてわかる。たいしたもの
   

木下さんと中田さんが、使わない枝を切ってくれてほぼ終了
   
   

5メーターの長さに切って、これから都留市の現場へ向かう
   

最後に記念写真、枝打ち名人と施主のツーショット。拍手!

 (どういう訳か羨ましく、そして2人とも偉そうに見えた)

男が仕事をした感がビンビンに伝わってきました。

素晴らしい笑顔で終わった「施主の自ら木こりイベント」

伐採が終わり、振り返った施主さんの充実感に満ちた笑顔。

私が今年見た大人の笑顔では最高だったような気がします。

これから数か月先に始まるであろう「都留の家」の中心に、

施主が汗水たらして切りきったこの丸太がドン!と建ちます。

それも枝も多少残して帽子掛けみたいにつくるらしい。

自ら木こりの大黒柱の帽子掛け…なんだかよくわからないが

一生忘れられない思い出が出来た瞬間をファインダーの中で

覗かせてもらいました。いろいろな家づくりがあるものだ。

国の地域型住宅の遥か高みを行ってる「自ら木こり」の1日。

自然の中の人間の小ささと素晴らしさが胸に響く小菅村の朝。

家づくりの思い出って人それぞれ…大人の冒険の1日です。

グッ!ジョブ。そしてそしてなによりSさんおめでとうございます。