2013年12月23日

表・彰・状…チビ殿!

先日、相模原市より愛猫ご長寿記念の表彰状をいただきました。

藤野の「かぶくん動物病院」さんが代わりにあずかってくれて、

私はとりに行っただけなのですが…

その日は早めに帰って、その長老の目の前に表彰状を掲げ、

「わかるかい?おめでとう。今日は記念に美味いキャットフードだ」

とわけのわからないことをほざきながら、楽しいひと時を過ごしました。

家の前に段ボールに入っていた真っ黒い捨て猫3匹の最後の1匹。

3匹の中で、1番愛想がなく1番小さかった彼が、1番長生きしてます。

目のチカラも失せてきて、活動エリアもとても狭くなった彼、

最近……いちだんと…加齢臭が加速…それはいかしかたない。

20年近くたくさんの癒しをいただいた彼に…感謝です。

「軒の出」!

家づくりで大切なことの一つに「軒の出」があります。

夏の暑い日差しを遮り、冬の寒い時期に太陽の恩恵を受けるため、

南側の軒をある程度張出す事が、四季をもつ日本では理想です。

しかし、どこにでも言えることではなくて、隣地の家が近かったり、

これから建ちそうだという敷地では、張り出した軒が仇となる場合もある。

とても、寒い家になってしまう。夏と冬、どっちらに標準を合わせるか?

寸法も出せばいいというものでもなくて、その場所で検討が必要。

日本の家は、夏の過ごしやすさに標準を合わせることが一般的かな?

古民家のほとんどがそうなっているようです。

また、すべてに軒を持つ形状が最高ですが、

片流れの場合、カタチのかっこ良さは、間違いなく下がった面が○。

上がった方は2階の窓から上が間延びしてアウト!

接道面が下がると、外から見ていい家になりそうですね。

そして、

家に囲まれた街中…軒の出はあまり関係なし、ただし雨漏り対策にはなる。

敷地が広い田舎暮らしの立地…ここは、間違いなく100%軒は張るべき。

おもしろい事に、構造が今に比べると雑なスカスカの昔の家でも、

あたりまえですがキッチリ軒が張っていると雨漏りは少ない。

外壁の色褪せや痛みも防いでくれます。長持ちです。平屋はなおさら。

昔からの日本の家のカタチは、長い間考えられたもの。

町屋には町屋、田舎の家にはの田舎の家の形があったはず。

そこに無理やり欧米のものを取り入れたため、

この軒というパーツまでそうなってしまい、建物寿命まで短命に…。

すべては、土地の狭さと価格を下げるための工夫なんでしょうが?

この国は、地中海に面しているわけではないので、

なんとか風とかいう「ここはどこ?」みたいな家を建てるのは???です。

今日は、軒のことをちょっとだけ…アタリマエのことを書いてみました。

(破風の細い、軒の先端の樋ナシの家が1番カッコいいんだよな!)

☆アランフェスのジム・ホールが亡くなりました。

アランフェス(当時空前の大ヒット)で一般の方にも知られようになったので、

ちょっとアーティストの立ち位置を勘違いされたこともあったようです。

とても柔らかい品のある音色の大好きなギタリストでした…残念です。

ジャズの黄金時代を築いてきた人たちが、毎年少しづつ消えていきます。

そして悲しいくらいにジャズアルバムの大安売りの時代になってしまた今、

お金を一生懸命ためて1枚のレコードを買う時代が懐かしい。

      

       「大人買いは、感動ゼロなんだよな。」

      

↑もうひとつ…横浜野毛のジャズ喫茶の名店中の名店「ちぐさ」が

お店のファンによって、奇跡的な復活を遂げたそうです。それも少し前から。

羨ましいほど音楽が1番の贅沢だった時代の人たちによっての復活です。

それぞれの青春が、薄暗いそのアナログっぽい場所にはあったのでしょう。

珈琲とジャズの「ちぐさ」の名物マスターの心が今でも生き続けているようです。

(ジャズ喫茶はカッコいい建物も多く、特に夕暮れ時のほんわかした灯りが…)

暇をみつけて横浜へ行ってみようと思い早数か月!同じ神奈川とはいえ遠い。

横浜の古い街は、いい感じの古い建物が多く、私たちも勉強になります。

                来年こそは、「横浜・ちぐさ」へ再び…数十年ぶりに!

八王子市内の現代町屋「高尾の家」完成!

先日、完成見学会を開催した「高尾の家」の見学会の様子と完成写真。

純粋な自然住宅と呼べる、自然素材を限りなく使った住宅です。

大地を守る会・自然住宅事業部さんと提携して3年あまり、

環境・健康に優しい家づくりを目指し、その分野で特化したい

設計事務所や工務店がいくつか集まり切磋琢磨の家づくり。

(それは、分譲住宅が圧倒的に多い東京都八王子市でも同じ)

私たち創和建設も3軒の「大地の家」に関わってきましたが、

       毎回とてもためになる勉強をさせていただいてます。

5年ほど前になりますが、

「RCの公共大型建築から住宅新築・リフォームに至るまで

なんでもできる工務店・建設会社」という鎧をちょっと脱いで、

「なんでもできるという事が、得意なものがなんにもない」と

お客さんの目には映ってしまうというご指摘もあり、

自然住宅では頭一つ抜けている「大地を守る会」さんの門をたたきました。

それから数年、職人さんたちの考え方も変わり(もとから腕はいいので)、

健康と環境を意識した「自然住宅」の割合がとても増えました。

この家の手作りの柔らかさと心地よさは心にも体にもとても優しい。

木工屋さんだけでも(新潟の大樹の会さん・飯能のフォレスト西川さん

・相模湖の榎本さん・上野原の佐野さん)と4社の方々が携わりました。

今年の締めともいえる住宅完成見学会見学会に来ていただいたお客様方、

近隣の皆様方、そして何より創和建設を指名して下さった施主様に感謝です。

創和建設の建物の中でも幹線道路に面する「自然住宅」という点で、

間違いなくこれからの指針・代表選手になるであろう住宅になりました。

(弊社のホームページのイベント・ニュースでもご紹介します。)

構造材に地元「相模原の木」、床は幅広肉厚のド迫力の「木童・相生杉」、

壁・天井は「貝てき漆喰」、外装には「ドロマイトプラスターと杉板」等々…

吟味された自然な素材を職人の丁寧な手仕事でつくりあげました。

それでは、見学会でも皆さんにたいへんお褒めの言葉いただいた住まい

歴史のある街、八王子市高尾町にとけこんだ現代町屋の完成写真です。

再度…「便利な暮らしより居心地の良い暮らしをつくる!」

甲州街道に面した正面の顔…少し(和)の店舗の様相


裏の顔です…桧のウッドデッキと化粧の笠置と梁がポイント


この家の中心のリビング…ここは杉板の床と蓄熱土間


長いキッチンと収納棚…すべて家具屋さんの製作もの


これは階段?収納?…どっちも当たり!とにかく面白い


2階の木がいっぱいの居室…パティオの恩恵でとても暖かい


書斎…大きなカウンターも本棚もすべて落ち着いた無垢の設え


武骨な軽井沢ストーブ…ゼンマイ仕掛けのペレット併用の優れもの


水まわり…ここにも木の暖かさと部屋の繋がりが感じられる


パティオ(中庭)から見上げた青い空…とても気持ちがいい空間

外壁面は大きいが、ウナギの寝床の土地を最高に生かした住まいになりました。

表と中の顔がこれほど違う家も珍しい。こういうギャップはみんな笑顔になります。

無理やりじゃないギャップ…家も人もその意外性が楽しい。

そしてお引渡し当日「本当にありがとうございました」の施主さんからの嬉しい言葉。

この笑顔の一言がある限り、関係者一同、モノづくりの仕事はやめられない!

                                  ありがとうございました。

企画:大地を守る会・自然住宅事業部(山本氏)     

設計:荒川建築設計室(荒川氏)  施工:創和建設株式会社(志村・小俣)

                         

「八王子市の現代町屋・高尾の家」完成見学会

12月7日(土)、来年のワールドカップの組み合わせが決まる頃…

提携している大地を守る会・自然住宅事業部さんとのコラボ

八王子市高尾の新築住宅にて完成見学会が開催されました。

仕様は、以前ご紹介しましたので省かせていただきます。

当日は、12組のお客様にお越しいただきました。

現在、設計中や建築中の方、将来に向けて勉強されている方など、

皆さん真剣に見ていかれました。

人数が少なかったこともあり、とても内容の濃い見学会になりました。

住宅街のウナギの寝床の土地というデメリットを逆手にとって、

まるでそれが長所であるかのように、素晴らしい間取りとなりました。

すべては、横浜の建築家・荒川さんのおかげかと思います。

坐の暮らしを選ばれた施主様の、坐った目線を意識した天井高なのでしょう。

まるえ天井が高いことが素晴らしいことのように考えられている昨今の家とは、

一味違った感覚があります。勘違い。そして幅狭の居室は天井は低めがいい。

建築家の住まいは、人・部屋によりますが天井は低めに抑えてあります。

くろがね工房のペレット&薪ストーブもゼンマイ式であるところが面白い。

薪ストーブのまわりを囲むようにみなさん座談会。

落ち着いた家なのですが、部屋の配置とパティオのせいか、

冒険心をくすぐるような楽しげな家にもなっています。

相模原市(旧・津久井町)の杉と桧と、貝てき漆喰で拵えた内装、

当然接着剤や塗装の嫌な匂いは皆無に近い。純粋な木の香だけのこの家は、

こいれからもご家族みんなの健康を守ってくれるのでしょう。

施主様のご厚意に感謝、そして関係者の皆様の頑張りに感謝です。

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来年の1月18日(土)は、相模原市緑区(旧藤野町日連)の

「連のいえ」のて、やはり完成見学会がございます。

ぜひ、参加してください。やはり地産地消の骨太住宅です。

住まいづくりをお考えの方…飾りの何もない実物を見ることが

1番参考になります。パーツは後からついてくるもの。

全体の統一感という意味でも完成見学会は為になります。

☆あ、そうそうワールドカップの「組み合わせ」良いような悪いような?

チカラがちょっとだけ日本より上のチームが集まったので、

やる気スイッチが変に空回りしなければいいのですが。

日本のパス回しって、あのクラスが本気だと少し厳しそう…。

もっと差が開いた相手だったらガッツリ守れるのですが?

この組み合わせは、ちょっとだけ調子づきたくなるような予感!

                           そんなに甘くないか!!

                  

「名倉・榛(はしばみ)の家」!

神奈川県相模原市緑区名倉地域

藤野・シュタイナー学園のすぐそばに「榛の家」の建築がはじまります。

(邸名は現地に行ってみるとわかります)

毎日学園の子供たちの元気な声が現地まで聞こえてきます。

そして家づくりの最初の儀式…

先日この地で地鎮祭が執り行われました。(石楯尾神社の宮司さん2名)

この土地…とてもきれいです。360度どこを見まわしても素晴らしい景色。

杉の木が少なく広葉樹が多いというのも大きなポイントアップ。

光・風とも申し分なし!(ちょっと風が強そうなので家づくりでは注意)

1戸の家というより小さめの公共施設や公園のような広さの土地です。

                  そして建築される住宅もとても大きくなりました。

当日は、施主様ご家族・設計の池辺さん・創和建設からも(志村・岡部)が参加、

この素晴らしい借景の中での清々しい地鎮祭です。

周囲の景色がこれだけ素晴らしいと…逆にプレッシャーがかかります。

景色に負けない家にしなければ…景観に溶け込む家にしなければ…ですね。

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夕暮れ時にはお隣りの上野原市の夜景がとても綺麗。

中央線の車両が山梨に向かい走っていく姿も懐かしい。

ぴーんと張りつめた朝の空気、ぽかぽかの暖かい陽だまり、

そして漆黒の闇の中に輝く隣町の調度いい夜景。

               完璧です…駅まで遠いことを除いては…。

来春の完成を目指して、創和建設&協力業者チカラを合わせてガッツ!