2013年12月18日

東京都八王子市「現代町屋・高尾の家」…完成写真。

八王子市内の現代町屋「高尾の家」完成!

先日、完成見学会を開催した「高尾の家」の見学会の様子と完成写真。

純粋な自然住宅と呼べる、自然素材を限りなく使った住宅です。

大地を守る会・自然住宅事業部さんと提携して3年あまり、

環境・健康に優しい家づくりを目指し、その分野で特化したい

設計事務所や工務店がいくつか集まり切磋琢磨の家づくり。

(それは、分譲住宅が圧倒的に多い東京都八王子市でも同じ)

私たち創和建設も3軒の「大地の家」に関わってきましたが、

       毎回とてもためになる勉強をさせていただいてます。

5年ほど前になりますが、

「RCの公共大型建築から住宅新築・リフォームに至るまで

なんでもできる工務店・建設会社」という鎧をちょっと脱いで、

「なんでもできるという事が、得意なものがなんにもない」と

お客さんの目には映ってしまうというご指摘もあり、

自然住宅では頭一つ抜けている「大地を守る会」さんの門をたたきました。

それから数年、職人さんたちの考え方も変わり(もとから腕はいいので)、

健康と環境を意識した「自然住宅」の割合がとても増えました。

この家の手作りの柔らかさと心地よさは心にも体にもとても優しい。

木工屋さんだけでも(新潟の大樹の会さん・飯能のフォレスト西川さん

・相模湖の榎本さん・上野原の佐野さん)と4社の方々が携わりました。

今年の締めともいえる住宅完成見学会見学会に来ていただいたお客様方、

近隣の皆様方、そして何より創和建設を指名して下さった施主様に感謝です。

創和建設の建物の中でも幹線道路に面する「自然住宅」という点で、

間違いなくこれからの指針・代表選手になるであろう住宅になりました。

(弊社のホームページのイベント・ニュースでもご紹介します。)

構造材に地元「相模原の木」、床は幅広肉厚のド迫力の「木童・相生杉」、

壁・天井は「貝てき漆喰」、外装には「ドロマイトプラスターと杉板」等々…

吟味された自然な素材を職人の丁寧な手仕事でつくりあげました。

それでは、見学会でも皆さんにたいへんお褒めの言葉いただいた住まい

歴史のある街、八王子市高尾町にとけこんだ現代町屋の完成写真です。

再度…「便利な暮らしより居心地の良い暮らしをつくる!」

甲州街道に面した正面の顔…少し(和)の店舗の様相


裏の顔です…桧のウッドデッキと化粧の笠置と梁がポイント


この家の中心のリビング…ここは杉板の床と蓄熱土間


長いキッチンと収納棚…すべて家具屋さんの製作もの


これは階段?収納?…どっちも当たり!とにかく面白い


2階の木がいっぱいの居室…パティオの恩恵でとても暖かい


書斎…大きなカウンターも本棚もすべて落ち着いた無垢の設え


武骨な軽井沢ストーブ…ゼンマイ仕掛けのペレット併用の優れもの


水まわり…ここにも木の暖かさと部屋の繋がりが感じられる


パティオ(中庭)から見上げた青い空…とても気持ちがいい空間

外壁面は大きいが、ウナギの寝床の土地を最高に生かした住まいになりました。

表と中の顔がこれほど違う家も珍しい。こういうギャップはみんな笑顔になります。

無理やりじゃないギャップ…家も人もその意外性が楽しい。

そしてお引渡し当日「本当にありがとうございました」の施主さんからの嬉しい言葉。

この笑顔の一言がある限り、関係者一同、モノづくりの仕事はやめられない!

                                  ありがとうございました。

企画:大地を守る会・自然住宅事業部(山本氏)     

設計:荒川建築設計室(荒川氏)  施工:創和建設株式会社(志村・小俣)