2012年06月23日
「風のいえ…もうひとつの伝統住宅」…現在こんな感じです。
○ 藤野の「風のいえ」の3軒目
小舞・土壁の伝統住宅(設計及び施主~きなり舎さん)の今。
まあ、この建物も変わり映えがしない。(もちろん良いい意味で)
着工から何カ月経ったのだろう?完成は9月頃?
面積は少し小さめだが、質の良い平屋で空間が広く暮らしやすい。
これからの建築の目指すところの代表のような家だと思います。
もう少しで木工事(中村さんと長田さん)は完了のようです。
日本の先人たちが作りだした伝統工法を再現しながら作る家。
1か月前に撮った写真と…う~んパット見あまり大きく変わってないかな?
私が昔、ゼネコンで設計と現場をやっていた時に(SRCのマンションですが)
木造の大好きな上司に言われたことをふと想い出しました。
「家というのは、長く生きた木を使い、長い時間をかけて作るもの。
そうすると、不思議なことにその家は何百年も生きてくれる。」
もうひとつの口癖
「普通の住宅をきちんとつくる。それに勝るものははなし」
この建物、そんなに普通じゃないけど…
な・る・ほ・ど…こんな感じなんだな!
2012年06月22日
最近またまた希望が増えてきました…「ガル&ハードウッドの家」
ここ1~2年は、すっかり和材(杉&桧)が多くなり、
ハードウッド系は少なくなりましたが…
ここに来て若いお客様の家づくりのご要望の中で、
1階リビングをハードウッドにしたいが増発です。
とくに、都心部の建て替えの方が多いようです。
それには、少なからず理由があり
和よりも洋の趣が好きなことと、キズがつきにくいという2つ。
座り心地ではなく、立って生活するイメージなのだと思います。
また、まわりの住環境の中でのフィット感もあるのでしょう。
床の材種でいうと(ウォールナットやミモザ)がそれにあたります。
重厚感があり、都会的なスタイルにもなります。
同じ無垢の家でもハードウッドの雰囲気は変わります。
濃い目の色のハードウッドに白い壁
⇒活動的な暮らしを望まれる方が多そうだ。
基本壁は白く、外部はモノトーンと木が特徴的。
☆5軒くらいの小さめな分譲地で、こんな住まいが並ぶ
プロジェクトも企画できればな~と思っています。
必須条件は、いつもより緩く「無垢と緑」の2つだけ!
2012年06月21日
捨て目 と 捨て耳
☆ (捨て目)と(捨て耳)という言葉があります。
これは、弊社に昔からいた長老の口癖でした。
どんな仕事にも言える事ですが、
例えば私たちのような仕事の場合、建築現場を1周した時に、
(捨て目)の利く人間は、必ず何かに気が付く。
目に入ったモノをちゃんと拾えるんですね。
逆にボーっとしている人間は、ただ歩いて終わり。
同じ間違いを何度もする…見てないから身にならない。
(捨て耳)も同じで、人のちょっとした言葉から何も勉強しない。
感受性という言葉で置き換えてもいいような…気が付かない。
気がつかないから、お客様の意図がわからない。
(捨て口)という言葉はないかもしれないが、
話しかけないと、何事も始まらないし…。(コミュ能力?)
そこんところの(個人のプライド)なんかは○○くらえ!
そして見て聞いて話しかけて、1番いい答えがわかる。
それを早めに決断して、造った家が益々いいモノになっていく。
この即効性も仕事にとってはとても大切なこと。
自分が歳を重ねるにつれ、長老の言ってたことが身にしみます。
☆ この(目)と(耳)が備わっている奴は、間違いなく伸びそうだ!
2012年06月20日
久しぶりに化学物質過敏症の勉強させていただきました。
先月・今月と5名の過敏症の方々にお会いしました。
藤野に住める土地を求めてこられた方ばかり。
皆さん都会に住まわれ、とても苦労しているご様子。
中には、家から極力外出しないようにしている。
2年に1度の割に住む場所を変えているという大変な方も。
鈍感な私にはまったくわからない微妙な匂いも、
その方たちにとっては、刃物と同じなのでしょう。
100人いれば100人とも違う「反応」があり、
土地をご紹介するのにも、ゆったりした農村地は
まわりの畑の農薬の心配をしなければならないし、
とは言え住宅地では、まわりの家や排気ガスがある。
気持ちの持ちようですというのは簡単ですが、そんな簡単なことはなく
土地との相性は、結局長い時間体感していただくしかないですね。
建築資材も同様、1つ1つ使える材を確認していただき仕分けです。
また、アトピーは現在の小学生の20%を占めると言う。
社会問題になってかなりの年数がたちました。
いまだに解決策はなし!(先日、ニュースで発見のような記事も…)
1年ほど前にも何人かの方とお会いしましたが、
その時と同じく今回もまた、たくさんの勉強させていただきました。
↓は、数年前に建築した「化学物質過敏症の方のための住宅」です。
木材・接着剤・左官材・ボード・塗料などすべてにおいて
このような住宅は「純度の高い自然素材の家」そのものです。
2012年06月19日
自然素材100%…白洲壁
☆今回は「白洲壁」についてちょっと説明☆
千葉大(柏の葉)のケミレスタウンでも採用されていたシラス。
化学物質過敏症の方のための住宅。
シックハウスや喘息・アトピーなどが確実に増えている現在、
食だけでなく、住の分野からも自然素材で対抗。
「白洲」はその中でも大きな実績をあげている素材です。
100%自然素材のわりにクラックが入りずらい。
そ し て
木と仕上げ材がともに呼吸することが家にとって最も大切。
↓ そして見た目も優しく綺麗です。
創和建設の自然住宅限定宅地に建つ自然住宅の数々
(湖のいえ・風のいえ・季のいえ)にも使われています。
単独の(郷のいえ・高台のいえ・木楽ないえ)などももちろん。
たぶん、弊社の仕上げ材の中で、1番使われている自然素材。
この材の吸湿性はホントにたいしたもの。
6月30日(土)・7月1日(日)に開催予定の「上野原・凛のいえ」でも、
その材の素晴らしさは体感できると思います。
この「自然住宅・凛のいえ」の見学会、詳細は後日。
(6月28日には、上野原市内に新聞折り込みが入ります)
現在弊社では、消費増税による(住宅業界)の低価格化に対応
するため、いくら自然住宅とはいえ、間取りの簡素化や縮小化
にて対応しきれない場合や世の中のリフォーム重視主義に備え、
白洲リフォームや珪藻土も選択肢の1つとして検討しています。
最後に私がこの材で1番好きなところ「偉そうじゃない!」です。
材だけをご覧になりたい方は、創和建設社屋の約半分に
塗ってありますのでご一報下さい。