2012年06月20日
久しぶりに化学物質過敏症の勉強させていただきました。
先月・今月と5名の過敏症の方々にお会いしました。
藤野に住める土地を求めてこられた方ばかり。
皆さん都会に住まわれ、とても苦労しているご様子。
中には、家から極力外出しないようにしている。
2年に1度の割に住む場所を変えているという大変な方も。
鈍感な私にはまったくわからない微妙な匂いも、
その方たちにとっては、刃物と同じなのでしょう。
100人いれば100人とも違う「反応」があり、
土地をご紹介するのにも、ゆったりした農村地は
まわりの畑の農薬の心配をしなければならないし、
とは言え住宅地では、まわりの家や排気ガスがある。
気持ちの持ちようですというのは簡単ですが、そんな簡単なことはなく
土地との相性は、結局長い時間体感していただくしかないですね。
建築資材も同様、1つ1つ使える材を確認していただき仕分けです。
また、アトピーは現在の小学生の20%を占めると言う。
社会問題になってかなりの年数がたちました。
いまだに解決策はなし!(先日、ニュースで発見のような記事も…)
1年ほど前にも何人かの方とお会いしましたが、
その時と同じく今回もまた、たくさんの勉強させていただきました。
↓は、数年前に建築した「化学物質過敏症の方のための住宅」です。
木材・接着剤・左官材・ボード・塗料などすべてにおいて
このような住宅は「純度の高い自然素材の家」そのものです。