2011年09月09日
「ガイガー・カウンター in 藤野(ついでに青野原)」
今日は、ガイガー・カウンターの話。
先日、建築士の助言もあり弊社の新築現場の材料の放射線測定を実施。
(材料は風評被害になるので、どこの土地産とは言いませんが)
この材料を「ガイガー・カウンター」にて検測、ついでに土地も検測。
通常のグランドライン+1メーターの位置と地盤「ベタ付け測定」で…。
現在打ち込んであるコンクリートも同様に…。
もう1カ所(材木の産地~青野原の地盤とその木材)もしっかり測定。
同じ相模原市緑区とはいえ、かなり距離が離れ環境も異なるので。
結果…若干高い数値が出た材はトンボ帰りですぐ返品。京都産にすぐ切替え。
…地盤に関してはかなり安心な数値が検測されました。(ホッ・(笑))
…材木に関しても問題がなく、藤野・青野原の地盤や材も全く同じ数値。
…コンクリートも安全な数値が検測されました。(ふ~・(笑))。
以前は、工務店の私たちが放射線を測るなどとても考えられないことで、
医療被曝や自然界の放射線くらいしか考えられなかったのに…。
測定方法として、その物質に密着させているので、危険側には出ている
とは思います。それにしても、正直に出るものだ。(誤差を差しひいても)
この検査により、ここ藤野の土地が「問題ない土地」と確認できました。
…予想はしていましたが、実際数値を目にすると胸をなでおろします。
●他の町に比べ自然住宅の多い「藤野」という町は、どういうわけか
高性能の「ガイガー・カウンター」を持っている方がたくさんいます。
いつも緊張感をもって(材の産地)を冷静に見ていきたいと思います。
そう、あまり過剰にはならずとも…粛々と冷静に…安心な材を使う!
(健康に住まう自然住宅をつくる者にとっては、とても大切なこと)
今回2度目の放射線測定でしたが、被災地の皆様の心情を考えると、
地元の材や土地が安心とは言え、素直に喜べないのも事実です。
見学会では、相模原市で公表している線量の資料も見ていただきます。
2011年09月04日
創和・相模湖自然住宅限定土地 「季のいえ・プロジェクト」 の基本理念
相模原市緑区寸沢嵐(旧・相模湖)に計画している「季のいえ・プロジェクト」
この企画を実施することにあたり、いろいろな決めごとを考えています。
それは、「こんな家をつくって下さい」という緩やかなお願いでもあります。
曲線道路・植樹植栽・車庫と玄関アプローチの離隔・外観の大まかな統一性
自然素材の許容範囲の決まりごと・神奈川県産材や相模原産材のススメ
そして住まう方が、ここ相模湖の寸沢嵐で健康で豊かな暮らしが出来る事。
最近の分譲住宅が、間取り優先の積み木住宅化した弊害のため、お客様の
頭の中が「間取り」でいっぱいになってしまい、30坪が35坪になってしまう。
よくある話で、5年に1回使うかどうかの客間をつくるためリビングを小さくする。
(布団が一組置ける、ロフトや畳コーナーがあればいいと思うのですが?)
建物は小さくても仕切りを減らすことにより、実際より広い空間が可能になり、
窓の大きさと配置により「光と風の通り道」をつくることで、快適でエコな生活が
出来ます。最終的にそれが健康と自然住宅のわりにローコストになります。
35坪のどこにでもある住宅より、考え抜いた30坪の住宅のほうが(笑)です。
このプロジェクトに賛同し、住んでいただけるお客様は、第一回の打合せのさい
「どんな暮らし方をしたいですか?」と聞かれることと思います。
くれぐれも、ご自分で間取りは考えてこないでください。
いつも目にする、今の御自宅やお友達の家の間取りが基本路線になって
あまり創造的な住まいになりにくいような気がします。
また、ネットで調べもほどほどに⇒頭デッカチになり本物が見えにくくなりそう。
間取図の変わりに 「私は家族とこんな暮らしがしたいです」 了解です。(笑)
↓こんな景色を望みながらの暮らしもいいですよ。↓
ぜひ「芯がしっかりした生き生きと呼吸する家」をつくって下さい。
そう断熱性能より、まずは風の通り道をつくってあげること。
(藤野で始まった「自然住宅限定土地・風のいえプロジェクト」でも…もうすぐ
…お客様方と建築家達による「風通しのいい家」のカタチが現われます。)
楽 し み デ ス !
2011年09月01日
「相模原・森林ビジョン」…工務店として、今私たちが出来ること。
「風のいえ・季のいえ プロジェクト」の太い背骨の一つである「地産地消」。
相模原市緑区(旧津久井・城山)の木材(間伐材)を最大限利用すること。
私たち「相模原の工務店」の一員として、まず出来ることはこのくらいです。
混雑した山や森から木を伐り出すことにより、風通しの良くなった相模原の
森林が再生…みんなでその材を使い、その土地に1軒1軒地道に家をたてる。
荒れた山が序序に綺麗になっていき、住宅に生まれ変わる様を肌で感じ、
究極は土に還るという理想的な循環縮図。(何百年後はまた繰り返し)
とりあえず身近に私たちが出来る事⇒地元材で家をつくる~つくって下さい。
私たちはモノづくりの人間なので、とにかく(語るばかりではなく)カタチにする。
それも、ボランティアではなく、やがてはみんなが仕事として成り立つように。
本業と同じボランティアは無理がある~きっと長続きはしないはず。
だから、「再生システム」をつくることが大切な気がします。
4軒の自然住宅が全て「相模原産木材」を利用する「風のいえ・プロジェクト」
たいそうな気持ちで計画したわけではなく、お客様と方向性が一致しただけ。
「できれば地元の木を使いたいのですが?」「はい、喜んで」こんな感じです。
10月・11月の構造見学会では、直接かかわる青野原の材木屋さんに
(生の声で)現在の山や森と、その将来の希望について語ってもらいます。
飾らない理屈ぬきの素直な言葉がストレートに胸に響くと思います。
孫の代になっても、今の日本の景色が、よりいっそう美しく残りますように…。
そして、身近な森の材でつくった「趣のある住まいや町」ができますように…。
相模原市の森林ビジョン…緑区のポテンシャルは二重丸、あとは…やるだけ!
今日は、ちょっと良さそうなことばかり書き過ぎたのでバランスをとるために、
やさぐれた感じの「ジャズの神様 マイルス・デイヴィス」入れときます(ふ~)。
2011年08月30日
相模湖(相模原市緑区) 不動産(土地)物件 の お知らせ
現在「自然住宅限定土地…都会で働きながら里山で暮らす」の第2段!
…………… 今 回 は S A G A M I K O ……………
このあたりの良いところは、それほど辺鄙ではなく、田舎暮らしができる。
そんな創和プロデュース「相模湖・季のいえプロジェクト」を企画してます。
もちろん住宅は、いつものように「こだわりの自然素材」でつくります。
北相模の山々とつくり込んだアプローチで季節の移り変わりを感じる。
そんなところからこのネーミング「季のいえ⇒ときのいえ」 と読みます。
そのうち「イベント・ニュース」にもアップします。
また、提携している「大地を守る会・自然住宅事業部」の皆さんにも、
前回の「藤野」と同じように「相模湖・里山移住」のご協力お願いします。
この進入道路⇒分譲の臭いを消すためにわざと弓型に曲げてます。
シンボルツリーと果物のなる木を対で選んでいただき最初に植え込み、
入り口付近に木製のベンチなんかも置いたりと…いろいろ考えてます。
2011年08月29日