山梨県上野原市の里山に完成した古民家のリノベーション。
皆様から「創和建設は、古民家大好きですね」と、良く言われます。
殆どが成功しているとは自負しておりますが、たまに頭を悩ませることも…。
成功するもするも、う〜んになってしまうことも、
それは、私たち工務店の努力だけではどうしょうもないところもあり、
やはり住まい手の施主様の想いと腹の括り方など関わり方がとっても大切になります。

施工前

今回の上野原の古民家リノベーション。一言、大成功です!
「あんな家が…こんなになる」の一言です。それもやり過ぎていない!
このやり過ぎていない感がとてもいい。
映画にたとえるならば「主役と脇役がちゃんとはっきりしている、
棲み分けが出来ている」そんな印象です。
担当の大橋が寄り添い、住まい手のNさんの夢と希望をまとめていき、
苦労した結果、とても絵になるそして心地いい空間が出来上がりました。

古民家再生は、とても難しい。いいところも悪いところもあります。
構造が劣化して、すでに住むのに適していないところまでいっていること。
外壁や屋根、そして全ての仕上げが朽ちていて、今にも剥離しそうなこと。
玄関ホールがリビングに比べて広すぎることや全体的にどんよりしていること。
なにしろ、広いは致し方ないですが、「暗い・寒い・怖い」の三重苦。
お客様も、世の中の流行りで古民家に手を出すと後悔します。
本物を見極め、無理に高いお金をかけて買わないことが大切だと思います。
(工事費が無くなってしまいますので、意味がなくなくなりますので…)

この家の工事も、右往左往しながら、時間をかけてここまできました。
プランニングで、玄関からキッチン・リビングへの繋がりを良く検討、
外部の大改修工事も劣化部分をきっちり補強・修繕する。
それも、ケミカルなものはいっさい使わない。本物で作る。
コスト削減のため、そして家づくりを楽しむために、施主自ら汗をかく。
板を張る、そして漆喰を塗る…お見事でした。

そして、 山梨県の旧街道に面したこの家は、街並みにも配慮できたような気がします。
施主様の「残すものは上手に残し、捨てるものは潔く捨てる」見事な覚悟に、
創和建設の最高齢の棟梁(関戸御大)の60年を超える技術力と、
大工になって約10年の仕事を舐めない生真面目な森川棟梁応援と、
そのまとめをする原監督、この家に携わるみんなの想いと技術がカタチになりました。

こうして、創和建設の古民家再生にまた一つ財産が出来ました。
木と土と太陽と…それらが混ざり合った風景が、より一層この家を
際立たせています。相乗効果と言えます。
伝統家屋ならではの歴史と味わいが環境に馴染んでいます。
「ぜひ、日本の風景の一コマ、街道と本物の家は残していきましょう!」


完成したこの家のも、まだまだ完成に至るには道半ば。これから
今まで以上に住まい手の色が加わり、素敵になっていくと思います。
そしてこれから、施主のNさんとは、また別のお付き合いが始まります。
楽しみにしています。ありがとうございました。

今日は八王子ネタ…お隣・八王子の有名人(ユーミン)の詩の世界のブログ。
特に初期の詩は、凄いの一言。「良くあんなの思いつくな〜」と感心。
昔の自分を思い出して、インパクトを受けた詩をいくつかご紹介します。

1、あの日にかえりたい
青春の後ろ姿を 人はみな忘れてしまう…

2、ジャコビニ彗星の日
小さなオペラグラス じっと覗いていたけど
月をすべる雲と 柿の木揺れてただけ…

3、ベルベット・イースター
空がとっても低い 天使が降りて来そうなほど…

4、私のフランソワーズ
街の上で 溶けてゆく夕映を
窓にもたれ じっと眺めていたい…

5、 A Happy N ew Year
鐘の音 通りにあふれて 今年もたくさんいいことが 
あなたにあるように いつも いつも…

そして1番の有名どころ
6、海を見ていた午後
ソーダ水の中を 貨物船が通る…

そしてそして私が最も好きだった詩
ブレッド&バターの “あの頃のまま”と薬師丸ひろ子の “woman”
の詩もとってもいいです。

以上、10数年前にも一度…その時はアメブロでしたが、
同じようなことを何人かのアーティストを書いた覚えが…。
それにしても、どの詩もその風景が目に浮かぶのが凄いですね〜。

カドナリは、JR藤野駅前のロータリーの角地の(旧)創和建設の1階に位置する
地元の魅力を存分に楽しめる珈琲&ビールスタンド&時折ライブイベントの箱です。
「カドナリってなーに?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。
カドナリという名前は、楽しい音楽や人の声が、常に街角に響き渡り、
地域の人々や移住者の人々そして訪れる観光や山登りの人々が一緒の
時間を共有する特別な空間の提供を目指しています。

芸術の町“”藤野“”らしい感性と想像力で、できる限り敷居の低い地産地消のカフェ…
下地を含めて造作材には相模原市緑区の「つくいの木」を使うだけでなく、
地元のコーヒーやビールやなども提供、地域のミュージシャン・アーティストによる
ライブイベントを通して新たな発見や感動体験ができる場所を目指します。

創和建設の10数年前のブログにも書いた、
「誰か、藤野駅前でジャズバーやってくれないかな〜」
「みんなで集まれるカフェやってくれないかな〜」
…創和建設自身で提供することになるとは…嬉しい限りです、

経営、デザインの中村さん、高橋さん、池辺さん、そして音楽担当の納さんと、
最強の布陣で取り組んでいるこのプロジェクト。
その他にも沢山の方が関わっています、そしてこれからも関わっていきます。

来年4月オープンを目指して(その前には漆喰ワークショップ・イベントも)、
創和建設の監督や大工の長田棟梁はじめ市川屋さん、モリモさんなど
沢山の関係業者一同みんなで頑張っていきます。

来春、藤野駅を降りた人々がどこからかかすかに聞こえて来るビル・エバンスのピアノとお客さんの笑い声に耳を傾けて、「あれ、なんだ…ちょっと覗いていこうか」と思ってくれるような、そんな「カフェ・カドナリ」現在工事中〜乞うご期待です!


「かなり広い箱ですよ~。楽しみにしててくださいね。」

先日完成した山梨県上野原市に続き、
相模原市緑区『藤野の里』に小さな平屋が着工しました。

住まい手が定年後に建てると決めた時、まず思い浮かぶのが平屋。

平屋には、メリットもあればデメリットもあります。

☆メリットは
いいところは、高齢になっても暮らしやすいこと。
少なくとも同じ耐震性であれば、平屋は地震に強い。
家族とのコミュニケーションがとりやすい。

☆デメリットは
広い土地が必要。坪単価が高い。
隣に背の高い建物が建つと日陰になる。
プライバシーが保ちやすい。

ここ、藤野の里の平屋住宅は、周囲を山に囲まれ、少し下ると綺麗な川もある。
そんな豊かな自然に囲まれた広い土地に建ちます。当選、平家を選択。
階段も無く、思ったより平屋は広く感じます。
設計は、上野原市の中村文化研究所の中村先生です。
基礎屋さんも上野原市から来て頂いてます。

棟梁は、中村公彦くんが担当。


これからも増え続けるであろう平屋の住まい。
基礎も綺麗に仕上げています。施主のNさん共々、
創和建設も、“藤野の家”の棟上げがとても楽しみです。

創和建設は、30年以上前から不動産部も併設しております。

建築会社だからこそ出来る土地分譲。建築会社だからこそ出来る町おこしがある。
今まで、湖の家〜風の家〜空の家〜連の家〜季の家〜身の丈の家〜内郷の里など、
沢山のエコ・ヴィレッジを企画そして完成させてきました。
そのどこもが、完成後素晴らしい風景になっています。

住う方のセンスや暮らしがとっても豊かなこともありますが…
家の周りがコンクリートで覆われることなく、自然と共存しているのです。

今回は、JR藤野駅まで徒歩10分の便利な場所に着工。
エコ・アパート、モデルハウス二棟、計3軒の自然な素材の家が併設。
それも敷地に平行でなく、ちょっと曲げて建てていて、
それがまた、とてもいい景色に映り、庭の造園とも相まって、敷地すべてが
良い環境になると思います。

すでに、3宅地は売却済みになっておりますので、残り2区画を販売しております。
是非、見に来てください。(モデルハウス・和の家もついでに見学してください)
連絡お待ちしております。