2012年04月26日
「森の音楽スタジオ」…顔の見える家づくり
今日は、藤野の森の音楽スタジオの新築工事の顔合わせ。
場所は・野山の食堂(アートギャラリー内)さんに提供していただき、
設計・施工が一同に集まり、施主さんまで顔を揃えました。
初対面のセルフビルド住宅においては、必須科目の食事会。
(昨年の風のいえ以来のイベントです)
この3時間が潤滑油となり、現場の流れがスムーズに進みます。
内容どうこうより、1つの建物の関係者15人が一同に集まることに
意義があり、設計者も現場が始まってから声をかけやすいのです。
設計者が言いたいことを現場に伝える⇒それを聞く耳を持って望む。
みんなが、同じ目標をもって話をする姿はとても気持ちいいですね。
ここも地熱・蓄熱・セルフビルド住宅ということもあり、
通常の建物に比べ、工程管理や品質管理がかなり大変です。
設計者が職人さんに気軽に話しかける。(現場監督、楽できます。(笑))
電気屋さんの、大型の交通量の多い場所は電球が切れやすいなど、
専門家のプチ情報もチラホラ。雑談の中でもためになります。
前回は、直子の台所さん、そして今回は野山の食堂さん。
開いてて良かった…開けていただいて良かった…です。
長時間にわたり(施主様・設計士さん)ありがとうございました。
最近昼食を車中でかき込むことが多いので、とてもありがたかったです。
☆ こうして森の音楽スタジオ「顔の見える家づくり」の初日が開きました。
2012年04月25日
上野原2世帯の自然住宅「凛のいえ」の今です。
「上野原の自然住宅・凛のいえ」
外装は屋根が終わり、壁のガルバリウム張りの真っ最中。
現在は大工さんが無垢の床・天井をトントンたたいています。
今日も大きな無垢の式台を、細心の注意を払い取りつけてます。
この家の特徴は、藤野の自然住宅に比べると
「2世帯住宅」の関係で、かなり細かく造り込まれています。
間仕切りや、ドアや家具が多く、プライバシーが守られています。
エアコンの効きも抜群に良さそうですね。
若干工事は遅れ気味…このての家は早く上がることは
めったにありませんが、この家もやはり…ゆっくりです。
この大工さんも、2軒あとまでご指名予約が入っています。
もちろんご指名料はいただきませんが、腕のいい大工さんです。
工事の状況写真~前とあまり変わらないんですけどね。(ふ~!)
(パワービルダー系の早い住宅だったらもう引渡し時期です。)
仕上げは漆喰と白洲で化粧します。
そうそう、白洲しっくいという材が開発されたらしい。誰か使って下さい。
2012年04月24日
映画「降りてゆく生き方」の話で20分。
先日の完成見学会のおり、ご見学に来られたあるお客様と、
20分ほどですが、映画の話で盛り上がり、考えさせられました。
「降りてゆく生き方」
この映画は、私の妻や友人とも話し始めると長時間になってしまいます。
タイトルと内容から、とっつきにくそうですが、とても考えさせる映画です。
バブルがはじけて、低迷している私たちまわり…「豊かさとはどういうことか」
この映画のコンセプトの途中には、このような言葉があります。
現在でも…
「人々がいきいきとしている豊な場は、まるで、たくさんの微生物たちが
お互い繋がり関わりあって発酵し、まるでエネルギーと新しい酒を
生み出している酒蔵のようである。
そこは実に生命力に溢れ、楽しさと喜びに満ちている場なのだ。」
降りてゆくではなく…地に足を付けた生き方 のような気がします。
この映画…どこでも見れないのが難点。
2012年04月23日
「藤野の自然住宅・風のいえプロジェクト」…もうひとつの小舞土壁の家
●現在、大工さん・左官屋さん・電気屋さんにより進んでいる
もうひとつの伝統住宅。
この建物は、建築中の今でも見せ場があります。
それは小舞掻きと土塗りです。
放射線のサンプリングの検査も行い、未検出の結果に安心し、
外部~内部へと仕上げていきます。
吸湿力に優れ、建築材料としても大変優秀な土。
残すべき日本独自の建築工法の伝承。
(中部・関西ではいまだに多くはないがかなり多いらしい)
自然な材料で造られ、役目を終えやがては自然に還って行く。
施主様が設計者(創和はこの組合せ多いです)というパターンで、
これからも勉強させていただきながら造っていきます。
担当は、土壁が3軒目のハーレー小俣。
(エコ住宅造っていて、ハーレー乗ってるって?~まあいいか。)
喜んで完成見学会を開催させていただけるよう…ガンバリマス!
2012年04月21日
「自然素材のリフォーム」…藤野(名倉地区)にて募集!
●本日は「小舞・土壁の家 完成見学会」におこしいただき
ありがとうございました。
いつも通り車座になり、皆さんと楽しい時間を過ごしながら、
創和建設一同充実感に浸った1日。
相模原産の地域材でつくられた家なので、津久井森林組合の方も、
興味を持って見ていかれました。もっと広がって繋がっていければ。
ビオフォルム環境デザイン室・山田さん
大地を守る会・阿部さん
に(家づくり)のセミナーを開いていただき、私はいつもと違い
久し振りに少しだけ宣伝に専念出来たかな~と思っています。
良かったです(笑)。
自然住宅を相模原で建てたい方、
また、東京・神奈川・山梨エリアで建てたい方
弊社のホームページを1度覗いてみてください。
(来月から気合いをいれて、改訂します)
●これからの住宅産業の中心となるであろう「リフォーム」強化のために、
もう少ししたら藤野地内にて、ささやかな募集をかける予定です。
価格をネット価格にて施工。監理費もいただかない。セルフもOK。
かわりに(施工中~完成まで)時々オープンハウスをお願いする。
仕上げ材は、床全部と一部の壁・天井を無垢の杉材にて施工。
キッチンは無垢材ないしオールステンレスを設置。
たぶん、今の壁材のほとんどはビニールクロスだと思いますので、
ここはすべて「白洲リフォーム」にて塗替え。
一番難しいのが外装で、通常ガルバリウムと杉板が無難。
ただし、この材好き嫌いが分かれますね。塗れればいいのですが。
今年の(夏~秋)にかけて、賛同していただけるお客様を探して、
実験的にできればと考えています。
耐震まで行うとコストがかかるので、構造のしっかりした建物に限ります。
床にCFを重ね張り、壁・天井はクロスの貼り替え、器具も取り換えのみ。
こんなリフォームではなく、もっともっと楽しく夢のあるリフォームを。
間取りもできれば、広く開放的な空間に変えたいものです。
無垢の梁なんぞも、わざわざくっつけたりして。
ローコストとは言え、さあ、手を挙げてくれる方がおられるかどうか…。
調湿・吸湿が抜群にいい材料です。原料は霧島の火山灰。
●国交省から、地域ブランドの補助金が出るそうです。
長期優良住宅であること。地域産材の木材を利用すること。
そして顔の見える家づくりをすること。最後にあまり大きな会社でないこと。
素晴らしい試みですね。ただし、長期優良住宅が少し曲者で、
この規格に合わせることで、家の設えが低下することも考えられます。
設計者にとっては、かなり難しいのではと想像します。