山梨県北杜市の八ヶ岳山麓(長坂と小淵沢インターの間)

     「北杜の家」の地鎮祭

自然住宅の建築事務所・アンビエックスさんのお仕事です。

当日は小雨の中、山梨県上野原市の鈴木神主さんの来ていただき、

施主様、アンビエックスの早田さんと布施さん、そして創和建設と、

7名がその壮大な八ヶ岳を眺めながらの地鎮祭となりました。

近くには美味しいカフェやパン屋さん、カレー屋さんもあり、

少し走ると私も大好きな甲斐小泉の雰囲気のある駅舎もありと、

仕事をしている感じがしないほどくつろげるいい立地です。

小泉の小さく長閑で、無理してない風景(これ大切)が広がっています。

上棟を目指して仮設~基礎~水道工事が先行され、

大工さんはムシムシした暑いさなかにこの涼しい土地でお仕事。(中村くん)

他の大工さんの中には羨ましいと思う人もいるようです。

(家族と離れるのは寂しいはずなのですが?)

ただでさえ健康な北杜の地で、目黒の天然住宅仕様の健康住宅を建てる。

担当する職方さんたち~工事の終わる晩秋には、今以上にもっともっと

健康になってこっちに帰ってくるんだろうな。

ゆっくりとした時間の中で自然の大きさを感じながら、

    春ももうすぐ終わるころ、森の中で鳥の声がいっぱいの

                「北杜の家」の地鎮祭の様子を少しだけ…。

     
     
     
     

    仕事とはいえ、夏の北杜も楽しみな現場です。

帰りに「八ヶ岳クッキー」みたいなものを買ってきましたが、

後日立ち寄ったお隣の上野原市のセブンイレブンにも売ってました。

そういえば「山梨県限定」って書いてあったようなないような??

                    それにしても、北杜はカフェが多い。

卓球女子が頑張ったこの日、

ゴールデンンウィークを利用してちょっと視察。

場所は、長野県諏訪市下諏訪の御田町で展開されている

「匠の町・しもすわあきないプロジェクト」

若き匠(モノづくり職人)を集めて地域活性をはかっている町。

そこには自治体・地域だけでなく地元のいろいろな団体の協力や、

昔からそこに住んでいる近所のおじさんおばさんの協力がみてとれます。

そして思っていたより地味な感じが、余計につくられた感がなくグッド!

「ちょっと、うろちょろしたくなるような町を目指そう」…みたいな。

今回は、その御田町商店街の中の真ん中あたりの木工屋さん、

それも少し不思議な木工屋さんへ飛び込んで、

いろいろと世間話に花が咲きました。(ゴロンドリーナ開発室さん)

嫌な顔一つ見せずに、楽しそうに応対していただき、

とても心地いい充実した時間が過ごせました。

ここに住みたい若者やここでモノづくりをしたい若者は、

商店街の活性化を目的とした地元のおかみさんたちの集合体

「みたまちおかみさん会」の「おかみさんフィルター」にかけられるらしい。

それを通過した若者だけが、ここで商売をすることを許され、

そして応援してもらえるらしい。

大型店舗が席巻しているなかで、小さな商店が軒を並べて

少なくとも商売として成り立って、そして若者が増えているという理由は

こんなところにあったようです。

どこに行っても同じ町並みではなく、ここにはここの特色があり、

古いものはちょっとだけ変えてお金をかけずに利用すること。

そのコマーシャルは、どこが予算を組んだかしらないが、

かなりしっかりした冊子がたくさん作られていて、それも素晴らしい。

自己満足ではない、みんなでしっかり広げようという気持ちが感じられます。

宣伝すること~大切ですね!

そしてお店の看板には、この地域で地域活性化を目指す各種団体の名前が、

一列にズら~っと並んでかけられてあり驚きの一言。

市を含めたみんなが協力していることがわかります。

それにしても「おかみさんフィルター」…興味深々ですね。

たいへんなこともたくさんあると思いますが、

みんなの努力で、シャッター通りが無くなった「みたまちあきないプロジェクト」。

同じ長野県でも小布施とは一味も二味も違って…こっちのが好きです。(笑)

大型ホテルのたくさんある上諏訪ではなく、地元に根付いた下諏訪にも、

時間があったら足を運んでください。そこには面白い拾いモノがあるかも…。

諏訪湖・ゴロンドリーナさん・そして玉石積みが素敵な路地の写真を少しだけ。

       
       
         
       
       

空家…シャッター通り…逆に自由に面白いことが出来そうだ!

リノベーションを施して住まう・お金をかけるかけないは別として、

住まいというより「暮らし方」がカッコいい人たちが多いようです。

5月、6月の約2か月間、新規ホームページの原稿やらなにやらで、

ここのブログはひとまず間隔を大幅にあけていきます。

最近はイベント・ニュースも、手抜きになってきていますが、

これはもう少しマメに書きこまねば。

ぼーっとしている間に、いくつかの家も完成し、

「私の家はまだ載らないのか?」みたいに思われている施主さんも。

現在、自然住宅の新築やリフォームは、

おかげ様で忙しく稼働しております。充実した家づくり生活を送ってます。

スパンをあけることで、尽きたネタもたまってくると思いますので、

7月にはまた新しいウェブ・サイトで「コンニチハ」です。

仕事ばかりではなく、ジャズネタも増やしていこうと思っています。

現在そしてこれから徐々に着工していく予定の新築住宅

東京都…町田市・八王子市・あきるの市・武蔵村山市

神奈川県…相模原市  山梨県…上野原市・道志村・北杜市 

同じく、やはりこれから着工のリフォーム現場

東京都…町田市・八王子市・日野市  神奈川県…相模原市

山梨県…上野原市・甲府からも2組ほどお声がかかりました。

そして連のいえ・季のいえ・内郷の里などの3つ自然住宅プロジェクト

今季の地域ブランドの長期優良住宅4軒。そして

来季の「地域ブランド・里まちネットワーク」の再び起ち上げを…

たくさんあるようですが、実際は設計・施工の期間が長いので、

凄く暇な時があるんですね…悲しいかな。

原・小俣・岡部・山下・志村の建築部の平均年齢高めの監督5名

たくさん頑張ってくれてる腕のいい人のいい大工さん達12名

そして数々の協力業者のみんな(凄い人数です)

一緒になってひとつの目標に⇒ホンモノの家(うち)をつくる…かな?

それでは、2か月から3か月の間の遅い遅い「春の冬眠」に入ります。

(追伸)5月17~18日は「藤野・陶器市」です。

毎年書いてますが、「陶器市」は「住宅見本市」の様相。

町の質の良い住宅のまわりに会場が点在しています。

そう、この町の新築住宅はとても素晴らしい。

そしてそこには暮らし方が垣間見えるのです。

今年は、「つながる家」の施主さんも参加します。(柿渋染めです)

自然…芸術…住宅…そして人~たくさん歩くけど楽しいですよ。

この町にUターンしてきて良かったと思わせてくれる一大イベントです。

次回の更新は、ゴールデンウィークにちょっと見てくる下諏訪のまち。

「下諏訪あきないプロジェクトの今」からはじまります…それでは。

2回目のブラブラ歩き…伊豆の下田にあるペリーロード。

(といっても、かなり前のストックから抜き出しています)

開国のとき、ペリーさん御一行が歩いたありがたい道らしい。

昔にも1度見に行きましたが、

やはり今回もそれなりの楽しさを味わって帰ってきました。

飛騨もそうでしたが、水路沿いの小道はどこも雰囲気がありますね。

落ち着くというか…どういうわけかベンチでぼーっとしたくなります。

細く車が通れない路地、そしてまわりに高い建物がない…良いですね。

下吉田や月江寺あたりの先が見えない怪しい楽しさを思い出します。

そんな中で、ショップやバーなども古い町並みに溶け込むように、

壊さぬように今でも営業されているようです。数は少ないですが。

お金をかけていませんが、思いっきり経年変化を極めた住まいうあ店。

ピカピカのいまどき住宅からこうは変わっていかないだろうな?

今回も昼間だけなので、いつかここの(ソウルバーかジャズバー?)で、

夜更かししてもおもしろそうだと思いながら帰ってきました。

来月も仕事の関係で、新潟や長野の方にも行くことになりますが、

たまには泊りで自由な時間も少しとってブ~ラブラ。

夕方にいい感じの路地を呆けて歩く…う~ん、これも楽しそうだ。

黄金週間には長野県は下諏訪の「匠の街あきないプロジェクト」に。

前々から覗いてみたいと思っていたモノづくり誘致プロジェクトです。

八王子の赤線ストリートプロジェクトもできたりと、このあたりでも

古い街や小道…建築家…美大系のアーティストたちのコラボが賑やかです。

そしてそれが成功している場所には、必ずと言っていいほど

他所から来た引っ張る人と、それを大きなココロで見守る地元の許す人

が存在しているようです。

今回は↓下田・ペリーロード↓…というより「ザ・路地バー」です。

    
    

上棟して数週間…

「平屋に暮らす…連のいえプロジェクト」の2軒目「芹の家」

この住宅の屋外の持ち出し部分の化粧の構造材の選定に、

施主様・設計者・そして私たち創和の計4名で行ってきました。

場所は、「行ってきました」というほど遠くはなく、

地産地消の家づくりの大きなメリット⇒とっても近い!

相模原市の青野原地区の材木屋さんの井上製材さん。

当日は、井上社長自らが木材選定や削りに加わり、

調度いい寸面のとてもいい木材を提供してくださいました。

設計の山田さんも満足そうでした。

いつも思うのですが、

「材木屋さんや林業の皆さん、そして大工さんたちは、

木を優しくなでるように、す~っと触る」そしてみんないい顔してる。

このあたりの木に対する想いはみんな共通しているんだろうな。

「康の家」に続き「芹の家」も、化粧の無垢の桧と杉の家。

そしてここ「連のいえ」の一番の特徴は、

私たち工務店だけでなく、設計者も棟梁もすべて同じメンツで

すべてをつくりあげていくこと…厳しい仕事の中での阿吽の呼吸。

そしてこのような「顔の見える家づくり」をできる幸せ。

伐採する人…製材する人…設計する人…施工する人…施主

すべての人が一堂に会する昔ながらの家づくりなんですね。

   
   
   
   
   

私たちのような若造(そんなに若くはないが)に、この味はでない。

同じ顔のしわでも深さが違う感じがします。そして重さも…。

生きてきた歳月の長さとその生き様と…なによりDNAが違うから。

  「同じ言葉を吐いても…そう、どこか違うんですよね。」

最後に、「芹の家」を含んだ「連のいえ」のまわりの景色はとても清々しい。

2軒建っただけなのに、ほんわかした長閑な中に凛とした空気も感じます。