2011年07月01日
創和・湖のいえ…「竹小舞と土壁のいえ」完成しました(笑)。
このブログの中で、頻繁に登場した藤野のエコハウス「自然住宅」です。
昔ながらのプロの職人の手力による「木組みの伝統工法の家」。
地産地消の材木(杉・桧)を丁寧に棟梁がきざみ…地元(名倉)で切った
竹を割り小舞を掻く…そして土を重ねていき、最後は漆喰で仕上げる
(国産の木材や土佐栂・土佐漆喰など材料の吟味はハンパないです。)
…ケミレスタウン(千葉大)の視察から始まり細部まで「化学物質過敏症」
を意識しながら、お客様のご意向に沿ったカタチでの材料選び(木童)など、
想い出すことがたくさんあった現場です。また、お客様が永住の地(たぶん)
に「藤野」を選んで下さったことも喜ばしいことです。ありがとうございます。
~良く考えると、私たちが一番勉強させていただいた建物でした~
とてもしっとり落ち着いた空気を持つ内部の様子(写真)だけ並べます…。
土佐漆喰や国産無垢材の穏やかな優しさが少しでも伝われば…と思います。
何故か荒々しさが「自然」の2文字に勘違いされる「自然住宅」の分野ですが、
雑なものは雑⇒この家は骨太のわりに繊細。全て職方さんたちのおかげ。
施主様・近隣の皆様・設計士さん・棟梁はじめ、かかわった各職方さん
(中途で仕事が終わり、完成形を見る事のできない方がほとんどですが)
長い間ありがとうございました(お疲れ様でした)。これからも
相模原市緑区…藤野…「創和建設」を宜しくお願いします。
(弊社のいちばんいいところは、職方さんが素晴らしいこと…これに尽きる)
それにしても写真はなかなか上手くならないな⇒牛歩
ワークショップもいいが、このような竹小舞もいいです。
壁の仕上げで隠すのがもったいないようです。(芸術?)
来月から、もうひとつの「木組みの小舞土壁の家」が、
神奈川県相模原市緑区名倉地内(風のいえ)にて始まります。
(太陽光・そよ風・コンポスト・ついでに畑までついています。)
「風のいえ」にはこの家の職人さんたちがそのままいきます。
(ほとんどが腕のいい ・ ピカイチ ・ 地元の職人さんたちです。)
伝統工法の継承…そして人の地産地消ということです。
また一つ、素晴らしい伝統工法(木組み)の住宅がこの地に生まれそう。
(そしてこの建物は「大地を守る会・自然住宅事業部」との提携第一弾です。)
景気がいいとは言えない業界の中で、最近の「藤野」はホントにおもしろい!
弊社の現場監督の4名も⇒切磋琢磨!用意周到!有言実行!猪突猛進?
スタッフ一同みんなとても若いとはいえず、良い意味ベテラン揃いです。
みんな「夢見る頃」はとうの昔に過ぎていますが…
一つ一つの建物や町づくりでたくさん夢見ていこうと思っています。
来週には、上野原市内の「お木楽ハウス」も完成です。(写真載せま~す)
相模原市緑区吉野地内「T様邸」も週末には着工予定…だいぶ遅れました。
秋口には、「藤野・相模湖・上野原」にて自然住宅限定宅地の計画が
具体的(場所・広さ・金額・イメージ 等)にまとまると思います。
どうも長屋タイプは厳しそうな感じです。(一か所)エコヴィレッジには出来そう。
また、自然住宅のプロトタイプ(手が届きやすい住宅)もちょっと考えています。
暑さが和らぐ頃に…私たち(創和建設のスタッフ一同)もとても楽しみです。
最後に…ご提供できる土地がなく、ず~っと待っていただいているお客様方
これからも地道に探してまいりますので今しばらく…またご連絡します。
最近、「ジャズのブログ」さぼってますね~。なんだか、業務報告ばかり。
そのうちネタを探して書いてみます。(反省)
2011年06月30日
相模原市緑区牧野地区「綱子 ホタル・アジサイ祭」…7月9日(土)開催
藤野のホタル祭り…6月の「上河原地区」につづき、
7月9日(土)は牧野の山里「綱子地区」にて開催されます。
民家も疎らな綱子はとても雰囲気のあるところで、
自然を味わいたい方にはお勧めです。(昼はアジサイ祭りもやってます)
真っ暗な闇の中に、幻想的なホタルの光がとてもきれいです。
遊園地もいいけれど、こんなホタルの想い出もいいですよ。
天気がよければ、ご家族やお仲間と どうぞ。
2011年06月30日
「地熱住宅…SRC基礎」の勉強会です。
来月から始まる山梨県上野原市における(ベストホームさん)の
地熱住宅のモデルハウスに先立ち勉強会を開催しました。
創和建設の監督が4人、基礎担当が3人、設備担当が1人、
木工事担当が1人、そして私の合計10人が…お勉強です。
先日の川越での勉強会の実践型で、型枠・鉄筋・配管に至るまで
現場での細部の納まりや施工方法を検討しました。
思ったより難しくないというのが、私たち監督サイドの本音。
思ったより面倒だな~というのが、職人さんたちの本音。
大きな型枠なども仕入れなければならずそれなりの出費
⇒こりゃ中途半端じゃやめられないぞ~!
なるべくキレイでロスがないようにそれぞれが考え発言。
先生役の八洲(ヤシマ)の森山さんも長時間お疲れ様でした。
圏央道が出来、川越が近くなったとはいえ、ありがとうです。
熱く狭い打合せ室の中で、11人の男たちがほぼ真剣!
暑苦しいことこの上ない(笑)。
この結果は来月「上野原の地」で答えがでます。楽しみ。
エコな地熱住宅とはいえ要領よく、お客様の負担にならぬように
スムーズに仕上げること⇒これが続けることの第一歩!
いくら良いものでも、価格において手が届かなければ広がらない。
「皆さん一生懸命がんばりましょう」~このブログ「ガンバル」多すぎ!
さあ、来月は次世代ソーラーシステム「そよ風」の勉強会だ~(東京)。
この装置の温熱環境⇒実に理想的。(これも今年藤野の建物で実施)
なにしろ空気が気持ちいい。国立の環境創機の開発したもの。
藤野プロジェクト「里山長屋暮らし」でも、毎日せっせと働いています。
●次はそよ風 「が・ん・ば・り・ま・しょう!」の耳にタコ。
●「そのうち良いことがありますよ?」 と天の声。
2011年06月28日
天然接着剤・自然塗料について(自然住宅にはつきものです)
「大地を守る会・自然住宅事業部」との業務提携を通して、
私たちが一番楽しみにしていたのが…「大地の自然素材」です。
食の大地 が 建築にも生きています。
何年か前に、目黒の設計事務所「アンビエックスさん」にいろいろと
ご指導いただき、選ばれし「自然素材」の数々を知り、そして使い、
自社の建物にも採用させていただきました。
大変勉強させていただき感謝しております。
それと同じく
「大地さん」もほぼ同じ路線で、体に悪いものはいっさい使わない。
…謙遜して「できる限り使わない」と言っていますが。
来月より着工予定の 創和・風のいえ のK様邸より、
自然素材の各メンバーがそろい踏みです。
今回はその中で「天然接着剤と自然塗料」についてです。
(4つのこだわりがあります。)
1.石油化学物質や溶剤を一切含まないこと。
2.住む人だけでなく、つくる人にとっても安全であること。
3.木の特徴を、より生かす製品であること。
4.自然環境に負荷を与えず、自然に還る製品であること。
天然接着剤はニカワが主原料。これに青森ヒバ油や岩手木酢液を加え、
さらに米油・柿渋を加味してホルムアルデヒド「ゼロ」にしています。
水性の自然塗料は、やはりニカワがベース。ヒバ油と木酢液までは同じ。
違いはそのほかに「亜麻仁油や紅花油」などの植物油を加えていること。
油性の自然塗料は、亜麻仁油ベースにダンマル樹脂、ヒバ油、紅花油
を加え、完全な無溶剤で作っています。
弊社の「自然住宅の内装ドアや家具、そして木製キッチン」に至るまで、
まったく同じ塗装や接着方法となっています。
石油化学物質や溶剤を含まない家は新築特有の臭いがしません。
ワックスなど、食べることのできる原材料を使っている物もあります。
施工も簡単、メンテナンスも楽(らく)ちん、良いことだらけ
唯一の悪いこと…ちょっと高額であること。(まあしかたがないかな?)
↓シオン(大地を守る会・自然住宅事業部 推奨)のサンプルです↓
シオンだけでなく、この業界の材料の産地は、
本当に東北が多い。ものづくりの材の中心です。
早く(人も町も)元気になることを祈るばかりです。
昨日、相模原市緑区牧野(N様邸)基礎打設完了です。
上野原市内にて、エクステリアも順調に進んでいます。
相模原市緑区吉野の解体現場も完了です。
また、今日は「地熱住宅」の現場勉強会です。
弊社の現場スタッフ総出で実地訓練の予定です。
長くなったので「防蟻処理」については後日ということで…。
2011年06月26日
藤野プロジェクト「里山長屋暮らし」が「住む」に掲載…自然の恵み、手の力。
先週発行された建築雑誌「住む」
テーマは「自然の恵み、手の力」
相模原市緑区名倉の里山にできたエコな連棟長屋
「藤野プロジェクト・里山長屋暮らし」に携わった各職人さんたちに
スポットライトをあてつつ、「藤野」という町の紹介を含め大特集。
表紙にまで使われていて、思わず…「こりゃスゲ~,、東山魁夷の絵のよう」
「手の力」と銘打つくらいなので、今回の紙面の主役は職人さんたち。
知合いの楽しい人たちが、やたらマジメ顔で(笑)~これも絵になってます。
細かい詳細は明日にでも書き込みます。(?書かないかも?)
とりあえずのご紹介写真(抜粋)です。写りが悪くホントごめんなさい。
7月1日(金) 夜7時30分 NHK 首都圏スペシャル にも登場~見てね
さあ、次はどんなプロジェクトができるのだろう。
「エコヴィレッジ」はたまた「ソーシャルハウス」?
もしかしたら、本当に「藤野電力」が…?
行動力のある面白人たち⇒藤野に大集合!
(普通に生活したい人も、もちろん大歓迎!)
最近とくに「発信力」の大切さや凄さを感じます。
次回は「天然接着剤・自然塗料・防蟻処理材」について
とてもマジメな顔で書いてみます。 それでは。
「さ~て、ぼちぼちと良さげな土地を見つけるかな…?」