2011年03月15日
「小舞土壁の伝統住宅」の報告です…自然住宅は震災の影響も少なかった。
かなり間が空きましたが、このあたりで中間の御報告です。
弊社の自然住宅限定宅地に建つ「湖のいえ」の3棟目、
木組み伝統工法による「小舞土壁のいえ」の現況です。
「美しい木組み」と「丁寧な施工」で完成前の現在でも、
「きっと良い家になるんだろうな~」感が200%です。
今月いっぱいで、木工事が完工。来月から土佐漆喰塗り。
来月には、目に見えて姿を変えていくはず。
ここまで来るのには、大工さんや左官屋さんだけではなく、
基礎屋さん・板金屋さん・設備屋さん・電気屋さん etc. など、
「伝統工法」ゆえの、大変な作業もあったはず…感謝です。
話は変わりますが、
東北・関東の震災を受けられた皆さま方は、日々大変な思いで
生活していることと思います。強烈な映像が毎日流れています。
心よりお見舞い申し上げます。
建築業界も、合板や外装材・断熱材等の供給も止まり、巷では
当分の間「住宅建築」が出来ないのではと囁かれています。
今後の復旧も相当な時間と労力が必要なようです。
(某タ○ホームも当分新築は見合わせとの噂も流れています)
ただし、この手の自然住宅は殆ど合板に頼っていないので、
多少の遅延はあっても、今まで通り行けると思います。
(時間はかかるが人力によって造られる住宅の良いところ)
それでは、久しぶりの中間報告です。
前回と変わった気がしない?~これが伝統工法の特徴です!!
最後の最後までキッチリと…2か月後の完成が待ちどうしいです。
↓見える所も隠れる所も変わらずに「丁寧な仕事」をしています。↓
「骨太の木組みの平屋建て」…5月の完成が楽しみです。
(お知らせ)
明日より、緑区内でひさしぶりの「蔵」が着工となります。
既存住宅との兼合いで、やっと確認がおりた物件です。
国道20号線(甲州街道)に面しています。(月末上棟)
お客様が張り物でとの要望を「蔵だから是非塗りましょう」と
説得して、化粧垂木と塗壁の仕上げになりました。
屋根は銅板というわけにはいかず、スチールブラックの
ガルバリウム鋼板を使います。
いつものように…「ガ・ン・バ・リ・マ・ス」⇒ほとんど口癖!
2011年03月12日
「藤野 土地」の御紹介!…大地&創和プロジェクト。
「大地&創和」によるプロジェクト第一弾。
「里山で暮らそう」
着々と準備が整いつつあります。
4月の本番を目指して、土地の整備・資料の作成、
を含め、今出来る事は全てしようと思います。
最終的には「藤野の土地…ここの持つポテンシャル」
に期待して、素のままを見ていただく…かな?。
「大地を守る会」を意識して2年、関係を持って半年、
そして今回このような共同事業が立ち上がり、
少なくとも「はじめの一歩」を踏みだせることに感謝です。
2011年03月08日
もうひとつの「片流れのいえ」上棟!
上野原市内にて、無垢の「お木楽ハウス」に続き…
もうひとつの「片流れのいえ」が予定通り上棟しました。
上野原市内のお世話になっているべストさんの5区画目です。
スパンスタイルで外装を仕上げるスタイリッシュな外観です。
内装は少しダークな感じになると思います。
~もうすぐです~
また、現在設計に入っている(ほぼ完成に近い)二つの家。
「大空間を持つ無垢の平屋住宅」…ともに藤野に建つ予定。
ウキウキする大屋根住宅がもうすぐカタチになりそうです。
ともにウッドデッキを抱えた木質系の外観となります。
高額なイメージがつきまとう「自然住宅」をある程度抑えた
価格設定で(しかも平屋を)造る試みでもあります。
それぞれ周りを見渡しても、同じような家が一つもないような、
個性的で創造力が豊かな住まいになればと思います。
1軒は、完全に「バリアフリー」に立ち向かっています。
床に段差をわざとつけて、奥行き感を出しています。
施主様の生活スタイルがそのまま家に反映されます。
限りなく、間仕切りを排除した間取りも二重丸です。
杉・メープルなどの木をふんだんに使った2軒となり、
いつものように、無垢材と白洲の塗壁との組合せです。
あとは、バランス…バランス…バランス…バラ…です。
設計にかけた時間の倍の価値はありそうです。
それぞれ眺めが良い立地を最大限利用した計画で、
南面の大型FIXを額縁に見立て、景色を絵のように
見せるという、「湖のいえ」や「風のいえ」と同じ考え方
で創っていきます。(共に都内から移住してこられる方)
お客様の強い想いと、若い設計者のセンスが光ります。
…楽しみです。
(久しぶりのオススメ映画・米2004)
きみに読む物語(レイチェル・マクアダムスがいいです)
2011年03月06日
創和建設「新社屋&展示ブース」リノベーション中間報告
なかなかブログを更新しなかったり、文章が硬かったりと
社内でも不評な私に変わり、姪にはホントに助かります。
20代の彼女のブログからは「夢と自由と未来」を感じます。
それでは、50代の夢?でもないけれど、
とりあえず今日は「リノベーション」を書きます。
四月初めの完成を目指し、弊社の新社屋のリノベーションが、
(というほどたいしたものではありませんが)
着々と?行き当たりばったりで、ボチボチ進んでおります。
とっても古~い町屋を、コツコツと…あまり「お金をかけず」に
そして「造り過ぎない」ように注意しながらやってます。
いざとなると、この「造り過ぎない」が難しいんですね。
「引き算の論理」…これって大切なことなんだろうな。
また、耐震補強もしながらなので、古さを残すのもそれなりに大変です。
(それでも大きな地震がきたら、表に一目散に逃げるつもりです。)
他の古民家から引き揚げた古材も利用し、雰囲気が残せたらと思い、
大工さんには言いたいことを言ってます。(やる方大変!)
古材の欄間を利用して「行燈」も製作中です。
完成のあかつきには、この古い町屋の中で一杯飲みながら
(ジャズを聞こう…じゃなくて、一生懸命仕事しよっと!)
↓着工一ヵ月後の現在はこんな感じになっています↓
床のくんえん杉もおわり、来週からは外装の漆喰や杉板の仕上げ。
そして内装の漆喰・白洲・杉板・エコカラットなどが順番に入ります。
完成まで一カ月、自社のことで確かにモチベーションはいまいち
ですが、なんとかカタチにしようと…頑張っていこうと思います。
昔の建物の復活なので、(大工さん・左官屋さん・塗装屋さん)
の腕と気合いにかかっています。特に古色染め!ガッツ!!
言うだけ(口だけ)番長より!!!
ついでの写真…先日何年かぶりに楽器屋さんでウキウキしてきました。
ず~っと触ってたので、そこの店員さん遠巻きに変な眼で見てました。
(大学卒業と同時にギターを売ってしまった日…懐かしい想い出です)
定年後にもう一度~爺さんバンド~くるみpvみたいに(夢)
2011年03月05日
剣橋
剣橋と書いて、ケンブリッジと読むんだそうです。そのまんまですね。でも、日本語と英語混じってるのが何か面白い。
オックスフォードに行った翌日、シェイクスピアが生まれたストラトフォード・アポン・エイヴォンという村に行こうとしたんですよ。
というわけで、オックスフォードに行った疲れでちょっと朝寝坊してから起きて、ヴィクトリア駅のバスターミナルに行って、チケット売り場に並んだんですよ。
で、「ストラトフォードに行きたいんですけど」と言ったんですが、窓口のアフリカ系のお兄さんが、「日本人デスカ?」と何と日本語で訊いてくれたわけなんです。
「どこへ行きマスカ?」と訊かれて、
「ストラトフォード…」と放心気味に答えたところ、
「ストラトフォードに行くには、朝の8時のバスに乗らないと行けませんネー」とお兄さん。
「今から行くと、帰りのバスに乗るまで2時間くらいしか滞在できなくて、ストラトフォードを楽しめませんネ」という的確なアドバイスが。
残念だったのですが、悔やんでも朝寝坊した時間は帰ってこないという現実に目を向け、別の行き先を探すことにしました。
「ケンブリッジなら大丈夫そうですか?」と訊くと、
「ケンブリッジなら、もっと長くいられマス」とお墨付きをいただき、急きょケンブリッジに行くことになりました。
びっくりしたのでチケットが発券されるあいだに「日本語お上手ですね」と言うと、
「ワタシは日本に留学していましたから。あと、そのときの私の彼女が日本人(←最重要)」
とのことでした。
「イギリスの滞在を楽しんでクダサイ」というお兄さんの温かい言葉に見送られ、のそのそとバスに乗車。
行った先はこんな感じでした。
もろ逆光ですみません。
オックスフォードのほうが景色は重厚な感じがしましたが、ケンブリッジは比較的明るくて爽やかな感じがしました。
建物もきれいだったけれど、何より釘づけになったのは川沿いにボートや小舟を浮かべて優雅なひとときを過ごす場所があったということです!!
天気が良かったこともあって、羨ましい限りでした。
水面が近くて気持ちよさそう。
でも私はやってません。お金なかった。。。
でもでも、川のすぐ横に散歩道があったので、しばらくふらふらと歩いてゆったりしていました。
鴨の親子とたわむれたり。
母鴨:私が鴨ですが、何か?(キリッ)
ほのぼのしてて、とてもいいところでした。
日曜日だったのでひとっつもキャンパス入れなかったけど!!
でも綺麗な町だったからよしとする!!
就活中につき、エントリーシートの執筆に追われてこちらが滞っていてすみません。
先日、大学のキャリア支援室でエントリーシートを添削してもらったのですが、
「この項目、書くことなくて苦し紛れだったでしょ?」
と、図星な指摘をされてしゅんとしていました。
というのは嘘で、他の項目はかなり誉めてもらったので自信がつきました。
図星な指摘をもらったところについてもヒントをもらったので、これからはちゃんと書けそうです。
キャリア支援室のアドバイザーの方や、大学の先生から、
「君なら大丈夫だよーはっはっは」という言葉をもらうたび、何か裏があるのではないかと思ってしまいます。
疑い深い人間って、これだから嫌ですね!!
素直に喜べばいいものを!!
これまでは旅に出る前、目一杯バイトしてそのお金で行くのを繰り返していました。
社会人になったら、同じ額のお金をもっと短い時間で稼げるんだと思うんですが、行く時間がなさそうです。
働きやすいことで有名なインフラ業界の先輩も、「学生の内に、遠くて行きにくい欧米に旅しておいた方がいい」と仰っていました。
「旅行なんて一回行ったら終わりじゃん」という人もいますが、その一回の思い出が何にも代えがたいので、学生の内に東欧とか北欧にも行ってみたいです。