先日、お引き渡しとなった「上野原・凛のいえ」の夜。

昼と夜の顔は少し違います。夜は夜でいい雰囲気です。

間接照明やライティングレールがいつもより多い家。

若干暗めな感じが、素材の良さをよりひきたたせます。

(桧と杉の違いもよくわかります。それぞれに味がある)

柔かな自然住宅の趣の中に、凛とした空気が流れています。

田舎でも都心でもどちらでもいける…そんな「凛のいえ」です。

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   陰影…明るきゃいいってもんじゃない。
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  この壁の少なさが広い空間の心地よさになる
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  桝組み・千本格子はやはりいいですね。
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  出来上がったばかりのきれいな内観ですが、

  これに色とキズが少しづつ加わっていきます。

  隙や小さな割れもできるかもしれない。

  長い間のそんな変化を…味といいます。
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  階段も木製スケルトン手摺…設計変更の結果
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車でいえば、中古車ではなくアンティ-クになれるよう。
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  水廻りもすべて優しい無垢材です。
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  庭の工事が終わり次第、外観も公開します。

この建物…山梨県の建築コンテストに出展か?

ちなみにここのポスト~緑のラブレターの高橋さんがつくります。

今日は、設計から着工までの、だいたいの流れのご説明。

1、基本設計…打合せを数回持って基本プランを作成

  仕様材料の検討も合わせて行います。大切です。

(10年後・20年後の家族構成もアタマに入れたうえで)

2、概算のお見積り…間取り等でおおよその金額をはじきます

  詳細の見積りが欲しい方は、ここをとばす方もおられます。

  (概算の域を出ない積算なので意味がないという考え方)

3、設計契約締結後、詳細図の作成に入ります。

4、詳細見積りの作成。見積りには3週間くらいかかります。

5、設計事務所にて見積り書の精査を受け、再打合せをして

  手直し後、お客様と打合せになります。

  (描く人・つくる人・住まう人がそれぞれの立場で。)

6、金額により、設計変更・材料変更等の検討・再見積り。

7、すべてが決定…確認提出と工事契約。

8、建築確認が下り次第、地盤調査に入ります。

  工期により多少の前後はあります。

9、やっと…着工です。

平均で、設計4~6か月程度かかります。

長い方は8カ月かける方もおられます。

設計中にお客様が細かく調べるようになり、

いろいろな住宅展示場へいかれたりして、

家の趣味がどんどん変わって行くことも多いです。

信頼できる建築家にある程度任せる姿勢も必要かと…。

私が施主だったらの仮定で、いい家をつくるコツですが、

○ なにしろ暮らし方のイメージをガンガン(一生懸命)伝える。

                 3LDKなどの不動産間取りではないですよ。

○ 間取り図を自分で書き過ぎない。部屋の継ぎ足しになってしまい、

                間取りを今の生活に合わせてしまう恐れあり。

○ 展示場へ行き過ぎない。良いとこどりの悪い住宅になる恐れあり。

                 ケミカルの建物だらけだし。

○ 材料のことを調べ過ぎない。性能・数値を気にされ過ぎて、

       コストバランスが悪くなる恐れあり。この失敗とても多いです。

○ 設計担当や施工担当の人に、なんでも聞いてみる。

      便利なモノの裏には必ずデメリットもあります。

                       すべてに良いモノは存在しません。

○ ご自分の中で、建物部位の希望の優先順位をつけておく。

                     そして、ご夫婦が仲良く打合せ…です。

1つ1つ100点満点の高い材料を使い、すべて足しても100点より、

1つ1つは程々の70点ですが、そこにプロの力が加わることにより、

足し算の結果が100点に限りなく近づける事が理想だと思います。

特に高気密・高断熱住宅の場合、密閉した箱の中にアロンアルファを

数滴垂らして生活するようなもの。そこに大きなコストをかけるのは?

まず本筋の骨組みと素材がありきで、余ったお金をそっちへ使う程度

で十分だと思います。気持ちの上で酸欠住宅になりかねない?

迷った時は(シンプルに、程々に)、将来足し算ができる間取りに。

引き算は、建物を壊さなければならないので⇒基本的に無理!

                               

           

先週からボチボチと電話が入りはじめました。

「今年のひかり祭りはどんな感じですか?」のように。

せっかくのお電話なので、ネットで調べてとも言えず…

今年は昨年同様「ゼロエネルギー」で実施するようです。

太陽光とバイオで発電、3日間の長丁場を乗り切るとの事。

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たくさんのアーティストの皆さんと関係者のみなさんが、

お祭りでさえ「エネルギー」の事を考える。

私たちが考えるより簡単なことではないですね。

その実行力に拍手です。

        ゼロエネルギー

他よりちょっとだけ暗めのお祭りもいいですよ。

ひかり祭りの会場は藤野電力のお膝もとの牧郷ラボです。

廃校になった小学校を再生、利用しています。

(ぜひサイトを覗いてみて下さい)

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8月11日、藤野のカフェ・シュウに綾戸智恵が来るらしい…行きま~す!

(綾戸さん、昔々の・夜空ノムコウ・の発売記念ライブ以来です。)

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「スロ-・ダンサー」     期待しています。

山梨県上野原市の2軒の住宅。

本町住宅の地鎮祭が無事完了。

今にも降りだしそうな空の下…もってくれました。

数日後には松留住宅の地鎮祭も完了。

ともに木質系外装の片流れの住宅。

延床面積は総2階経済面積の30坪前後。

住宅地のため、1面の特化に気を使った間取りです。

上野原市・本町住宅
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上野原市・松留住宅
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美しい「宮が瀬湖畔」に建築中の平屋住宅の現在(いま)。

大工さんの仕事がもうすぐ完成予定となります。

塗り壁の下地(貫)が見えている通り、いつもと同じで

自然でやわらかい住まいになります。

セルフビルドの比率がとても多い建物で、

完成にはまだまだ時間がかかると思います。

今年は「吉野・郷のいえ」のOさんとこの方が、

セルフビルド大賞になりそうです。ハンパないです。

屋根なりの天井杉板の大空間も迫力があり、

この状態でもシンプルでカッコよくなりそうな予感。

経年変化もバッチリ!

間仕切りや内装ドアも少なめで、コストパフォーマンスに優れ、

軒も大きく張りだし、日本の風土にとても適したつくりです。

見るからに部屋の空気の流れも良さそうですね。

大きくなく、華美でもない。しかし本物の家。

こんな家がこれからの主流になっていくような気がします。

完成時期は…施主様の体力と有給休暇にかかっています。

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