2013年02月22日

最後の「風のいえ・プロジェクト」…おかげ様で、とてもいい風景になりました。

地元の木でつくった4軒の現代民家


3月末に最後の4軒目が完成する「風のいえ・プロジェクト」

先日、この風の家の住人の皆様のご厚意で、

3月23日の「現代民家・土間のある家」の完成見学会とご一緒に、

全体4軒の佇まいを感じていただく見学会の開催が決まりました。

ひとつひとつの良質の家が、いい風景に繋がっていく…。

当日は、その懐かしい景色をぜひ感じて下さい。

目的は「地元の木でつくった4軒のコミュニティ」の広報。

地元(相模原の津久井地区や藤野地区)の木材でも、

これだけの家ができます…と地元の皆様にもわかっていただくこと。

都心に近く、けっして材木の産地ではないこのあたりですが…

(日本中に木は生えています)地元がこれを利用しない手はない。

それによって地元の山も森も水もきれいになります。

林業・製材業などの仕事も増えてきます…活性化。

(ただ、私たちはモノづくりが生業、基本は良い家を造るということが前提)

全国規模・地球規模で考えることは、とてもおこがましいので、

まずは足元で出来ること。それが地元材を利用し地元の職人たちと一緒に

無垢な自然素材で家づくりをすること。

日本全国の地産地消は、場所によってはいい材がないと言う方もいますが、

選別すればまったく問題なしです。(~そう、選別すれば)

今回の3月23日(土)の広報では、この企画に携わっていただいた

建築家の皆様の「設計者としての想い」も書面にしていただく予定。

スタジオikbさん、ビオフォルム環境デザイン室さん、きなり舎さん

それぞれの想いがまとまって、このひとつの風景になりました。

ある一定のゆるやかな決まりごとを守っていただいたおかげです。

その決まりごとについては、施主様のご理解が1番なので、

このような施主様に恵まれたということも幸せでした。

500坪の敷地に道路を入れて、さあそこをどうするか?

最終的には、4軒という贅沢な区画割りになりました。

とてもまとまりのある自然な風景…これこそコミュニティ

(境界がフェンスではなく、植栽・木柵のため区画もわかりずらく、

 中には仕切りの何もない2軒もあり、どこが境界かわからない。)

そこに太陽熱・地熱の自然エネルギーや藤野電力・雨水利用も加わり、

豊かで開放的な家の資産価値をさらに高めています。

都会ではないこの町には、それに見合う家づくりがあります。

当日お時間の許す方は、ぜひ「藤野の町」へいらして下さい。

個性溢れる楽しげな4軒の里山の住まい…詳細は来月ご紹介します。

(地熱利用の家)

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(小舞土壁の家)

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(素足で暮らす家)

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それぞれが落ち着いた雰囲気を持つ建物ですが、

既成概念にとらわれず、やりたいことをやっています。

そしてすべてが(100点×4軒=400点)じゃないんです。

その場に立った印象は、間違いなくそれより上に感じます。

だからこそのプロジェクト…やって良かった (笑) です。

どの住まいも「…暮らす」という空気がいっぱい。

薪ストーブやペレットストーブもすべてのお宅についています。

創和建設が企画し、お客様が来られ、そして建築家の方々が参加、

途中から企画じたいがどんどんひとり歩きしていった感もあり、

「どこまでいっちゃうんだろう~」「ここまで望んでなかったのに~」

と途中心配になるほど…正直とても嬉しかった。

そしてここに現在施工中の「現代民家・土間のある家」が加わり、

構想3年の「風のいえ・プロジェクト」が無事完成となります。

いい土地と出会い、いい人と出会い、いい住まいができる。

3月23日(土)という日は、私たちの中では「大きなお祭り」のようです。

次は「連のいえ」「内郷の里」でも同じ喜びを感じることができるよう

がんばろうと心に誓う(小俣・岡部・原そして私)でした。

これからも…

単なる箱を造ることなく、みんなで楽しみながら「住まい」をつくりましょう。

相模原の材木でつくられた「風のいえ」を眺めながら、

参加していただいた皆様に、とにかくとにかく 感謝感謝~感謝です!

見学会当日の3月23日(土)が、どうか暖っかくなりますように…。

                              創和建設㈱ 社員一同