2011年09月04日
創和・相模湖自然住宅限定土地 「季のいえ・プロジェクト」 の基本理念
相模原市緑区寸沢嵐(旧・相模湖)に計画している「季のいえ・プロジェクト」
この企画を実施することにあたり、いろいろな決めごとを考えています。
それは、「こんな家をつくって下さい」という緩やかなお願いでもあります。
曲線道路・植樹植栽・車庫と玄関アプローチの離隔・外観の大まかな統一性
自然素材の許容範囲の決まりごと・神奈川県産材や相模原産材のススメ
そして住まう方が、ここ相模湖の寸沢嵐で健康で豊かな暮らしが出来る事。
最近の分譲住宅が、間取り優先の積み木住宅化した弊害のため、お客様の
頭の中が「間取り」でいっぱいになってしまい、30坪が35坪になってしまう。
よくある話で、5年に1回使うかどうかの客間をつくるためリビングを小さくする。
(布団が一組置ける、ロフトや畳コーナーがあればいいと思うのですが?)
建物は小さくても仕切りを減らすことにより、実際より広い空間が可能になり、
窓の大きさと配置により「光と風の通り道」をつくることで、快適でエコな生活が
出来ます。最終的にそれが健康と自然住宅のわりにローコストになります。
35坪のどこにでもある住宅より、考え抜いた30坪の住宅のほうが(笑)です。
このプロジェクトに賛同し、住んでいただけるお客様は、第一回の打合せのさい
「どんな暮らし方をしたいですか?」と聞かれることと思います。
くれぐれも、ご自分で間取りは考えてこないでください。
いつも目にする、今の御自宅やお友達の家の間取りが基本路線になって
あまり創造的な住まいになりにくいような気がします。
また、ネットで調べもほどほどに⇒頭デッカチになり本物が見えにくくなりそう。
間取図の変わりに 「私は家族とこんな暮らしがしたいです」 了解です。(笑)
↓こんな景色を望みながらの暮らしもいいですよ。↓
ぜひ「芯がしっかりした生き生きと呼吸する家」をつくって下さい。
そう断熱性能より、まずは風の通り道をつくってあげること。
(藤野で始まった「自然住宅限定土地・風のいえプロジェクト」でも…もうすぐ
…お客様方と建築家達による「風通しのいい家」のカタチが現われます。)
楽 し み デ ス !
2011年09月01日
「相模原・森林ビジョン」…工務店として、今私たちが出来ること。
「風のいえ・季のいえ プロジェクト」の太い背骨の一つである「地産地消」。
相模原市緑区(旧津久井・城山)の木材(間伐材)を最大限利用すること。
私たち「相模原の工務店」の一員として、まず出来ることはこのくらいです。
混雑した山や森から木を伐り出すことにより、風通しの良くなった相模原の
森林が再生…みんなでその材を使い、その土地に1軒1軒地道に家をたてる。
荒れた山が序序に綺麗になっていき、住宅に生まれ変わる様を肌で感じ、
究極は土に還るという理想的な循環縮図。(何百年後はまた繰り返し)
とりあえず身近に私たちが出来る事⇒地元材で家をつくる~つくって下さい。
私たちはモノづくりの人間なので、とにかく(語るばかりではなく)カタチにする。
それも、ボランティアではなく、やがてはみんなが仕事として成り立つように。
本業と同じボランティアは無理がある~きっと長続きはしないはず。
だから、「再生システム」をつくることが大切な気がします。
4軒の自然住宅が全て「相模原産木材」を利用する「風のいえ・プロジェクト」
たいそうな気持ちで計画したわけではなく、お客様と方向性が一致しただけ。
「できれば地元の木を使いたいのですが?」「はい、喜んで」こんな感じです。
10月・11月の構造見学会では、直接かかわる青野原の材木屋さんに
(生の声で)現在の山や森と、その将来の希望について語ってもらいます。
飾らない理屈ぬきの素直な言葉がストレートに胸に響くと思います。
孫の代になっても、今の日本の景色が、よりいっそう美しく残りますように…。
そして、身近な森の材でつくった「趣のある住まいや町」ができますように…。
相模原市の森林ビジョン…緑区のポテンシャルは二重丸、あとは…やるだけ!
今日は、ちょっと良さそうなことばかり書き過ぎたのでバランスをとるために、
やさぐれた感じの「ジャズの神様 マイルス・デイヴィス」入れときます(ふ~)。
2011年08月30日
相模湖(相模原市緑区) 不動産(土地)物件 の お知らせ
現在「自然住宅限定土地…都会で働きながら里山で暮らす」の第2段!
…………… 今 回 は S A G A M I K O ……………
このあたりの良いところは、それほど辺鄙ではなく、田舎暮らしができる。
そんな創和プロデュース「相模湖・季のいえプロジェクト」を企画してます。
もちろん住宅は、いつものように「こだわりの自然素材」でつくります。
北相模の山々とつくり込んだアプローチで季節の移り変わりを感じる。
そんなところからこのネーミング「季のいえ⇒ときのいえ」 と読みます。
そのうち「イベント・ニュース」にもアップします。
また、提携している「大地を守る会・自然住宅事業部」の皆さんにも、
前回の「藤野」と同じように「相模湖・里山移住」のご協力お願いします。
この進入道路⇒分譲の臭いを消すためにわざと弓型に曲げてます。
シンボルツリーと果物のなる木を対で選んでいただき最初に植え込み、
入り口付近に木製のベンチなんかも置いたりと…いろいろ考えてます。
2011年08月29日
まつり
2011年08月23日
「トランジション・タウン」って知ってますか?
本日の世田谷より体験移住希望のお客様のいきなりの一言。
「創和さん トランジションタウン ってご存知ですか?
トランジション藤野は、その トランジション・タウン の核なんですよ」
地元なので知ってはいますが、東京のお客様にいきなり突っ込まれ…。(驚)
昨日の渋谷からのお客様も「週末の トランジション夏フェス に来ます」
この方は「パーマカルチャー・セミナー」でもこの町に来たつわもので、
地域の活性化や町おこしにも、大変興味を持っておられました。
このような人達が電話やメールを含め、かなりの頻度で来られます。
地元の人達でも全員が知っているわけではない「トランジション」という言葉。
「食や住の本来のあるべき姿」「自然と共生する持続可能な暮らし」「地域通貨」
などを具体的に真剣に考えている方たちの集まりです。…(脱)原発も。
また、何事もやる前から諦めない人達の集まりともいえそうです。
「持続可能」ってとても大切なことで、たとえば私たちの仕事「モノづくり」。
まわりと共生しつつ、ちゃんとしていないと、ホント長続きしないんですね。
自分だけ、自社だけは× ⇒ 地元みんなで が大事です。
「藤野」という小さな町が「トランジション・タウン」の先駆者の役割を果たし、
あちこちのトランジションと協力・協調しながら、少しづつ共に広がっている。
今週の土・日に開かれる「トランジション夏フェス」の学び場は、
「里山長屋」「牧郷ラボ」「篠原パーマカルチャーセンター・ジャパン」です。
仕事柄いつも大変お世話になっている、山田さんや池辺さんをはじめ、
知合いの方々も参加というか、受け入れ側の立ち位置なのでしょうね。
忙しい仕事の中、本当に頭が下がります。
そして昨日と今日いらした東京からの体験移住希望のお客様2組。
彼らに共通していることが二つありました。
一つは「トランジションの考え方」が大好きなこと。
そしてもう一つは、生き生きとして楽しそうなこと。
「トランジション・タウン」…古くて新しい世界が緩やかに広がっています。