2020年10月22日
キャロル・キング “つづれおり” 再び。
数か月前にお引き渡しをした素敵なパジャマ屋さんの住まい“相模原市・目を閉じる家”。
長野県の薪ストーブ屋さん(DLDの中村さん)から「薪ストーブを設置しますよ~」と連絡
が入り、設計の池辺さんと伺いました。久しぶりに伺ったKさん家は、パジャマと同じで
「オシャレ~」と思わせる日常と非日常が混在している空間が広がっていました。
玄関からリビングに入ってまず目に飛び込んできたのが、ブログタイトルにも使った
キャロル・キングの1971年の名盤“つづれおり”のLPジャケットがさりげなく立て
かけてある家具…とっても絵になります。じつは、このジャケットを創和建設のブログ
でご紹介するのは2度目になります。15年以上前に一度ご紹介していて、君の友達
やイッツ・トゥー・レイトなど今聞いても色あせることない名曲がホントにたくさん詰
まっています。そういえば、完成見学会でジャケットを立てかけ、キャロル・キングや
カーリー・サイモンの曲をずっとかけていた時期もありました。今は、ジャズやヒーリ
ングのほうが多いのですが…。
薪ストーブにも火が入り、家具・雑貨など大好きなものが少しづつ足されていき、とっ
ても温和なKさんの藤野での暮らしが垣間見え、“家づくりは暮らしづくり”ということ
を改めて私たちに感じさせてくれます。窓から外を眺めるとウッドデッキもすでに完成
し“目を閉じる家”は“外に開け放ちた家”にもなりました。「駅からそんなに離れてない
けど、なんだかボーっと出来る家だな~」…私たちの素直な感想です。
下手をすると針葉樹の内観は、コテコテになりやすい。そこをいい感じに緩くしてくれ
るのが、引っ越し後に置かれる家具やカーテンや雑貨だったりします。十人十色のそれ
ぞれのセンスで色合いは変わっていきます。それをなにより一番楽しみにしているのが
創和建設のスタッフなのです。
2020年10月15日
庭・畑そしてアトリエのある風景…山梨県上野原市 “たなごころの家” 完成!
山梨県上野原市の郊外に完成した“たなごころの家”。
都内から移住の金工作家のIさん。真鍮などの
金属を手作業で加工し、豊かな表情を見せてくれます。施主の奥様自ら名付けた
“たなごころ”と言う言葉、調べてみるとそこには“掌”と出る。
まさに、作家さんの想いのすべてを表しているようです。
ご家族の星座が彫り込まれた素敵なダイニングのペンダント照明をはじめ、
施主さん製作のたなごころが満ち溢れた家になりました。
山梨県上野原市。県は神奈川県と山梨県の違いはあれど、
創和建設の所在地である相模原市のすぐ隣。
移住者補助金もあり、空家バンクもしっかりしているこれからの街。
担当して下さった市役所のKさん。じつは創和建設で家を建ててくださった
“凛の家”の奥様。偶然というか…ここでも確かに繋がりました。
2020年10月08日
相模原市 小原宿 伊勢屋酒造 リノベーション中(かなりセルフビルド)
東京と神奈川県の境の小仏峠を越えた旅人が最初に到着する宿場が小原宿。
宿場町としては小さな方でしたが、神奈川県でも本陣が残っているのは、この小原宿のみ。
その小原宿で商いをしていた「伊勢屋」さん。
伊勢屋さん(母屋もなかなかの古民家)の納屋と蔵を使い、お酒(洋酒など)を造る工房を造ります。
今回は、かなりの割合のセルフビルド。
バーテンダーの施主さんのMさんが、畑違いの建築業を、仲間と共にセルフ工事で挑みます。
イメージ【「ヨーロッパの酒蔵」…セルフでへたくそでも味のある建物にしたい】
創和建設で関わるのは、大工工事、土間コンクリート打ち(土は掘っておいてね)、あとは施主のMさんの知り合いに電気と水道をお願いします。
創和建設から参戦は、グネグネの土台と曲がった壁を、いい感じに形にしてくれるベテラン大工の関戸・秋元ペア。
建物のゆがみを直しながら、補強を考えて固めていきます。
そして、硬い土の土間をMさんが友人と一緒に、ガツガツと堀り、水を流すために小さな側溝を埋め込みました(セルフ)。
今度は土間コンクリートの打ち込み、これはコンクリートが固まる前に平らにならさないとなりません。そこはプロの仕事、再び創和建設の参戦。
時間との勝負です。4人がかりでどんどんコンクリートを流して行きます。
これからは、施主Mさんの頑張りどころ!外壁の左官、漆喰、内部は天井と壁を漆喰で仕上げます。
つづきは次回!
2020年09月25日
モバイルソーラー「コロデン」(藤野電力)
相模原市緑区旧藤野町地区に生まれた藤野電力は、企業でもNPOでもない地域活動のひとつです。
持続可能なこれからの生き方を考える英国発祥の市民活動で、世界に約1,000以上、日本でも50以上の都市で行われているトランジションタウン活動の1つ「トランジション藤野」から、東日本大震災直後に生まれました。地域の自然の恵みを見直して自立分散型の自然エネルギーで地域の未来を考える活動で、2011年より有志メンバーによって運営されています。
2019年、台風19号で藤野は多くの被害がでました。
まだ災害の傷跡がそのままの所もまだあります。
残念ながらこれからもそういった災害が日本に起こることを想定し、モビリティ型のオフグリッド電源作りを進めていて、出来上がったのがこの「コロデン」。
この、モバイルソーラー「コロデン」
MORIMO(一般社団法人 さがみ湖 森・モノづくり研究所 )と藤野電力とClass for Everyone(アフリカにソーラー普及の活動)でコラボしてデザイン今年のウッドデザイン賞に応募したところ、一次審査に通りました!
二次審査に向かうにあたり、スタッフは大忙し。
創和建設も、図面作成や撮影に、ちょこっとお手伝いさせていただきました。
完成間近の物件で、お客様のご厚意により、パンフレットの撮影をさせていただきました。
このコロデン、なかなかの優れもの。
600W分の電気を溜められるバッテリーに、1時間あたり50W発電するパネルを搭載。
* LED電球(5W): 120時間
* スマホ充電(15W): 40時間
* 扇風機(20W): 30時間
* パソコン充電(30W): 20時間
もちろんアウトドアにもっていってもOK!(防水ではありませんが…)
お部屋の中をコロコロと移動して使ってもOK!
太陽の光に応じて角度も変えられます。
バッテリー付きなので、これだけの電力が蓄えられれば、停電時に安心ですね。
2020年09月18日
羽目板塗装~セルフ作業中です!
日野に新築されるOさま。
創和建設の資材置き場で、外壁に張る羽目板を、ご夫婦お2人塗装しています。
最近、外壁の羽目板をセルフで塗装される方が多いです(なので、倉庫に行くと創和の社員と会うのではなく、お客さまに出会う事の確立が高い!(笑))
今回の塗料はウッドロングエコ。
塗っている時は透明なので、塗ったのか塗ってないのか?わかりにくい塗料です。
でも塗り終わるとだんだん黒っぽくなってきます。
塗り終わったら、2人で外へ運びだし、「塗り漏れはないかな?」と眺めます。
天候が不順で、ギラギラと太陽が照り付けていたかと思えば、急に雨が降ってきたりする中、頑張って塗っていただきました!
自分の家に使う材料なので、愛着が沸きますよね。
(板を立てかけている方が奥様です。うん頼もしい!いつも元気でニコニコ、とっても明るい前向きな方、そして旦那さんは寛大なユーモア溢れる方です! 長年連れ添ってきた、いい感じのご夫婦です)