2012年06月21日
捨て目 と 捨て耳
☆ (捨て目)と(捨て耳)という言葉があります。
これは、弊社に昔からいた長老の口癖でした。
どんな仕事にも言える事ですが、
例えば私たちのような仕事の場合、建築現場を1周した時に、
(捨て目)の利く人間は、必ず何かに気が付く。
目に入ったモノをちゃんと拾えるんですね。
逆にボーっとしている人間は、ただ歩いて終わり。
同じ間違いを何度もする…見てないから身にならない。
(捨て耳)も同じで、人のちょっとした言葉から何も勉強しない。
感受性という言葉で置き換えてもいいような…気が付かない。
気がつかないから、お客様の意図がわからない。
(捨て口)という言葉はないかもしれないが、
話しかけないと、何事も始まらないし…。(コミュ能力?)
そこんところの(個人のプライド)なんかは○○くらえ!
そして見て聞いて話しかけて、1番いい答えがわかる。
それを早めに決断して、造った家が益々いいモノになっていく。
この即効性も仕事にとってはとても大切なこと。
自分が歳を重ねるにつれ、長老の言ってたことが身にしみます。
☆ この(目)と(耳)が備わっている奴は、間違いなく伸びそうだ!
2012年06月20日
久しぶりに化学物質過敏症の勉強させていただきました。
先月・今月と5名の過敏症の方々にお会いしました。
藤野に住める土地を求めてこられた方ばかり。
皆さん都会に住まわれ、とても苦労しているご様子。
中には、家から極力外出しないようにしている。
2年に1度の割に住む場所を変えているという大変な方も。
鈍感な私にはまったくわからない微妙な匂いも、
その方たちにとっては、刃物と同じなのでしょう。
100人いれば100人とも違う「反応」があり、
土地をご紹介するのにも、ゆったりした農村地は
まわりの畑の農薬の心配をしなければならないし、
とは言え住宅地では、まわりの家や排気ガスがある。
気持ちの持ちようですというのは簡単ですが、そんな簡単なことはなく
土地との相性は、結局長い時間体感していただくしかないですね。
建築資材も同様、1つ1つ使える材を確認していただき仕分けです。
また、アトピーは現在の小学生の20%を占めると言う。
社会問題になってかなりの年数がたちました。
いまだに解決策はなし!(先日、ニュースで発見のような記事も…)
1年ほど前にも何人かの方とお会いしましたが、
その時と同じく今回もまた、たくさんの勉強させていただきました。
↓は、数年前に建築した「化学物質過敏症の方のための住宅」です。
木材・接着剤・左官材・ボード・塗料などすべてにおいて
このような住宅は「純度の高い自然素材の家」そのものです。
2012年06月19日
自然素材100%…白洲壁
☆今回は「白洲壁」についてちょっと説明☆
千葉大(柏の葉)のケミレスタウンでも採用されていたシラス。
化学物質過敏症の方のための住宅。
シックハウスや喘息・アトピーなどが確実に増えている現在、
食だけでなく、住の分野からも自然素材で対抗。
「白洲」はその中でも大きな実績をあげている素材です。
100%自然素材のわりにクラックが入りずらい。
そ し て
木と仕上げ材がともに呼吸することが家にとって最も大切。
↓ そして見た目も優しく綺麗です。
創和建設の自然住宅限定宅地に建つ自然住宅の数々
(湖のいえ・風のいえ・季のいえ)にも使われています。
単独の(郷のいえ・高台のいえ・木楽ないえ)などももちろん。
たぶん、弊社の仕上げ材の中で、1番使われている自然素材。
この材の吸湿性はホントにたいしたもの。
6月30日(土)・7月1日(日)に開催予定の「上野原・凛のいえ」でも、
その材の素晴らしさは体感できると思います。
この「自然住宅・凛のいえ」の見学会、詳細は後日。
(6月28日には、上野原市内に新聞折り込みが入ります)
現在弊社では、消費増税による(住宅業界)の低価格化に対応
するため、いくら自然住宅とはいえ、間取りの簡素化や縮小化
にて対応しきれない場合や世の中のリフォーム重視主義に備え、
白洲リフォームや珪藻土も選択肢の1つとして検討しています。
最後に私がこの材で1番好きなところ「偉そうじゃない!」です。
材だけをご覧になりたい方は、創和建設社屋の約半分に
塗ってありますのでご一報下さい。
2012年06月18日
「宮が瀬のいえ」上棟です。
先日お伝えした「宮が瀬のいえ」
(2地域居住&終の住処)が棟上げを迎えました。
セルフビルドの平屋・無垢材・ガルバリウム・白洲壁 等々
書くことがいっぱい…また時々アップします。
毎度おなじみ「小さく建てて大きく暮らそう」の
見本のような住まいになります。(平屋の大空間)
施主様の想いがそのままカタチになりそうです。
(これからの住まい方の1つの方向です)
お客様が初めて、会社を訪ねて来られてから約1年。
大きな模型まで、ご自身でつくられました。
担当者は、自分の家のつもりで取り組むことと思います。
棟梁は、上野原の自然住宅「凛のいえ」を完成、
こちらへやってきた関戸クンです。(オヤジさんも棟梁です)
彼は厚木なので、この現場は家が近くて楽そうだ。
そして、来週は「季のいえ」の上棟も控えています。
「風のいえ」「凛のいえ」も一段落、次に向ってギアチェンジ!
2012年06月17日
Today~いいモノは時を超える…それは皆、なぜか静かで程よく普通?
日曜日の夕方、たぶん会社が暇だろうと思い
自宅のラックから適当にCDを何枚か持って留守番。
こういう時に選ぶのは、体が疲れない曲に決めてます。
そして人の声が入っているものでジャズではないポップス系。
ジャズは1曲が長いのとアドリブが、ちょっとしんどい。
その日の選曲は、ヤードバーズやCSN&Yなどで
アタマの中はほぼ能天気な中学生。
その中の1枚…これはあまりの懐かしさにボーっとして
「落ち着くな~今聞いても、いいな~」 新鮮でした。
その1枚は、後からレーベルの枠を超えて販売された
Janis Ian Best
At Seventeen
Will You Dance
Love Is Blind
お日様ももう少しで沈もうとする中、
「お客さん、来ないな~」と思いながら…「いい歌だな~」で、
そして今でもジャニス・イアンの唄で私の1番は昔と変わらず、
Today You Are Mine を再確認したひとときでした。
現在でも、たまに流れてくるたくさんの曲の中で色褪せないものは、
その色褪せないだけを考えると綺麗なバラードが多いような…。
その時は少しパワー不足感は否めないかもしれないが、
ごく普通で程々に美しく無理がない⇒飽きない・の・か・も。
住宅も同じかななどと、馬鹿なことを考えながら…
ジャニス・イアン、ジャクソン・ブラウン、キャロル・キングしかり
あまりメロディアスでないことも飽きが来ない要因のような。
静かに 粛々と 淡々と そして 無理せず普通に美しい
それって単なる当時の思い入れの量の違いか?
自分がどんどん歳をとって騒々しさについていけないのか?
たぶん そっち です。(加齢人)