2012年09月23日
「風のいえ・プロジェクト」のはじめ。
先日、施主様から「風のいえ」の着工前の画像を頼まれ、
久しぶりに私たちも見直しました。
長屋門・古民家・蔵・敷石…などなど。
↓これはこれで~雰囲気があっていいな!
現在その1部は、ありがたいことに「風のいえ」の新しい家に
また別のカタチで生まれ変わって生きています。
玄関・タイコ梁・アプローチ・敷石…利用していただき感謝です。
☆ここだけではなく、千本格子建具やいろいろな古材は
「森の音楽スタジオ」をはじめたくさんの現場で生きています。
古い欄間などをまだ保管していますので、
どこかの現場でまた使っていただく方を見つけます。
古材を一番利用している現場⇒それは創和建設のボロ社屋です!
ちょっと揺れが大きいです。紺屋の白袴って奴です。
(震度がまわりより+1~2は大きく感じます。)
耐震リフォームをすれば良かったと思う今日この頃。
2012年09月22日
夏のジャズフェス…だいたい終わりました。
ちょっとづつ涼しくなっていきそうなこの頃です。
先日、杜の都(仙台)のジャズフェスも終わりましたねー。
昔から思っていること…何故、ジャズフェスは夏に多いのか?
田舎は夏~秋がとても気持ちがいいのはわかります。
だけど街ジャズはコートの襟をたてて?冬もそれはそれでアリ!
(コートの襟を立ててる人って最近見かけませんが…)
冬
日本の冬は空気も音も澄んでいる感じがします…ちょっと寒いけど。
仕事を忘れて寒い中、おバカになって音楽を聴きまくる(笑)~夢のよう。
真面目な人ほど生活のバランスを考えて、是非おバカになろう。
しかし地方ライブはいい⇒みんなカッコつけてない、楽しんでる感!
(ブルーノート東京とか…心も体もよそいきになります。田舎モンの僕には×!)
だから…いつか仙台へ
2012年09月20日
犬と暮らす…再び!
自然住宅で「犬と暮らす」こと。
年末に予定している新築住宅の1番の宿題です。
先週、そのお客様より1冊の雑誌をいただきました。
私は、ず~っとネコと暮らしていますが、犬の経験はありません。
「さあ、どんなんだろ-?爪を研ぐのだろうか? 勉強・勉強!」
以下、私が気になるところの抜粋です。
○リビングは犬が遊びまわれるスペース(直線距離が長い)にするため、
開放的な間取りとする。またいつでもどこでもご家族が見えるように。
この十分な直線距離が犬のストレスの発散となる。
(この距離感…かなり大切らしい)
○風通しが悪いと湿気がこもり家が傷みやすい。
対角線に開口部を。これは人と一緒。
○犬のトイレや食事をする場所は、ニオイが気にならず、
掃除・かたずけがしやすい場所とする。間取りに反映。
○高いところから、より広い場所を見渡せるのは犬にとってNG。
○絶対に開けられたくない部屋は、扉やカーテンで仕切り
ドアの取っ手はレバーではなく握り玉とする。
中が見える格子戸を使う方や床に数段の階段を付ける方もいる。
○家全体の温度を同じにして、ヒートショックを防ぐ。
○床の仕上げは、タイルカーペットやコルクタイルのように
ピースを組み合わせて使える物がベスト。
また、それが1階である場合は、土足やテラコッタタイルも可。
掃除がしやすいしクールボードがわりにもなる。
○腰の高さまでの壁紙は、見切りで貼りかえられるようにする。
○障子は紙ではなく、プラスチック製とする。
○暖房は、エアコンではなくゆっくりじんわり温めてくれる
薪ストーブなどが、犬の住環境には優しい。
○犬の散歩道具の棚は玄関近くに。
○玄関近くに犬専用の洗い場やケアを設ける。
○濡れ縁には人工芝を敷きこみ日向ぼっこスペースを。
○ウッドデッキは下から風が入るようにする。
○庭は土か芝が1番。砂利やレンガや石畳は熱くなるので、
犬の負担が大きい。ウッドチップは犬が食べることがある。
感想…わかってはいましたが、犬はネコより人との繋がりが強いようです。
☆最後にこのような言葉もあちこちに散りばめられていました。
「犬も人も住みやすい住環境は同じ。いくら犬のことを考えてた家でも、
人が暮らしにくければ意味がありません。共に生きる…を考える。」
いよいよ設計開始です。地域型ブランド事業の補助金を使った
「長期優良住宅+地産地消住宅」を目指します。
☆現在、弊社では(犬と暮らす家)に3軒関わっております。
それぞれのお客様の考え方で、ご家族の中で犬の地位が違ってます。
2012年09月19日
「宮が瀬のいえ」…完成しました。
神奈川県の水がめ「宮が瀬ダム」の近く…2地域居住。
セルフビルド住宅「宮が瀬のいえ」完成です。
外装はガルバリウムと白洲・そとん壁。
内部は無垢の設えにセルフに適したタナ・クリーム。
平屋の別荘の用途をもつこの住まいは、
外構・畑をふくめ、これからお客様の手で
最後の仕上げに入ります。
スペックはシンプルですが、これからの家づくりで大切なこと。
大きくなく設備にお金をかけない、そのかわり軒の出がドーンです。
完成写真は、その後で掲載させていただきます。
「工務店の家づくりは90%、
最後の10%はお客様のためにとっておきます」
それにしても、この家のような「ハーフビルド」…流行っています。
2012年09月18日
「相模原市緑区…里のいえ」…棟上げです。
相模原市緑区名倉の広大な斜面の200坪アッパーの土地。
勝手に「里のいえ」と名付けた(2年前)この区画…。
360度自然に囲まれた…そんな自然のなかにポツポツと
素敵な家が出来ていきます。
里山長屋から始まり、この「里のいえ」で4軒目。
家が建っていくに従い、景色も良くなっていくような…。
そんな家づくり・町づくりに、ちょっとだけ参加できることを
建築に携わる者として、とても幸せに感じております。
土地は、そこに建つ家に設えで、どんどん良くなっていきます。
そんなことをヒシヒシと感じさせてくれる現場でもあります。
1年以上もこの土地にこだわり続けたお客様ですが、
やっとの想いでここまでたどり着きました。
そんなめぐりあわせだったのでしょう。
この住宅は敷地のどこのラインにも合わせていない設計となり、
そこがまた分譲の匂いを消しています…自然ですね。
母屋・車庫棟・蔵の3軒が建築されます。その絶妙なバランスも楽しみ。
地元「相模原・津久井産木材」を利用した無垢の住宅。
⇒地域ブランドそのものです。
(地域が良くなれば会社も残っていける、会社が残れば個人も…
個人個人が生きていくためにも地域の活性化は必要です。)
そしてセルフビルドも多いこの家は、お客様のスキルに頼る面もあり、
竣工時期が予定より若干遅れる可能性も否めません。
今日は3連休の初日で、材料の到着が遅れるというアクシデントも
ありましたが、無事ここまで棟上げが出来ました。
地熱利用の「里のいえ」…これから登場する回数も増えていきます。
田舎暮らしと言っても、2種類あります。
駅や町まで徒歩圏で里山も徒歩圏ないいとこ取りの立地に建つ家。
不便を絵にかいたような土地だが、風情のある里山ど真中の家。
お客様の価値観で、どちらも最高なんだと思います。
家づくりでのアップ率が高いのは前者です…後者は元が高いので。