上棟して数週間…

「平屋に暮らす…連のいえプロジェクト」の2軒目「芹の家」

この住宅の屋外の持ち出し部分の化粧の構造材の選定に、

施主様・設計者・そして私たち創和の計4名で行ってきました。

場所は、「行ってきました」というほど遠くはなく、

地産地消の家づくりの大きなメリット⇒とっても近い!

相模原市の青野原地区の材木屋さんの井上製材さん。

当日は、井上社長自らが木材選定や削りに加わり、

調度いい寸面のとてもいい木材を提供してくださいました。

設計の山田さんも満足そうでした。

いつも思うのですが、

「材木屋さんや林業の皆さん、そして大工さんたちは、

木を優しくなでるように、す~っと触る」そしてみんないい顔してる。

このあたりの木に対する想いはみんな共通しているんだろうな。

「康の家」に続き「芹の家」も、化粧の無垢の桧と杉の家。

そしてここ「連のいえ」の一番の特徴は、

私たち工務店だけでなく、設計者も棟梁もすべて同じメンツで

すべてをつくりあげていくこと…厳しい仕事の中での阿吽の呼吸。

そしてこのような「顔の見える家づくり」をできる幸せ。

伐採する人…製材する人…設計する人…施工する人…施主

すべての人が一堂に会する昔ながらの家づくりなんですね。

   
   
   
   
   

私たちのような若造(そんなに若くはないが)に、この味はでない。

同じ顔のしわでも深さが違う感じがします。そして重さも…。

生きてきた歳月の長さとその生き様と…なによりDNAが違うから。

  「同じ言葉を吐いても…そう、どこか違うんですよね。」

最後に、「芹の家」を含んだ「連のいえ」のまわりの景色はとても清々しい。

2軒建っただけなのに、ほんわかした長閑な中に凛とした空気も感じます。

農的暮らし・内郷の里…上棟!

相模湖の山あいの土地~内郷地区

そこに3軒の農的暮らしの家々は建っていきます。

400坪アッパーの土地に3軒の自然住宅と畑のある暮らし。

今までのプロジェクトの中でも、もっとも田舎でもっとも自然。

傾斜地をそのまま生かし、住む方の想いを一番に考え、

そう「自然に…自然に…自然に」を意識した企画です。

1軒ではなしえない全体の景観と雰囲気を

数軒集まって同じ方向を目指す。

それも、まったく同じではなく自然にばらけた感じに。

   自然住宅の A・K・B 大作戦 !

「こんなつくり方もあるんだ」「こんな暮らし方もあるんだ」

と思われる方はぜひご相談ください。

毎回は、あまりに厳しいので無理ですが、

これからもたまにはやっていきます。

まずはこの「内郷の里」を大成功させること。

そしてその指針となる1軒目の上棟です。

地産地消の自然素材と自然エネルギーの家

なんでもありの自由度いっぱいの土地プロジェクト

見るからに温和で優しげな施主さんご家族にとても似合う家。

「命が輝く家」と同じように素晴らしい抜け感を持った住宅。

抜け感のある家は、とても設計士に勇気があるんだと思います。

普通の閉じた間取りのほうが、施主からのクレームはないですから。

この家の名前は「粟の家」に決まりました。深い意味がありそうです。

    
    
    
    
    
    

この家のもっとも大きな特徴は、なんと遥か昔の「ゴエモン風呂」。

その他にもイエルカストーブ・藤野電力・蓄熱土間など自然な暮らしの

手段や道具や夢がたくさんたくさん詰まっていますが…

「ゴエモン風呂」のインパクトには何者も適わない!ビックリ!!

そして今年の後半にここのお隣に建つ予定の住まいの名前は、

「ドラ○モンの家」⇒コレ冗談じゃないですよ…○があれば著作権大丈夫か??


「町田・多摩境の家」…竣工!

3月末に無事完成を迎えた街中の自然住宅です。

(町田市と言っても、八王子市と相模原市も至近)

この家の最大の特徴は、とてもポジティブな施主さんご夫婦。

見た目のお洒落な感じからは想像できないほどのバイタリティ。

洋服や手だけでなく顔まで漆喰だらけで壁塗りに励みました。

左官・塗装・タイルをご自身で施工されました。

今回は、外装も含めた完成写真を載せます。

自然素材とセルフビルドの住宅を、分譲地の中につくる。

周囲と違和感がなく、それでも少しだけ自己主張する。

それが、外部の無垢の部分に表れています。

内部に関しては、すべてが木と漆喰・和紙を基調としておりますので、

セルフビルド住宅といえども、とても質の高い統一感のある住まい。

町田という便利な街に建つ家でも、田舎暮らしののんびりした家でも、

セルフのちょっとした汚れなどをふまえても…先日の日野市の建物同様

細かいことに惑わされずに、最初のイメージを大切にしていった施主さん。

我を通すところと設計者・施工者の考えに譲るところのバランスが二重丸。

このあたりが奥行を感じさせてくれる広がりを持った間取りになりました。

家の表情が固くないのが素晴らしい…人も家も固くないのにこしたことない。

そう、世の中にはいろいろとタイプの違う家がありますが…

    「いい家の本質は、そうは変わらない」

                   そんなことを感じさせてくれた現場でした。

      
      
      
      
      
      
      
      
      
      
      

住まう方の個性がきっちりとカタチと色に出た現場です。

   今月末の取材で、久しぶりにお会いするのがとても楽しみです。

最近になり、私も現場監督に久しぶりに復帰しました。

一言多い監督でご迷惑をかけますが、あたった施主さんは勘弁です。

今後の東京・多摩地区でのお仕事は…八王子市めじろ台になります。

5月着工、そして完工は○月…頑張ります!

      

 相模原市緑区牧野地域の傾斜地に建築中

 「命が輝く家」…抜け感が絶品!

この家は、傾斜地というデメリットをメリットに変えた設計と、

まわりの丹沢の山々の景観というチカラを借りて、

とてもいい塩梅に仕上がっていきそうです。

さらにこの家の「抜け感」は絶品で、

いつものように南側に大開口、北側は風を抜く窓という配置。

リビングと土間が中心に気持ちのいい抜け感がある。

床・壁・天井・ドアなどの建築のパーツのすべてが、

この抜けている空間を創りだすために存在しているような感じ。

スキップフロアもその空間の面白さにもう一つの楽しみを与えてます。

外観もとてもシンプルで威張ったところが微塵も感じられず、

奇をてらうことをせず、普通に美しいカタチなんだと思います。

 「奇をてらわず程々に」…ヘタな小細工はナシ!

完成が楽しみなこの家…工期はたっぷりかかりそうだ!

鷹取棟梁に「いつまでかかりますか?」と時々聞くと、

今のところは~そのたびに首をかしげながら苦笑い。

それだけでこちらには十分伝わってきます,ハイ。

現場の清掃もとてもいきとどいています。

風のいえの「藤野・土間のある家」から「高尾の家」へ…

そしてこの「命が輝く家」へと、とても難しい家ばかりですが、

いつものように頑張ってくれている鷹取棟梁に感謝です。

引っ越し後に「住まう方の色」が加わって、どんどん雰囲気が

滲み出てくるような、そんな「足し算の家」になる予感…。

     背の高くない家は、やはり美しい。

   
   
   
   
   
   
   

この気持ちいい抜け感は、設備配管のスペースなども苦労が少し…。

苦労したぶんだけ良い家になっていくんだろうなと思っています。

やる方はたいへんですが、ただ誰もがみんな普通にできない仕事が、

これからの厳しい時代を生き抜いていける財産になるような気がします。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」…抜け感の面白さって…大切です。

 施主さんの、過剰な便利さを求めない清々しさと潔さに乾杯!

4月5日・6日の土・日開催の相模原市をあげてのイベント

市役所前の桜並木のまわりで開催される相模原・桜まつり。

市民会館の駐車場の上には、住宅系と環境系の団体。

その中に私たち創和建設は参加しました。

予定通り「カンナ掛けの体験・挑戦イベント」と

弊社が日ごろ生業としている自然住宅の関連ブースを出展。

途中、雨風雹など混じり、北風も強く厳しい2日間でしたが、

みんなの協力もありたくさんのお客さんに来ていただきました。

特にお子さんは大喜びで、カンナで削った桧を嗅ぎながら

「いい匂い~」と叫びながら、何回も何回も削っている強者も。

建築模型をじっと見つめながら、屋根をはずしたりつけたりと、

そんな子供を見ているこちらの方が感動してしまいます。

桜まつりは大きなお祭りなんですが、

環境系のもう少し小さい祭典もあればいいのに…独り言。

エコ・地産地消など環境に携わっている企業・団体だけのイベントも

政令指定都市・相模原ではやってもいいのかな?と思いました。

相模原・環境フェス!住宅部門…こんな感じかな?

それでは当日の様子…ほぼお祭り。

     
     
     
     
     
     
     

       笑顔…笑顔…笑顔の2日間でした。