2014年04月18日
「町田・多摩境の家」…竣工!
「町田・多摩境の家」…竣工!
3月末に無事完成を迎えた街中の自然住宅です。
(町田市と言っても、八王子市と相模原市も至近)
この家の最大の特徴は、とてもポジティブな施主さんご夫婦。
見た目のお洒落な感じからは想像できないほどのバイタリティ。
洋服や手だけでなく顔まで漆喰だらけで壁塗りに励みました。
左官・塗装・タイルをご自身で施工されました。
今回は、外装も含めた完成写真を載せます。
自然素材とセルフビルドの住宅を、分譲地の中につくる。
周囲と違和感がなく、それでも少しだけ自己主張する。
それが、外部の無垢の部分に表れています。
内部に関しては、すべてが木と漆喰・和紙を基調としておりますので、
セルフビルド住宅といえども、とても質の高い統一感のある住まい。
町田という便利な街に建つ家でも、田舎暮らしののんびりした家でも、
セルフのちょっとした汚れなどをふまえても…先日の日野市の建物同様
細かいことに惑わされずに、最初のイメージを大切にしていった施主さん。
我を通すところと設計者・施工者の考えに譲るところのバランスが二重丸。
このあたりが奥行を感じさせてくれる広がりを持った間取りになりました。
家の表情が固くないのが素晴らしい…人も家も固くないのにこしたことない。
そう、世の中にはいろいろとタイプの違う家がありますが…
「いい家の本質は、そうは変わらない」
そんなことを感じさせてくれた現場でした。
住まう方の個性がきっちりとカタチと色に出た現場です。
今月末の取材で、久しぶりにお会いするのがとても楽しみです。
最近になり、私も現場監督に久しぶりに復帰しました。
一言多い監督でご迷惑をかけますが、あたった施主さんは勘弁です。
今後の東京・多摩地区でのお仕事は…八王子市めじろ台になります。
5月着工、そして完工は○月…頑張ります!