「榛(はしばみ)の家…竣工!


藤野・名倉地区シュタイナー学園の近くに建築中」の「榛の家」

このたび、母屋の1期工事が無事竣工いたしました。

現在、造園屋さんがいい感じにポツポツと植栽を始めています。

まわりに豊かな自然があるために、あまり作為的に大それたことを

やらずとも、自然につくっていけばいいんだろうな?

「枝葉が風にゆらゆらと揺れえるような林の中に家がある感じ」…かな?

特に、夕焼けを背にそとん壁の白の質感が映えてきれいですね。

神奈川県産木材・九州の白洲壁・栗駒山のくんえん杉フロア・四国の漆喰

新潟と飛騨高山の木建具・その他埼玉西川材にも協力を仰ぎ、

薪ストーブ・ハイブリッド床暖房・アイアン手すり・セルフビルド等々

…・他にもいろいろ、やりたいことをやった感がいっぱいです。

抜け感のある自然住宅と対をなすきっちりとした自然住宅の見本。

外からこの家を見ても、中から外の景色を見ても、

どちらもとても自然で気持ちがいい住宅に仕上がりました。

施主様に感謝、そして工事中ご迷惑をかけた近隣(まわりに家がないので?)、

土地をうっていただいた地主さん、すべての方にまた感謝です。

大きくどっしりと、それでいて威張ったところのないこの家の

顔をご覧ください。敷地に平行でないところがまた(笑)です。

「風のいえ・地熱利用の家」と同じく、角度を振る贅沢さ(敷地が広い恩恵)

それが通りから見てじつにいい。

そして、そして…

涼しくなり、木の葉が落ちてお隣の上野原の町並みが眼下に見える頃、

もう一度この家の2階のコーナー窓から撮影をお願いしよう。

遠ざかる中央線のレールと車両と少し古めの疎らな町並みが

きっと優しく懐かしく見えるはずです。

   
   
   
   
   
   
   
   
   

以前、自然住宅の住宅展示場と化している「旧・藤野地区」と

書きましたが、もう一つ言えることがあります。

それは「高千穂シラスのそとん壁」の展示場に思えるほど

シラスの家が多いこと。とても高価な素材ですが…う~ん凄い。
藤野・芸術の路を散策する際には、ポツポツと建っている家々も

眺めてください。他の町とどこか違って見えると思います。

先日のマンション・リノベーションに続き…

神奈川県相模原市のバブル期のありふれた中古住宅をフルリフォーム。

 街中(まちなか)の中古住宅・フルリノベーション


最初の原型を留めないほどの工事内容…これぞリノベーションという奴!

下を見ても横を向いても天井を見上げても、

すべてべニアや塩ビやビニールクロスであった内装をガラリと変更。

インテリアデザイナーと施主様と一緒に試行錯誤でつくりました。

経年変化で年数を経て、もっと良く見えてくるのだと思っています。

まずは、リノベーションが終わったその住まいを少しだけ公開です。

(外まわりにメスを入れないで済む家のリフォームは、

規模の割に安価で済みます。手入れのいい住宅に限りですが…

現在、相模湖畔のやはり同時期の住宅を古民家風に改修しています。

こちらも、9月完成の際にはご紹介します。ここも間取りをいじってます)








中古住宅の場合は、新建材が使われていたとしても、

身体に悪い化学物質もかなりのパーセントで抜けている

ことも考えられますので、この家のように無垢&自然な素材で

仕上げていくと、完成後のあの酸っぱい匂いもほぼしません。

藤野・相模湖地域は「自然素材のリノベーション」も多く、

これからも需要がありそうです。

ただし、これで外部にも手を入れるのであれば、

そう、建て替えてしまった方がお得です。

リノベーションの注意事項…まずは断熱性能を上げること。

ちなみにここは、羊毛断熱材でぎっしりと包み込んでいます。

  相模湖・ドッグランカフェ…これからです。


契約が終わり、これから準備に入っていくフル・リノベーション。

新築でもなく、専用住宅でもない。現在はとっても古~い納屋。

そして、それが来年の3月にはカフェ&住まいに変わります。

様子は、来月から少しづつお知らせしていきます。

完成したさいには、ワンちゃんと一緒にお茶でもいかが?

      マンション・リノベーション完成!

相模原市緑区のマンション…改修前はごく普通の部屋(3LDK)

お客さまの希望により、少し変わったリフォーム。

「この会社なら、変わったリフォームやってくれそう」と、

創和建設のドアを叩いてきてくれました。

床には、無垢の杉板を配し、壁は漆喰塗り。

そして木建具も無垢板で製作。

1番大きく変わったのは…そう、間仕切りを大胆に取っ払ったこと!

これだけのことで空間はガラリと変わる。

マンションの間仕切りには、筋違というやっかいなものがないので、

戸建住宅に比べてリフォームに障害が少ない。

結果、窮屈でない、空気が美味しい…それだけ、それだけど素晴らしい。

塩ビ、樹脂の塊だった部屋が一新⇒自然素材リノベーションの良いところ。

これからも増えていくであろうリフォーム・リノベーション業界ですが、

集成&突板フローリングを重ね張りする。ビニールクロスを張り替える。

水回り機器を取り換えるなどなど…仕上げだけを変える工事。

これも立派なリフォームですが、今までと違った空気と空間を望まれる方は、

ぜひご相談ください。新築に比べて、たぶんお得感はあると思います。

施工前に比べて、木質感と漆喰の白がとても綺麗な部屋になりました。

       
       

自然な素材に変えることで、たまに言われることがあります。

表っ面の化粧で綺麗になるのではなく、体の中から変わっていき、

すっぴんでもとても綺麗になる。コンクリートの箱の中でも十分です。

この部屋の真ん中にナラあたりの剝板のテーブルでもポンと置くと、

それはそれでとてもいい感じになりそうです。素のまんまの色合いが…。

そしてそしてカーテンは生成りのまんま…かな?余計なお世話でした。

        「樺の家」…上棟!


相模原市緑区・連のいえプロジェクトの3軒目「樺(かんば)の家」

「康の家」「芹の家」に続き、中村棟梁の指揮のもと棟上げ完了。

シンプルな平屋とはいえ、やはり木の家…とても時間がかかる。

通常の建物が1日で屋根のルーフィングまで張れるのに、

この平屋は2日間でまだこの程度。

屋根の化粧垂木や野地板、そしてルーフィングまでは

悲しいかなまだ2日3日余分にかかるんだろうな。

そして断熱材などの基本性能と、その優れた構造で

                    夏の暑さも凌ぎやすいはず。

本格的な木の家で「里まちネットワーク」の長期優良住宅をつくる。

こうして、「武蔵村山の家」「花風のいえ」「翠の家」に続き、

里まちネットの4軒目「樺の家」が上棟しました。

猛暑の中、職人さんの熱意を感じながら8月2日の上棟の様子です。

     
     
     
     
     
     

このそんなに広くない日連地区での地元材による家づくりは、

昨年~今年にかけて6軒を数えます。

地元の木材を前向きに使っていただける施主様に感謝です。

設計は、連のいえ共通にて「ビオフォルム環境デザイン室」さんです。