2014年09月06日
廃校になった雰囲気のある木造校舎(旧・小渕小学校)…解体前の見納め会!
数年前に藤野中央小に合併のため使われなくなった旧・小渕小学校
とても雰囲気のある昭和の匂い全開の木造校舎。
牧郷ラボが入っている旧・牧郷小学校と双璧の懐かしい建物。
歩くたびにギシギシ床が鳴っている「ザ!田舎の学校」です。
正門~校庭~玄関~職員室~教室~音楽室~二宮金次郎などなど
小さいころに見ていた風景がそのまま残っているのを見ながら、
各世代たくさんの卒業生が集まり昔話に花を咲かせていたようです。
10月には無くなってしまうこの校舎…じつに残念。
校庭の隅っこでは、ミニバックホーであちこち穿り返している
怪しい一味(弊社のお付き合いしている電気屋さんの諸角君)。
じつは、ある年代のタイムカプセルを埋めた場所がわからなくなり、
頼まれてあちこち試掘しているとの事。(最後の写真)
その後、見つかっただろうか??
タイムカプセルと言えば…船越栄一郎がいい味出してた
すでに解散したファンモンのpvの(告白)という曲を思い出す。
この曲や「ラブレター」は、まずpvありきで…そう売れました。
お隣の八王子出身ということで、毎回依怙贔屓してました。
サッシをアルミから木製の古びた感じに変えれば、すぐにでも
映画の撮影にも使えそうな…そんな小学校でした…じつに惜しい!
古いモノを残していくのはとてもお金のかかる事。
そして今は耐震・耐火という大切であると同時にやっかいなことがある。
それでも裏に見える鉄筋コンクリートの校舎に比べ、
歴史の重みも加わって、その佇まいは格段に美しい。
2014年09月02日
山梨県の八ヶ岳山麓「北杜の家」…上棟!
北杜の家…上棟!
創和建設から中央高速で約2時間
ここは、大自然の真っ只中の八ヶ岳山麓。
「北杜の家」は、こう聞いただけでも素晴らしい景色が想像できます。
基礎着工から約1ヶ月半。
とてもゴッツイ基礎のため、いつもの倍以上の工期を要しました。
棟上げ日は、創和の大工さんたちがこぞって中央道を西へ…
甲府を過ぎたあたりで、エンジン全開の上り坂です。
当日は真夏の暑い中、力を合わせて組み上げました。
木材は東北の燻煙杉の乾燥材…燻煙素材では有名な栗駒山。
これから半年以上、職人さんたちはこの地に通います。
地元・長坂の職人さんにもたくさん入っていただきますが、
「もう少しガソリンと高速代が安ければいいのに」と思うこの頃です。
それにしても山梨県北杜市…凛とした空気がやたら素晴らしい!
そして湘南から北杜へ…施主様の移住の覚悟もやたら素晴らしい!!
2014年08月31日
地熱住宅「高尾台の家」と「多摩境の家」そして「藤野・新規分譲計画」等々!
☆東京都八王子市高尾の高台に計画している住宅
ここ「高尾台の家」の特徴は地熱利用であること。
着工までは、まだまだいろいろとやらなければならないが、
昨年から今年にかけての
甲州街道沿いの「高尾の家」…「めじろ台の家」…そして「ここ」
少しづつですが日野と多摩境と高尾にもお客様が増えています。
来月着工予定の「あきるのの家」を含め、多摩地区の家づくりにも
精を出していこうとがんばっている創和のみんなです。
地域ブランドが一段落する9月後半には、
10名を超す大工さんのうち数名が空いてきます。
設計にとても時間をかけることもあり、仕事を探すのも一苦労。
☆「町田・多摩境の家」が昨年に続き、今年も2軒着工する予定です。
既存改修もありの並列の2世帯住宅です。
多摩境というと町田の新興住宅街ですが、1つ通りを挟むと、
いまだに少し懐かしい町並みもあります。
それは八王子の南大沢も同じですね。
☆相模原市緑区(旧・藤野町内)土地分譲計画
田舎とはいえ、まあまあ程々に人気のある土地と言える藤野地区にて、
3軒の土地分譲を考えています。
いつものハードルの高さは望まないものの、やはり少し面白くしたい。
普通に分譲住宅を羅列するのではなく、外観・内観を特徴的に。
そんなことを考えながら、1~2か月で企画を練っていきます。
いつも思う事…なにしろいい景観に…これが出来ればまずは成功です。
思っていたより、良い土地になりそうです。そう遅くなく公開します。
2014年08月25日
農的暮らし・内郷の里プロジェクト…「粟(あわ)の家」が竣工。
相模原市緑区寸沢嵐の畑のなかに企画した「内郷の里プロジェクト」
農的暮らし・内郷の里「粟(あわ)の家」…竣工!
農業大好き…お料理大好き…自然が大好き…人が大好き…う~ん
みたいな人を集めての「家プロジェクト&人プロジェクト」です。
その1軒目…「粟(あわ)の家」がめでたく完成です。
邸名の通り、お料理の先生やってる奥さんと、トランジションに参加されている
自然エネルギーにこだわったご主人さん。ともに温和です。
住宅の構造材から仕上げまで天然素材を選んでいることはもちろん、
その間取りの思い切りの良さ(覚悟?)は特筆ものです。
数年前から「相模湖でも藤野のような家づくりやコミュニティを」と考え、
千木良・内郷地区に場所を絞って、この地区に企画しました。
土地の広がりや陽当りも言うことナシ。家が建ったあとも
景観もそのままで、環境を壊さず良い景色になりました。
相模湖(寸沢嵐)地域の暮らし方を意識した土地分譲の中で、
「季のいえ」に続く、創和の自然住宅「相模湖・家プロジェクト」の第2弾!
いまどき珍しい「ゴエモン風呂」もあったりする変わり種の無垢な住まい。
ご家族が薪をくべてお風呂へ入るというこだわり、
便利や手間いらずの真逆の住環境を目指しています。
家族の笑い声が今にも聞こえてきそうな…そんな住まいになりました。
繋がる暮らしを相模湖の里山で… 「粟(あわ)の家」の完成です。
無垢と漆喰の自然素材、そしてゴエモン風呂と藤野電力と薪ストーブなど
自然エネルギーもたっぷりと。
8月14日のお引渡しの日、杉の柔らかい床に座りながら、
ご飯の釜の蓋を開け、しゃもじでですくう真似をしている小さなお子さんを
みながら奥さんが一言…「まるで、昔の昭和の子供みたい(笑)」
ホンワカいい感じです。昭和の子⇒ゴエモン風呂の家ですから(笑)
細かく配置され造られた家に、それぞれあてはめられたピースのように
住んでいくのではなく、自ら使いやすいように創り、お引越しされたのちも
いろいろと加えていく…自分らしく自由に。
そんな家の代表選手(すべての方に合っている手法ではありませんが)…
外構は、古~い大谷石をもらってきて敷き詰める予定です。これもアリ!
このおとなりでは、現在農転申請中の「ホップの家」がはじまります。
当初の「ドラエモンの家」の名前が変更になり、みな少し残念(笑)。
ビールが大好きな施主様…ホップの家。いいじゃないですか~。
こちらの家々は、3軒がいい感じで散らばるであろう来年にお披露目。
穏やかな「内郷の里プロジェクト」はこれからが正念場…楽しみです。
ちなみにこの家を担当された建築家(スタジオikbさん)は、
素材の吟味だけではなく、限られたご予算の中で良いモノをつくるという
コスト管理においてもたいへんバランス感覚のいい優秀な方です。
こだわるパーツにはこだわり、その他のコストを落とすところは落とすという
手法で、施主様のご予算にいつもうまく近づけていきます。
これは、簡単なようで簡単ではない。(設計士としての我を張るのが普通)
それも、仕上げ関係において自然素材にきっちりこだわりを持つ中で。
ヘタに飾らないシンプルで開放的な思い切りの良い間取りと、
その大空間の中で規格サイズをうまく利用するアイデアが…そう上手。
(家とはこういう間取りのものという固定観念に縛られない…思い切り
…たまにコレ?実験?みたいな…でもそういう人たちが集まってきます)
美大出身なだけに4大(普通の)建築科出身の私たちに比べ、
自由な引出しが多いのかな…?
内郷の里…こうしてまたひとつ楽しい家と人が地域に根を下ろしていきます。
(相模湖における内郷地区は、これから大化けする予感も少しだけ感じます)
2014年08月23日