相模湖に完成したTさま邸。私たち若輩者から見ると、人生の大先輩です。
若かりし頃から、何軒も家を建てて来られ、最後の暮らしの場に選ばれたのは、
相模湖の自然豊かな土地に小さな簡素な家をつくりゆったりと暮らすこと。
謙遜されて「志村さん、この家、外から見ると犬小屋のような家に見えるでしょ」と、
微笑みながらおっしゃられておりました。なんて深い言葉なんだろうと皆さん感心。

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玄関リビングと小さな2階が一つの空間に収まり繋がっている。
バブル期を生き抜いた施主さまが最後の一軒と決めて、
自ら設計趣旨を考えた末にたどり着いた家は、必要最低限のサイズ感と
「犬小屋でいいんだよ(笑)」の空間構成。

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そんな、シンプルな『終(つい)の住処・相模湖の家』の完成です。

10年ほど前にも、私たち創和建設はシックハウスのお客様と訪れたことがあります。

化学物質過敏症の方でも住める集合住宅の先駆けとも言える特徴的な建物。
ここを買われて新しく住まわれるお客様Yさんからのご依頼を受け、ほぼほぼ自然・天然素材のフル・リノベーション。
床が、無垢フロア、壁は漆喰、建具類も無垢材で製作など、いつもの創和建設仕様。

そして、今回の工事の1番も特徴と言えば『セルフビルド』につきます。
漆喰塗りだけに留まらず、家具工事までその範囲は及んでいます。
それも、施主さまだけでなく、建築家(新しくお付き合いが始まった
青梅の設計士の金子さん)が設計だけでなくセルフビルドにも参加しています。
創和建設の監督の岡部の話ですと「参加というより滅茶苦茶一緒に頑張っている」
みたいです。写真は漆喰塗りですが、じつは木工の方が得意みたいです。
中学生の息子さんはキッチンの引き出し収納にチャレンジです。

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創和建設には、東京・神奈川・埼玉・山梨からいろんなお客様が来られます。
そしてそして…いろんな設計士さんもたくさん来られます。
今回のセルフビルドのリノベーションは、
そのたくさんの中でも珍しい(セルフを一緒に手伝う設計者)金子さん。
こうして建築家との輪も少しづつ少しづつ広がっていきます。
それが画一的でない創造的な家づくり(新築・リフォーム)に繋がっていきます。

家づくり(新築・リフォーム)で、最も大切なことは創造的で個性的であること。
個性的というのは、奇をてらうことではなくその方にとって最高であることの意味。
その1番の近道と言えば「建築家と一緒に家をつくる」ことに他ならない。
ちょっと面倒だが、良いことがたくさんある建築家のご協力…
このちょっと面倒が創和の今に繋がっています。

来月の完成の際には、施主さまのご了解を得て、再度イベント欄でご紹介いたします。

創和建設は、お客様の賛同を得て、できる限り地元の山や森の木を
使った家づくりを考えています。
相武台の家もそう、神奈川県産津久井の山の木材を利用します。

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地元の山や木を使うことで、衰退した林業や製材の復興に
ちょっとでも貢献できること。そして一般住宅のように海外からの
輸入に頼らないことによる無駄な燃料を使わないことの良さ。
何より、日本の山や水が綺麗になっていくことの素晴らしさに
ほんのちょっとでもお役に立てることを嬉しく思います。

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建築地が創和建設のある相模原であればなおさらです。
私たちが生きた相模原市に恩返しが出来るという嬉しさとやりがいが、
地産地消の家づくりのエネルギーになっています。
(最初はかなり大変だったんです、今はいい思い出ですが…)

これから約半年『相武台の家』はまわりの新築住宅とは、
一味違った表情を見せてくれるのでしょう。

これからも、林業〜製材をはじめ皆さんに協力していただき、
何より施主の皆様のご理解を得て『地産地消の家づくり』
楽しくやっていきます。

『相武台の家』…やはり神奈川県の建築家、市川さんのご協力のもと、
地元材を使うことに胡坐をかかずに、いい家を作って行くことを
しっかりとやっていきたいと思います。

なんだか滅茶苦茶固いブログになってしまいました。
『相武台の家』無事地鎮祭が執り行われました。
いざ、着工‼︎です。

韮崎のアメリカヤに続き、今回はストックの中から秦野の蔵のリノベーション…
(最近、じつにブログ、サボってますね〜)ということでペコリです。

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今回は、神奈川県秦野市の名物、落花生屋さんの【かまか商店】さん。
創和建設の代表が、昨年、一昨年と大井松田、秦野、伊勢原などで
自然住宅の工事を受け、秦野市内通った際にこの蔵のリノベーション現場を
偶然見かけ、そこから何度か車を停めてボーッと怪しく見ていたらしい。

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最近、新規の秦野のお客様からお声掛けをいただき、久しぶりにここへ…。
昔ながらの木舞土壁の立派なこの蔵。お店という形態なので、その重みは
若干薄れてはいるものの、木材、漆喰、置き家具に至るまで実にいい。
特にしっかりと組まれた曲がりの桁の素晴らしさは格別。

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このようなリノベーションをやりきったオーナーさん
「建て替えようかと思いましたが、勿体ないので再生しました。
窓をいくつか抜いたのは、我ながら思いきりました‼︎」…じつにご立派‼︎

皆さん、秦野に行った際は、蔵の中で是非かまか商店の落花生を味わって下さい。
100年を生き抜いた古材の下で食べるピーナッツは美味しいです!!

柔らかな記事が少なく、工事のことが最近多くなってしまい「ちょっとつまらない」
というご指摘もチラホラ…というわけで、今日は以前、町おこしの参考にと
伺った昔は山梨県韮崎市のランドマークだった『アメリカヤさん』のご紹介。
築51年の韮崎駅近くのふる〜い5階建ての建物を、いい感じにフル・リノベーション‼︎
このリノベビル、私たち建築畑の人間には、かなり有名な建物なんです。

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会社から高速で約90分、アメリカヤに到着。
とりあえず1階のカフェ・ボンシイクで珈琲を飲みながら
キョロキョロしていたのを思い出します。実に怪しい人みたい。スタッフさんに、
正直に「建築系の人間なので、いろいろと見せていただいていいですか」と聞く。
「どうぞ、どうぞ、写真も人が写らなければいいですよ」と取材に慣れてる。
といっても人だらけで、写真もそう撮れませんでしたが…
街の若者に愛され、この街の拠点や発信基地になっているのがよくわかる。

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内部階段を、最上階のイベントスペースまで登って見回すこと30分ほど。
とても、楽しい時間を過ごしてきました。

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周囲には、怪しい路地裏に、怪しいお店もチラホラ・ウキウキ。
そう、『アメリカヤ横丁』というザ・昭和の長屋も再生しているんです。
夜にならないと、その辺りは伝わらないんですが…。

韮崎の顔がこうやって復活していくんだな〜と感じさせてくれました。
それには、なんでもピカピカに建て直すことをせず、
その建物の歴史大切に考える人たちの思いが、
たくさんたくさん詰まっているからなんでしょう。
ビルと横丁の再生から街の再生へ…アメリカヤの物語の途中経過を見にまた数年後に…

同時期に、やはり山梨県甲府市のリノベーション建築→ここはスナックビル‼︎
甲府駅から10分ほどの芳野ビルのリノベーション〜『甲府グルメ横丁』に再生。
アメリカヤさんの帰りに写真だけ撮ってきました。
すでに閉店を余儀なくされてる店舗もあり、続けていく難しさもよくわかります。

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再生プロジェクトは、起ち上げるのも難しいが、続けるのはもっと難しい。
実際の『甲府グルメ横丁』は、もっとデカくていい感じです。

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今日は、ストックの写真から、山梨県のリノベーション&街お越しの再生ブログでした。