2024年09月02日

フランス映画「まぼろしの市街戦」

今日は別に書くこともないので、映画のことをすこしだけ書きます。
子供の頃から音楽と映画が大好きで(最近はご無沙汰ですが…)、
中学生の時に見た映画で、今でも心に残っています。
そして戦争が世界のどこかで勃発するたびに
やはり思い出してしまう映画をご紹介します。

フランス映画「まぼろしの市街戦」

第一次大戦のさなか、ドイツ軍に侵略されたフランスの小さな小さな町の話。
「ナチスドイツが攻めてくるぞ~」と噂が町中にが広がりみんな一斉に逃げる。
そして、その戦争でだれも居なくなった町に、1つだけとり残された建物の
精神病院とそこで暮らす精神を患者たち。彼らが主役です。

いつも 病院のなかで {ボ~} っとしていた彼らが、
病院のスタッフまで皆が逃げた後、一人また一人と患者たちは、病院を抜け出し無人の町へ…。                             
ある人は空き家になった床屋さんへ入り…ある人は〇〇屋さんへ入り…、
お仕事をしながら、町で楽しそうにそれぞれ暮し始める。

ほんとうに穏やかに淡々と仲良く暮らしていく。
患者さんというのを、見ている私たちも忘れてしまうような穏やかさ。
そこには、とてもゆっくりした時間が流れているようです。

その郊外では、狂ったように殺し合いを繰り返す
ドイツ軍とフランス軍…。

やがて悲惨な戦争も終焉を迎える。
町の人々もそれぞれの家へ戻るときがくる…。

患者たちはというと、何事もなかったかのように、
最初からわかっていたように、自ら精神病院へとひとりひとり帰っていく。
そして、いつものように {ボー} っとした生活に自ら戻っていく。                                                                              

見終わったあと どっちが 病んでるかわからなくなるような…。⇒とてもフランスらしい映画です。

パリ・オリンピックのブレイキンで、アフガニスタン代表の女性が、アフガンの惨状を訴えたこともあり、
ちょっと思い出して創和建設のブログで再度登場のこの映画。
「創和のブログの最初の1ページは、これだったのか…!」懐かしかったです。

まぼろしの市街戦…モンティ・パイソンの流行った風刺の時代の名作です。