今回、ご紹介するこの「ハーフビルドの家」は、セルフが多い創和建設

の中でも、間違いなくダントツにお客様の負担が多い家になります。

セルフビルドの仕事内容ですが、

外壁・チャネルサイディングの塗装  軒天・塗装

内壁・左官塗り(タナ・クリーム) 内部の天井を除いた塗装全般

電気・空調と水道工事1式  キッチンの一部製作 その他木質系家具全般

ほぼスケルトンの状態でお客様に入っていただくという計画。

(内装に至っては、ボード張りまで弊社で行い、その他はすべてお客さん。)

お仕事が電気屋さんなので、ここまでのセルフビルドが可能になります。

なんとダメ―ジフロアの話しも飛び交っています。

ご家族の好きなテイストを1番に考え、その次にシックハウスを考える。

枠にとらわれないという考え方…これも確かにありです。幸せは十人十色。

「家づくりはこうでなければいけません」は、とってもお○○さん。

僕たちはこんな家に住みたい、こんな家に暮らしたいという強い信念。

チャネルという外装の中でも高額な部類に入るこだわりの無垢壁材。

いつも使っている地元の杉材とは違いますが、レッドシダ―の防火認定品。

(何年か前に、ふじの観光案内所(ふじのね)の外装で使ったモノと同じ)

そして、ラフで重厚な質感の床にしたいという施主さんの希望。

オスモ/フロア…幅広肉厚床材が候補になりそう。

オークかウォ―ルナットのラフ仕上げあたりか?床暖対応とコストで決まり。

「住む」や「チルチン人」というより「ブルータス」に載っているような家になりそう。

世田谷ベース的な自由さに溢れている家になればと思っています。

とても「自由な家づくり」が多い弊社ですが、この「自由すぎる家づくり」

施主が自らホントにこんなに出来るのだろうか? 

          …ハーフビルドの可能性の検証も含め完成がとても楽しみ。

少ない図面でフリーに創っていく自然な住宅。

この欄でご紹介する「○○の家」の名称も、セルフビルドは今まで多すぎるので、

この家はお客様にお願いして、そのまま「自由すぎる家」にしてもらいます。

「自由すぎる家」…恐ろしいことに、到達点は予測がつきません。面白そう!

昨年末に続き、このところまた「移住希望」のお客様が増えてきました。

消費税が影響しているのか、はたまたアベノミクスか?

週末になると数組の方が毎週のようにやって来られます。

都心回帰の風潮の中、郊外をまわられている方は、

ブームの時より数は少ないがかなり真剣な方ばかり。密度が濃い。

そんな中、先日東京のど真中からこの「藤野」へ来られたお客様の一言。

これがなんとも言えずに正直で面白い。キツくもあり優しくもありとても自由。

(皆さん少なからず思われてはいるようですが…

                       このおひとりで来られた方、特に面白い)

「東京からたった1時間で来れる。電車・高速道路インター・国道もひととおりある。

そして近くには大きな街も抱えている。そんな都心からの近距離に山・里・湖・畑、

移住者もたいへん多いという新参者にとっては溶け込みやすい環境もある。

こんなに都合が良い町も珍しい。山梨や長野のように本格的ではないが、

そこそこいい物が揃ってる。なにしろ、背の高い建物がない、生きてる感じがする。

とは言え、ここは相模原市でお隣は八王子市という利便性の良い立地。

こんなに便利で特別田舎でもないくせに、自ら田舎のふりをしているような…

普通は都会自慢をするのに、あえて自ら田舎自慢に燃えてる。変、でも楽しそう。

頭抜けたところはないが、いいとこどりの都合が良いお調子者の町ですね(笑)」

「田舎モンの振りですか?お調子者ですか?」と思わず。

だいたいこんな会話で、ほめられているのか?けなされているのか??

それは、1~2年先にわかります。前者であれば…

                    この方は「移住」という選択肢を選んでくれる。

                                 首を長くして待ってます。

☆お知らせ~宝島社の田舎暮らしの本(今月号) 

            藤野&創和建設載ってます。お暇なときにでも見て下さい。

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ちょっと懐かしい感じもする「湖のいえプロジェクト」です。

創和建設・自然住宅限定宅地プロジェクトのはじめの一歩でした。

相模原市緑区吉野の湖(相模湖)のほとりに建っています。

相模湖はじつは70%が藤野にある湖。これは地元の方も知りません。

「くんえん杉と漆喰の家」「白洲の家」「楓の家」「土壁と漆喰の家」

の4棟からなる創和建設・自然住宅限定土地のうち1棟の増築工事。

この建物は、外壁はガルバリウムと焼き杉、床はくんえん杉、

内装は無垢杉と漆喰、水廻りや配管に至るまで環境と健康に配慮しています。

もちろん断熱材・接着剤や塗装、そして電磁波にも気を使った徹底した家。

大工さんのタバコや頭に付ける整髪料や香料も禁止!

設計は、目黒のアンビエックスさん。ケミレスな家づくりのスペシャリスト。

新築時でも体に優しい無垢と燻煙の匂い以外はいっさいしないという

徹底した監理の健康住宅を目指しています。とても勉強になります。

先月の5月23日(木)に上棟したこの湖の家は、

中村御大とその元で腕を磨いている戸谷クンの2名が、

牧野の家の完了後にこちらの施工に入っております。

創和建設のなかでも御大とよべる中村さん(年寄という意味ではありません)、

仕事とお酒が大好きで、お酒を飲みながらも話しはなぜか仕事の事ばかり。

その年齢で、あれだけの腕を持ちながらも、勉強する意欲には頭が下がる。

弊社に1番長く在籍、そしてタカをくくることの少ない棟梁です。

増築工事なので、いつもと違い工期も短めですが、

それでも一般住宅の新築工事より大幅にかかります。

この大きさでも2日間で上棟が終わらない密度が濃~い家です。

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「湖の家」というくらいなので、南面デッキの下にはこの風景。

そして中村御大はこの後に「平屋プロジェクト・連のいえ」が控えています。

ちなみに、写真の母屋が黒く写っているのは、「黒ガルバと焼き杉」外装のため。

ともに、対シックハウス・対化学物質過敏症の住まいになっています。

この地域は(無垢&自然素材)でつくられる家が極めて多い。

相模湖の湖畔に位置するため、無垢・自然素材の利用は住環境を考えると、

必ずやらなければいけないのだとみな考えます…湿気・カビ対策のために!

神奈川県相模原市緑区(藤野)に完成した「風のいえ」の4軒目。

関東近県で活躍されているプロカメラマンの砺波周平さんから、

竣工したばかりのこの「土間のある家」の竣工写真が届きました。

南北に抜ける通り土間を持つ落ち着いた自然住宅です。

自然住宅というより骨太の伝統住宅と言ったほうが近いかも。

彼と撮影時にお会いしたのはたしか3度目だったと思います。

前回もビオフォルムさんの「小舞・土壁の家」の撮影の時でした。

いつもにこやかに朝から晩まで、その対象の家のまわりを

カメラ片手にずっとウロウロ神出鬼没のカメラマン。

ご自身の自宅が「住む」に掲載されるなど、建築も大好きな方のようです。

そのせいか、住宅の奥行きの見せ方など大変参考になります。

弊社で撮った写真と比べて、同じアングルでも繊細さを感じます。

創和建設のポンコツ・カメラマン(志村)とは大違い…まさに感動の一言。

抜粋でその砺波さんの写真をいくつか!(この家も喜んでますね、きっと。)

そして施主様に…改めて写真で「土間のある家」を眺めながら思う。

「風のいえプロジェクト」の幕引きに、このような家を建てていただき感謝です。

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     木の柔らかさと匂いが写真からもわかるようです。

     そしてこの家にも外構・植栽が入ります…お楽しみ!

綺麗なこの写真を見ながら…

「私は建築畑の人間、写真はヘタで当たり前!」と誰かが言ってます(笑)。