平屋に暮らす“閑(かん)の家”…竣工!

4年前の栗畑の原っぱをはじめて見てから約4年の歳月

やっと完成です…連のいえプロジェクト。

「内郷の里」と同じく、長いようで…短く…はなかったです。

ここ「連のいえ」も、相模原市緑区の気持ちのいい土地にある

それぞれ施主様の心のこもった漢字1字の邸名。

 “康の家”~“芹の家”~“樺の家”~“閑の家”の4軒

複数棟からなる平屋暮らしを目指した企画でしたが、今までの

創和建設の家プロジェクトでも、もっとも厳しい決まり事。

建物の高さを、こちらから低くしていただくことをお願いしました。

ある意味、お客様にたいへんご無理をお願いしてしまった。

(ただ、背の低い建物は、どっしりとして見栄えもします)

土地の販売前…

想像では、そのあたりがネックになるかなと思いましたが、

予想以上に平屋を望まれる方々が多かった。意外?…(笑)

喜んでいただけたので、まあ結果いいか…みたいな。

今回の“閑(かん)の家”の仕様ですが、

構造材…神奈川県相模原市の地域産材を利用(間伐材)

外装…漆喰&焼き杉  屋根…ガルバリウム横葺き

床…杉15ミリ~30ミリ  壁…漆喰(高知県)&自然塗装

天井…杉板&漆喰&自然塗装  木建具…杉(新潟県)

キッチン…栗製作物(長野県産)  玄関ドア&浴室…桧

太陽熱そよかぜシステム  雨水利用樽  薪ストーブ

このように、すべてやりたいことをやりきった感があります。

家の中の深呼吸が、とても心地いい。

軒の深い南面の木製サッシを通して、冬は降り注ぐ太陽の

ありがたい熱をいただき、夏の強い日差しはシャットアウト。

それでも中に入ってきた夏場のいらない日差しは、

吹き抜けを通して北側の2階から外部へ放出するという

パッシブソーラーを実現し、断熱性の高い外断熱工法と

そよ風の通気層などで、四季を通して暮らしやすい家に…。

1階の土間は土間で、冬場は蓄熱もしてくれるという優れもの。

間取りではない、ご家族の暮らしを重視した設計とエコと健康、

そして建築として木の家としての質感や重厚感…建築としての

上質感をビオフォルム環境デザイン室さんがキッチリと計画。

ごちゃごちゃと書きましたが、ここ4軒共通のもっとも

素晴らしいところは、窓から眺める穏やかな景色。

お隣さんの庭や畑が、すべて借景として使えること。

企画前のちょっと荒れた栗畑よりもあきらかに素晴らしい。

完成後に周囲から眺めた風景は、違和感もなく溶け込んでいる。

資産価値も当然大幅にアップ。家並みが町並みや風景に…。

たった4軒だけですが、家並みのチカラって凄いんですホント。

そのうちに、4軒の全景写真が撮れるようであれば、

        見て頂こうかと…ちょっと広すぎて微妙なんですが。

というわけで、今年のブログの1発目は、最後の“連のいえ”!

   閑の家の完成写真を見ていただきます。

  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  

“連のいえ”に参加していただいた施主様方

Kさん、Sさん、Kさん、Uさん、Hさん、ちょっと手前の

偶然平屋になった柿渋作家のKさん、近隣の皆さん、

長い間ご迷惑&お騒がせし、それを温かい目で

見守ってくださり、ありがとうございました。

昨年初旬までは、ここ“連のいえ”と相模湖の“内郷の里”で、

創和建設の“家プロジェクト”はお仕舞いと考えてましたが、

懲りずに最後にもう一度だけやってみようということで、

今年からは“soraの家プロジェクト”を始めます。

現在、造成の真っ只中…きっと面白楽しくなる予感がします。

JR藤野駅にも近く、里山の風情も残っている広い土地です。

そう…きっと…(駅に近い割に)面白そう!

芸術の町“ふじの”の移住者いっぱいの名倉につくっていきます。

「SORAのモニュメント」を中心に据えた4軒の家プロジェクト。

ご興味のある方は、創和建設の不動産部までご一報。
今年1年も、楽しめる家づくりに邁進していく所存でおります。

そして、多摩地区の家づくりやリノベーションもパワーアップ。

カフェ家スタイルも新しい素材をどんどん取り入れていきます。

創和建設&創和リフォーム工房を、よろしくお願いします。

    悠(ゆう)の家…完成!

神奈川県相模原市緑区のとても静かな環境にある

400坪を超える広大な敷地に建った3軒の自然素材の家。

「内郷(うちごう)の里プロジェクト」と名付けたこの企画。

創和建設のいくつかの「家プロジェクト」の中で、

もっとも畑や土にスポットをあてただけではなく、

あまり決め事もなく、施主様3家族の主体性に任せました。

粟の家…ホップの家…そしてここで完成、悠(ゆう)の家

無垢で自然な素材だけでなく、すべての家が自然エネルギー

準防火地域を外れているメリットを最大限利用した

外装の羽目板仕上げ、内部は漆喰と自然塗装。

そして薪ストーブは料理が得意なアンコール。

陽当りの良さは、パッシブソーラーの考えで、

なるべく夏暑くなく、冬寒くない環境設計に…。

藤野電力というエコな市民電力も設置。

先行の2軒と同じ雰囲気を持ちながらも、

強烈な個性も抱えているこの「悠の家」。

その完成間際の写真を掲載します。

「何故?完成写真ではなく間際なのか?」

「それは残りを施主自らの腕で造りこむから」

構想から3年~3年だ4年だ、こんなんばっかり(笑)

経営者としては如何なものか……ですが(大笑い)

これからのホントの完成が楽しみな「悠(ゆう)の家」、

そして3軒の住まい手さんたちが一緒にどんなコミュニティ

を築き上げていくのかホントに楽しみな「内郷の里」です。

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

壁や建具が少ない関係で、とても癒される家になりました。

そして大きな窓から見える景色には、お隣のホップの家の

いい感じの外観とその庭にこれでもかと積まれた薪が、

自然な一対の風景となって心地よさを与えてくれています。

この3軒の薪ストーブを抱えるご家族たちは、

周囲の人たちを巻き込み「薪ステーション」なるものを考え、

もうすぐ実行に移されるようです。

たった3軒の家が、大きな広がりをつくっていくこと。

大きなメーカーさんの「○○の街」に比べて、

とても楽しそうな気がしませんか?

なにせ住まわれる方たち主導でコミュニティが出来ていくのだから。

これにて「内郷の里プロジェクト」…無事千秋楽!

年明けにはやはり千秋楽を迎えた「連の家」のご報告から…。

来年も創和建設をよろしくお願いします。

創和・リフォーム工房も起ちあがり、来年は今年以上に

リフォーム・リノベーションにもチカラを注いでいきます。

    「農的暮らし・内郷の里プロジェクト」

設計…池辺潤一  施工…創和建設  監督…原栄一

地主のUさん、施主のHさん、Oさん、Kさん、

                      ありがとうございました。

       1年ぶりのお宅訪問

お引渡し後、約15か月の八王子市の「めじろ台の家」

設計の市川さんと創和建設の小俣と私とで

点検という名のご訪問…これは実に楽しい。

1年を超え「どんな暮らしをされているのだろう?」

「カーテンやインテリアはどんなになっているんだろう?」

などと何週間も前からみんなで話しながら……。

そしてここ「めじろ台の家」の感想

          「やはり綺麗に丁寧に暮らされている」

そしていつもと同じで思う事がある

「とても呼吸が楽」「目にも優しい」「足も疲れない」

木の家の特徴であるこのようなことはずっと続いていく。

人口の密集している住宅地ながら、敷地が広い関係で

薪ストーブを炊きながら生活するという少し贅沢な暮らしも

ここ、めじろ台では可能になります。

新築時は新築の顔、1年後は1年後、10年後は10年後の顔

になるのだろうという「良質な経年変化」を感じさせてくれる

そんな「めじろ台の家」でした。

    
    
    
    
    
    

これからも、少しづつご自身の色を足していきながら、

       ご家族みんなで楽しんで暮らしていってください。

    「閑の家」…完成見学会!

相模原市の閑静な土地で、平屋の暮らしを豊かに…

そんな4軒の家づくりの企画「連のいえプロジェクト」。

構想から4年、着工から3年をかけて造成から建築、

この「閑の家」の竣工ですべての完成を迎えました。

設計を担当していただいたビオフォルム環境デザイン室さん、

都内からのお客様をご紹介いただいた大地を守る会さん、

測量・開発の設計に携わったアーキシステムさん。

地産地消を実現するために、相模原市津久井の木の伐採を

していただいた井上さんた相模原市森林組合さんなど、

直接現場に顔を見せなかった方たちを含めると、

合計50社を超える事業所が加わった企画。

なにより移住された「康の家」「芹の家」「樺の家」そして

「閑の家」の4家族の皆様のおかげをもって完成しました。

内覧会は、年末のお忙しい中、多数のご来場をいただき

感謝しております。ご案内が遅れたという不手際もあり、

最終的には10組程度しか来られないかと思いましたが、

想像以上にたくさんの方に見ていただきました。

今日は、当日の雰囲気のわかる写真を、

来年には、「閑の家」の完成写真と全体の家並みが

いい感じで伝わるような上手な写真を掲載します。

とってもいい景色の…とってもいい土地に…

                  とってもいい家並が…(笑)!

   
   
   

このような数棟のプロジェクトでは、毎回感じることがある。

時間がかかった分だけ…終わってしまうとちょっと寂しい。

清々しい朝日と綺麗な夕日を、どの家からも望むことのできる

「連のいえ・プロジェクト」…「やって良かった!」の一言です。

次回は、ここから20分ほど歩いたところで企画している

「soraの家」…ここも楽しい家プロジェクトです。お楽しみに…。

   12月20日(日)は高尾へどうぞ…

外装を焼杉で覆われた黒い家…高尾・翠陵の家見学会。

以前、このブログでも書いたように、どちらかというと

雑誌で言うと「住む」や「チルチンびと」ではなく「ブルータス」。

街場で若い方が自由に暮らしていくようなイメージの家。

私たちは箱をつくって、施主さんが中身をつくっていく感じです。

年末の日曜日ということで、お忙しいとは思いますが、

そんな自由な家をご見学されたい方…自由見学なので

いつでもお越しください。

専用駐車場はございませんので…ごめんなさいです。

詳細は、創和建設ウェブサイトのイベント欄にて。

                          お待ちしています。