先日好評だった「ブラック・バーチのいえ」の写真を

もう少しだけ紹介します。いつもの「和」とは違いますが…。

湖畔にたたずむ(自己主張)のつよ~い家です。


個性的な床材「ブラック・バーチ」がかなり強いので、

壁は純白で、お互いケンカをしないように仕上げています。

デカイ垂木と建物の60%を占める大きな吹抜けも迫力アリ!


 (床と天井が全て木なので、このくらいがちょうどいい)


色の数がきわめて少ない家というのもいいと思います。

生活していくうちに、いやでも色は増えていきますから。

その素材の本来持つ色を素直に使う…間違いないです。


ガンマーの木製建具(オーダー)も地味に目立っています。

床の大谷石も含め、ラスティックな質感で包まれています。


とてもシンプルな「トーヨー・キッチンのステンレス」を選び、

内観をくずさないようにしてあります。


「デザインのいい家は、キッチンは目立たないんです。」


施主様が(設備等の器具)へのこだわりを望むのではなく、

どんな生活がしたいかに焦点を絞った結果の間取りです。

ありがちな小細工ではなく、大胆な小細工…かな?

良く見ると、「建築デザイン」の細かい納まりの気使いが

あちこちにされていることがわかると思います。

素材だけに頼らない…全てをキッチリ!


「コストのかかる素材のみに、おんぶにだっこをしない家」


建築のプロの方の目にも、(良い家)に映るはずです。


「素材とデザイン」が、いい感じに融合された家になりました。



         それでは…どうぞ。

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ココの家、アングル型の表札も何故かかっこいいんです。

                          以上です。


昭島「桧と漆喰の介護住宅」が完成しました。

JR拝島駅の近くにあります。

床板・腰壁は「吉野産桧」、 内装ドアは、それを新潟にて製作。

壁は、水洗いのサニタリー以外は「漆喰」で仕上げています。

天井は「竹材」を張っており、見切りはなしで目透かし張りです。

接着剤や塗装なども、体に「有害なものは排除」してあり、

新築特有の酸っぱい臭いはいっさいしません。


介護を目的とした住宅でもあり、

広いサニタリーと浴室をかかえ、手すりもたくさん設置してあります。

ドアサイズも大きくとり、床を洗えるステンレスのグレーチングも

リビングと洗面室の間に付けています。もちろん、フラット住宅。

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     桧の香りが家中に…とても気持ちがいいです。

明日は、上野原市内にて、「レッドシダ―の無垢住宅」の上棟です。

ガル・レッドシダ―・白洲・パイン材・…などの混じった住宅です。

2階の床やロフトも30ミリ床板を使用、むき出しでいく予定です。

当然「梁」は全てむき出し!行けるところまで行ってやれ…て感じです。

床~ドア~天井…どこを見ても木だらけ⇒お木楽住宅。ヽ(゚◇゚ )ノ

もちろん、お客様の要望がそうだからしょうがない。嬉しい限り!!!

かなり、個性的な家ですが、造りながらどんどん変わっていく

予感がします。とても楽しみです。無指定地区はホント自由だー。

(最後にちょっと、ご報告です。)

弊社の昨年度の完成建物が評価され、メーカーさんのコンテストにて

入選の連絡がありました。まだ、どの建物になるかはわかりませんが

カタログや雑誌等にも掲載されるとのことです。

今まで、5社ほど掲載されていますが、お客様のご了解を得なければ

ならず、景色も映っていたり、けっこう大変なんですよね。        

                              

                     …でも、それはそれで嬉しいです。


本日、八王子「ガルのいえ」が無事竣工を迎えました。


外装は素材のもとの色である「シルバー・ガルバリウム」

南面には、バルコニーの上にスチールの黄色の円柱が3本

…しっかりキッチリ[自己主張]をしています。

(まわりからは、少しだけ浮いています。でもそのうちに

        …少しずつまわりも変わってくると思います。)


玄関庇はガラス製。リビングには無垢化粧柱と吹抜け。

内装は、オークとホワイトを基調の明るい感じに仕上りました。

この家には、一坪の秘密基地のような書斎があります。(-^□^-)

居室と居室の間や、1階リビングと2階の各部屋の間に開口を設け、

空間のつながりを大切にしています。閉塞観のない建物です。


「建築とは空間を創造すること」…がよくわかる作品になってます。

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今一つ「OBのお客様」の「ブラックバーチのいえ」の写真です。


大切に住まわれていることが、とても良く伝わってきます。

2年ぶりに呼んでいただいて、このさい写真もと…。

薪ストーブもしっくりきてます。床の質感は今でも最高で、

「ブラック・バーチ」が無くなったのはとても残念でした。

ステンレスキッチンの背面にある「黒い千本格子建具」が効いてます。


床面積は小さくても、効率のいい「大・大・大空間のいえ」です。

ここ何年かは、このように家族の集まる部屋を大きく贅沢に、

個室はシンプルに小さく、仕切りも少ない割には、大胆な設計で

空間としての広さを確保する家が増えています。


「バリア・フリー」も住宅に関していえば、つまらない事が多いです。

若い方は、「バリア・フリー」に真向勝負でもいいような…。

想像も出来ないような面白い空間が開けるような気がします。

それにしても「無垢のいえ」は、いい感じが持続しますね…ご立派!

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最後に締めで、今晩遅く行ってきたバ―「ソフィア」

もちろんジャズのライブです。京王八王子のそばにあります。

(神経質そうな若者と不良オヤジの集会所みたいで面白い)

今日のユニットは…フルート+ピアノ(この方チェコの人)

途中クラシックの「ショパン」弾いてました。さすが東欧人!

フルートの人は国立でも聞いていましたが、体調のせいか

今日はいつも以上に乗りまくっていたようです。

2人とも実にうまい。ジャズでいう「1+1=3」て奴。

とくにラストのチック・コリアの「スペイン」

フルートでもサックスでも、人の息吹が直に楽器に伝わり、

ミュージシャンというより職人といったほうがしっくりきました。

今まで、いろいろな方の「スペイン」を聞きましたが、

今日の「スペイン」は「ザ・ベスト」の一曲です。

これでもかの一発」でした。「チャ・チャ・チャチャチャチャ・…」

フルートなので「ファ・ファ・ファファファファ・…」~かな?

曲知っている方だったら、このイメージわかりますよね。

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             バ―・カウンターからパチリです。

                           

来週は、昭島の「桧と漆喰のいえ」の完成写真をアップする予定です。

                                  以上です。


藤野の「パーマカルチャー・ジャパン」の有志の皆様方や

国立の「ビオフォルム環境デザイン室」の山田さんや布施さんをはじめ、

このプロジェクトへ参加した方々の想いがもうすぐ形となります。


この町にも、こんな素晴らしい意識と才能があるんだなと改めて感じます。


弊社の現場管理を担当した小俣も嬉しそうに、

「大変勉強になった、新しい世界を覗かせてもらった。」と話していました。


いくつになっても「仕事を新鮮に感じる事」が出来る,本当に幸せです。


企画するのは簡単⇒これを挫けずカタチにする⇒頭が下がる思いです。


造った職人さんたちも、相当なご苦労があったと思います。…しかし

大変な仕事のほうが、終わったときの充実感は大きいようなきがします。


「物をつくること」を業としている人の,心の中で胸を張る瞬間です。


「エコロジカルないえ、求めすぎないいえ、自律するいえ、シェアするいえ」

をコンセプトに始まり…いよいよ実りの時です。おめでとうございます。


まわりの自然に馴染み、とても素晴らしい風情をかもしだしています。

また、「素材の力」の凄みがひしひしと伝わってくる住まいになりなした。

この先建物のまわりに人の手が入り、人の交流が始まり、生活となり…

さらに柔らかくいい雰囲気になることは間違いないと思います。

        

        …昔からそこに建っていたような…


このプロジェクトに加われたこと、たくさんの方と知り会えたこと

…仕事抜きで…関係者の皆様方にとても感謝しております。

これからの弊社の視界も、少しだけ広がったように感じます。

また一つ楽しい経験をさせていただきました。

かさねがさね、関係者の皆様方に感謝です。


「里山長屋…藤野プロジェクト」~想像以上の世界


建築というものが、まずは人ありき、そして人と自然と未来のため、

という忘れがちなことを再認識させてくれた現場でした。


また一つ「藤野の核」が生まれるような予感がします


それでは、完成直前の外観・内観をほんの少しだけ。


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      * 構造 及び 仕上げ *


構造材   杉・桧(蓄熱構造)


屋 根   和瓦・ガルバ・草屋根  ・  外 壁   砂しっくい・杉板

土 間   敷き瓦  ・  床板   杉板  ・  内壁   砂しっくい  


是非「里山長屋暮らし」または「藤野プロジェクト」で調べて下さい。

そこにはきっと、面白い世界が広がっていると思います…(*^▽^*) 


なお、完成見学会は初日だけで150人以上です。…ス・ゴ・イ !


木組みの実物を少しでもご覧になりたい方や建てたい方は

ご連絡下さい。了解のもと、ご案内します。

建築雑誌「住む」…私が一番好きな雑誌ですが、最近二度目の取材

を受けたそうです。この長屋~再び登場です。とても楽しみ。