2013年09月26日
「里まちの家」の薪ストーブ・火入れ式…(笑)良かった!
今年完成した「ポチたまの家」「犬と暮らす家」「里まちの家」と
時期によってたくさんの名前がついてしまった(つけてしまった?)
住宅の「薪ストーブの火入れ式」に招待されました。
施主様・設計の池辺さん・DLDの中村さんをはじめ、弊社の職方も
揃ってかなりの人数になりました。ありがとうございました。
薪ストーブとは不思議なもので、どういうわけかそこが家の中心になる。
暖をとることもあり、みんながそこに集まってくる。しかもカッコいい!
ゆらゆら揺れながら燃える火を、みんなが楽しそうに見ている様は、
他の暖房機では考えられないことですね。
「薪ストーブのある暮らし」…羨ましいかぎり!
エアコンの周りに家族が集まることはないですから。
東日本の震災のあとの真っ暗な夜、蝋燭のまわりに
家族が集まったという話も聞きましたが、便利とは言えないものや
手間のかかるものは、人を集める底力があるような気がします。
膨大な薪がストックされているこのお宅は、これからの季節はやはり
この薪ストーブを中心に時間が流れていくのだろう…。
セルロースファイバーという最高等級の断熱材のチカラも借りて、
ここ相模原市緑区名倉の地で実現した心地いい住まい。
なにしろ見た目も絵になる「薪いっぱいのあったかい家」でした。
(この家のもう一つの宝物…南面の風景、もちろんよそ様の土地)
東西を閉鎖的にし、南北をこれでもかと開放的にしたこの家の間取りは、
都市部の住宅づくりの見本になります。住環境・断熱環境も最高ランク。
南面のプライバシーも遠く離れたところにある薪の束で守られています。
「地域型住宅ブランド化事業」の長期優良住宅という厳しい縛りの中で、
ここまでの無垢&自然素材の家づくりが実現できるという見本のような…
そんな薪ストーブの存在感に負けていない設えになっています。
自然住宅の住宅展示場と化している「旧藤野町名倉地区」に、
またひとつ風変わりな家が仲間入りです。